2009年06月27日(土) 17時00分00秒
最後の理由です。
テーマ:ブログ
突然ですが。
私は芸能界をやめます。
これ以上嘘は付けられません。
応援してくれる皆の為にも長いですが自分の正直な気持ちを話します。
グラビアをやり始めたのは歌手になるためでした。
自分は歌唱力も中途半端,かといって素敵な曲が作れる訳でもない。
だけど諦め切れない。
ならば,皆に先に自分の名前を知ってもらおうと,1番最初の事務所と話した結果,グラビアを始める事になりました。
最初の事務所はグラビアに強い事務所だったので,何かと順調にグラビアに進出出来,日テレジェニックやヤングジャンプの制コレにありがたい事に選ばれました。
自分の体に自信なんてないし,カメラ嫌いだし,グラビアをやることで親に毎日のように「汚らわしい」とか,エロ本の表紙をやった時には「縁を切る」とか色々言われました。だけど「グラビアをやってるのは歌手になるための手段だから」ッテ毎日自分に言い聞かせてました。
その反面,blogでアイドルらしくしろとか,ただの汚いヤンキーとか,色々言われると,アイドルになんてあたしだってやりたくないのにッテ思ってました。
だけど夢の為だから頑張ろうと。
本当は全然明るくないし強くないし根性もないし根暗だしネガティブだし引きこもりなんです。
だけどいつしか明るくしすぎてれば,偉そうにとか,うるさいとか,口が悪いとかッテしてた方が何かとやりやすい事に気付いたんです。それがヤンキーとかのイメージに繋がって行った感じでした。
嫌だったけどもうそれで良いとも思えて来ましたし。
日テレジェニックや制コレの期間が終わる間近に,このまま自分が終わると思った私は最初の事務所にテレビにも出たいと言いました。でも事務所はテレビに力がないという事だったので,移籍しました。
私の夢はあくまで歌手だからです。グラビアアイドルが歌を出したみたいに思われたくありませんでした。
そのためにもテレビに出て,グラビアだけじゃない自分を皆に印象づけたかったんです。
移籍でblogでも周りでも沢山の人に罵倒されました。いくら説明しても分かってくれない。わからないのに勝手な事を言わないでとそのたびに思いました。
毎日泣いて毎日が不安で,だけど夢を諦めたくない気持ちでいっぱいっぱいでした。だけど,次に移った事務所も力がなく,私はいつの間にか違う事務所に移されてました。
傷ついたケド今度こそ事務所に大切にしてもらえる,これでまた頑張れると思っていたのに,マネージャーに裏切られました。それが発覚したのはオフ会まで2週間の時でした。
信頼してたマネージャーに裏切られ,ショックでblogで普通に振りまうのに精一杯でした。
オフ会まで毎日泣いて傷付いてボロボロすぎました。それでもオフ会で応援してくれてる皆に会えるッテいう気持ちだけを支えにして過ごしてました。
その間も朝カラ晩まで大人の嫌な面を目の当たりにして,何もしてないのに私自身のせいにされ,反抗することも,そんな力すらもありませんでした。
表面上上手くいってるように見せる事しか出来ませんでした。オフ会当日もオフ会の後すぐに大人の中に放り投げられ,言葉に出来ない位怖かった。
あたしはただ,皆で協力しあえたらなぁッテ思ってたのに。そして何度も何度も何度も訴えたのに無駄でした。そんな中,事情を知って助けてくれる大人に出会いました。
だけどその人は事務所を持ってないし,私もこれ以上移籍したら芸能界カラ干されると思ってナカナカ移籍出来ませんでした。
でもその人は事務所を見つけてくれる,移籍しても大丈夫と説得してくれて,今までマネージャーに裏切られ,信用出来ないと思った私は絶対に事務所を見つけてくれるという条件で今までいた事務所をやめる事にしました。
私の誕生日の週に事務所を見つけるカラ大丈夫と言われたので待ちました。
だけどみつからず。
その次の週もみつからず。結局今日まで忙しいというよく解らない理由で事務所は見つからないという結果に。すごくよくしてくれてた方だから信頼してたけど,不安は募るばかり。
仕事も「やりすぎコージー」以外メジャーなものはなく。雑誌にも出れず。
ネットの番組で水着を着て笑って出てる自分を見て,
あたしはどんどん夢カラ遠ざかってるンじゃないのか
って思いました。
前はエロ本に出ようが,日テレジェニックだったしヤンジャンの表紙や他の雑誌にも出れてたから嫌なアイドル業も夢のためだと我慢できたケド,それよりも遥か下にいる私の今の姿はなんだろうと。
案の定,周りにも「明らかに仕事の質が落ちた」ッテ言われました。
こんなはずじゃないのに。
夢は変わる事なく歌手なのに。
大人はそんなの無視。
いくら頑張っても頑張っても報われず。
誰にも助けて貰えず。
たった一人の小娘になにが出来ますか。
一人では無理だから事務所があるのに。
つらい事も誰にも言えず
一人で抱えて,髪がごっそり抜けて行く毎日。
どうやってこの状況カラ抜け出せるか。
明日は結局今日の続きなのだから。
一歩踏み出しても1000歩後ろに連れも出される。
blogで平静を振り舞う自分が嫌いでした。
笑顔なんて嫌いです。
限界でした。
芸能界のほとんどは使えなければ手ぶら,ティーバックにさせ,それでも駄目ならヌードやAVやらせて使い捨てる。
そこまでしなきゃ私は駄目なのか。
そこまでしなきゃ私は使えないのか。
私にはそこまでやる事が出来ません。
それが自分の夢に繋がるとは思えません。
好きでそれを職業にされている人とは違います。
そこまでしなきゃ上がれないなら根性無しと呼ばれてもかまいません。
これ以上汚い大人を見たくないし,振り回されたくないし,関わりたくない。
もう誰も信じられない。
運がないんです。
運は実力のうち。
私には実力がなかったのです。
今まで事務所をやめたいと思った事はあっても,芸能界をやめたいだなんて一度も本気で思った事ありませんでした。
それは夢があったから。
遠回りしたけど夢叶ったよッテ家族にいつか言える日が来ると信じてたから。
生まれて初めてやめたいと思いました。
やっていく自信がありません。
あたしには,本当に悔しいし情けないケド無理だってつくづく思い知らされました。
平和に過ごしたい。
ちゃんとお給料貰える仕事につきたい。
ひっそりと静かに暮らしたい。
だから私は今日,芸能界をやめる事にしました。
ごめんなさい。
これだけ説明してもきっと分かって貰えないだろう。
だけど,私の人生です。
病気になる程つらい思いはもうしたくありません。
今までこんな私のためにありがとうございました。
本当に感謝しています。
そしてごめんなさい。
幻滅されて仕方ないと思います。
応援してくれてる皆
本当にごめんなさい。
blogはオフィシャルなのでここではもう更新しません。
橘麗美という人間は今日で最後です。
皆お元気で。
ありがとう。
Bye-bye。
橘麗美。