【日本奮闘記】Leah Dizon -アイドル板01-

【 Leah Dizonプロフィール 】
本名＿：Leah Donna Dizon （リア・ドナ・ディゾン）
誕生日：1986年09月24日
血液型：O型
髪色＿：ブラウン
瞳色＿：ヘイゼル
出身地：アメリカ・ラスベガス
＿＿＿（フランス系アメリカ人の母と中国系フィリピン人の父とのハーフ）
サイズ：T167 B86 W60 H88 （日本公称サイズ）
＿＿＿＿T170 B86 W63 H91 （アメリカ公称サイズ）
所属＿：スカイコーポレーション ......... ttp://skycorporation.co.jp/
　　　　ビクターエンタテインメント ... ttp://www.jvcmusic.co.jp/leahdizon/

Official HP ................ ttp://www.leahdizon.com/
Official Japan HP ...... ttp://leah-dizon.net/
Official Japan Blog ... ttp://ameblo.jp/leahdizon/

※1. 基本は sage 進行
※2. age 書き込みは香具師と見てスルー
※3. 初心者の人はメール欄に半角文字で sage と入力
※4. 携帯からもメール欄に半角文字で sage と入力

にげと

9月22日：雑誌「Ｌｏｇ-in１１月号」 発売 表紙＆グラビア
10月10日：（〜1ヶ月間）「週刊プレイボーイ」のビルボード
10月12日：雑誌｢ｓａｂｒａ｣発売
10月13日：雑誌「ＫＩＮＧ」 発売　講談社
10月14日：集英社より写真集『Ｐｅｔｉｔｅ Ａｍｉｅ』 発売
10月16日：雑誌「週刊プレイボーイ」発売
10月19日：「週刊文春」発売
10月25日：「ＴＶ　Ｓｔａｔｉｏｎ」発売
11月20日：「Men's Digger」発売　表紙

毎週金曜日25:30〜
テレビ東京『うぇぶたま』レギュラー出演中

http://link.brightcove.com/services/player/bcpid164988884

>>4 �d・�d
落ち着いた、リア・ディゾンのスレにしましょう。ｗ

http://portal.purehotmodels.com/portal/index.php?option=com_content&task=view&id=388&Itemid=55

一番下SEMA Las Vegas (2005)　より３分５秒辺りから数秒間

またまた �d・�d

>>4
どこにリア？

>>1　間違い見っけ
身長がネットでググルと、5'5"と 5'6" の２種類あり。5ft5in=165.1cm / 5ft6in=167.64cm
もしかして、5.6ft で換算したのかな？Official HPが 5'6" なので、約167cmで良いじゃない。

重複スレ晒しａｇｅ

ttp://www.youtube.com/watch?v=0GEas1HWTes&mode=related&search=
ttp://www.youtube.com/watch?v=QJhX0K5d_as
ttp://vision.ameba.jp/watch.do?movie=3689

>>6
SEMA Las Vegas (2005)　←これ発見できない・・・

>>12
ttp://portal.purehotmodels.com/portal/downloads/sema2005sm.wmv

>>13
激しくサンクス

youtubeでHIN HID SEMA とかで検索すると
他の女がエロすぎて
リアがとてもまともに見える。

イベントではかなりまともだ。踊ってるのもパンツにお金いれられたのだけだし。

グラビアやビデオ撮影はエロイが。断ると仕事なくなるだろうし。
フィリピン人のモデルサイトのは泣ける。なんでフィリピン人のサイトなんだろうと
思うが待遇は他より良かったのかもしれん。乳首は赤スケしてるが、本人は楽しそうだし。

黒スケはだめだな、太ってる。

確かに、キャンギャル・レースクィーン時は、そんなに派手な感じではないですね。
他のキャンギャルは、客寄せの為に体をクネクネさせていましたが（笑）
リアさんは、カメラがまわっていない時は知りませんが...そんなに目立つこともなく、
イメージしていた通りの感じでしたね。

アメリカ人としては、自己表現が足りないような...だからネットだったのかもしれませんね。
（アメリカ人として...これもオイラの勝手なイメージですがｗ）
しかし、ネットを通じて日本のファンの呼びかけに応え、来日してしまったのには、正直驚き
ました。日本のファンにも少し責任が有るのではないでしょうか。（ーー；）
まぁ、CDデビューする事は決まっていますが、その先はどうするんだろう...チョット心配です。orz

そうなんだよ、心配なんだよ。なんとか１０年くらいは脱がずに頑張って欲しい。

重複スレ晒しａｇｅ

リアのファンサイト立ち上げている人、日本に来てくれと言った人は...一人最低CD10枚は
買わないとねぇ。10枚じゃ足りないか（爆）後は、やっぱりグラビア活動かな？
日本語はあまり上手に成って欲しくないような...上手くなっても今の話し方が好きだな。ｗ

ブログのアップを確認しました。2006-10-31 01:12:35「カレンダーの撮影！」
着物姿の写真付きです。

>>19 リア・ディゾン ブログ メンテ中（アクセス集中したのか？）

平素よりアメーバブログをご利用いただきありがとうございます。
只今、アメーバブログ・スクラップブックの臨時メンテナンスを実施しております。
皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

--------------- メンテナンス時間 ---------------

10月31日(火)午前2時 → 10月31日(火)午前8時

----------------------------------------------

※場合によってメンテナンス終了時刻がずれる可能性がございます。
※メンテナンスの作業が終了次第、サービスを再開いたします。

残念･･･orz

【芸能】“グラビア界の黒船”リア・ディゾン、今度は「ブログ小説」モデルに！[10/31]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1162248644/

リア・ディゾンがヒロインに
リア・ディゾンちゃんがますますビックになって行きそうな予感です。
なんと小説の主人公として１１月１日から「ピースマン」ってタイトルでブログに登場するそうです。
小説津の内容は、受験失敗でひきこもりになっていった“ボク”が、「天使」というキーワードでネット検索して見つけた女性に恋をし、一念発起した一人旅で偶然出会うことで、人生が激しく動いていくというラブストーリーだそうです。
まさにリア・ディゾンちゃんにぴったり！

でもそれ書いてる人、リアの所属する事務所の先輩ですよね。
なんだか胡散臭さが満点なんですが。
まぁ胡散臭かろうが何だろうがリアのためになるならいいんですけどね。

>>19「カレンダーの撮影！」

一般に販売するカレンダー、それとも雑誌orCDの付録カレンダーなのかなぁ？
今頃撮るのはチョット遅いような、ビクターエンタテインメントのカレンダーだったりして･･･（謎）

>>23 なんだか胡散臭さが満点なんですが。

明らかに、リアの人気・話題に便乗して宣伝しているのでしょうね。今日から、ブログ小説の公開か
って見に行ってる俺は完全に釣られてしまっているしｗ

リアブログのコメント数、約１２０〜２５０は凄いですね。ブログにコメントしている人の中には、
スレタイ「【グラビア界の黒船】リア・ディゾン 〜Leah Dizon 」にレスしていると思うのですが･･･
最近は荒れてますね。まぁアンチの人も居るから、仕方ないのかなぁ･･･リアちゃん頑張れ！！

アンチとまでも言えないな、愉快犯だろ。

たぶん、ファンクラブ用のカレンダーだと思う。
【グラビア界の黒船】リア・ディゾン 〜Leah Dizon は、本スレだから多少荒れるのも
仕方がない。ここと、本スレを使い分ければ良いかも。

fobの赤板に時々レスする「L.A.のオッサン」は、アメリカでのリアの個人的スポンサー
なのかな？チョット気になった。

一般販売用なら作るのが遅すぎるからね

リアのブログを最初から原文で読み返してみた。
はじめの頃のは期待と不安が入りまじった１９歳の乙女心を表していて、
実におもしろい。
「みんなが私のファンでいることを誇りに思えるよう私はベストを尽くすよ」
なんて、殺し文句だと思う。

英語のサイトもな

重複スレ晒しａｇｅ

うぇぶたまのサイトの未公開動画でリアちゃん“ブーアー（？）”って言ったあとなんか謝ってたけどなんで？

http://image.www.rakuten.co.jp/knet2/img10162370142.jpeg
http://image.www.rakuten.co.jp/knet2/img10162370145.jpeg
http://image.www.rakuten.co.jp/cereza/img10343185043.jpeg
リア様のカレンダーつよ

ちょｗｗｗｗかわいすぎｗ

一つ目ホントお人形さんだな

>>32
いいなぁ･･･このカレンダーｗ っで、どこで購入できるの教えてぇ！

楽天

検索したら、12/11発売だって。（ソース：ライブドア・デパート）

リア・ディゾン2007年カレンダーが衝撃の発売！！
2007年1月から2008年3月までのカレンダー。[サイズ: B2/枚数: 8枚]

ttp://tenant.depart.livedoor.com/t/neowing/item3038437.html

http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductSearch.do?action=simplelist&search=2&sub_genre_id=50101&genre_group_id=5&grand_genre_id=501


WOOFIN’ この雑誌はしらんがヤングギターならしっとるぞ。
ギターを極めてロック歌手になれ！

サイズ：T167 B86 W60 H88 （日本公称サイズ）
＿＿＿＿T170 B86 W63 H91 （アメリカ公称サイズ）　　


↑↑↑
これって何でアメリカと日本で違うの？
どっちが本当なんだ？

日本だとヒップも身長もちいさいほうが売れるとかおもって変えたの？
　
誰かおしえてよぉ〜〜〜ん(´・з・｀)

日本に来て痩せたんだろ

そうなの？ｗ　
ちょっと笑っちゃったぉ（ノε｀*）
つか、じゃなくて、じゃあ痩せると身長ちぢむのかよぉッ！（笑）

日本の公称サイズは、ベストイメージ・サイズって知らないのかよ！
アメリカの公称サイズは、大体このくらい・サイズだよ。フィートだからなｗ
つまり、嘘ってこったｗ

ごめん、知らなかった(・・。｀)あんま責めないで栗ッ
嘘なの？てゆーかッ!!!!fanクラブの会員じゃんキミ！(笑)　すごい…

なんかあたし性格的に、曖昧な感じにさせると凄い気になっちゃうから、すまヌ。。

じゃあアメリカのほうが本当ってことか!!でもブログとかみてるけどヒップ９１もあるのかなぁ・・ウエストも６３もないでしょ絶対!!
リアちんもｔｔやせてみえるし!!身長は高そうだけど・・

fanクラブ君答えてくれてありがとねッ☆いえ〜い

あ、違った…あたしばかだ・・・・・・・・・・・・・・・・


みんな同じじゃん!!!!!名前!!!!!!!!!!!!!!なんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

>>43
日本のアイドルなんかの3サイズでよく書かれている数字を、
まさか本気で信じているわけじゃないよね？
ウェスト57cmとかいう数字、一度メジャー使って自分で計ってみ。
ほとんどの場合、ぜったいに嘘だってすぐに分かるから。
実際にウェストが数字として57cmなんていう人は、
全体の均整がとれているように見える人の場合はよっぽど身長が低い人で、
そうでない、例えば165cmくらいある人だったら、相当ガリガリで美しくもなんともないよ。

実際日本に来てから痩せた。
写真比べてみたらわかる。

http://wmg.jp/artist/CASSIE/

http://wmg.jp/public/d001?id=3384&m=1

ビビアンスーは今年　主演の映画が2本公開。新アルバムもリリース。
だとよ。http://japanese.rti.org.tw/

シェリー位喋れれば良いのに

http://www.oricon.co.jp/news/entartainment/39888/

ﾘｱへお願い
あと13kg太ってください

痩せ過ぎて色気に欠ける。

だな。そうおもったから、ｂｌｏｇにコメントしといた。

リアと長山洋子は痩せすぎだな。

gyao　ワンピースのスカート短い。パンツ見えそう。

　　　　　　　　　　　　　,．- ‐── ‐- ､
　　　　　 　 　 　 　 ,r'´ 　 　 　 　 　 　`ヽ
　　　　 　 　 　 　 ,ｲ　　　　　　　 　 　 　 jﾄ､
　　　　　　　　　 /:.:!　　　　　　 j　　　　　i.::::ﾞ,
　　 　 　 　 　 　i:.:.:| 　 　＿,, 　 　,､--､　 !:;;;;|
　　　　　 　 　　 |;;;;j　,r''"二ヽ　　 r'⌒ヽ　 !;;;!
　　　　　　　　　,ﾍ;;i!　,,_r ･,ﾝ.:!　　{〈･_,>､,, jﾍi!
　　　　　　　　 〈 j>j､ 　 "´, ｲ　　　`ヽ　　,':::〉!　　　月月火水木金金じゃろうが！
　　　　　　　　　 `ゝ.｀, 　 　 ﾉ､__,入　　　j::rソ
　　　　　 　 　 　　 ｀ﾞi　　 / ,r===ｭ, ｀,　 '.:〔_
　　　　　　 　 　 　 　 }!　 !　i.:::::::::::.:! ;!　 .!::::j::｀` ー----─r- ､
　　　　　 　 　 　　 , ｲ.:ﾄ､ 　 ﾞ===='′　,ｲ!:::::!::.:.:.:.　　 　 　 ﾞ,　　`ヽ
　　　　　　　　　_ノ /j.:::!:ﾄヽ､ ´￣｀ ,ノ´　,ﾘ::::.:!:::.:..　　　　　　i.　　　 ＼
　　　　　 　,.r'´　 /.::!:::::::| ｀ヽ`"""´　/ノ.:.:.:.:.::!:.:.　　 　 　 　 |　　　　　!
　　　　　／　 　 　 .:|.:.:.:::ﾄ､　ﾘ　　　／　　　　 !:.　　　　 　 　 !　　　　　|
　　　 ／　　　　　　 l　 , へ＼!　　/'7ヽ　　　　|:　　　　　　　 j　　 　 　 |
　　 /　　 　 　 　 　 l／^ヾ:::ﾄ､!　 j! l　　〉､　　 |　　　　　　　 |　.　 　 　 |
　 ,/　　 　 　 i　　　　　　　.::| i|　 j! |　/　　`ｰ'′　　　　　　 !　j! 　 　 　!
　 j!　　 .:.:.:i:.:.:|　　　 　 　 　 ヽ|　/,ﾉイ　　　　　　　　　/　　ljﾚｲ 　　　　 |
　/ﾄ､ .:.:.::::::l:.::|　　 　 　　 　　 `y'/　　　　　　r─---ｲ=='ﾞ ﾘrﾞ'/　　　　 ,j!

携帯で月15万稼ぐ方法を徹底的に伝授致します！良かったら参考にして下さい！
http://ma.minx.jp/sakura1
★*☆*(*' '*)*☆*★
アフィリエイトなら
ワクワクメール
http://550909.com/?f8279647
めるコン
http://www.m-con.jp/indexaf.php?af00053083
メルパラ
http://meru-para.com/mp/mb/?mdc=991&afguid=200610111144054

　　へ-ヘ
　 ミ*´ｰ｀ミ ＜ Break Time♪ﾆｬﾝ
〜(,_ｕｕノ

http://item.rakuten.co.jp/book/4241862/

Softly 売り切れました

>>59
その値段はアマゾンでは通常版の値段になってるんだよね
値段あってたのかね？
届いたらDVDのない通常版だったりしてなｗ

あれ？売り切れたのはDVDなしの方じゃん・・・。何で？

　　　　　　　　　　　　　　　　,.．-──- ､
　　　 　　　　　　　　　 　 ／. : : : : : : : : : ＼
　　　　　　　　　　 冒　 /.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
　　 　 　 　　　　　ｌ　ｌ　,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
　　　　　　　　　 ./　ヽ{:: : : : :i '⌒'　 '⌒' i: : : : :}　　　＿＿＿＿＿＿＿
　　　　　　 　 　 |＿＿| {:: : : :.|　ｪｪ　ｪｪ　|: : : : :} 　 ／
. 　 　　　　 　　 .|| 愛.|| { : : : :|　　　,.、 　|:: : : :;! ＜ハンバーガー８万４千円！？
　　　　　　　　　/| 便.||_.ヾ: :: :i　r‐-ﾆ-┐| : : :ﾉ　　 ＼当然の数字だな
　　　　　　　　　|　￣ -!、 ゞイ! ヽ 二ﾞノ ｲゞ‐′　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　　　　　　　|　　　 −!　　 ＼` ｰ一'´丿 ＼
　　　　　　　　 ﾉ　　　 ,二!＼　　 ＼___／　　　/｀丶､
　　　　　　　 /＼　 ／　　 　＼ 　 /~ﾄ､　　 ／　　　 l ＼
　　　　　　 /　、 ｀ソ!　　　　　 ＼/l::::|ハ／　　　　　l-7 _ヽ
　　　　　　/＼　　,へi　　　　⊂ﾆ''ー-ゝ_`ヽ、　　　 |_厂　_ﾞ:、
　　　　　 ∧　 ￣　,ﾄ｜　　　 >‐-￣｀　　　　＼.　　| .r'´　　ヽ、
　　　　　,ﾍ　＼_,. '　| |　　　　丁二＿　　　　　7＼､|ｲ　_／￣ ＼
　　　　 i 　 ＼　　 ハ��　　　 　　 |::::|`''ｰ-､,_/　 /＼＿　 _／⌒

http://www.youtube.com/watch?v=rFJGjzry530&mode=related&search=
Cassie Performs at Hot Imports Nights in Miami Beach

http://www.youtube.com/watch?v=Rw8AUWBQ3Xc&search=models%20girls%20video%20dancing%20cars%20HIN%20hot%20import%20nights

Hot Import Daze San Diego

>>64
掃き溜めに鶴だよ、リアは。

http://event.rakuten.co.jp/ranking/media/200533.html
くそ　ボアごときに負けてるとは

http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n50068058

>アメリカのとき撮ったですので、アメリカからの著作権があったの写真です！
>公式写真18 枚、入手困難です！

こいつうそつきやなｗだまされてるやつがいるから
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/starzworkshop

http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/shiratakiman

>>67
ネットで拾った画像をプリントしただけっぽいねｗ

楽天にも出してやがる

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/14/news027.html
交通事故を起こす意外な要因は……
InsuranceHotline.comの調査では、年齢よりも星座の方が交通違反や事故に大きく影響すると示された。
ワーストドライバーはどの星座？
　「星座」は交通事故を引き起こす重要な要因だ――カナダの保険見積もりサービス
InsuranceHotline.comが12月13日、このような調査結果を発表した。
　同社が集めた過去6年間の北米の交通データを基に、10万人のドライバーについて
違反チケットの数や起こした事故の件数などを調べたところ、交通事故の予測において、
ドライバーの年齢よりも生まれ月の方がずっと重要であることが示されたという。
　「その結果、特定の星座のドライバーがより違反チケットをもらう傾向があることが
分かった。またある星座のドライバーは事故を起こすよう運命付けられているようだった」
と同社の社長リー・ロマノフ氏は述べている。
　同社によれば、星座別ワーストドライバーは天秤座。
「天秤座はバランスとコンセンサスを望む。素早い決定を好まない」という。
それに「衝動的な」水瓶座、「自己優先的な性質を持つ」牡羊座が続く。

http://www.leahdizon.com/news.php?p=12

age

あーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんあーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんな死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！んな死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！
あーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんな死ねばいいのに！！な死あーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、み
あーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんあーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんな死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！んな死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！
あーあ、みんあーあ、みんな死ねばいいのに！！ああーあ、みんな死ねばいいのに！！ーあ、みんな死ねばいいのに！！あーあ、みんな死ねばいいのに！！
あーあ、みんな死ねばいいのに！！な死ねばいいのに！！
ねばいいのに！！

　　　　　　　　　人
　　　　　　　　 （＿）
　　　　　　　　（＿＿）
　　　　　　 　（　・∀・） 　ｳﾝｺｰ
　　　　　　 __〃｀ヽ 〈＿
　　　γ´⌒´-−ヾｖーヽ⌒ヽ
　　／⌒　 ｨ 　　　｀ｉ´　　）; ｀ヽ
　 /　　 　ﾉ＾ ､＿__￥＿_人　　|
　 !　　,,,ノ爻＼_　_人　ﾉｒ;＾ >　 ）
　（　　 <_ ＼ﾍ､,, __,+､__ｒﾉ/　　/
　　ヽ_　　＼ ）ゝ､__,+､_ｱ〃 ／
　　　 ヽ､___ ヽ.=┬─┬〈　 ｿ、
　　　　 　〈J　.〉､| う　|,　|ヽ-´
　　　　　　/"" 　| ん　|:　|
　　　　　　ﾚ　　 :| :こ　|　ﾘ
　　　　　 /　　 ﾉ|＿＿|　|
　　　　　 |　,,　 ｿ　 ヽ　　）
　　　　　.,ゝ 　 ）　　ｲ ヽ ﾉ
　　　　　ｙ　｀ﾚｌ　　 〈´　 ﾘ
　　　　 /　　 ﾉ　　　|　　 |
　　　　 ｌ　　/　　　　ｌ;;　 |
　　　　 〉　〈 　　　　 〉　 |
　　　 /　　::|　　　　（_ヽ　＼､
　　　(｡ｍｎﾉ　　　　　 ｀ヽｎｍ

http://www.leahdizon.com/media/news/155.jpg

age

ここに Leah Dizon いる？
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/car/graph/20070112/

誰かpopteen s-cawaiiみたひといる？

TEST

TEST

「完全無欠のﾘｱ･ﾃﾞｨｿﾞﾝ」
私の名前はリア・ドナ・ディゾン。1986年9月24日ネバダ州はラスベガス生まれ。
ラスベガスというと一般に、一にカジノ、二にカジノ、三四が無くて、五にカジノ。
要するにカジノしかないというイメージがあるけど、私の育ったラスベガスは街からはすこし離れた場所にあり、家の裏に広がる広大な砂漠が子供のときの遊び場。
ラスベガスは大きな都市でもなんでもなく山に囲まれたネバダ砂漠の中の盆地の一部分に出来た街でアメリカある都市としての規模は中間よりもちょっと下。
カジノを除いたら何も無いど田舎といっても差し支えない街。
そんな箱庭のような町の隅っこのほうで私はフランス系アメリカ人の母と中国系フィリピン人の父との間に私は産まれたの。

子供のときの私は、あまり特筆すべきものもなく、引っ込み思案で人見知りをする要するにごく普通の子供。
遊ぶことといえば弟とゲーム。自慢じゃないけど鉄拳には自信があるのよ。
得意キャラは熊。
ベアバックキックからトリプルハンマー、ビックベアアタック、ベアシザース、ベアヘッドバット、テリブルクローときて
最後にローリングベア＆チアフルボールアップ。
仕上げはしゃがみ状態から、△・□・□△・×・□△・□△・□△・□・△・□△の10連コンボでフィニッシュ
だけどこれをやると弟は泣いて逃げるの、で、後で何故かお母さんに怒られる私。別にケンカしたわけじゃないのに。

勝手に小説を始めてみたが、あたらめて見直すと死にたくなるなorz

ハイスクールになっても性格は変わらず。周りはといえば、どんどん青春を謳歌してる。
スポーツに恋愛、音楽、ファッション、それぞれの得意分野で輪を作り盛り上がっているのを横目で見てるだけの私。
ドーナツ好きでふとっちょだったマーティーは背も伸びてバスケットボールの選手。いつも何人かの女の子が取り巻きに。
子供のときは私よりも目立たず、内気な性格だったリサは、見事なブロンドの髪と巨大なオッパイを武器に季節の変わり目毎にボーイフレンドをとっかえひっかえ。
そういう特技も無く、ビジュアル的に惹くものも無い上に、誰かから話しかけてくれるのを待っているいるようないつも受身な私にとって
グループの輪に入り盛り上がるというのは無縁な世界。そんな理由で一人で行動するのが当たり前になった私は図書館やトイレで一人さびしくランチの日も。
学校内ではギャング気取りのグループに目をつけられないようにコソコソと移動。

今日は、これくらいにしといたるわ。
おやすみ

乙
エロも混ぜてくれるとうれしい

父親と兄姉から離別して貧乏で14歳からバイト始めたのも入れてくれ

http://www.jvcmusic.co.jp/-/Information/A020707.html

参考になった　に投票をお願いします！！！！

最高の作品です！, 2007/2/15
レビュアー： ジュゲ〜ム　 - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)
ここまでロケ地のハワイと溶け込んでしまう素晴らしい美女はいないのではないでしょうか？
実に健康的で居ながらにして常夏気分をも味わえてしまう構成には脱帽！ 単なる写真集ではなく、芸術的な価値も高いので本当にオススメ。


Amazon.co.jp： リア・ディゾン写真集「ハロリア!Hello! Leah」: 本: 飯塚 昌太
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4081020671/

だけどその他にいたっては普通の女の子っぽく音楽はTLC、デスチャ、Red Hot Chili PeppersやDEFTONES、KORNなどなど
他には弟とよく見た日本のアニメ。
「らんま1/2」「ドラゴンボールZ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」
DBZのお気に入りはピッコロ。あのちょっとニヒルな反面、悟天とトランクスに対しては父親代わりっぽいところがあるのがまたキュート。
ラピュタは嫌なことあった時とか、おもちゃのペンダントを握って「バルス！」と叫んだり。ちょっとデストロイ？
ただやっぱりこういうのはインドアだから内気なままなのか、内気だからインドアになってしまうのか、性格は子供の頃からそのまま。
次第に周りの友人たちの嗜好も変わってきて、友人がその時流行ってたマリリンマンソンとかリンプ・ビズキットとか「いいよねーちょークール」とか暗に勧めてくるんだけど
わたしは、ふぁっくふぁっく言ってるのはヤダー！とは言えずに「う・・・うん、いいよねー」と適当に相槌打つ自分に鬱。
周囲の雰囲気に合わせ、妥協する自分を納得させちゃうことで損する事もあるけど。何事も積極的に出来ない社交性に薄い私にとって仕方ない事。
自分を殺すことで少し鬱屈した気分になるけど、そういう時の気晴らしはTEKKENで弟をボコることで発散。
ただやりすぎると、逆上した弟にマクラで殴られて６フィートも飛ばされ、壁に叩きつけられる危険もある諸刃の剣。

きんもー
今日はここまで

>>87
エロはかなりの力量が必要ですから無理ぽい
>>88
飽くまでフィクション（ご都合主義）ですから実話は極力堪忍。

http://www.youtube.com/watch?v=qTAHEgaG6rc
スカＪとやらはこれやな

今日は、スーパーマーケットでアルバイト。
いつもは商品の陳列と、レジ打ち担当なんだけど、食品売り場でいつも試食品を作っている人が休んでいるようだ。
お腹も減っていたので、友達のハンナとバーバラ、私の3人で試食品を作るフリをしながら試食しようと画策。仕事をしながらお腹も膨れる、まさに一石二鳥。
陳列棚からソーセージやハムを拝借する。フライパンを暖めて焼こうとしたらハンナが「ちょっと待ってて」と言い、包丁でソーセージに細工をしはじめた。
包丁の切っ先を使い、器用に切れ込みを入れる。
「よし、できたわ。焼こう」と細工を施した5つのソーセージをフライパンに投入、焼くのは私の係り。
「はっ！とう！ジュワ！！秘技フライパン返し！ジュワジュワワワー！とう！とう！リアダイナミック！ズバシャァ！」
焼きあがったソーセージを見ると、焼く前と形が違う。ハンナが包丁で細工したソーセージの部分が花びらが開いたようになってる。
ハンナが、ソーセージの一つを楊枝に刺して「これはタコよ」と言った。
形がなるほどタコっぽい。バーバラと私はまるで魔法か大掛かりの手品でも見たかのように驚いた。
「すごいわハンナ！プリンセステンコーかサイババ、デヴィッドカッパーフィールドみたい！あなたイリュージニストになれるわよ。ほんとタコみたい、タコそっくり」
感動しながら「タコタコ」「タコでぇ〜っす」などとはしゃいでいたら、なにか強い視線を感じる。視線の方向を見たらカートを押しているおじいさんが私たちの居る試食品場を瞬きもせずにじっと見ていた。
おじいさんの頭はきれいに禿げ上がったスキンヘッドで、頭は強い日差しに照りつけられたのか真っ赤かだ。そう私たちが今食べようとしているタコさんソーセージのように。

「おい、ちょっと待て」
おじいさんが塩辛声でカートを押して私達のほうに歩いてくる。
遠目にはおじいさんに見えたが近づくにつれかなり背が高く、体もがっちりしている事に気づく。元海軍かそれともプロレスラーか。頭は見事に禿げ上がった金柑頭で、お酒でも入っているのか顔全体がやや赤みを帯びた感じだ。
おじいさんは、試食品場の前で立ち止まり、眼光鋭く私達を睨みつけた。
硬直する可憐な乙女3人。
おじいさん違うのよタコはソーセージの事なのよ、ほら見てタコさんクリソツに作ってあるでしょ。なにもおじいさんをタコって言ってるんじゃないのよ。
そりゃおじいさんちょっとタコに似てるけど、ソーセージとタコと私達に罪は無いのよ。ちょっとお腹が減ってただけで今夜はイートイット。
おじいさんが私達のほうに手を伸ばしてくる。手も大きく、関節が節くれだってゴツゴツしてる。きゃー
「ひとつ、わしにもくんろ」
私達は硬直したままだ、それにおじいちゃんの喋る言葉が訛りが強くてよく聞き取れない。
「まぁためんごいねえちゃんだなや、さっきからんまそうなにおいさしてぎて、しんぼうたまらんばい。ひとつくれろ」
と謎の言葉を発し、私の持っていたタコさんウインナーを取り上げてむしゃむしゃ食べてしまった。
「うむ、寒露寒露、今夜の酒のツマミにすっぺ。ねえちゃんこれどこさ置いてあるだ？」
言っていることが半分もわからなかったが、どうやらタコさんウィンナーを御気に召してくれたようだ。私達は胸をなでおろし、商品がある場所を教えてあげた。

17歳のときに携帯電話の広告モデルをしたはずだからこれも

「・・・・・・・びっくりしたわね」とハンナ「そうね」と私
「実演販売としては第一号のお客さんね」とバーバラ。当初の目的はつまみ食いだったが結果オーライだ、気にするな。
またまた視線を感じて、3人が視線のする方へ顔を向けると今度はツインテールの小さな女の子が。
女の子は指を咥え上目遣いに物欲しそうな顔をしている。
バーバラがタコさんウィンナーを恐る恐る差し出すと、引っ手繰るように取り上げてそのまま野菜売り場へ走り去っていく女の子の姿を私達は無言で見送った。
暫くすると向こうから、先ほどの女の子の母親であろう女性が、女子のに服の裾を引っ張られて私達の所へやってきた。母親の顔は迷惑そうに女の子と私達の顔を交互に見た。
今度は満面の笑みで「試食のソーセージです。よかったらどうぞ」と手渡すと「あらどうも」と食べ「結構いけるじゃない」とお褒めの言葉を授かった。
それからが凄かった。
どこから聞いたのか試食の列は夕方まで途絶える事無く私達３人は試食コーナーで大立ち周り。つまみ食いなど無理不可能。
レシピを片手にベーコンのアスパラ巻、サラミサラダ、レバーペーストカナッペ、ジャーマンポテト、ペンネ・アラビアータ、そばめし、広島焼き、阪神名物イカ焼き、ブラックカレー
「リアいくわよ！」
「いいわハンナ！すでにフライパンはスタンばってるわ」
「えい！」
「どわっしゃおりゃ〜！せいせいせい！ふんふん！バーバラ、用意は出来ていて！？」
「ばっちこ〜い」
ハンナの包丁が風を裂き、私のフライパン（及び鍋）が唸る。出来上がりをバーバラがつむじ風の如く配って回る。
一度主任が私達を見つけて「君たちの持ち場はここじゃなくてレジだろ」と文句を言ってきたが、すでにプチ炊き出しと化した試食コーナーに群がったお客の輪に驚き
ハンナが「主任、それは後にして野菜売り場からアスパラとスパムを今すぐ持ってきてください！」と指示すると主任はその場の状況を理解してくれたようで食材の調達係になってくれた。
後日聞いたら精肉売り場の売り上げが通常より１割ほど上がっていたらしい。
リアちゃんもしかして料理の天才？Q極のメニュー対C高のメニューに参戦しようかしらん？それともミセス味っ娘？
「フタツデ　ジューブンデスヨー　ワカッテクダサイヨー」
それにしても私達ノリノリである。

きんもーage

お前才能ある

はじめまして７na seaと申すものです。
リアディゾンチャンが好きで好きでたまらないのでケータイの壁紙にしたかったのですが 、サイズが合うのがなかなかないんで作っちゃいました。
んで自分用だけじゃ勿体無いのでケータイサイトまで作ってしまいました、てへ。
もしよろしかったらどうぞご利用くださいmn(_ _)nm
不適切であれば削除してください＞＜
http://leahdizon.koiwazurai.com/

はじめまして７na seaと申すものです。
リアディゾンチャンが好きで好きでたまらないのでケータイの壁紙にしたかったのですが 、サイズが合うのがなかなかないんで作っちゃいました。
んで自分用だけじゃ勿体無いのでケータイサイトまで作ってしまいました、てへ。
もしよろしかったらどうぞご利用くださいmn(_ _)nm
不適切であれば削除してください＞＜
http://leahdizon.koiwazurai.com/

仕事途中に抜け出し、ハンナとバーバラ、私の３人店の裏でサボタージュ。
試食売り場の一件が上層部にどこをどう伝わったのか私達は「実演販売班」に回されてしまい、台所洗剤とか包丁、圧力鍋、ロデオボーイと今日は雑貨、明日は健康器具と
マーケット内を転転とする実演ジプシーと化していた。
卒業も間近に控え、本来の目的の業務以外のことをやらされていた私達は、そろそろ潮時的？な雰囲気になっていた時だった。だってつまみぐい出来ないんだもーん。
バーバラは壁にもたれてタバコ、ハンナはガム、私はチュッパチャップス。
「ねぇ卒業したらどうするー？」とハンナ
「私、ファッションの勉強しようと思うんだー、自分でお気に入りの服作れたら安上がりだしねエヘヘ」
「なるほど、バーバラは服好きだもんねー。じゃあ私も家具好きだからインテリア関係の仕事に進もうかなーとか考えてるんだよねー」とバーバラが鼻の穴から出した煙草の煙が風に流され消える。
「で、リアは？」

唐突な質問に狼狽する私。
「え？わたわた、私？そうねーどうしよっかなーなんて、どうなんだろうねー」
みんなちゃんと将来考えてんだ・・・。そりゃ当然よね。
「お母さんがカジノのディーラーしてるから、カバン持ちしながら直接仕事を教えてもらってみよっかなーなんて。プロのギャンブラー相手に『あんた背中が煤けてる』とか言ってみたいよね
『リアー！おめーの運をわしにくれやー！』なんつて、ハハハ」
咄嗟にテキトーな事をでっち上げてみたが勿論本意ではない。というかその時点になって自分が何になりたいのか、何がしたいのか全く考えてなかった。
リアちゃん、本当は何がしたいんだぜ？

> TD ◆9lLKmQycTU
ピースマンより全然オモロイな

リア

http://www.tbs.co.jp/gekko-ongakudan/img/guest/20070219talk.jpg
http://www.tbs.co.jp/gekko-ongakudan/img/guest/20070219cuts.jpg

月光音楽団　2月19日（月） 24:25〜24:55 TBS


大興奮リア・ディゾンと日本の(秘)運動でハッスル！密着映像も

歌手としてデビューしたばかりのリア・ディゾンを迎え、さまざまな美容法を実践する。
まずは肉体改造をテーマに話題の通販グッズが登場。
乗馬の動きを再現したフィットネス機器を体験する。
美肌効果では、人間の皮膚の古い角質を食べる魚が入った水槽に素足を入れる。
ほかに、すご腕のエステティシャンを招いて毒素排出マッサージに挑戦する。

１６）リア・ディゾン
ネットアイドルのリア・ディゾンさんから「バレンタインチョコを貰う権利」が、
ネットでチャリティー・オークションにかけられ、最終的に8,421,000円の高値をつけた。

ブログでは、「世界一高価なチョコ」「どんな人が落札したんだ？」と盛り上がっている。


http://www.nhk.or.jp/human-blog/02/601.html#16

http://ec2.images-amazon.com/images/P/4081020671.01._SS400_SCLZZZZZZZ_V45842228_.jpg
http://ec2.images-amazon.com/images/P/4081020671.01.IN01._SS400_SCLZZZZZZZ_V45842228_.jpg
http://ec2.images-amazon.com/images/P/4081020671.01.IN02._SS400_SCLZZZZZZZ_V45842228_.jpg
http://ec2.images-amazon.com/images/P/4081020671.01.IN03._SS400_SCLZZZZZZZ_V45842228_.jpg
http://ec2.images-amazon.com/images/P/4081020671.01.IN04._SS400_SCLZZZZZZZ_V45842228_.jpg



リア・ディゾン写真集「Hello! Leah[ハロリア！]」-週刊ヤングジャンプ公式サイト-

http://yj.shueisha.co.jp/yjbooks/leahdizon/hello/index.html

Leah Dizon
http://leah-dizon.net/　※音出ます

http://www.jvcmusic.co.jp/leahdizon/　※試聴あり

りあ

2/21　CX 水10!オリキュン　22:00〜22:54

2/22　NTV 未来予報201X　深夜24:26〜

2/22　ラジオ 「ナインティナイン」のオールナイトニッポン

2/23　NTV 音楽戦士MUSIC FIGHTER　深夜24:50〜

2/24　テレビ東京 月刊MelodiX!　深夜27:20〜

リア・ディゾン、なんとデビュー作で快挙！

CDデビュー。そのデビューシングル「Softly」は、2/26付の
シングルランキングで堂々の7位にランクインした。

今回のデビューシングルの7位は、外国人女性アーティストのデビュー作、
そしてグラビアタレントの作品として史上初の初登場TOP10入りとなった。

http://www.oricon.co.jp/news/rankmusic/42305/

【音楽】“グラビア界の黒船”リア・ディゾン、なんとデビュー作で初登場TOP10入りの快挙[02/20]

http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1171959750/

しばしの沈黙が3人の間に流れる。空はどこまでも果てしなく抜けるように青い。
「モデルとかやればいいじゃん」ハンナが訊ねる。誰に？
「それいいね、やってみたら？」君たちは何を言っているんだ。
「どうなのよリア？」ソレハワタシニ言ッテイルノカ、ワレワレハウチュウジンダ。
「え？なになに？それ私に言ってんの？モデルって何さそんなの無理無理、もうちょっと馬鹿にしないでよ」
二人とも私を見てニヤニヤ笑っている。他人事だと思って適当な事を言ってからかっているんだろう。少しむくれる。
「リアさ、あんた知らないだろうけど隠れリアファンが何人か居るの知らないでしょ、あんたいつも学校で目立たないように目立たないようにしてるから男の方も声かけにくそうにしてたの」
「まじ？まじぃ？」
「その時はリアに彼氏が居たから黙ってたけど、何人か『あの娘ってどうなのよ』って遠まわしに紹介してほしそうにしてたのよ」
そうだったのか・・・・今になって知る衝撃の事実。
周囲が発情期を迎えた犬の如く・・・・・・・もとい、周囲が青春を謳歌し学校でもカップルが増えるにつれ、なにか取り残されたようななんともいえない寂寥感を感じた私はその時
なんとなく良いなと思って、なんとなく付き合い始めたキースというボーイフレンドが居た。「居た」だ、過去形だ。

付き合って日は経っていたが、キースとはまだまだ気持ちの探り合いしている段階で、二人の間にある「なんとなく」がそろそろ少々苦になってきていていた。
ある日にこれまたなんとなくキスしたらお互いなんとなくはっきりするんじゃないだろうかという雰囲気になり、キースが肩を抱き唇を重ねた。
私にとってはこれがファーストキスになるんだけど、キスしてもちくとも心が揺れず（こんなものなのかな？）と拍子抜けしていたらキースが急に低い声で
「いいい今のは無しで、もももも、もう一回キキキキキスし直そうよ」と迫ってきた。
はぁ？私のファーストキスを今のは無しってどういう事？キスする直前、私は清水の舞台・・・・・じゃなくて、それなりに覚悟決めてたのに、し直す？
憤慨する間もなく、キースは再度仕切りなおしのキスをしようと目を見開き唇をこれ以上にないほど突き出し、「タコの吸出し」のような顔で迫ってきた。
気持ちが混乱している上に、眼前に迫った醜悪な顔に恐慌状態に陥った私は「ぬのおあああああああああああ」と悲鳴を挙げ、キースを突き飛ばし、スピニングバードキックをくらわして逃げてしまった。
ファーストキスが無かったことにされてしまった悔しさと、自分のとった行動のショックで気分がささくれだっていた私は、学校の近くのゲーセンに駆け込み
グラディウス�Vを１コインでクリアしても気分が晴れず、勢いでダンスダンスレボリューションのパラノイアでパーフェクトを出しゲーセン記録を作ってしまった。
彼とはその後何回か学校で遭うが、互いに声もかけることができず謝るタイミングも無いまま、なんとなくで始まった恋愛ごっこは、何ら進展を見せる事無くフェードアウトしてしまった。
常日頃から目立たないようにしていたが、そんなこともあり今まで以上に学校での私の行動はこそこそと隠れるような恰好になり、トイレや図書館でランチを済ませるようになってしまったの。

興味本位で始めたが、物語を一つ作るってこんなに大変なのかorz

HEY!HEY!HEY!出演決定！

2007.02.26 (月)

フジテレビ / 20:00〜20:54

http://www.jvcmusic.co.jp/leahdizon/

ｷﾀ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━！！

本日！！ フジテレビ・2007年2月21日放送　　　

水10!オリキュン　22:00〜22:26　

今回のゲストは、バラエティ番組への出演は珍しいリア・ディゾンさん。
オリラジの二人により、リアちゃんのかわいい素顔が、ほかではなかなか
聞けない楽しいトークが世の中に届けられます！

果たして二人は美しいキスシーンを撮影するべく、ヒロインを見つけられるのか。
リアさんも「（キスシーン撮影は）無理でしょう！　impossible!」と叫んでしまったほどの難題に答え、
リア・ディゾンを胸キュンさせようとオリエンタルラジオの二人が奮闘する。

http://wwwz.fujitv.co.jp/orikyun/yokoku.html
http://wwwz.fujitv.co.jp/orikyun/index2.html
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/orikyun/

「オリキュン」予告動画

リア・ディゾンも出てるよ！！

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/orikyun/

「ナインティナイン」のオールナイトニッポン


しかし、岡村さんはまだ自粛期間中。「岡村さんを好きかもしんない」
リアの気持ちを受け入れるかどうかは…定かではありません。
いや、何やったら、キライになったわけじゃないけど、
お互いのことを考えて別れよう（？）と考えております。

しかもリアは日本語があまり得意ではないらしい・・・。そこで、
コミュニケーションをとるためのスペシャル通訳！デーブスペクターさんもお呼びしますち豪華ですよ〜
これは！ええ感じの邪魔が入ります！

そこで、この状態でリアを迎えてお送りする企画は・・・

「黒船を振る男！岡村隆史３６歳！男のケジメスペシャル！」

http://www.allnightnippon.com/nainai/

りあ・でぃぞん

「ナインティナイン」のオールナイトニッポン

２００７．２．２２

リア・ディゾン来襲！

「岡村隆史男のケジメスペシャル！」

放送中に画像をどんどんアップしていきます。

お楽しみに！！

特設ページ！！
http://www.allnightnippon.com/nainai/leahdizon.php
http://www.allnightnippon.com/nainai/

「モデルになったら」と問われたときは今の自分との関連の無さに曖昧な反応しか出来ず、適当な返事しか出来なかった。
だけど、その日を境に頭の中で「モデル」というキーワードがリフレインするようになったの。
三人称単数、不定詞＋動詞モデルモデルモデル
数学の授業でも、実数全体のなす集合 R から R への写像 f: R → R; x → ax2 + bx + c を考えたとき、そのグラフ {(x, y) ∈ R2 | y = f(x)} は R2 内の放物線をモデルモデルモデル
マクドナルドでもチーズバーガーとシェイク、あ、シェイクはバニラシェイクで、それとモデル
アルバイトの最中でも、オレンジ２つ、バナナ、ミルク１つ、シリアル、コーラホームサイズ、モデル、ベーコン、チーズ、スパム。
人前に出るのも苦手で、目立つこともせず、自分から率先して行動しようとせず、やる前から「失敗したらどうしよう」と消極的で、アピール下手な内気なリアちゃま。
そんなリアちゃまにまだ自己顕示欲が残っているのに気が付いて、自分でもサプライズ。
年頃の女の子ならやっぱり一度は夢見るショービズの華やかな世界、夢のハリウッド、スターへの道、キッカケはなんでもいい、ほんの些細なことでも道は無限に広がっているものよ。
いつか読んだ本のなかにこんな文章があったの「幸運はただ待っていても向こうからは来てくれない、全速力で追いかけても捕らえられるかどうかわからないウサギのような奴なんだ」
私に捕まえられるだろうか？

「岡村さんを好きかもしんない」

「モデルモデル・・・・」
バカの一つ覚えのようにつぶやきながら、自前の化粧道具では足りないかな？と思い、母の化粧品をちょっと拝借し、家族は不在だから、居間で初めての気合入れてメーキング私。
母の仕事はカジノディーラーだからいつも目立たないメイクで出勤。そりゃどぎつい派手派手なメイクなら、大金を賭けてるお客さんの気が散るものね。
だけどモデルなら目立たないと！ただでさえアジア人の血が入っていて年齢より幼く見える（らしい）から、せめてメイクでセクスィーに見せないと。
アイシャドウぬりぬり、ビューラーぐりぐり、ファンデーションすりすり、ルージュもぐりぐりっと、マスカラで目元ぱっちり、ポマードべっちょり、クールでばっちり、永ちゃんになりすます
私に男は要らないわ・・・・・・・・はっと！私なにをわけのわかんない事を・・・・・そもそも永ちゃんって誰よ。
洗顔、化粧水、乳液、美容液、クリーム、クレンジング、オイル、ピーリング、化粧下地、リキッドファンデ、クリームファンデ、パウダーファンデ、コンシーラー、パウダー、アイペンシル、アイライナ
アイシャドウ、マスカラ、リップライナー、チーク、ネイルケア、香水、ちょっとした儀式ね、変身するにも時間がかかるものだけど、そういう労力を惜しんじゃだめ、丹念に・・・・丹念に・・・・。
あら？ちょっとイケてるじゃない私ほほほ、男共のハートをがっちり鷲掴みよ、セクシーリアうっふん、カモンベイビーライトマイファイア、ハートに火をつけて
胸元をちょっとはだけて、髪をかきあげて、挑発ポーズ。
でもちょっと化粧が濃い過ぎたかしらん？なんかだんだん娼婦みたいに見えてきたわ、それにお母さんのファンデーションが半分くらいごっそり無くなった、やばい。
その時、お父さんの帰宅を知らせるガレージに車が入る音が、ほぼ同時に勝手口からは弟が学校から帰宅。テーブルの上に広がった化粧品、ＴＶにはジェームスブラウンのＧｅｔＵｐ
ハードシチュエーション、前門の虎後門の狼、我ここに進退窮まれり。

ドナ

>>82,83,85とかって単なる創作話？リアの実際の言葉だと思ったから、
ちょっとショック。さすがにそこまでイメージ通りではないか。

>>128

>>84読め

月光音楽団

今夜は前回に引き続きリア・ディゾンちゃん（後編）をお届け〜！！
日本の美容に興味深々のリアちゃんに今夜は更に衝撃の美容体験をプレゼンツ！！
そのドッキリ初体験にリアちゃん思わず…『わぉ！！』
今夜もリアちゃんのキュートな一面をたっぷりご紹介しちゃいま〜す！！

http://www.tbs.co.jp/gekko-ongakudan/img/guest/20070226cuts.jpg
http://www.tbs.co.jp/gekko-ongakudan/contents/next/index-j.html

HEY!HEY!HEY!出演

ファッション雑誌で流行のメイクをチェック「男たちの視線を釘付け、ホームパーティー、ゲストおもてなしメイク」「めざせセレブ肌」「今夜はキュートに？それともセクシーに？イメージを変えるメイク術」「あなたごはんにする、それとも・・・。」
なるほど勉強になるわ。「ゲルマニウムローラー」・・・・これはまだ私には早いわね。
前回の失敗を糧に家族が暫く帰宅しない事を確認しメークに集中。家中にある照明を集めて自室を即席の撮影スタジオに改装。モデル兼キャメラね。
デジカメで撮影マイセルフ。とにかく色んな角度、色んな距離、色んなポーズ、色んな表情を撮りまくる。総数にして数百枚。その中で特に写真写りが良かった奇跡の数枚をチョイス。
次にインターネットでＬＡにあるコンパニオンやモデルを募集している大小さまざまなイベント会社をリストアップ。間違ってポルノ女優を斡旋している会社に応募したら大変だから、入念に。
自分のスリーサイズ、略歴、自己アピール文、連絡先、先のデジカメで撮った画像を添付していつでも送信できる状態に。これで準備完了。
だけど一息ついたら急に不安が。本当にこれでいいの？そんな道に進んで仕事が成立する？いきなり飛び込むより暫くスーパーマーケットのレジやレストランのウェイトレスの仕事を平行した方が収入もあるし、リスクも少ない。
大丈夫？ほんとに大丈夫？それに一番重大な問題。家族には、まだなにも話してない。どーする？どーするよ？私。
夢が漠然と大きい分、不安や戸惑いもそれに比例する。ほんのちょっと、少しでいいから夢を追いかけてみよう。失敗がなんだ、私がもっと大人になった時、大笑いできるような失敗なら良い思い出じゃないの、今からそんな心配する必要は無い。
今の私はほんのちょっとでいいから羽ばたきたいの、今まで普通に何の取り柄も無く平々凡々とあまり目立たないように生きてきた私の私に対する初めての我侭。

１０数社にメールを送信して返信がきたのが５社、うち２社のメールにはエロサイトのURLがリンクされていたので即行ゴミ箱、１通は面接合格者には電話連絡し、５００ドルの入会金を指定口座に振り込むと写真を撮影する
撮った写真で、同社は３００〜４００人分の顔写真を並べたカタログを製作し、登録者に郵送する、との説明が。これは入会金だけ取って仕事がこないパターンね、要注意、これもゴミ箱。
あとの２通はもう一つがタレントのプロダクションでTVドラマやCMへの斡旋を主にやってる所で、もう一つがカーレースにコンパニオンを派遣してるイベント会社、雑誌のグラビアなども手がけてるみたい。
どっちにしようか悩んだけど、よくよく考えたら私芝居や演劇なんて今まで全くしたことなかったのよね。過去の記憶掘り起こして自分の芝居経験を思い出すと小学校の時杉の木の役をやったことを思い出したわ。
鏡の前に立って「見るんじゃない、感じるんだ」「燃えたよ・・・燃え尽きたよ・・・真っ白にな」「このうどん野郎！」
中々決まってるじゃないの私、と思ったけど役者なんてとても無理。
という訳で「直接会って判断したい、あなたに面接を受ける気があれば是非連絡を」とあったイベント会社に決めることにしたの。
だけどその前にもっと重要な事が。

リア・ディゾン、ファンの前で新曲を初披露


http://contents.oricon.co.jp/upimg/news/20070214/42176_2.jpg


http://contents.oricon.co.jp/upimg/news/20070214/42176_1.jpg


http://contents.oricon.co.jp/upimg/news/20070214/42176_3.jpg


http://www.oricon.co.jp/news/music/42176/

「あのねちょっと聞いて欲しいの、私ね有名になりたいの」
夕食を摂っていた家族の手が止まり、みんなの目が私に向いた。
嗚呼、なんて安い手垢のついた言葉、チープ過ぎよ。もうちょっと良い切り出し方がなかったのか私。
これでは素人が書いたドラマの台本のようじゃないの、バカよバカバカ。
自分の願望を打ち明けるというのは、こうまでエネルギーを使うものなのか。自分に対する自分の緊張で普段なら美味しく食べる母が作った料理も今日は砂をかんでいるようだ。
最初の一言を言い出すまで機械的に口に運ぶだけで味なんかわかりゃしない。
ブラッドは「おいおい、なにが始まるんだ？」と興味深そうな目で見ながら、ポークチョップをモリモリ食べてる。
とりあえず手元にあったコップの水をグイっと飲んで気を落ち着かせて、と思ったけど落ち着かなかったからブラッドのコーラを一気飲みして、げふ、ちょっと落ち着いた。
「あのね私ね、もうすぐ卒業でしょ、でね、将来なにがしたいかって最近までわからなかったんだけどね、ゲフゥ、最近やっとなんとなくだけどやってみたい、というか今しか出来ない事を挑戦してみたいと思ったのね
それでね思い切って有名になりたいかな？なんて思っちゃったりなんかしちゃった訳よげふ、それでねその有名になりたいっていうのがまだよくわかんないんだけど、なんというかそのね
その漠然とした願いなんだけど、自分から行動してね、どんなことでもいいからやってみようじゃん！とか見る前に飛べ？つーの？失敗ばかり考えてたら前には進まないから
とりあえず自分から行動してね、ってさっき同じ事言ったわねげふ、でね今しかできない事を今やってみようと、これもさっき言ったわ。だから０から挑戦して１００は無理でも１０くらいはいけるんじゃないかと
で、その些細な夢のためにね、ほんの少しの時間私の人生の為に使いたいの。地球が出来て４８億年、人類が地球の歴史に登場したのが１万年前、ちょっと話が壮大になりすぎたわげふ
なにか、なんでもいいから他の人より秀でた何かがあるんじゃないかと、私がおばあちゃんになって昔話するとき、こういうときもあったんだって笑って振り返れる時間があって良いかなとげふ」
そこまで一気に言い終わると、知らぬ間に椅子から立ち上がって力説している事に気が付いた。テーブルの上の両手は白くなるほど強く握ってたの。そして最後に
げふ。

お父さんもお母さんも目を丸くして私を見てる。私はこれ以上ないというくらい体を縮こまらせて椅子に座り硬直。
弟は顔を真っ赤にして体を震わせてた、よく見ると笑いをこらえているようだ。後で殴ると心に誓う。
もうちょっと良い告白の仕方があったんじゃないだろうかと今更ながらに後悔するがすでにトゥーレイトトゥーレイト。一気に暴露してしまった。
しかも子供がだだをこねるような願望だ、そんなことは言う前に理解してたけど、いざ言ってみたら親の顔も見れない。
それでも目の端で恐る恐る様子を伺うと、お母さんが私の顔とお父さんの顔を交互に見てた。しばしの沈黙の後。
「そうね、あなたの人生よ、お母さん反対はしないわ、好きなようになさい」
これまたしばしの沈黙。
お母さんが言った言葉は判ってても頭が理解してない、最後の言葉だけが頭の中でリフレインしてる。そしてお父さんが
「リア、後悔だけはしないように、どこまで出来るか頑張りなさい。」
なにか安っぽいドラマのようだ、ＴＶの中の１シーンならなにも心に残らない場面だろう。だけど実際、リアルにその場面の当事者になっている私。
陳腐な場面であろうそのお父さんとお母さんの言葉が今の私の心は感謝と感激のアウフヘーベンになり、適切な言葉がみつからない。
その代わりに涙がでてきた。悲しくないのに涙がボロボロでてくる、嬉しいのに「ありがとう」と言えない。ただうんうんと頷いただけだった。
泣き顔を見られるのが恥ずかしいので涙と鼻水を流しながら夕食のポークチョップにむしゃぶりつく、ただただひたすら噛んで飲み込む。
弟は笑いを堪えるのが過ぎてケイレンを起こしてる。しばく、後で絶対しばく。

一人暮らししてたので　ボツ！

所詮脳内フィクションですから。

リアって歌下手すぎて…もう…

数こなすしかないよ

せやねん！　3月3日（土） 9:25〜12:54 毎日放送


300回記念！いつもより力を入れてお送りします！
▽本物か？そっくり？リア・ディゾンがスタジオに？
▽ギャラ倍増菊地凛子アカデミー賞マネー▽ハンカチ世代大活躍
▽メチャ売れ！
▽11・45[文][ニュース]
▽激写祭り


トミーズ、未知やすえ、かつみ・さゆりらが出演。

「でリア、なにがしたいの？」
お母さんが私に訊ねる。そうだった気持ちが先走ってまくし立てただけで肝心な目的（のようなもの）を言うのを忘れてた。
それからバイト先であった友人との会話で自分でも気づかなかった心の中の「ちょっと有名になりたいんだぜ？」という自覚に気づいたことや。
モデル派遣業をしているイベント企画会社に既に書類を送った事。
元々歌が好きでLAでその仕事をしながら、ダンスやミュージックスクールに通って勉強しゆくゆくは歌や音楽に携わる仕事に就きたい旨を伝えた。
これは後付だが、最近はマカオに一位の座を譲ることになったが、それでも世界有数のカジノ街であるラスベガスにも立派なショービズが存在し。
連日連夜どこかのホテルやカジノで熱くなった頭を癒す為に大小さまざまなコンサート、ダンス、マジック、芝居、などの各種イベントが行われている。
そういう目的の仕事に就くにも世界のショービズ、エンターテイメントの中心地、LAで勉強や修行するのはプラスになるし、なんといっても「ハク」が付く。
自分の生まれ育った場所で好きな仕事ができるのが一番いいもんね。
ただ正直なところ、ちょっとでいいから都会に出たかった。というのが本音なんだけどね！てへ！

自分の好きな事をやるという私の我侭の代わりに、お父さんとお母さんは条件を付けてきた。
一つ「ドラッグは絶対しないこと」これは当たり前よね、私のドラッグは音楽とチョコレート。
一つ「すぐに諦めない事」至極ごもっともです、はい。
一つ「内気な性格を直す事」わかってはいるんですが・・・。
一つ「こまめに連絡を入れる事」可能な限り、なんとか。
一つ「無駄遣いしない事」今から倹約家になりますです。
一つ「ちゃんとした食事を摂る事」自炊は厳しいっす。
一つ「転んでも泣かない事」子供じゃないんだし。
一つ「ご飯を粗末にするとメクラになる」いや、だから・・。
一つ「朝の蜘蛛は殺してはいけない」あのね・・。
一つ「猫が顔を洗うと、雨になる」迷信かよ！
一つ「えぐりこむようにして打つべし」丹下！？
一つ「人の世の生き血をすすり」すすらねーよ！
一つ「ドモアリガット、ミスターロボット、イツノヒニカ」正体はキルロイかよ！
一つ「こんどはこっぱみじんにしてやる、あの地球人のように！！」クリリンのことかー

LAへの出発を明日に控え、荷物をトランクの中に詰めているとドアをノックする音がして、ドアからブラッドが頭だけ見せてニヤニヤ笑いながら覗いている。
それを無視して梱包を続ける。
石鹸、歯ブラシ、腕時計、化粧品、当分の着替え、スーファミ、ドンキーコングカントリー、ダッチオーブン、展翅版、ベレー帽とGペン、要らん要らん、そんな物は要らん。
「ぐへへへ」なおも無視していると、ブラッドが部屋の中に入ってきた。
「姉ちゃん、スターになるの？気分はもうカイリー・ミノーグ？マドンナ？うひゃひゃひゃ」なにそれ、バカにしてる訳？
「俺も卒業したら、姉ちゃんとこ行って音楽めざそっかなー」
「あんたまだ学生なんだから勉強してりゃいいじゃん。」
「僕だって何つーの？イングヴェイかマーティ・フリードマン目指してLAで修行したりなんかして。歌手になったらバックバンドで僕使ってよ」
お世辞にも巧いとは言いがたいが、ブラッドは学校でバンドを組んでてギターをやっている。
「うっさいわねー、そんな事より彼女とはどうなのよ」
「えへへー、まぁまぁ」
そんな事を話していたら、ブラッドとも暫くお別れだという事に気づき少し寂しい気分になる。
ブラッドとの思い出・・・・・ゲームの取り合いになってブラッドに枕で殴られて６フィートも吹っ飛んで壁に叩きつけられた事もあったっけ。
お父さんに連れられて乗馬に行ったときは、私が馬に乗っているときにブラッドが馬のお尻を叩いて、馬が暴走。
楽しみに残して置いたケーキを食われる、部屋に勝手に入ってCDを持っていく、ジョニーデップのポスターに穴をあける、ビバヒル見てたらチャンネル変える。
なんか段々ムカついてきたわ。
「ねぇブラッド・・・・よく聞いてね」
「何？」
「お父さんとお母さんよろしくね」
言うなり、そんな可愛い弟に昇龍拳２発叩き込んで、ピヨった所に止めを刺す。これで暫くは起き上がれないだろう。
姉より優秀な弟なそ存在しねぇ！

いつも楽しく読んでます

私は夢に向かっての一歩を踏み出した。ううんまだ一歩すら進んでないのかもしれなくて片足を上げてようとしている途中なのかもしれない。
ラスベガスからLAに向かうバスの中で荷物は大きなトランク一つとまだ形になってすらいない夢一つ。
子供の頃に見た夜のラスベガスは私が住んでいる郊外からでも太陽がそこに降りてきたような光の渦を並々と湛えていて
光の中心には、なにかの絵本で読んだ妖精達が沢山あつまって毎晩騒いでいるのだとばかり思ってた。
逆に光の街から暗闇の郊外へと走り去る車の列を見ては、なにやら「もうあの人たちは、あの闇に飲まれて二度と戻ってこないのでは」と怖い思いに駆られ
夜中、泣きながらパパとママに助けを求めた事が鮮明な記憶となって浮き上がる。
なぜ？なぜ今の今まで忘れてたのに。
きっと期待と不安がないまぜになって忘れていた記憶を呼び起こしたのかもしれない。私を照らす光はバスの照明とほんの少し先を照らすバスのヘッドライトだけ。
その先のLAに続く荒野の一本道の先は漆黒の闇、夢に通じる光はまだ見えない。そして私は今、夢から夢へ光の街を背にして、暗闇の荒野を走るバスに乗り、夢へと走り出す。

これにてラスベガス編は終了。
勝手にＬＡ編を始めます。

期待してるよ

父ちゃんは中学ぐらいから別離状態だから、
LA編はかなりディープだから18禁だな

>>151
それ初耳なんだけど本当？

やってきましたショウビズの都LA。
＜完全無欠のリア・ディゾン　LA編＞
子供の頃、何回か親に連れられやってきたこともあるけど、今回はお買い物でもなく旅行でもなく私個人の目的達成のためのLA来訪。
そんな急激に街が変わるわけでもないのに、何か見るものが目新しく感じるのは私が大人になったのだろうと勝手にそう思い込むことにする。
手書きの事務所の住所を頼りにターミナルに停車しているバス、一台、一台に「このバスは、この住所まで行くのか」と訊ねてまわる。
５台目にして目的地に向かうバスを発見。この時点ですでに疲れて足が棒のよう、か弱いリアちゃん。バスの運転手は初老のおじさんだったが、私をジロジロと頭の先から足の先までねめつける。
なに？なんなの？私を田舎者だと思ってるのねキー。着ている服だってデニムのジーンズに無地のTシャツと至ってシンプル、ロクにアイロンもかけてないようなヨレヨレのシャツ着ているおじさんよりよっぽどマシだー！
と心の中で悪態ついていると。おじさんが「もうすぐ出発するから乗りなさい」とのこと。
トランクを乗せるのに四苦八苦してると、おじさんが手伝ってくれた。「サンキュー」と礼は言ったものの、さっき悪態ついた事を心の中で謝罪する。おじさんめんごめんご。
座席が半分ほど埋まったバスが走り出す。窓から入ってくる風は心地よく遠くに見える丘には豪邸らしきものが見える。あそこでセレブは夜な夜な怪しい淫らなパーティーをしているのだ。と貧乏人の僻みのような事を考えていたら
大渋滞に遭遇。ラスベガスの郊外で育った私には渋滞とはこういうものかとTVや映画でしか見たことの無い車の川に関心。
バスはその車の川を窮屈そうにノロノロと進み、ロータリーを抜けた所で車の流れもスムーズになり排気ガスっぽかった車内に再び心地良い風が吹き込んできた。

タイトルが・・・。orz

ｷﾆｽﾝﾅ

安アパートの近くには高速道路が、

酒酔い運転の奴にぶつけられた交通事故も入れるんだろ？
手を怪我したのは痛いいたしかったな

フィクションですから

お前の書くリアに恋しそう

2007 年 03 月 05 日 付

20位　　Ｓｏｆｔｌｙ リア・ディゾン

http://www.oricon.co.jp/rank/js/d/

うたばん　

3月8日（木） 19:54〜20:54 TBS


リア・ディゾンに絶叫し料理初体験
▽中島美嘉の悩み森三中が解決!?
▽最新枕事情鈴木亜美快眠

心地よい風とバスの揺れに加えて長距離移動の疲れがマーブル模様のように混ざり、少しだけウトウトしかける。時間にして数分間目を閉じていただけだけど、外の景色を見て仰天。
ピンクや赤、暖色系の色をこれでもかと塗りたくった原色のサイケな看板がやたらと目立つ。「ヌッキーマウス」「スシガール」「ラ・テコキーユ」「トップレス牛丼　乳乃屋」「痴漢車トーマス」
他にも色々か弱き乙女が口にするのも憚られるようなポップでエロな看板が山盛り。
運転手のおじさんが私のことをジロジロ見てたのはこのことかー！と気づくもアフターカーニバル、時すでにトゥーレイトトゥーレイト、今更おじさんに「私はスターを夢見る乙女なのよラララ〜」と歌って踊ったところで
頭の弱い娘だと思われるのがオチだ、少し落ち着け私。
気づくとバスに半分座っていた乗客は既に降りたあとで、座っているのは私と、斜め前に座っているおばあちゃんだけになってしまっていた。
するとおばあちゃん急に立ち上がって「アゲドーフ、アゲドーフ」
嗚呼、おばあちゃん私を一人にしないで。
バスが路肩に止まり、おばあちゃんの降り際、運転手のおじさんが「ばあさん、いい歳なんだから体に気をつけなよ」と声をかけると
「いつからそんな偉そうな口を聞くようになったんだい、わたしゃねまだ現役だよ、あんたもたまにゃ私の店に来たらわかるよ」と見た目はおばあさんだがかなりかくしゃくとしている。
なにが現役なのかさっぱり不明だったけど、言い返されたおじさんは苦笑していた。
バスから降りたおばあちゃんは、ヨロヨロと道路を横断しはじめ、走行中の車を紙一重で避けながら「ラッキーホール」という店に入っていった。
「ラッキーホールとはなんぞや？」と疑問に思ったが、頭の隅で「考えるな、考えるんじゃない」と警鐘が鳴っていた。

まだ誰も知らなかった頃のリアちゃん
頑張って〜

うたばん　

バスは魅惑の歓楽街を通り過ぎ、人通りもまばらな閑散とした地区に入った。
ラスベガスの郊外から都会に出てきたと思ったら、また郊外なのね。わたしは郊外ガール。
道路標識に書いてある地区の名前が目的の場所に近づいてきていることを教えてくれる。
「アゲドーフアゲドーフ」
トランクをあちこちにぶつけながらバスを降り、白煙をあげながら走り去るバスを路肩に立って見送った。さよならおじさん、今度会う時はTV越し。私はスターになってる・・・・・・・はずよ。
ジーンズのポケットから件の芸能事務所の住所をメモった紙を取り出し確認。
（カルフォルニア州ラスベガス、マルホランド3丁目５−１、東入ル）なんだか変わった住所ね。
「さんちょうめ、さんちょうめ」とつぶやき、トランクをガリガリ引きずりながら探索開始。
住所付近とおぼしき場所に到着するが人一人見当たらない。歩道で寝ていた黒ネコが起き上がり、私の顔をみて「ニャー」と鳴きどこかへ去っていった。
辺りをキョロキョロ見渡していたら庭の芝に水を撒いている女性を発見、住所について訊ねると「向こうにある辻を右に曲がったところにある青い外壁の建物」との事
再びトランクをガリガリ引きずって移動。こんなことならキャスター付きのトランクにしとけば良かった。
バスに乗っていたときは心地よい気候だったが、今の私には灼熱の太陽の下で遭難寸前の状態で一歩歩く度にぜいぜいはあはあと息が荒くなる。
「み・・・・・・水を・・・・・・一口でいいから・・・・・・・・・・うう後生だ、有り金全部やるからよぅ」
などと一人で寸劇していたら目的の建物が見えてきた。

あぁリアちゃん
これからどうなってしまうの・・・

到着はしたみたいだが、建物をみて唖然とする。
芸能事務所が入っているテナントなんだから、全面鏡張りの小奇麗なビルかなにかとばかり思っていたが、通りに面した１階部分は中古のバイク販売兼、修理工場になっていて
奥のほうからギュワーン、ドリドリドリ、パココンと作業の音が響いている。外壁もなにか煤けた感じだ。
目的の事務所は２階だったから、入り口を探していると作業場の奥から男の人が出てきた。勇気を出して「あのすいません、この住所に書いてある」と言いかけたところで
手に持っていたメモをいきなり取り上げ、メモと私を交互に見出した。
しかもこの男の人、よく見ると二の腕が刺青でビッシリで胸元が大きく開いた作業着からも刺青が覗いている。目つきはトロンとした眠そうな目で、目の下は隈で真っ黒。やっべ、ちょーやっべ。
「アメリカンドリームを夢見てラスベガスからLAに上京したいたいけな美少女、リア・ディゾンちゃん（１７歳）が消息を断つ」との見出しの新聞が脳裏に浮かぶ。年齢詐称の疑いもあるがそこは大目に見て欲しい。
男の人が皮手袋を脱ぐと、お尻のポケットからクシャクシャになったマールボロを取り出し口に咥え、ごついジッポーで火をつけて深く吸い込んで煙を吐き出した。
「この裏に階段あるから、そこだよ」と顎をしゃくって、教えてくれた。
「あ、ども、ありがとうございます」と礼を述べると、咥え煙草でメモを返してスタスタと作業所の奥に消えていった。
男の人が言った通り建物の裏に回ると、外壁に階段があって２階に上がれるようになっていた。
トランクを引きずりながら階段を上がると、一段上がる毎にトランクが階段にぶつかってガコーン、ガコーンと派手な音をたてる。
帰るときもまた同じような手順を繰り返すのかと思うと気が滅入る。
ガコーンを１４回、２階に到着。気分はエベレスト登頂、建物内に入り目的の事務所を探したらあった。
「ディー・スナイダー商会」ここだ。

http://www.youtube.com/watch?v=_0sMQtB_Z0c
これが、ゆうこりんこと小倉優子の真（昔）の姿・・・。
実は本人は相当の苦労人のようで、今までよく頑張ってきたんだね。

ちょｗｗ　ディー・スナイダーってｗｗ

♪we're not gonna take it　

ﾅﾂｶｼｽ

ドアをノックすると中から「開いてるよ」と返事が返ってきたので、ドアを開けて中に入る。
中に入ると男の人が一人、机の上に両足を乗せて携帯電話片手に電話の最中だった。
所在無く立っていた私を見て電話しながら顎で目の前にあったパイプ椅子に座るように促した。
今まで移動続きだったので椅子に座って楽になり、一息つくとすこし冷静になった。男の人の電話はまだ続いている。
それにこの人の声、酒と煙草だろうか、ものすごいダミ声で重低音。
「おいおい、冗談じゃねーぞミッキー借りは十分返しただろ？。今度はおめぇが俺に・・・・・・・・だからぁ、食えなかった３：お前を面倒みてやったのは誰だ、え？」
「悪くはしねーからよ、枠よこせっての。この世界は持ちつ持たれつなんだし・・・・・・ああ、うん・・・・・・・・・まあな」
「なんだよそりゃ！アシが出ちまうよ！７：３だ、その線からは譲れねぇ」
会話の内容はわかんないけど、仕事の話か何かなんだろう。目の前で待機しているかわいい美少女の存在など無いかのように電話に向かって熱弁を奮っている。
私が来てからすでに１０分以上が経過してる。疲れてるし、お腹減ったし、眠いし、放置プレーだしで徐々に腹が立ってきた。

は、はやく核心に迫ってくれ
ﾊｧﾊｧ(;´Д｀)

2ndシングルｷﾀ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━！！

http://ameblo.jp/leahdizon/

まず片手で首根っこを掴み、みぞおちにボデーブローを3発叩き込む。腹を押さえて前かがみになったところをビックベアアタックでダウンさせる。
そこからさらにデッドリーステップ、スプリングハンマーパンチを喰らわし、トリプルハンマーとメガトンクローでトドメを
「・・・・前は？」
うっさい、あと少しでＫＯだから喋りかけないで。
「名前は？」
・・・・・え？はっ！私としたことが迂闊にも妄想に浸ってしまったわ、ほほほ
「はっ、はい！リア・ドナ・ディゾンです！」急に妄想から現実に引き戻されて動揺したが、やる気があるところを見せる＆田舎娘だと思われてナメられないように
口元で笑みを作り、目は真剣な目つきにしてここぞという時の笑顔を作る。
「ディゾンね・・・・・・・・・・・ディゾン・・・・」と机の上のＰＣのコンソールを操作しだした。
「あ〜リア・ドナ・ディゾン、これね。ＬＡに来るのは初めてかい？」目はモニターに向いたままだ。
「はい、・・・じゃなくていいえ、過去に何回か親に連れられてＬＡには来てます。初めてＬＡに来たのはたしか10歳くらいの時で、車に乗ってラスベガスに帰る途中
夜空を見上げると、オレンジ色の光る物体がみるみる私達の乗っている車に迫ってきて、車が光に包まれたかと思うと体が宙に浮いたような・・・・そう
まるで無重力状態のようになり、あれは今から考えるとＵＦ」
「あーいいからいいから」
ここから話が面白くなるのに。

男の人はモニターを暫く見て「ふむ」と言ってから私のほうに顔を向けた。
顔は面長、目は垂れ目で、大きな鉤鼻が特徴的だ。つか良く見ると、かなりゴツイ顔でビビる。
「じゃ、立ってみて」と言われて椅子から立ち上がると男の人もほぼ同時に立ち上がった。その立ち上がった姿をみてまたビビる。身長が２ｍ近くある大男だった。
男の人は私の前まで来ると、腰をかがめて私の顔を下から覗き込んだ。距離もかなり近い、目の前１０ｃｍほどだ。
こっこういう時はどういう顔するの？とりあえず笑っとけ。見てる、すげー見てるよ。
男の人は後ろに下がって机に腰掛け「えーと、じゃあね、そこでタ−ンしてみて」と言った。
ターンねターン、簡単よ、回りゃいいのよね。くるっとこう、くるっ！
「あー『回れ右』じゃなくて１回転でね」
なにやってんだ私
「腰に手を当ててポーズとってみて」「髪をかきあげる仕草で」「腕組んでみて」と、お次は色んなポーズのオーダー。こんな簡単なポージング、難なくこなす・・・・・・・・・こなしたと思う。
今度は「むーん」と言ったきり黙ったままだ。暫くするとアゴをさすりながら、私の周囲を色んな角度から観察しながら回りだした。
「むーん」とうめきながら何回も首を傾げる。何？なんなのよ？言いたい事があるんならはっきり言いなさいよ！失礼ね！
男の人は頭をボリボリ掻きながら椅子にドッカと腰を下ろした。
「じゃあ採用ということで、いいかね？」
いいかね？ってなにその偉そうな言い方、未来のスターに向かってふざけてんの？採用？は？え？採用ですかい！こんなあっしを雇ってくださるってんで？こりゃ豪気だね、へへっそりゃもう喜んで、旦那。ところで旦那は一体？
「ようこそディー・スナイダー商会へ。私が社長のディー・スナイダーだ」
はわわー。

まだ未来を知らないリア
萌えるわぁ

事務所は決まったが、細かい契約は明日また来てくれということになり。今日のところは一旦帰ることになった。
帰る際、またガーンガーンガーンと階段にトランクをぶつけながら降りることになったが、来る前よりも心は晴れ晴れとして荷物の重さもちょっと軽くなった気がしたが、気がしだだけで重いものは重い。ヒー
今日のところは、どこか近いところに宿をとって休息しよう。お腹だってペコペコだ。
タクシーでも拾おうと車の往来の多い通りを目指して歩いていると、後ろのほうからガーンガーンと音がして振り返ってみると私がさっき出てきたビルの階段を女の人が上がってた。
きっとあの娘も私と同じ夢を追っているにちがいない。後を追って「一緒にがんばろうね」と声をかけてあげたかったが私が今頑張らなければならない事は、路上にぶちまけたトランクの中身を拾い集める事だった。

タクシーを拾って、適当な安ホテルにチェックイン。
歩きすぎで足がもう棒のようになってる、それにお腹と背中がくっつくくらい空腹で、と慣用句を使ってみるテスト。
ホテルの真正面にあった牛をシバキにマクドへ・・・・もとい、オープンカフェになっているマクダァナへ直行。
「姉ちゃん、なんでもいいから早く食べれるものを適当に見繕ってくれや」ともいかずメニューに目を通す。
ダブルクォーターパウンダー･ウィズ・チーズとシェイク、それとフレンチフライのラージを注文。
いや！ちょっと待て私！もう私はモデルを生業とする身なのよ。体が資本なんだから体型には人一倍気をつけないと。太りやすいフレンチフライは取り消し、あとシェイクも無しで。
うーん、じゃあね、じゃあね、えーとね、フレンチフライとシェイクの代わりにアップルパイとダイエットコークのラージ、チキンサラダとフレッシュ・ベイクド・クッキーで！オケーイ！
少し注文しすぎな感も否めないが、今日一日だけならバチも当たらないだろうとモグモグ。

今日は無しかと思ったぜ
生暖かく見守ってるからこれからもﾖﾛ

楽しみにしている俺ガイル

マクドのチョコチップクッキーが好きなんやで。
日本でも売ってくれ！！！

Jack in the Boxのハンバーガーが好きなのよ！
どこかの企業が日本で出店してくれないかしら？
CMモデルが必要なら私がやるわ！

ホテルに戻ってベッドに腰を下ろすと「一人でLAにきちゃったんだなぁ」誰に言うでもなく独り言が出た。
今頃は、みんなで夕飯食べ終えてる時間かな？だとしたら今頃はブラッドと鉄拳してるか、部屋でCD聴きながらギターの練習してる頃か。
パパとママはどうしてるんだろ、ママはまだカジノでお仕事なのかな？今日はお休みだっけ？あ、しまった・・・冷蔵庫にエクレアあったの忘れてた。食べに帰りたい・・・・・。
いやいや、たった一日でホームシックになるなんて、これからどうすんの？と気分を代えようと思ってTVをつけ窓を開ける。
窓から入ってくる風が心地良い、この風は山からの風？それとも海から？土地勘が全く無いから、こういうところで思えばぁ遠ぉくに来たぁもんだぁなあ〜と改めて実感する。
TV画面をぼーっと眺める。クイズショーらしく回答者が一喜一憂してる。消音にしてあるから内容まではわからない。
明日からアパート探さないとね、そんなに貯えがあるわけじゃないから節制倹約しないと、早く仕事覚えてゆくゆくはダンススクールとか歌のトレーニングもしてスキルアップしなきゃ
あ、そうそう、それと部屋がみつかったらプロバイダーも必要ね、だったらネットの回線が最初からあるアパートにしようかしらん？ネットに繋げてママといつでも連絡取れるようにしないと。
今日は本当に疲れた・・・足を伸ばして横になろう、ううーん眠いわ、今すぐ眠れそう。だめよ駄目駄目、寝る前にママに電話入れないと「はぁいママ、リアよ今日から私の肩書きがモデルになったわよ」
・・・・・シーツの匂いが心地良い・・・すぅ。
・・・･･･････････････････････････････････。
…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・なんか、どこか遠くから乾いた破裂音が3回聞こえた。
・・・・・・・今度は、タイヤがスリップした音がしたと思ったら、パトカーのサイレンの音が・・・・。
都会さ、おっがねぇとこだぁしくしく。

ｷﾀ━━━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━━━！！

これから何をさせられるんだろう(´・ω・｀)

朝起きるとホテルを引き払い、LAに腰をすえる為の新居探しを開始するため早速不動産屋へ直行。あらかじめ決めていた予算と、できるだけ事務所に近い距離の物件を探してもらう。
最初「今時そんな物件なんか・・・・・・・」とモニター見ながらぶつぶつ言ってた店の人も「あ、これなんかどうでしょね？お客様の条件にピッタリですが」とあっさり探し出してくれた。
不動産屋から紹介してもらったアパートに行くとLA中を見渡せるようなグッドなロケーションでナイスプレイスなお部屋！
ドアを開け、廊下に貼られた「KEEP　OUT」のテープを掻き分けながら入ると広いリビングが！
床にドス黒いシミがこびりついていてなにやら「スハダクラブ」なんて意味不明の文字が書いてあるが絨毯を敷けば問題ない。壁に２ｃｍくらいの穴が３つ空いているがポスターでも貼って隠せば良い。
窓を開けてバルコニーに出てみると海からくる潮風とともに着陸態勢にはいったボーイング７４７が頭上すれすれに飛んできてとってもド迫力！
あまりの轟音にサッシのガラスに亀裂が入って超クール！
今日から本格的にLAでの生活が始まるのね、と思ったら泣けてきた。色んな意味で。

ちょ リア その部屋w

午後からは契約を済ませる為に「ディー・スナイダー商会」に顔を出す。
何の実績も無い駆け出しモデルでもショービズの一端を担う仕事だ。そんな末端なショービズの世界でも契約の力は絶対だ。
ボスが出してきた分厚い契約書を丹念に読んで署名する。
−体重の増加による著しい体型の変化があった場合の契約解除には速やかに従う。
・・・・・・・・・・・これは見なかったことにしよう。これは私には当てはまらないんじゃないかな、当てはまらないと思う、まぁちょっと覚悟はしとけ。
全ての契約書に署名したら、少しこの業界のシステムが見えてきた。
今の私は派遣社員のような扱い。会社であるディースナイダー商会は外部から仕事を取ってきて、その仕事を末端に割り振る中間業者、いわゆるブローカーみたいなものね。
派遣社員といっても一人一人が個人事業主のようなもので大きい仕事や仕事の量に比例してギャランティも変わってくる。そこはもう各々の頑張り次第ね。プロと同じ。
「ボス！わたし頑張ります！可能な限り仕事入れてください、よろしくおねがいします。」
ボスは鼻をポリポリ掻きながら上目遣いに私をギロリと睨んだ。
「よし、じゃあ今日これからロングビーチでカスタムパーツのコンベンションがあるから早速向かってもらおうか」
え？もしもし？これからって今すぐ？
「今すぐだ」
だって衣装とかどうすんですか。
「用意してあるよ」
こ・・・心の準備が。仕事といっても私まだ何もしたことが
「誰でも最初は同じだ。笑顔でブースに立ってりゃそれでいい」

午後からは契約を済ませる為に「ディー・スナイダー商会」に顔を出す。
何の実績も無い駆け出しモデルでもショービズの一端を担う仕事だ。そんな末端なショービズの世界でも契約の力は絶対だ。
ボスが出してきた分厚い契約書を丹念に読んで署名する。
−体重の増加による著しい体型の変化があった場合の契約解除には速やかに従う。
・・・・・・・・・・・これは見なかったことにしよう。これは私には当てはまらないんじゃないかな、当てはまらないと思う、まぁちょっと覚悟はしとけ。
全ての契約書に署名したら、少しこの業界のシステムが見えてきた。
今の私は派遣社員のような扱い。会社であるディースナイダー商会は外部から仕事を取ってきて、その仕事を末端に割り振る中間業者、いわゆるブローカーみたいなものね。
派遣社員といっても一人一人が個人事業主のようなもので大きい仕事や仕事の量に比例してギャランティも変わってくる。そこはもう各々の頑張り次第ね。プロと同じ。
「ボス！わたし頑張ります！可能な限り仕事入れてください、よろしくおねがいします。」
ボスは鼻をポリポリ掻きながら上目遣いに私をギロリと睨んだ。
「よーし、じゃあ今日これからロングビーチでカスタムパーツのコンベンションがあるから早速向かってもらおうか」
え？もしもし？これからって今すぐ？
「今すぐだ」
だって衣装とかどうすんですか。
「用意してあるよ」
こ・・・心の準備が。仕事といっても私まだ何もしたことが
「誰でも最初は同じだ。笑顔でブースに立ってりゃそれでいい」

まつがえたorz

あうあうあう、と悶えているとドアが開いて女の人が急いだ様子で入ってきた。腕時計を見ながら。
「オーケーボス、ギリギリセーフね。今日はどこで仕事？」
「ロングビーチだ。それからジャッキー、こっち・・・今日契約したての新入りの娘だ」
「ハァイ、私ジャッキー・バーグよろしくね」
「あ・・・ひゃい！あの・・・あの・・私、ディゾン・・・リア・ディゾン。『リー』って呼んでくださっても結構です。よろしくお願いしますね」
「こちらこそよろしくね、リー」
と、ここで再びドアが開いて、今度は男の人が入ってきた。首からはカメラをぶら提げている。アンドレ・アガシ似でちょっと好みかも・・・・もちろん今のアンドレじゃなくて長髪の頃のアンドレよ。
「やべーギリでセーフ？寝過ごしちゃうとこだったよハハ、かーちゃんに起こしてくれっていってんのに起こしてくんねーんだもん、なんかエクササイズに夢中になってるし、
無駄だっつーの全くババアなのにビーエービーエー、ババア。お？こちらのジャッキーの隣は新入りなのボス？今日一緒に行く娘かそっか、よろしく俺アラン、カメラマンね」
カメラマン！ということは仕事仲間みたいなものね。こういうのは第一印象が大事だからちゃんと挨拶しとかないと。
「ハイ！アラン、私リア・ディ」
「で、今日サンビーチだっけ。今からもう出発すんでしょオケオケ、じゃ行きましょう」

次が気になるｼﾞｬﾈｰｶ

座して待て

あい

まじで待ってる椰子が居るのね。
黙々と掻いてるほうは面白さがわからんが。
おおまかに「こうしよう」とかは計画してんだけど
掻くのは行き当たりばったりだ。
推考が如何に大事かよくワカタ。

まぁなんだその一応物語り書いてる訳なんだから
「キモい奴が変なの書いてる」って他スレから来てくれると嬉しいんだけど
あらしさえも来ないということは、小生の文章がその程度という事か

トーレスなんか来たらかなわんわｗ

という訳で、現在リアは出勤途中

俺は毎回楽しみにしてるぜ
あらしなんて来ない方がいいじゃん

ＬＡ編であと２山ほど書いて、日本編に突入したいけど
どれ位の期間で、どれくらい書くのか計算不能の状態。
一旦始めた小説は、そんな形であれ「完結させる」というのが掟なので
ツラツラ書きますが。

あらしと雑談は２ｃｈの華だからなぁ
とこうしている間にも文章考えようぜ俺。

まったり続けてくだせぇ
個人的にはLA時代から日本に来る決意をするまでの話が楽しみ

その場の勢いに流されるがまま、私はあれよあれよという間に出発するハメに。
外に出るとライトバンが一台。ライトバンは普通のフォードのライトバンなんだけど塗装が・・・・。
炎に巻かれた水牛の頭蓋骨と、大きく”T・S”と骨であしらった文字がエアブラシで車の横にデカデカと描かれていた。
これから晴れてショービスデビューなのに、なんなのこの邪悪な車は！これじゃSM嬢のデリバリーみたいじゃないの！もしかして私これからお淫らな世界に・・・キャー！
と車に乗るのを躊躇してたら、ジャッキーとアランはドアを開けてそそくさと乗ってしまった。するとボスが。
「この車はな、昔ロックバンドが移動に使ってた車らしくて中古屋で激安で売ってたのを買って塗り替えるのも面倒なんで買ったときのまんまなんだ。オンボロだから乗り心地は保障せんよ
それとシートからバネが出てる所があるから引っ掛けないように気をつけてな。ささ乗ってくれ」
リアちゃんと愉快な仲間達は一路ハイウェイに乗っていざサンビーチへ向かって出発した。

待ってたぜ！
たまにはお色気もサービスしてね

カーステからはカーペンターズの「イエスタディワンスモア」が流れていて、ボスは機嫌がよさそうに鼻歌を歌いながら運転してる。見た目がゴツイだけにアンバランスなその姿に心の中で爆笑する。
カメラマンのアランは後ろの席でカメラの手入れ中、よく酔わないものね。
なにぶん初めてな上に、これから何するんだろう、何したらいいんだろうと不安に思って黙って座っていると、そんな私を気遣ってくれたのかジャッキーが話しかけてくれた。
「あなた・・・・・・・リー、今日が始めて？」
「はい、そうなんです、さっき契約済ませたばっかりで」
「この世界、ちょっとやそっとじゃ食えないわよ〜」悪気の無い、いたずらっぽい笑顔でジャッキーは言った。
「私はね、子供を学校に送ったあと小遣い稼ぎにこの仕事やってるの。それにボスのディーとは昔からの付き合いだし今日はお呼びがあって急遽助っ人で参上したの」
「え！お子さんが居るんですか！」びっくりした。私のママも細いほうだったけど、とても子供が居るとは思えないスレンダーなボデーラインだ。ちょっと大人っぽい女性だとは思ってたけど・・・。
「事務所は小さいけど、ボスのディーは仕事に真面目だし、スタッフを大事にしてくれるし親切な人よ。見た目はちょっとコワモテだけどね」ハンドルを握っているボスをチラリと見て二人で笑う。
そのあと私とジャッキーは世間話やＬＡで生活する上で注意することや、便利な事、美味しいお店とか色々教えてもらっている内に目的地に到着した。

移動中の話ばっかだな

http://www.youtube.com/watch?v=0VSpfaDIxQo&mode=related&search=

車の中でボスが用意してくれていた衣装に着替える。着替えている間、ボスとアランは車の外で待機。
衣装はデニムのホットパンツにレザーのビキニブラ、テンガロンハット・・・・・・。
ホットパンツは洗い方を間違えたのか、お尻がキュンキュンに締め付けられるほどツンツルテンで。ブラは逆にサイズが大きすぎてブカブカ。
外で待機しているボスに他にサイズは無いのかと窓越しに訊ねると「体に衣装を合わせるんじゃなくて衣装に体を合わせろ」との答え。あーそーですか、そーですか、そりゃ悪ぅござんしたね。
ふと横を見るとトップレスになったジャッキーの胸に視線が釘付けになる。
チャンネーパイオツカイデー・・・・・・・じゃなくて、よくシェイプされたナイスボデーにたわわなに揺れる胸が２房・・・・・神様は不公平だ、ぐっすん。
ケバめのメイクを終えて外に出てみると、私達と同じモデルの女の子が沢山立ってた。みんな「私は只者じゃないのよ」なんて顔して青白い火花を散らしてる。
私もここは一丁ナメられないように如何にもなポーズを取ってガンを飛ばし斜に構え・・・・・・・・・ていたらジャッキーが肩を叩いて。
「んなの今からそんな肩張ってちゃ体もたないわよ。肩の抜いてリラックスしてニッコリ微笑んで・・・そうそう、自然な感じでね。ってリラクッスしすぎよ。それはリラックスじゃなくて『弛緩』
笑顔というよりそれは薄ら笑いよ、両手ぶらリ戦法なんか今時流行らないわよ。クロスカウンターなんて狙ってどうするのよリー」

ここで一休み。「完全無欠のリア・ディゾン」１うｐ分ができるまで。

・飯食う、眠い
・寝る、書くモチベはゼロ
・起きる。ＴＶ見てもなんもない
・何故か今日もレッツゴー陰陽師を聴く、なんか書こうと思うが、なんも思いつかない
・ようやく、ワードパッドを開くがメンドクセ。
・報ステ、Ｎ２３見てブチ切れる。
・イヤイヤ書き出すが、文章にならない。
・それでもなんとか形にする。
・酒を飲む。下戸なので眠くなる。もうグダグダ
・送信
・書き込まれた文を改め見て自棄になる。
・そのままフテ寝。枕が涙で濡れる。

何いろいろ晒してんの？ｗ

まぁあれだ、バージョンアップみたいなもんだ

お前はエライ
一銭にもならんが、楽しみにしてる俺の為にも
書き続けてくれ

会場に入ると、中はだだ広い倉庫のようになっていて、車やら、バイクやら、名前がわからない部品や機械が沢山並んでいる。ちょっとした巨大なバザーね。
車の周りに人が集まっていて、パンフレットを熱心に見てたり、部品を指差して談笑してたりしてる。
車社会のアメリカだから、将来必要になったときに一応車の免許だけは取ったが、それきり運転してないし車なんて乗れればいいものだと思ってたので、ほぅほぅこういう世界があったのかと感心する。
あら色んな色が光るこのカーステお洒落ねぇ、カーステじゃなくて部屋に置いてもよろしいじゃなくて？ボスはというと展示されてるバイクを見て「おおー」とか「むーん」とか何やら独りごちている。
少し歩いてボスが「ここだ」というブースに到着。バイクが一台飾ってある。バイクといっても私の知っているバイクじゃなくて、前のほうがにょーんと伸びていてその先に前輪がついていて見た目すごくバランスが悪い
それにハンドルの真ん中に牛の角がついてる、何のため？ボスがそのバイクを見てニヤニヤ笑っているから価値のあるものなんだろうけど、私にはサッパリワカラン。
ジャッキーがバイクの横に立って「ディー、こんな感じでいいかしら？」と挑発的なポーズを取る。
よっしゃここはあたいも負けないように、と鼻息荒く一歩前に出たところで「ああ、リア、君は別のブースだ」とボスが私の首根っこを掴んで引き戻した。
ちっ、と舌打ちして、私にバイクなんか不釣合いよね、そりゃそうよね、私は高級車のコンパニョーン向けなのよ、おほほほ。などと脳内で高飛車になっているとボスが案内した先にはトラクターが展示してあった。
「リア、今日の君の担当はここだ、後は頼んだよ。じゃ」というとボスはその場を去った。
「Ｇ１３型トラクターのコンパニオン」これが私のＬＡデビューだ、ちきしょー涙がでてくらあ。

写真撮ってあげたい

人の多いバイクや車が展示してある場所とは違い、今私が立っている場所は閑散としてる。
ニッコリ微笑んでみる、誰も見てない。色々ポーズとってみる、誰も見てない。だっちゅーの！・・・・やっぱり誰もみてない。ちんちろりんのかっくん、由利師匠の往年のギャグをしてみるが誰も見てない。
一人寂しくぽつねんとしていると、よぼよぼのおじいちゃんがやってきた。たとえおじいちゃんでも初のお客様よ！初オーディエンス！オーケーおじいちゃんなんでも聞いてちょうだい！
このＧ１３型トラクターはね「コンピュータで変速制御する新型トランスミッションを採用。動力切れがなく、変速ショックが少ないので作業ストレスが低減され長時間の作業でも疲れさせません。
また、ノークラッチ、ワンレバー操作による滑らかな操作フィーリングを実現しました。」
どうどう？おじいちゃんすっごいでしょこのトラクター、え？何？それよりうちの孫の嫁になってくれ？いやあのねおじいちゃん、そんな急に言われてもね私そんなつもりでここに来てる訳じゃ
はい？４０過ぎて独り者でと言われましても。お孫さん４０過ぎですか・・・ちょっと私とは歳の差が・・・・。
カリフォルニアオレンジの栽培農家してて年収50万ドル！？・・・・・年収50万ドルの夫に、毎朝美味しいポンジュース、それはちょっとそそるわね・・・愛があれば歳の差なんてと言うけれど・・・・。
ジョニー・デップ似なら考えないことも・・・いやいやいや、おじいちゃんごめんね私には今一番大事な夢がね。
それにしてもさっきからアタッシュケースを提げた東洋人が鋭い視線で私の方を見てるけどなんだろう。

お、出た東洋人！　いよいよか？　っつーか早くね？

車大国アメリカだけあってレースも盛んだ。レースといっても国際的に大きなレースじゃなくてクローズドの小さな草レースがＬＡだけでも毎週末どこかで行われている。
草レースも同好会レベルのものから、企業の名を冠した賞金レースまでピンキリ。車の雑誌が主催するエキシビジョンレースや手弁当で開催したカスタムカーのモーターショーなんてものまである。
ともすれば男ばかりのムサい集まりになりそうなこういうイベントでは目の保養の為にも、会場に花を添える私達のような役が必須なようで、週末どこかでイベントがあれば、ボスからお呼びがかかり出動していた。
最初こそ恥ずかしいやら緊張するやら笑顔もこわばっていたけど、仕事を数こなすうちにスキルも上がって、今ではもう立派なレースクイーン・・・・・・・・のはず。
のはずなのに！なぜ！なぜなの！全然お金にならないわ！学生のときアルバイトで貯めた貯金が毎月目減りする一方よ！
レースクィーンになればケバい服着てニッコリ笑って立っているだけで男からチヤホヤされてお金がドッカンドッカン入る予定だったのに！
その予定で自分への投資のつもりで先週からダンス教室に通ったりしてるけど、ちょっとこの薄給は計算外だった。
ＰＳ３のミスタードリラーだって欲しいし、今月は絶対欲しいニューアルバムが3枚も発売される、スマパンのコンサートにも行きたいし、映画にも行きたい。
ファッション雑誌見てるとお洋服だって欲しくなる。駄目よ駄目駄目、みんな必要なものばかりで切り詰める余裕なんてどこにも無いわ！
毎日アイスクリーム食べたいし、大好きなチョコレートも食べたい、自炊なんて面倒だーっ、誰か代わりに洗濯してーっ、うわーっ
前にジャッキーが私に言ったこの業界の厳しさが今になって理解できた。

柴犬を抱いてくれ

「柴犬」なんて遠まわしに言わないで「俺」と正直に言え。
正直に言ったところで、何も出来ないが

レースクイーン時代に柴犬を抱いた優しい表情のリアの画像があるんだ
あの時のリアが大好きだったんだ

今は子供たちのアイドルみたいになって、おじさんはチョット寂しい
リアが望んだ道なら何も言うことはないが、せめて物語の中だけでも昔のリアでいてﾎｽｨのよ

食えないながらもしがみついて継続していると、偉いものでポツポツとではあったものの単発の仕事が舞い込んでくるようになった。
先月は車雑誌の中にある「Rideon!、イチオシガールハっとしてグー」という連載企画の撮影＆インタビュー記事のお仕事だった。
グラビアは見開き２ページ、きわどい水着着て、車雑誌だけにクルマのパーツを背景にタイヤの上に乗り髪をかきあげ大股開き、カメラ目線でお尻をつきだすポーズ。
インタビューはというと。

　−休みの日は、どう過ごしているの？
　ギターを弾いたり、絵を描いたりしてるわね。料理も得意ようっふん。
嘘を吐くな、嘘を。３食ファーストフードのクセに。
　−好きな男性のタイプは？
　優しくてユーモアのある男性なら誰でもOKよ、彼氏になったらサｰビスしまくりんぐあっはーん。
バカなんだぜ？

自分が写真になって雑誌に掲載されたという喜びの反面、こんなの牧師のパパに見つかったら気絶するかもしれない。ママになんかバレたら大目玉は必至。
特にブラッドなんかに知られたら大変よ！一生強請られるかもしれない。崖っぷちリアちゃま！

悩みながらも深みにはまっていくリア・・・
おらワクワクしてきた

思い切って車を購入する事にした。理由は簡単、車が無いとものすごーく不便！LAは郊外店のほうが充実していて、買い物ひとつするにしても車での移動がかかせない。
ラスベガスに居た頃はその都度ママの車に同乗して用を済ませていたがここは一念発起、マイカー購入に踏み切った。
でも私は車に関しての知識はなーんも持ち合わせてない。そこでボスに電話を入れて評判の良い中古自動車屋さんを教えてもらった。
ボスが勧めてくれたのは「CarsDirect」というユーズドカーショップ。かなりの数の車両を揃えていて値段もピンキリでリアの予算に合った車もあるだろうと教えくれ、その店に向かった。
広ーい！ほんと広い！それに向こうが見えないほど車が隙間なく並んでて何台あるのか検討もつかない。フォード、GM、Datsun、Toyota・・・etcetc、車オンチの私でも知ってる社名の車が沢山置いてある。
あまりの量の車の数に目移りしてキリキリ舞していると、お店の販売員が来て「お客様、どのようなお車をお探しですか？」と訊いてきた。
「はぁそのとにかく値段が安くて、動けばなんでも」とは正直に言えず。あの〜その〜と、もごもご言ってるとその販売員は「お客様ならこちら今売れ筋の〜」と営業をしだした。
値段を見ると、とてもじゃないけど買える金額じゃない。「いや〜それは〜うーん」と一応悩んだフリして渋っていると別の車に案内され「ではこちらの車などは？運転もしやすく燃費も良いですよ」と色々説明してくれた。
その後小一時間、案内されるがまま何台か見て回ったけど、どう逆立ちしても買えない。というか私が貧乏なだけなんだけどね。

お金の為に何でもしないでね

中々決まらない客と販売員の間に微妙なあきらめムードが漂いはじめた時、一台の車が私の目に止まった。展示場から少し外れた場所にポツンと一台の車が展示してある。
「あー、あの・・・・、あの車は？」私が指差した方向に販売員が目を向けると販売員の人はその車を見るなり少し首を傾げ、今の今までその車の存在を忘れていたのか一瞬訝しい顔をした。
元の色がわからないほど黒いボディーに砂埃がたっぷり積もっていて、見た目かなりの年代物の車っぽいがそんな事より値段が私の目を引いた。
「３００ドル」買える！これなら私にも買える！ちょっと大きな出費になるが今後のことを考えたら背に腹は代えられえられない。
今月はゲームとコンサートと映画を諦めよう、致し方ない、いやゲームはやっぱり外せないな。
「あ、これいいですね。値段もリーズナブルだしこれにしようかしらん」というと販売員は
「えっとですね・・・えー、この車はですね、オーストラリア・フォード製のファルコンXBという車で、351クリーブランドV8エンジンにさらにスーパーチャージャーを搭載して実に３００馬力という・・・」
いやいや私そんな説明聞いてもわからないから、とにかくこれに決めよう！即決！必要書類を書いて、代金はカード決済、キーを受け取ればもう私の車だ、うひょー
この際だから車に名前をつけてあげよう、ジブリアニメが好きだから「魔女の宅急便」にでてきた魔女キキの相棒、黒猫のジジから拝借して「ジジ」にしよう。色だって同じ黒だ。
魔女のキキは、13歳で修行のために家を出て見知らぬ港町で一人頑張ってたんだものね、私だって頑張らなきゃ。
それからお店の人が「この車は走るためだけに生まれてきたバケモンですよ！」と言っていたけど車ってそもそも走るために作られてるんじゃなくて？

リアはボルボに乗ってたんです。

キーを差し込んでイグニッション！どごーん！ばうんばうん！ずばぼぼぼぼぼ・・・・・こここ・・・これはすごいエグゾーストノイズね・・・・黒猫というよりグリズリーに近いかも・・・・。
前を見ると車のボンネットから生えているエンジンの一部らしきものがぶるぶると振動している。
慎重にアクセルを踏み込むとエンジンがゲホゲホと咳き込んだようになりストールしかけたが、ゆっくりと走り出した。よーし行くわよジジちゃん！あなたの軽快な走りを見せてちょーだい！
古い車でもちゃんと走るじゃない。車は走ればそれでＯＫ。乗り心地はというと、ちょっとシートが固いくらい、すぐにお尻が痛くなりそう。あとは至って問題なし。
これで好きな時間に買い物にいけるし、急な仕事が入っても小回りが効く。
助手席のほうで何かカチャカチャ音がするので見てみるとドッグフードの空き缶とノコギリが床に転がっていた。前のオーナーは犬でも飼ってたのかしらん？でもノコギリってなんだろう？
これは後でちゃんと捨てておこう。
車の運転は教習所以来だけど、中々スムーズに走ってるじゃないですかジジたん。対向車も勝手に向こうから避けてくれるわ。
私の名はリア・ディゾン！夜空を見上げる度に思い出す！ヒャハハハハハ！
さっきから気になってたけどこの「Nitro」って書いてある赤いボタンは何かしら？ためしにちょっと押してみようかしら。ぽちっとな。

(　ﾟдﾟ)ﾄﾞｶｰﾝ!!

「はいもしもし、こちらディー・スナイダー商会です。今売り出し中で人気急上昇、当事務所No1モデル、リア・ディゾンという今LAで話題沸騰のダイナマイトセクシーガールがおすすめですよ。
え？『そんなことはいいからボスのディーに代わってくれ』はいはいそうですか。ボス、女を見る目の無いフニャチン野郎から電話です。」
雑誌に私のグラビアが載り、晴れてカバーガールのデビューを飾ったからといって、途端に売れっ子になるなんてこともなく。
別段用も無いのに毎日愛車ジジで事務所に乗り付けてスタバのアイスキャラメルマキアートを飲みつつ居座って電話番。
わきゃーん、うきょーん、さるーん、と叫びながら事務所の床を転げ回っていたらそんな様子に見るに見かねたのかボスが仕事をあてがってくれた。ボスが回してくれた仕事は

　魅惑のセクシーナイト　デザイア祭りonLA

「なんなんすかこれ？」
「地元の人間が集まる会員制のダンスパーティーだ、曲に合わせて踊ってドリンク配るのが仕事だ」
「・・・・・・・・それってトップレ」
「脱ぐ必要は全然無いよ。どうだやってみるかい？今までの仕事に比べたら格段に実入りのいい仕事だし、サービスが良ければチップも貰える。それにリー、お前は頑張ってるほうだよ。」
ボスが褒めてくれた。というか褒めてくれたこと以上にちゃんと評価してくれてた事が嬉しかった。ちょっと挫けかけていたけどなんでも続けてみるもんだ「継続は力なり」とはこの事ね。
腹をくくって参加してみることにした。この際四の五の言ってられないとにかく仕事入れなきゃ、ボスだって大丈夫だといってるしなんとかなるでしょ！
それにダンススクールに通っている成果を見せるちょうど良い機会かもしれない、と自分に言い聞かせ気持ちを奮い立たせる。
やるぜ！おーっ！・・・・・・・銭銭銭。

さすが、Hobbies: Making money 　と答えただけあるな

今週は本職の方が忙しくてPCもロクに触れずうｐがままならない状態。
２〜３回うｐするだけのストックはあるんだけど、てにをはが怪しいのでじっくり訂正しているヒマ無し。
読んでいる方（居るのか？）には申し訳ないが座して待て。
一応、LA編は来週中にも仕上げる予定（未定）

めんご。

ﾊｰｲ((o(´∀｀)o))　ｼｺﾞﾄｶﾞﾝｶﾞﾚ~

サタデーナイト、指定の時間の午後９時にパーティー会場に着くと既に１０人位ディースナイダー商会所属の娘達が来ていた。仕事で過去何回か顔をあわせた娘が数人居た。しかもその中になんとジャッキーも居た。
「リー！リーなの！あらまぁあなた来たのね！」
「きゃーきゃー！ジャッキー！こんなとこで遭うなんて！ここで逢ったが百年目、盲亀の浮木、優曇華の華の花待ち得たる今。そんなことより家は良いの？お子さんは？」
「子供はもうオネムの時間よ。旦那には『友達のパーチー』と言ってあるから、今日ここで合ったことは内緒にしてね、どうしても欲しい服が・・・・・ね、お願いリー」
「わかったわ！女同士の約束ね」
固い約束を交わすと、ジャッキーにこれはどういう仕事で、どういう事をやればいいのか訊ねてみた。もちろんヤバいパーチーだったら即行でトンズラする算段だ。
ジャッキーによると今夜のパーティーのお客は、ＩＴ関連の社員だとか。私達の仕事はとにかくその場を盛り上げること。
それからボスも言っていた通り、お淫らなパーティーとかではなく、とにかく女の子を呼んで一晩盛り上がろうじゃないか、という趣旨のパーティーらしい、その他色々ジャッキーから注意点を聞いていたら
「あら、あなたジャッキーだったかしら？久しぶりね、それからこっちのあなたは新顔？ベテランの私がお手本見せてあげるから勉強しなさい。
最近の娘はちょっとお尻触られたくらいで怒って帰っちゃうから根性ないわよね、あなたも場を盛り下げないように気をつけてねホホホ」
と、とうの昔に生理の干上がったババア・・・・・もとい、かなり年季の入った妙齢のご婦人がジャッキーと私にご指導ご鞭撻してくれた。
恰好がこれまた凄い、コスチュームから溢れそうなくらいの胸だ、胸というより２基のロケットという表現がピッタリだ、
腹部からトップバストにかけてのオーバーハングはどんなベテランのロッククライマーでも征服するのは不可能に近いと思う。
お尻はと言うと、もうスカートに収まってない、スカートが可哀想に思えるほどパッツンパッツンだ、そのスカートから生えている二本の足も編みタイツのせいでボンレスハム状態。間違って腕でも挟もうものなら軽々と折られるかも
化粧も絵の具を使ったかのようなアイシャドーに、濃いルージュでニンマリ笑った笑顔は頭からバリバリ食われそうな錯覚に襲われた。

ディースナイダー商会=pinays
ジャッキー=kt-so

「何？何？ね、ねジャッキー、あの人誰？」
「名前はキャシー・ワッツ、業界では古株よ仲間内では『マン・イーター』の異名で通ってるわ」
「マン・イーターっすか、ごいすですね」
「彼女に逆らわないようにね。なんでもはいはい言ってりゃいいのよ。さ、もう時間よ、行くわよ」
9時ジャストに会場に一斉突入、大きなガレージを即席のパーティー会場に改造したもので中央がダンスフロアになっていて即席のカクテルバーまで備え付けてある。
女の子の出現で会場の野郎共が一気にヒートアップ、ビール片手に大盛り上がり。
大音量のヒップホップに合わせてダンスフロアで踊りまくる、ダンススクールで習ったダンスはどこへやら、踊りなんて適当もいいところ、お尻を突き出し中腰になって両手足をクネクネさせる。まるでタコ踊りよ。
へっぴり腰で顎をつきだしクンクンいわせて自己流ダンス炸裂で踊っているとサンフランシスコジャイアンツの野球帽をかぶって右手にビール、左手にカクテルを持った太った男が近づいてきた。
しかもこの男顔も真っ赤で鼻息荒くフンフンいわせて目尻も垂れ下がってかなり出来上がってるご様子。どうも一緒に踊りたいらしく。周りを見ると目の前に現れたデブ男の他、既に何組かダンスの相手になっている。
突き出たデカいお腹をブルブルいわせて近づいてくる様は、トドの如し。やばい、あんなの相手に踊ったらこっちの身がもたない。例え仕事でも相手は選びたい、かといって無下に断れば次の仕事が無い可能性だってある
これじゃあジャバ・ザ・ハットとレイア姫よ！せめてジョニー・デップ並じゃないと嫌や
男の視界から逃れようとダンスの輪の中に潜り込もうとしたらものすごい勢いで弾き出されて、思わず尻餅をつきかける。うぬ無礼な、何奴。
弾き出した犯人はというとジャッキーだった。負けじと私も再度突入を試みる。お互いお尻でトド男の前に押し出そうと押し合いへし合いの攻防が続く。要は人身御供の譲り合いである。
女同士の固い約束と友情が脆くも崩れ去った瞬間であった。

ジャッキーと私でお尻をクンクンいわせて押し合ってるスキをついて、そこに他の娘のお尻が参戦してきた。
そうこうしている間にもトド男が腹をタップンタップンいわせて近づいてくる。ヒップホップのリズムに合わせ弛緩しきった笑顔からふーんふーんと酒臭い鼻息を吐き出す。
この危機を察した私達ダンスの輪一同は、トド男が近づいてくるのに合わせてジリジリと後退し、輪の中ではトド男の生贄に自分以外の誰かを突き出そうと激しいお尻の攻防が繰り広げられていた。
お尻を巧みに動かしとにかく隙間に割り込んでこの危機を脱しようとしていたら越中ばりのピップアタックが飛んできて、輪の中から弾き出されて尻餅をついてしまった。
「いったーーーーい！」
痛むお尻をさすって立ち上がろうとしたらトド男が目前に迫っていた。
嗚呼、もう逃げられない、私はこのトド男の腹の中に埋没して死ぬんだわ。こんなときに北斗柔破斬が使えれば。父上様、母上様、三日とろろ美味しゆうございました。
さようならブラッド、あなたとケンカしたとき枕で殴られて６フィートも飛ばされて壁に叩きつけられたっけ、末代まで呪ってやるわ。
有名になりたいなどと大それた、身の程を弁えない夢を追いかけようとした私に科せられた罰なのね、「完全無欠のリア・ディゾン」哀れにもこれにて終了。

エェー
終っちゃうの〜？
現実のリアも終っちゃいそうだけど・・・
寂しいのぉ

と死の覚悟をしたとき、どきつい香水の香りと共に目の前に一人の女性が立ちはだかった。
その女性とは・・・・・・・・キャシー（マン・イーター）ワッツ、その人であった。
「あらボウヤ、元気いいのねーん。今夜はわたしがお相手してあがるわよん。」と言うなりベロリと舌なめずりした
トド男の方を見たらようやく見つかったダンスの相手に満更でもない顔で、しかも至極御満悦の様子だ。だがちょっと待て、それでいいのかトド男、もっとピチピチした相手が足元に倒れているのにその相手で。
だが相手は御免蒙る。
キャシーの巨大なオッパイが踊りに合わせ揺れ、そのオッパイがトド男の腹に当たってドシンバシンと肉を打つ音が響く。その音が響く毎にトド男が両手に持ったグラスを交互に口に運ぶ。
目の前の光景に私は子供のときに見たブローザ・ブロディvsモンスター・ロシモフの試合を・・・・・・とこんな事言うと筆者の年齢がバレるわね。
床にお尻をついたまま呆然としていると私の横にジャッキーが立っていた。
「私達・・・・・・・・・・・勝ったの？」ジャッキーに訊ねる。
「それは私にはわからないわリー、だけどとりあえず今やらなければならないことは立ち上がる事よ」

復活ｷﾀ━ヽ(ヽ(ﾟヽ(ﾟ∀ヽ(ﾟ∀ﾟヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉﾟ∀ﾟ)ﾉ∀ﾟ)ﾉﾟ)ﾉ)ﾉ━!!!!
本当のリアも早く復活してほしい・・・・
最近blogの更新ないし
拓哉じょるさんの筆まめさを見習ってほしいねｗ

っつーかマジでリアちゃんどうしちゃったんだろう？
この小説読んで元気出してもらいたいね

ジャッキーに促されてよろよろと立ち上がる、そうよ今は倒れている場合じゃない、気を取り直して仕事をしないと！
周りを見渡してみると会場は所謂「暖まった」状態になっていてこれからさらに盛り上がろうとしていた。
曲にあわせ、頭をフリフリ、お尻フリフリしてるとドーパミンだかセロトニンだかの脳内麻薬がじくじく出てきて次第にハイになる。鼻の下を伸ばしてる男共も酔いが手伝ってノリノリ状態。
「ハーイ、君たちノリが良いね！どう？俺たちと一緒に踊らないかい？」
擦り寄ってきた野郎共のダンスの相手をしてやって、ちょっとオゲレツなポーズを取って携帯で記念撮影に応じてやる。なんとこれでチップ１０ドルGet!
ほほほほ！ちょっと色目使ってやるだけで男ってなんて簡単に調子に乗るのかしら！バカよバカ！でもこれは全てわてくしリアちゃまの美貌の成せる技よ！ほほほほ！
頭のどこかで冷めた部分が、これも仕事仕事とは割り切ってはいるんだけど、大音量の曲と会場の雰囲気に飲まれて徐々に自分を見失っていく。
「あっそれそれそーれ！甘茶でカッポレ！」
嗚呼、誰か私を止めて。

( ；´Д｀)いやぁぁぁぁぁー!
お金でエッチなことしないで〜
で？おげれつなポーズってどんなの(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ

どうやらリアちゃん昨日のビヨンセ見に行ってたらしい
とりあぜず日本にいてくれてヨカータよ

簡易ステージの上で順番に女の子がダンスを披露、雰囲気は頂点に達していて縦ノリ状態。
きゃほほほほほ、にょほほほほ、ぶべらぶべら、ほすほすほす。酒と音楽と雰囲気に呑まれて既に半分正体不明になっている男達
その男たちにカクテル配って、ウィンクして、ちょっとおだてて、腕を組んでたりしてたらなんとチップが５０ドルほど貯まっていた。
うへへへ、これはやめられまへんなー、家賃の支払いに充てようかしらん、それとも奮発してブランド物でも買っちゃう？などと皮算用してたらジャッキーが耳元で
「リー、リー、ちょっとよだれ流してないでそろそろ撤収するわよ」
「え！もうそんな時間」
ジャッキーに言われて腕時計を見ると12時直前、私達の仕事は9時から12時まで3時間パーティーのコンパニオンを受け持つという条件だったけど、思ったより時間が経つのが早い
まだ1時間過ぎたあたりだとばかり思ってた。
じゃあ私達これで帰るわね、また機会があればよろしくねん、今夜はサイコーに楽しかったわアハーン。と社交辞令を述べると男たちから不満のブーイングと落胆の声が挙がった。
最後のチャンスとばかりに男数人が女の子達から熱心に連絡先を聞き出そうとしてる。
こういうのって声をかけられない女の子は負け組なのかしら、ちょっと誰か私の電話番号を聞きに来るイケメンは居ないの？聞きに来ても教えないけどさ。
でもリアたんまだ子供だし、そういうのまだ慣れてないのー。
撤収するタイミングを伺って周囲をキョロキョロ見渡していると、私達の様子を伺っている男たちと目が合いそうになったのでジャッキーの背後に慌てて隠れる。
時計が12時ジャストと同時に全員退却、男共の不満足そうな視線を背にそそくさと皆一斉にパーティー会場を後にする。なんだかシンデレラの大安売りに見えなくもない。
パーティー会場を出る寸前、後ろを振り返るとあのキャシー（マン・イーター）ワッツが男ばかりの中でただ一人「さあパーティーはこれからよ」とばかりに踊り狂っていた。

今日は日本の車雑誌が企画したエキシビジョンレースの仕事だった。名前はドラフトだかカリブトだかドリトスだか忘れたけど、なんでも車を滑らせて走らせるテクニックを競うレースで
物凄い爆音とタイヤが焼ける匂いとともに車が横に走ってた。日本という国では車が横に走っているらしい。
ＥＮＧの撮影もあって、撮影したレースの模様と、日本人のスタッフが私と他二人の3人を指名してくれて各パドックを回って読者プレゼントを募る企画の撮影だった。撮影したビデオはＤＶＤになって日本で販売されるとか。
ここのところ仕事も覚えて順調だし、イレギュラーではあるがパーティの派遣の仕事もポツポツとこなして収入は若干上がったけど相変わらず生活は苦しい。
その日の仕事は無難に終わったが、先週とても嫌な目に遭って、それがずっと気になって気分はここのところ沈みがちだ。
その嫌なこととは、私もこの仕事を続けて役１年。一応レースクイーンを生業として軌道に乗りかけていたのでボスの命令で個人サイトを委託で立ち上げる事になったの。
この業界で食べていこうとしている娘は大体が個人サイトを立ち上げていて、WEBを使って業界の人間であるないに関わらず不特定多数に向かってアピールするのは今後仕事を得る上で常識になっていた。
そしてそのサイトに載せる為の画像の撮影をしたんだけど、この撮影というのが事務所の専属カメラマンのアランに撮影してもらったんだけど、さすがカメラマンを職業にしているだけあって、被写体をおだてるのが上手い。
最初こそ色んな衣装を色々着て撮影してたが「んーいいよー」「そこをもっとグっといこうかー」「からだを斜めに、ちょっと胸はだける感じでー」などと撮影のイニシアチブをアランに握られる内に
衣装も徐々にスケスケになっていてと、そのまま命ぜられるがままにしてたらだんだんエスカレートしてきて自分でも気付かぬ間にあられもない姿にさせられ
はっと気付いた時には●●●●●●に●●●●を●●●●と思うとさらに●●●●●●と言ったら●●●●●●●●●するやいなや●●●●●●●●で●●●●●●私は
●●●●●●●●●され●●●●●●●●●●●●たの。●●●●●●●●●●●●●●●●●●で●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●が●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●。
このままでは危ない！と身の危険を感じた私は「うわーん、もうこんなん嫌やー、おかーちゃーん」と寸でのところで逃げて撮影を無理やり切り上げさせたけど、私はアランを「いつかぶっとばすリスト」の1位に決めた。
・・・・・・・・・もうお嫁にいけないかも。

myspace com
leahdizon.com 七三が立ち上げた

mixi
ameba

(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
ビデオoption持ってるぜぃ！
レースクィーン時代のリアが一番好き！！
表情も明るいし　カッコイイ！！
ほんと好き　マジ好き　あの頃に戻りたい

ビデオオプションはヤフオクで１ｋで買えるな
最近のはDVDなんだが古いのはＶＨＳのもある。

黒×オレンジの時代はカッコイイが
オレンジ時代は・・・まだ垢抜けない

「LA編は今週中に〜」と言ってたけど嘘です。無理です。
まだLAでもがいてます。
テケトーに思い浮かんだエピソードを挿入して、自分で自分の首を絞めてます。

まったりｶﾞﾝｶﾞﾚ
そして●大杉ｗ
気になるじゃん！

>>244
あれ？黒オレンジのしか持ってないや
オレンジ時代のビデオもあるの？
一瞬だけ犬と出てるやつ？　Vol.いくつ？

>.247
ttp://www.v-opt.co.jp/opt/opt_133/v_hatubai_saisin2.jpg

No.121にもオレンジのネーチャン達が数人でてくるが
まだリアは仕事初めて無いから居ない。
あと、観客スタンドをオレンジのネーチャン達が走って移動しているのが
あって、その中にはたぶんリアがいるとは思うんだが
判別不能

スゲーありがと！
このスレでこんな情報拾えると思わなかったよ
拓哉じょるさんもｱﾘｶﾞと

リア　恋人とのhappy new year ディープキス
http://leahdizon.paslog.jp/article/209836.html#comment
7：3分のあのキモいパトロンはどうした？

優勝者が決まったのか表彰台の方で大きな歓声があがっている。
優勝セレモニーの撮影に立ち会うモデルは私なんかよりずっと背が高くてグラマラスでセクシーなパツキンパイオツカイデーな娘になった。
私は人の輪から外れて一人ベンチに座りセレモニーを眺めている。
色んな人種が集まるLAだけあって、レースクイーンの中でも白人、黒人、スパニッシュ、プレルト・リコと様々でこれが私と同じ生き物かー！と思うくらいスタイルも顔も格段に良い娘が沢山居る。
沢山居るということはそれだけ過当競争になるのは必然で、私がラスベガスから出てきてこの仕事を始めた１年の間にもかなりの数の顔が入れ替わった。
中でも事務所の3分の1を占めるであろうアジア系の女の子は売り込みも熱心だ。
仲間数人でルームシェアリングして経費を浮かせている。個人サイトだって私のサイトよりも過激で、ちょっとそれ趣旨違わくね？と思うくらい露出が多くて挑発的。
私だって一応お父さんからアジアの血を受け継いでいるのに彼女たちはとても大人びて見える、元々童顔の私はいくら化粧を真似てみても幼く見える
この業界、自分をアピールしてナンボの世界だ、見た目も幼い顔をした娘は幼く見られるだけ。私は生まれついての童顔の自分の顔に昔から少々コンプレックスがある。
しかも皆が皆、夢見る乙女なんだ「私だけがスペシャル」なんだ。
夢を追いかける事以前にこの業界の生き馬の目を抜く厳しさを実感した私は、この仕事を選んだことに少々疲れていたのも事実。
そうよね・・・少し前まで内気すぎてトイレで便座に座ってポテチをボリボリ食べてるような子が突然変われる訳ないんだ・・・。そういえばラスベガスからＬＡに出てきてからというものグチを言う相手も居ない事に今気付いた。
今ここにジャッキーが居れば私のグチを聞いてくれるだろうか？でも彼女は今ここには居ない。
陽もかなり落ちてきて、サーキットの照明が入る。ベンチから伸びた私の長い影が私を見つめていた。

あぁ・・・悩んでたんだねリアたん(´・ω・｀)

・・・・・・・・・・・・・

( ﾟдﾟ)ﾊｯ!　イカン！　ｺﾚﾊ　ｿｳｿﾞｳﾉｾｶｲ…

でもあの頃のリアはマジで掃き溜めに鶴だったよなぁ
こんなにカワイイのにアメリカじゃ評価されないって、あいつら頭オカシイとしか思えん

アメリカ人バカだもん

自分の影を見つめ返していると、どこからか犬が一匹やってきて私の影の頭のところにちょこんと座った。目が合ったのでおいでおいですると尻尾を振って近づいてきた。
犬は私の差し出した手をクンクン嗅いでいる。この会場はクローズドだから迷い犬なんて事は無い、誰かが持ち込んだ犬だ。
ＬＡでもリードを持って散歩している人を多く見かけるが、それにしても見たこと無い種類の犬だ、なんていう種類の犬だろ？
目はクリッとしてて良く動き、好奇心旺盛な印象を受ける。毛の色はほどよく焼きあがったピザ生地のような色で、今はその毛が夕日に染まってワイン色になってる。
あなたはどこから来たの？お名前は？オスかしら？メスかしらん？
持ち上げてみると見た目より案外重い。しかもご立派なモノをお持ちで・・・。あなた女たらしね。
犬を抱いていると男の人が犬を指差し笑顔で近づいてきた。どうやら飼い主っぽい。よくみるとＥＮＧで撮影していたときに同行していた日本人カメラマンだ。
「あ、この子あなたの犬ですか？かわいいですねー。なんていう種類の犬なんですか？名前は？」
見ると男の人はなんだか申し訳なさそうにしてる。そうか！言葉が通じないのね。えーとえーと、じゃあ簡単な単語なら・・・・そうね
「this dog,The name?」犬を指差し、ゆっくり発音すると男の人の顔が明るくなった。通じた！
「Tarokichi」という名前らしい。「タロッキ？、タロキー？タ・ロ・キ・チ・・・OKタロキチ君ね！ふふ日本語の名前って発音が難しいのね」

あの犬ｷﾀｰｰｰｗ

ﾀﾛｷﾁ!?　次長課長河本が捨てた犬キタ━(゜∀゜)━!!

海を渡ってLAにいたとは！

拓哉じょるさんよ　あんまり俺を泣かせるなよ･ﾟ･(つД｀)･ﾟ･
俺はあの頃のリアが好きでさぁ　特にあの画像が大好きだった

ﾘｱﾙで言うと2005年2月26日のことなんだよな
今はすっかり変わっちまった・・・見た目じゃなく住む世界がさぁ
距離は近くなったけど、存在は遠く遠くなっちゃったよなぁ・・・

レイカーズの試合を見てる写真もいいけど、犬だいてるfobproの写真もいいね。

沈む夕日に尻尾が揺れる〜タロキチタロキチ、はぁ〜ヤンレェエ　城ォで　持つタロキチタロキチ、
（コラコラヤートコーオォー　セェノオーヨイヤナーアーララァ　コレワイセーエ　コノーヨイトコセー）
早速覚えた日本の犬の名前でタロキチ音頭を即席で歌ってみる。歌ってたら日本人がじっと私の方を見てる。やばっ頭の変な娘に見られたかも。
視線を感じて硬直しちゃったままの私に、日本人は何か品定めをするように腕を組み顎に手を当てて顔を傾げている。
あれ？これってどこかで同じような状況が？どこだったっけ・・・・・・・・。これってデジャヴってやつ？
必死に頭の中の記憶をまさぐる。そうそうこれは確か私がラスベガスからLAに出てきてディー・スナイダー商会の扉を叩いたとき、ボスと初めて会ったときに感じたあの感じに似てる。
あの時はやたらジロジロ見られて、ボスから「こいつは臭ェーっ、ゲロ以下の臭いがプンプンするぜェーっ！」と私の本質を見抜かれるんじゃないかとビクビクしてたけど、それと全く同じ状況だ。何？何？何なの！？
犬を抱いたまま尚も硬直しているとその日本人は「フォトオケ？」と聞いてきた。あ、写真ですか・・・・オケオケどうぞ、え？犬抱いたままで？はいはいじゃあタロキチ君、ちょっと大人しくしててねー、はいオーケー、パチリ。
写真を一枚撮ると、日本人は礼を言って手を振って去っていった。その後をタロキチは尻尾を振って追いかける。私のほうには振り返らずに。

いよいよ日本の芸能関係者が現れたのか！？

DVDで見るとあの犬のリードはリアが持っている
一人暮らしで犬を飼っていたとは思えないので
隣にいるハーフジャパニーズの従姉妹の犬かも

日本編も待ち遠しいけど、LAでの苦労話ももうちょっと読みたい

その日の仕事を終えた後、仲間数人と「whiskey a go go」という行きつけのバーに繰り出す。バーには音響の設備もあるステージがあり素人バンドのライブの最中だった。
ここ何日か気分が沈んでいた私はスツールに腰掛けるとマスターに向かって開口一番「マスター、いつものやつ」とオーダーするとマスターは手際よくグラスに注いで私の前にグラスを差し出した。
目の前に置かれたグラスを暫く見つめてから煽るようにして一気に飲み下す。ぶっはー！くぅー！たまんねーなおい！この一杯のために生きてるといっても過言じゃないわね！

　知ってっか？夜明けが闇をぶっ壊すんだ
　闇が光を切り裂くんだぜ
　逃げるんだ、隠れるんだ
　You　向こう側へ突き抜けちゃいなYo！

最近人気あるロックバンドらしく、仲間も女の子はステージ前で踊りまくってる。私もダンスホリックな方だけど今夜は気分が乗らない。それにバンドが最悪だ。
なんでも「失神系」のバンドらしいが何故失神する必要があるのか不明だ、それになんだこの夏休みの宿題のついでに書いたような歌詞は？ボーカルのステージ衣装がレザーパンツにレイバンのグラサンっていつの時代だ。
それからスタンドマイクに股間を擦り付けるな！コードを３つ以上覚えろ！カッティングが下手！フレットを数えながら押さえるな！セーハが出来て無い！何なのこのバカバンド売れねー、ぜってー売れねー。
私なら・・・・・・・・・私ならもっと・・・・・そう、もっと・・・。ぐび
ステージに顔を向けたままグラスを傾けていると曲が終わって仲間の娘が踊りつかれたのか私の隣のスツールに来て腰掛けた。
「あらリーもう飲んでるの。でもちょっとあなた飲むピッチ早くない？大丈夫？」
うっさいわねー、わらしだってねー飲みたいときがあるのよーぐびび
「でもそんな飲み方してたら直に体壊すわよ。それにそんなガバガバ飲むもんじゃないでしょう、リー。・・・・・・・酪農牛乳って」
らくなうぎうぬうはんまいのよーいくらでも飲めるのよー、ぎゅーぬーはカルシウムいっぱいだし骨もがんじょーになるのよー、そんなこと言ってほんとはあーたも飲みたいんでしょ？
いっしょにのもーよ、わらしあしたはお仕事ないから今夜はトコトン朝までのみまくるのだー、おー！のませてくださいもう少し〜ぐびびび
私の荒れた態度に呆れたのか、隣に座った子は「つきあってらんないわ」みたいな顔してまたステージの方に戻っていった。

リアのギターは黒のレスポール(マジ)
憧れのギタリストはジョン・サイクス
・・・んなわきゃネェ――――！！

LasVegas ｵｻｹ ﾊ 21ｻｲｶﾗ ﾀﾊﾞｺ ﾊ 18ｻｲｶﾗ okﾃﾞｽ

おもしれえ。一緒にPlease Don't Leave Meでも歌いてえな。

小学校の時のエレキは緑色だよ

ギター教室通ってたらしいね
どれくらい弾けるんだろう？？

また独りになった私は、牛乳パックから直接自分でグラスに注いで飲みなおしていたところ、そんな荒んだ姿を心配してくれたのかバーテンが鳩サブレをサービスにつけてくれた。もしかして私って哀れまれてる？
だけど、中々センスの良いバーテンじゃない、鳩サブレと牛乳はゴールデンコンビ！
人に例えるなら、マリオとピーチ、健太郎と猛、ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリー、北斗と南、岬君と翼君、たっちゃんとかっちゃん、トキとアミバ。鳩サブレと牛乳は、切っても切れない仲。
鳩サブレをかじって、牛乳で嚥下する。それを交互に、ポリポリグビグビ、ポリポリグビグビ、ポリポリグビグビ、ポリグビ、ポリグビ、ポリグビ、ポリグビ。あー、やめられまへんなー。
お腹もくちくなって少し落ち着く。ステージの方をぼんやり眺めるとさっきのロックバンドが引っ込んで、次のバンドがバラードなんか演奏しちゃったりなんかしちゃってる。

　時間が流れ季節も変り人も変る、
　変らないものは何も無い
　「今」という時間は存在しないんだ
　あるのは膨大な「過去」だけ
　だけど未来は変えられる
　君自信が変る事を願うのなら

その歌をぼんやり聴きながら、私は１４歳の子供が考えるようなことを頭の中で繰り返し考えていた。
私は何がしたいんだろう、何をするべきなのだろう、何が出来るんだろう、何に成りたいんだろう。

何か今現在のリアもこれと同じこと考えてそうな気がする

どこかで目覚ましが鳴っている。
変ね？今日は休みの日、だから昨夜は目覚ましのアラームはセットしてないはずなのに。う〜〜〜〜〜〜〜もう！うるさい！もうちょっと寝かせて！
時計を探して布団に潜ったまま周囲を見渡すと物凄い頭痛に襲われる、うぎぎ、これはたまらん、昨夜は調子にのって飲みすぎた。酪農牛乳に農協牛乳
いちご牛乳、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳。いくらなんでも飲み過ぎた。次に飲むときは自制しなきゃ。
がばと起き上がって時計を探す。というかこれアラームじゃない。携帯が鳴ってるんだ。
「プロント？」
「リーか俺だ」ボスだ
「あ、おはようございますボス」寝起きで舌がまわってない「おはようございますが」「おあようおあいます」になっているのが自分でもわかる
「今から事務所に来てくれないかリー、ビッグトラブルだ」
「ビッグトラブル？それが何か私に関係が？それに今日は仕事が休」
「来てから説明するから、とにかく出来るだけ早く事務所に来てくれ。リー、お前は今からすぐにそこを出て事務所に向かうんだ、わかったか？」
「わかりましたボス、私はこれから朝シャンしてストレッチして化粧してJACK IN THE BOXでスパム・クロワッサンとチョコレートミルクをオーダーして
ファッション誌でも読みながら朝食をゆっくり摂ってそちらに向かいます」
「おーーーーーーい！おおおーーーい！えびばでひあ？誰かいますかー！もしもーーーーし！もしもーし！リィイアディィイゾオオオオオンさーん！」
「わかりましたよ、わかってますってば、そんな大きな声出さなくてもいいじゃないですか。すぐにそっちに向かいます」
「急げよ」
まったく冗談の通じない男ね、嫌になっちゃう。ボスって見た目はこわいけど案外尻の穴の小さい男なのかもね。
あらやだ、可憐な少女が朝っぱらからツーケのナーアだなんてほほほ。とにかく急がなくちゃ・・・・・・メガネメガネメガネ。

どっか企業のエライさん是非JACK IN THE BOXを日本に出店してください
CMモデルが必要なら私がやります
って以前ラジオで言ってましたね

歩道の消火栓を車でへし折って到着。壊れた消火栓から噴水の如く水が吹き上げているが私が車を停めるべき所に立っていた消火栓の方が悪い。華麗にスルー。
事務所に入るとボスとアランがPCのモニターを険しい顔で覗き込んでる。私が入って来たのに二人とも顔さえ上げない。
モニターを睨んだまま二人が何か喋ってる。
「さぁ？・・・・」「・・・・・・・これだけに集中・・・」「何故でしょうね？」「・・・・・・・かも」「・・・・・ですか」とか会話の断片が聞こえてくる。
突っ立ったままの私は二人の会話が見えない上に事務所の空気がわざと私を無視しているような感じがして居心地が頗る悪い。するとボスがモニターに目を向けたまま
「リー、おまえ最近なんかしたか？」と訊いてきた。
質問が抽象的な上に唐突すぎる。「なんかした？」って言われてもどう答えればいいのよ。うーんうーん最近ねぇ・・・・・最近したことといえばハリーポッターを読んだ
事くらいかなぁ？でもハリーポッター読んだからといって「なんかしたか」なんて詰問される訳ないわよね。・・・あ！わかった！あれかしらん。
「はい、先週私ねすっごい美味しそうなチョコレートをお店で見かけたんですよね、でもそれチョコレートにしてはちょっと高価だったんで買うの躊躇ってたんですよ
それでね一昨日思い切ってそのチョコレートを買って食べたら、見かけは美味しそうだったのにこれがゲロマズで。それがショックで悔しくて夜も寝れませんでしたよ」
シカト
尚も二人はモニターを見ながらボソボソと話してる
なんなのよもー、私が何したっつーのよー。Boo!Boooooooooo!!と小心者なので心の中でブーイングするに留める。

はい、ストックが無くなりました、と。
今、補充してる最中だ、と。

プレッシャー掛ける訳じゃないけど
楽しみに待ってます！

「リー、おまえ自分の個人サイト作っただろう？それに何かした覚えはあるか？」今度は私の方を見た。
「え？あ、はい私のサイトですか？うーん、『何か』って言われても委託で作ってもらったものですから・・・。そりゃ私のサイトですけど、直接私が作ったものじゃないし
『何か』といわれれば最近私の画像が勝手にポルノサイトに使用されたりしてて、ちょっとこればかりは腹が立つというかなんというか」
ボスは私を凝視したまま「そうか」とつぶやくと顎をなでながらなにやら思案しだした。
「リー、ちょっとこれ見てくれ」
ボスがPCのモニターを私のほうに向けた、そのモニターには私の画像が表示されてる。
「これに見覚えはあるか？」見覚えも何もアランがサイト用に撮った私自信の画像だ。モニターの中から二つのヘイゼル色の瞳が見つめている。
モニターに表示されてる画像は日本の高校生が着ているフォーマルウェアで「せえらあふく」というものらしく、「せえらあふく」にレッグウォーマーを履くのが
日本の最新の流行らしい。ぷっレッグウォーマー履くのがオシャレなんて時代遅れもいいところね、とその時そう感じたのを思い出した。
スケスケ、ペラペラの衣装のコンボに幾分辟易してた私は、何か他に変った衣装は無いのかと思案して相談してみたところ丁度アランが前に日本に旅行した
際に買って来た服があるというので早速着てみて撮影したものだ。
そのままの服装でポーズをとってみてもお色気に乏しかったので、憂いのある表情で撮ってみたり、わざとスカートをたくしあげてセクシーっぽさを演出してみたり
した記憶がある、でも私にしてみたらただのその他の衣装の一つだ。
「えーっと、それが何か？」まだ話が読めない。
ボスは私のほうに向き直ると、ずんずん近寄ってきて思いきり顔を近づけて凝視しだした。こっこわい。
ボスの鉤鼻がぶつかりそうになる、しかも鼻毛がわっさーと出てる。今度お給金が入ったら鼻毛カッターをボスにプレゼントしようと心に誓う。
暫く私を睨んだ後、「ふぅ」と嘆息したボスは「昨日の夜、おまえのファンサイトがあるサーバーの会社から電話があったんだ」

いよいよ佳境に入ってきましたな
楽しくなってきた

「で、なにかえらく怒っている様子で『なにか違法なデータでもアップロードしてるのか』と言ってきたんだ。で、俺もいきなりでウェブの事は疎いもんだから返す刀で
『誰が痔漏撫でたジャブローやねん！』と怒鳴り返したんだ。「ロー」しか合って無いんだけどな。それはまぁいいとして。俺では要領を得ないもんだからアランに
電話を代わってもらったところどうもお前のサイトに大量のアクセスが集中していたらしい。」
「うーん・・・でもそれって不特定多数にむけて発信してるんだし、サイトに沢山アクセスしてもらう目的で作ったんだから沢山アクセスあるのは普通なんじゃないですか？」
というとボスは頭を抱えて苦しみだした。どうもサイバー関係には弱いらしい。ふふこれだからオッサンは。といっても私だってちんぷんかんぷんなんだけど。
「んと、ボスに代わって僕が」とアラン
「リー、君のファンサイトといっても一応うちの会社の管理下にあるんだよね。それで君のサイトがあるサーバーの会社が３日前から突然尋常じゃない数のアクセスが
あったんだよ。先方がDos攻撃されていると思い、うちに連絡するほどのね。そしてアクセス先の集中先を調べたら」
「私の所だったって事？」
「その通り。アクセス過多でトラフィックにも影響が出だして、慌ててうちに電話かけてきたと」
「でもそれと、このせえらあふくとどういう関係が？」
「とにかく他の画像にもアクセスがあったらしいんだけど、何故かこの画像に集中してアクセスがあったようなんだ、で、組織的なものか、ただ一過性のものか、それとも
ただのいたずらか、今サーバーの管理会社にアクセスしてきた記録を調べてもらってるところというわけ」
「・・・・・・・・・・・・。」
「とにかく先方が重大な異変と判断してうちの確認を求めてくるほどの異変だったんだ、もちろん僕たちにとってもね。リー、いつもは気にしなかったものが突然なんの
予告もなく注目浴びると変に思うだろう？『注目を上げる為の何かを誰かが我々の与り知らぬ所で仕掛けたんだろう』って、それと同じさ。その『仕掛けた何か』が
わからなかったからボスは君を呼び出したんだ。」
モニターの中のせえらあふくを着た私は「我関せず」といった顔でこの状況を見つめていたままだった。

個人的にはセーラー服画像はそれほどピンと来なかったんだが（カワイイけどね！）
確かにあの格好で日本人の注目度がグンと上がったのは事実だよね〜
もしあの画像がなかったら日本に来てなかったかもしれない
そう考えると彼女の運命を変えたコスプレだったんだね
ホント、リアの人生ってドラマチックだよなぁ

世間はもうクリスマス直前で、LAでも、というか徐々に国中が浮ついたような慌しいようなそんな雰囲気になる。
クリスマスといえば国を挙げての一大イベントなんだけど、クリスマスの前にかなりの数のアメリカ人が参加するであろう大きなイベントが一つ控えている。
それは帰省ラッシュだ。
クリスマスは郷里へ帰って家族と集まって過ごしたいという人が同じ日に一斉に集中するものだから各交通機関もピーク時にはラッシュ状態になるのは必然。
私は飛行機でラスベガスに帰ろうとしていたがＬＡ空港は人でいっぱいで、迷子になって泣く子供、ぐわいが悪いのかベンチでぐったりしているおばあさん、
手続きが通ってなかったのか受付で怒鳴ってる人、チケット片手にふらふらと彷徨う人、寝不足なのかベンチで寝ている女性、周囲を気にしてポケットウイスキーを
ちびりちびり飲りながらすでに出来上がっている男性、ヨイヨイのお爺ちゃん、「アパム！アパーム！弾持って来い！」「逃げるやつはベトコンだ！　逃げないやつは
訓練されたベトコンだ！」とよくわからない怒声まで聞こえてくる。
空港は既にもう市街戦か野戦病院もかくやという状態になっていた。
そんな人ごみの中、大きなバッグを背負っていた私は数え切れない人にぶつかりながらきりきり舞いしてようやく目的の飛行機に搭乗できた。
久しぶりにラスベガスに帰郷、といってもそんなに長い期間ではないけど実家に戻った私に家族は勝手にLAに上京すると打ち明けた時と同じ一家の娘として普通に
接してくれて、これまた極々普通のクリスマスを家族で過ごした。ママとはLAでの生活はおっつかっつではあるけど今はなんとか暮らしているということと、
エロエロな仕事をしているなんて宣教師の仕事をしているパパには当然言えないからダンススクールに通っている事を話した。
ブラッドとはラスベガスを発って以来、TEKKENで久しぶりの勝負！結果は３８２戦中２１９勝１６０敗３分で私の勝利！愚弟が姉に勝とうなんざ１０年早いのよ！ふん！
家族と過ごすクリスマスを満喫し、完全なリフレッシュができた私はLAに戻り仕事仲間とニューイヤーパーティで大いに盛り上がった。
そんなこんなで大いに楽しんだ私は新年早々あのサイトの件でまたボスに呼び出された。呼び出されるまでそんなことは今の今までちくとも忘れていたのだ。
というか私にどうしろっつのよもう。今までの楽しい気分も吹っ飛び、しぶしぶ事務所に顔を出すとボスが待っていて開口一番
「リー、おまえ日本に行く気は無いか」と切り出した。
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええ！？

ようやっとここまできた・・・・。
ここにきて、ようやく日本行きの話に行き着いたのが今日・・・・。
書き始めた時は、毎日アップしてＧＷには全て書き終わる予定だったけど、全然計算できてねーぞ
自分で話の展開が読めない。

まるでノンフィクションを読むかのように楽しませてもらってますよ
日本に来ることになった経緯と、その時のリアの心理状態って
すごく興味ある部分ですよね

>>279
楽しんで読んでるけど最後のところ、事務所のボスに言われて日本行き決めるのか
俺はそこだけは納得いかん

「ボス、唐突過ぎて仰る意味がよく判りかねますが」思わず社会人口調になる。
「前に話したあの画像の件に関してだが、今でもかなりのアクセスがあるようなんだ、それでサーバーの会社からアクセス記録を出してもらったんだ。それでその記録を
見てみると国内のアクセスを軽く上回る外国からのアクセスがかなりの数を占めているということがわかった。」
「はぁ・・・・それと日本に行くのとどういう関係が」
「まぁちょっと待て、先を急ぐな。でだな・・・・どこまで話したっけ・・・・そうそう、その記録を見てみるとだな、外国からのアクセスでもアジア方面からのアクセスが異常に
多いかったんだ。チャイナ、ホンコン・・・・・その中でも特に日本からアクセスが突出しているという事がわかった」
「だから日本に行け、と、そういう意味ですか？」というとボスは机の上に両肘をついてじっと私を見つめた。
「あのスクールウェアなんて言ったっけな？『せえらあふく』だったか、とにかくその画像が今現在でも日本のあらゆるサイトでＵＲＬを貼られたり転載されたり増殖してるらしいんだ。
リー、あの画像の何かが日本人の琴線に触れたのは確かなんだ、日本人の女の子は全員この『せえらあふく』とやらを着て学校に行っているらしいじゃないか
じゃあ日本人にとっては珍しいものでもなんでもないはずなのに何故お前が注目されたのか何故あの画像なのか。うまく説明できないが俺が推測するに俺がチアガール見て鼻の下を
伸ばすような感じを日本人はお前のこの『せえらあふく』の画像から感じ取ったのかも知れない」
というとボスは「飽くまで俺の想像だけどな」と付け足した。
「それにもうお前のファンサイトが勝手に立ち上がっていたんだ、確認しただけでも日本と台湾、イタリアだったか。『日本で活動してみないか』なんてメールまできてたよ」
そんなこと急に言われても・・・・日本という国だって、どこにあるかもわからないし。私の画像で鼻の下伸ばした日本人が沢山居るから日本へ・・・では動機に乏しい上に
そもそも日本人向けにサイトを立ち上げた訳じゃないし、私よりずっとかわいい娘が他にも沢山居るのに、何故また私なんだろう？
それに今の仕事だって楽しいし（ちょっと辛いこともあったが）ＬＡで友人も出来た。ダンススクールも基礎を終えてこれから本格的にというときに・・・・。
日本？日本に行って何をする？せえらあふくを着て日本に行けば私人気者になるの？それでその後は？今、カメラで写真を撮れば私の頭の上にクエスチョンマークが沢山
浮かんでいる写真が撮れるだろう。

実際のところリアはいつの時点で日本行きを考えてたんだろう
本当に「日本においでよ」ってメールがそう思うきっかけだったのかな
今となってはその辺の心理状態を明かす機会もなさそうだけど
いつか自叙伝でも書いてもらいたい

思ってすぐに行動に移したそうだから
実際そうだと思う。

ただ　メールは１通では無い。
以前からも何通ももらってた。
きっかけになったメールは特定のものではないだろう。

まさにネットが生み出した新時代のシンデレラストーリーだよね
当時の具体的なやり取りや心境の変化を本にまとめたら
電車男なみにヒットしそう

「リー、リー、聞いてくれ、じゃあ俺のガキの頃の話でもしようか。俺はな、電気屋の倅でこう見えても子供の頃はむちゃくちゃデブだったんだ、で、ついたあだ名がデンキブタナマズ。
学校ではいじめられっこで授業が終わるまで一日中ずーっと椅子に座ったまま、授業が終わっても椅子に座ったまま机を睨んでいていじめっ子の姿がなくなるのを待ってた、そんな子供だったんだ
帰り道もそいつらに遭遇しないかとビクビクして帰ったもんだ。そしてとにかくもてなかった！スポーツも苦手だったし、自分の容姿を見て女の子にもてようとする努力
さえも無駄だと悟ったよ。だけど頭の中は『もてたい！もてたい！美人の彼女作って楽しく過ごす権利が俺にだってあるんだー！』毎日毎日そんなことばっかり考えてたよ
それがハイスクールまでずーっと続いたんだ。」
ボスはそこまで言うと机の上にあったマールボロを一本を口にくわえ火をつけると深々と吸い込んで、鼻から煙をぼっはぁと吐き出した。くっさ！窓開けてよね！
「ハイスクールに上がる頃には、成長するに伴って体もデブじゃなくなり友人も出来て。友達とレッドツェッペリンのコピーバンド組んでみたり。バイクを乗り回してみたりと
ガキの頃に比べて活動的にはなったが、それでももてなかった。異性と喋るなんてマクドナルドの店員か母親くらいだったからな。なんでこんなにもてないのかと自分なり
に考えた、もてるにはどうしたらいいか考えて考えて考えまくったよ。、出た結論がじゃあ俺が女の子を集めたら良いじゃん！ってね」
「そういう理由でディー・スナイダー商会が出来たんですね」「その通り」
なんとこの事務所は、可愛い娘を集め自分のハーレムを作りたいがためにコンプレックスの反動で立てられたものだったんだ。衝撃の事実。
「そして今では、ほらこの通り。毎日かわいこちゃんに囲まれる生活だ。結婚だって２回も出来たよ」
うーん、ボスも苦労してんのね。

チョｗｗｗ　　電気屋の倅でデンキブタナマズって・・・ローリーじゃん！！

っつーかこの展開は・・・？

「いいかリー、ハリウッドを目指して国中から色んな人間がＬＡにやってくるんだ、それこそ毎日毎日沢山の夢と希望と成功を胸のうちに秘めた大勢の人間がね。お前もその大勢の中の一人なんだよ
昔、うちの事務所にも上昇志向のアクトレス志望の女の子が居たんだ。それでその娘はうちでモデル業をする傍らアクターズスクールに通い、演技の勉強して俺も彼女の努力を買って事務所挙げてプッシュしてやり
晴れてＴＶドラマで女優デビューすることになったんだ。たぶんお前も知ってる有名なドラマだよ。もらった役は通行人Ｂ、台詞は『あれ何かしら？』
「それでその彼女はどうなったんですか？」話に聞き入って思わず訊ねた。
「その娘の女優業はそれで終わったよ。そして俺の最初の妻だ。子供も二人できたが親権が向こうにあるから俺が子供に会えるのは年に２〜３回だ」
あうあうあう
「当時事務所を立ち上げて間もなかったから俺もまだ彼女をどうプロデュースしてやればいいのかノウハウもコネクションも無かったんだ」
「それでだリー、昔よりは俺だって経験を積んで昔よりかノウハウも積んだつもりだ、が、この業界にあってはコネクション至上主義なところもあって、今言った通りうちみたいな零細企業できる事なんてたかが知れてるんだ。
うちで斡旋できる仕事といえばイベントでポールダンスさせるか、良くて車雑誌のお色気グラビアくらいが関の山だ、お前をこのままうちに置いておいても、今以上のことは何もしてやれないのが現状なんだ。
ハリウッドを夢見てくるのは良いが、皆が皆、夢を叶えられる訳じゃない。本当の夢を掴むことが出来るのはほんの一握り。小さなチャンスを目ざとく見つけてかぎ分ける能力に長けた人間が次のステップに進むことが出来る
その積み重ねが夢を叶える道なんだよ。アランもサーバーの会社もこう言ってたよ『この画像にどんな意味があるのかわからないがこんなアクセス数はちょっと聞いたことが無いよ』ってね
俺にはよくわからないが、それくらい尋常なことじゃなかったんだろう。どうだいリー？お前に凄く興味を持ってる人間が日本に多少なりとも居るんだ。需要と供給のバランスってやつだ。これはお前にとって何らかの
チャンスなのかも知れないし、そうじゃないかもしれない。だけどうちで出来る限りの事はしてみるつもりだよ。勿論おまえにその気があるならという前提だけどね。返事は今すぐでなくていい。YesでもNoでも、お前の意思を尊重するよ。」
「えと、あのその・・・・ボスは日本にコネクションか何かあるんですか？」
「ああ・・・・・まぁ仕事で日本に行ったこともあるからな・・・昔の話だが」そう言うとボスはニヤニヤと笑って鼻歌を歌いだした。私の知らない曲だ。
返事は「少し考えさせてください」と保留しておいた。日本・・・・・日本・・・・・なんでまた日本・・・・・。

さっき更新されたリアのブログを読んだ。
日本で有名なったリア、それは夢だったかもしれないけど、
もう戻れない過去を少し懐かしんでいるようだった。
そしてここには、まだ未来を知らないリアがいる。
運命の間を見ているようで、なぜか心が締め付けられる思いです。

私に新しいチャンスを提示してくれたのか、それともただ単にお払い箱にしたいだけなのか、アパートに戻ってもボスが出した「日本行き」という辞令に動揺したままだった。
昔、学校の自由時間に日本について勉強した情報を引き出してみる・・・・えとねえとね・・・たしかね・・・・・極東の国、世界地図の一番右端にある小さな島国。
だけどそんな小さな島国でも経済力はアメリカに次ぐ世界で２番目の経済力を有する国。人口約１億２千万人、首都は「トーキョー」、政治は司法・行政・立法の三権が分立する（三権分立）法治国家
国民一人当たりのＧＤＰは33,100ドル・・・・って・・・・・・いやいやいや、今はそんな情報は全く役に立たない。
なにかもっと日本についての身近な知識を・・・ＴＥＫＫＥＮ、ドラゴンボールＺを作った国、それにセーラームーン。トヨタ、ホンダ、ダットサン、Ｓａｍｕｒａｉ，Ｎｉｎｊａ，食べ物はＳｕｓｈｉ、Ｓｕｋｉｙａｋｉ、Ｔｅｎｐｕｒａ、Ｕｍａｉｂｏｈ・・・。
日本に関する知識が断片的過ぎる上に、知識が偏ってる事実に自分でびっくりする。はう！こんなんでやっていけるのかしらん？
でも世界最大の都市、トーキョーには行ってみたいものね。アヴリルとかビヨンセとかマドンナ、有名どころは必ず東京ツアーを行ってるんだ。レオナルド・ディカプリオなんて新しいゲームのハードが日本で発売される度
に映画のプロモーションという名目で日本に行ってる事をゴシップ誌のネタにされてるくらいだし。きっと日本という国は魅力的な所に違いない。
ん？ちょっと待てよ？ツアーで日本に行ってコンサートという事は、私達アメリカ人と同じ曲を聴いてる訳だから同じ感性を持つ人たちが日本にも存在するということだ。そもそも私だって日本が作ったゲームで遊んで育ってるし！
日本にもＰＯＰミュージックとか、H/M、Ｒｏｃｋ、Ｒ＆Ｂが存在するんだろうか、あるとしたらどういうアーティストが流行りなのか、私の同年代の日本の女の子達はどういう人のどういう曲を聴いてるんだろう？
音楽というなら話が早い、インターネットで日本の音楽事情について調べてみよう。

従姉妹のハーフジャパニーズの影響で13歳くらいからJ-popを聴いていた
14歳の頃一ヶ月くらい日本に来たことがある
高校で2年間日本語を勉強していた

これらの事実は無かったことになってるんですね
ま、フィクションですからね
ここからどう来日に繋げていくのか楽しみにしてます

はい、世の中はGW真っ只中です。
つわけでUPも滞ります。
現在PCの中のリア（架空の人物）は、成田行の飛行機の中です。

成田に向かう機内でリア・ディゾンの隣に俺が座っていた

ってことにしてくれ

早く書けボケ、殺すぞ。このキモオタデブハゲが

という訳で皆さん（つっても２〜３人か？）の御意見、御感想、罵倒、痛罵、面罵、罵詈雑言、お待ちしてます。

はよ書け、妄想ｦﾀがっ！

俺は歌手としてのリア・ディゾンを応援してるから
歌に対する思い入れやどうしてJ-popが好きなのかとか
そういうの読んでみたい
それは拓哉じょるの妄想でしかないんだけど
それでも自分と解釈が違うと文句言ったりするのが楽しかったりする
楽しく読んでるんで、まぁ気楽に書き続けて下さい

僕から言わせればリアを美化しすぎてるというか、どうせフィクションなんだから汚い面も書いてほしいですね。

仕事でLAに来ている日本人ビジネスマンや語学留学している学生向けに需要があるのだろうかタワーレコーズのAsia・Japanコーナーは結構な広さが設けてあって目的のアルバムは直に見つかった。
私が何枚か購入したアルバム。インエターネットで調べた結果によるとどれも日本で若者に支持されているシンガーということらしい。アパートに帰って早速聴いてみる。
１枚目のアルバムは女性アーティスト、日本を拠点に中国や韓国の東アジアで人気だとか。ジャケを見て同年代かと思ったら、私より年上でしかもシングルマザーらしい・・・負けた・・・・負けたよ・・・。
見た目だけでは日本人の年齢はわからないのだと悟る。
曲はソウルミュージックやR&Bを基調としたダンサブルなノリノリの曲が目立つ、ユーロビートも取り入れてたりTLCやジャネット・ジャクソンに通じるものがある。
けっこう聴ける、というかかなーり良い。中でも「I　Will」というバラードに心惹かれた。
解説を読むと「楽しかった二人の日々にいつの間にか埋められない大きな溝が出来てしまってた。もうやり直すことは出来ないけど辛い記憶も時間が経てばと楽しかった思い出になるといいね」とシングルマザーとなった
自身の心情を綴った曲なんだろう。くぅー！わかる！わかるわ！泣かせるじゃないのーこのこのこのー！言葉はわからなくても音楽は直接心に響くもの。
私までシングルマザーになった気持ちになっちゃうわ。

tokuyama-guest

>>300
乙！
なかなか面白い　
この調子で色んなアーティストの感想をリアに言わせたいとこだが、
書くほうは大変だよね

２枚目のアルバムも女性シンガー、ナウでヤングな若者のイコンとして絶大な支持を集め、若干１５歳で自ら作詞作曲を手がけたデビューアルバムは日本で史上最多の売り上げを記録したらしい・・・す・・・・すごい。
曲はというと、なんというかこれは・・・・・ハスキーな声質なのにすっごく透明感のあるリキッドな唄い方。高音のパートは青空に浮かんだ雲を突き抜けるような感覚だ。
日本語で歌ってるから内容はわからないが、なんかちょっと楽しくなるような、恋したくなるような、でも恋してるのを他の人に悟られたくないような、そんな曲。曲名は「Traveling」
ふんふん・・・・・・ほう・・・・・なにこれ？・・・・・・・ふむむ・・・ほほう・・・・・・・はぁーん！良い、良い！すごくいいじゃないのよう！
朝起きて「おはよう」というように、晴れた日に散歩するように、歌うことが自分の生活の一部であるかのように、本当本当に楽しそうに歌ってるのが聴いていて解かる。
耳から入ってきた音楽が鼓膜から血管に流れ込んで、体中をジェットコースターみたいに駆け巡る。体を駆け巡った音楽は直接心に突き刺さる。この人の声には「返し」がついていて心に刺さったまま抜けようとしない。
なんだろうこの感じ、本当に楽しそうに歌っているのが聴いているだけでもよくわかる。なんてのこう・・・胸が締め付けられるような・・・でも苦しくはない・・・そう、これは胸キュン？死語か。
なんというか私恋したのかもしれない。同性愛という意味じゃなくて歌声に恋してしまったのかもしれない。
しかも英語のパート部分が良い、というか発音が完璧だ。つかまんまネイティブ？
こんな世界があったのね・・・・この曲の歌詞が解かる日本の女の子たちがうらやましい。この曲を聴いてどんな風な受け止め方するんだろう。私みたいに恋しちゃった人も居るんだろうか。
この曲はきっと多くの日本人が聴いてたんだ、私と同じ感性を持った人だって居るに違いない。このアーティストが育った国だもの日本行きも悪くないかな？少しの間、違う国で過ごすのもありかも知れない。
それにゲームの本場ジャパーン！
日本にはアメリカでも知られて無い面白いゲームが沢山あるんだろう、いやあるに違いない。ゲーム目的だけで日本に行っちゃうのもありかもしんない。げへへ。
下心はともかく、明日ボスに日本行きの意思を伝えてみよう、このシンガーが私に日本行きを決意させた、そしてそのシンガーは日本に居るんだと思えば日本に行くのもちょっぴり楽しみにもなる。
おっと、忘れてた。３枚目のアルバム、えーっと・・・これは男性シンガー、なんでも「人気と実力を兼ね備えた若手ナンバーワン歌手」で「御三家の一人」らしい。
「御三家」って何かしら？あとの二つは不明だ。曲は「yukio hashi/you&me Swim!Swim!Swim!」・・・どれどれ？

はい、言い訳です。
リア（架空の人物）の日本行きの動機付けとして、宇多田、安室の両名をここで使ってみました。

はしょった感は否めないけどｗ　この２話は面白かった
ところで拓哉じょるはScawaiiを読んだ？
リアの過去から来日に至るまでがインタビュー形式で載ってるんだけどさ
これがなかなか感動させるんだ（やるね　主婦の友社）
創作より現実の方がドラマチックっていうのも何だかね・・・
頑張って！拓哉じょる

あ…ありのまま今まで起こった事を話すぜ！『ボスに日本行きの意思を伝えたと思ったらいつのまにか私は機上の人になってた』
な…何を言ってるのかわからねーと思うが私も何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…
催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
私は高度3万フィートの飛行機の中で混乱してた。とにかく冷静になって今までに起きたことを整理して今自分の置かれている状況を把握してみよう。
「日本に行っちゃってもよかったりしちゃったりなんかしちゃって」とボスに日本行きの意思がある旨を伝えると、私の事務所探しをバックアップしてやると約束してくれた。そこまでは良い。
と次の日に「なんでもいいからお前が１曲歌ってるところを自分で撮影してこい」だの、やれ「なんでもいいからお前が踊ってるところを自分で撮影してこい」だの
「なんでもいいからお前が１から１００までの素数を数えているところを自分で撮影してこい」だの、そ、素数ですか？えとですね・・・2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37・・・・・・・わからんて・・・・・・・・・。
最後のはよくわからなかったけど、とにかくボスの言う通りのものを自分で撮影し、その都度データをボスに提出した。
ボスはその映像を日本の事務所宛にせっせと送りつけて売り込んでくれていたのであろう。暫らくしてボスから「喜べリー、事務所が決まったぞ。来月からは東京で仕事だ。それとうちとの契約は４月１日をもって満了だ」と
あっさり告げられたときには「まじで日本行きが決まったんだ・・・・。」と自分でも腹をくくったつもりではあったが少々動揺してしまった。それが２週間前の話だ。
それからLAを経つ２週間の間に暫らくは戻ってこられないだろうから身の回りのものを処分して（処分といっても仕事仕事の毎日でラスベガスから出てきた頃から身の回りのものは殆ど増えてなかったけど）
まだ使えそうなものは友人に譲ったりした。
それとジャッキーに日本行きのことを話すと「まぁ本当！リーらしい！」と私の決断と行動に驚いてくれ、祝福と激励の言葉をもらった。ただ、この時点ではまだ私は半分観光気分だった事は否めない。
ママには「日本に行って仕事することになった」と伝えた。出てきた言葉はたったこれだけ。なにか他にも色々言うべきことがあったつもりだったけど、私ももう親元離れてLAで生計立てて暮らしていた身分だし
余計な心配かけたくないという気持ちが出たんだと思う。
ママも「健康にだけは気をつけるのよ」とこれまた最小限の返事をしてくれて日本行きを承諾してくれた。
ブラッドは「まじー？まじぃ？じゃあさ、今年さ、プレステ３とNintendoから新型のハードが出るから、発売されたらねーちゃん空輸で送ってくれよ、頼むよ」なぬ？新型ハードとな！それは誠の話か？
だがそれは断る。だって私が一番遊びたいんだもーんもーん。

立ち読み済だす。＜Scawaii
今更だが、ベガス時代のネタになりそうなものがいくつか・・・・。

いよいよ来日かぁ
スレタイ通り【日本奮闘記】になるといいね
ネタはいっぱい転がってそうだし

まだ引っ張るでー＜LA編

> まだ引っ張るでー＜LA編
やった！

そうなの？
それは楽しみだ
楽しみにしてるよ

オイタをしたか、しよとしたかの自称スカウトマンは登場するのか

飛行機の車輪が滑走路から離れた直後、徐々に眼下から遠ざかるLAを見て多少感慨深くなった。LAに居たのは１年そこらなのに生まれ育ったラスベガスより長く住んでたように感じる。
ラスベガスを後にしてLAに到着したばかりの田舎っぺの私にLAは「思えば遠くへ来たもんだ」と思ったが今回の新天地はなんと日本だ。
日本では何が待っているんだろう、日本という国は私をどう迎えてくれるんだろう、LAに来たときと同じような少しの荷物と少しの不安、そして少しの期待。
日本で何も無ければ異国の空気を吸って気分転換してまたLAに戻ってやり直せばいいだけだ、LAは無くならないし逃げることもない、一人でなんとかやっていける自身もついた。
さようならショウビズの都LA、さようなら夢を現実に変える魔法の地ハリウッド、そして飛行機の窓からは見えないけどはるか遠くにある私の故郷ラスベガスよさようなら、しばしのお別れよ、と飛行機の窓越しに挨拶しておいた。
次に戻ってきたときは同じ景色でもどんな風に見えるのかしら。
LAからNARITAまでのフライト時間は１０時間もあるけど、日本への期待と緊張と興奮、慣れない長時間のフライトですぐ寝るには苦労しそうね。それにエコノミーは座席も窮屈だし、もうお尻が痛くなってきた。
あらやだ、もしかして太った？
おっとそういえば日本のことを予め知っておく必要があると思って書店から日本に関する書籍を買ったのを思い出した。暫らくこの本でも読んで落ち着こうとしよう。

　TIM　MARTIN著「TRUE　JAPAN」
　＜日本人とは＞
　多くのアメリカ人が思い浮かべるであろう日本の代表的な都市のイメージはTOKYOであるというのは事実であるが、日本の政治、経済、情報が集まるもう一つの巨大都市については残念ながらあまり知られていない。
　その都市とは筆者が学生時代３年間ホームステイしたこともあるChiba-Ctiyである。
　このChibaCityはサイバーパンク分野でいち早く「コンピュータネットワーク」の可能性に言及し、コンピュータ上のバーチャルリアリティの概念を世に発表したWilliam Gibson著「Neuromancer」の主要な舞台にもなっており
　わが国が世界中にマーケットを持つディズニーアニメ、そのディズニーのテーマパークが日本にもあり「Tokyo Disneyland」という名前なのだが、その所在地はChibaにあることからChibaこそがTokyoよりさらに優れた大都市
　であることは明白なる事実である。

乙
あんまり事実とかけ離れると、読む気が削がれるので
上手いことリアル話を絡めてくれると面白い

そこのせめぎ合いですわ。

　さて、Chiba,Tokyoはいうに及ばず日本という国そのものが経済大国として既に広く世界中に知られた存在であるが、島国であるはずのこの極東の小国がここまでの大国にまでなったのか、先ず最初に日本の簡単な歴史と
　国民性及び　労働意識にスポットを当ててみたい。
　先の大戦でわが国と戦った結果、日本国内の生産設備の大半を灰燼に帰すという甚大な被害を蒙ったにも関わらず２０年足らずの間に復興及び国連への復帰、さらにはG8への加入など先進国を追随、肉迫する発展の
　原動力となった源とは何か。それは日本人のストイックなまでの労働に対する高い意識にあると思われる。
　日本人の労働に対する高い意識を証明するものとして一つの小説を紹介したい。堀辰雄「あゝ野麦峠」というその小説はアパレル関係で働く１０代の少女Tamiの一生を書いた作品であるが、ハードワークから体調を崩し
　帰郷するものの、自分の故郷を目前にして「白い方が勝つのが見える」と謎のダイイングメッセージを残し十代の若さで死んでしまう。
　さらにあろう事か少女Tamiに想いを寄せていた青年が今まさに死に逝こうといしているTamiに向かい愛の告白を行うのであるが「You　Like　A　Nogiku」と少女を道端に群生している雑草扱いにしてしまうのである。
　我々アメリカ人からすれば死ぬまで働かされる労働にクレイジーと思わざるを得ないが。日本人はこの過剰な労働による死を「Karoh-shi」と呼び、多くの日本人はこの物語に涙するのである。
　またKaroh-shiにより死亡した人間は多くの人から崇め奉られ、その死は崇高なものとして子々孫々語り継がれる。先に紹介した小説も定期的にTVドラマや映画となりヒット作となっている。
　このように時には死に至るまでの日本人の労働に対する熱意、情熱は並々ならぬもので、この理不尽なまでの意欲が日本を経済大国に押し上げた大きな要因となっていると思われる。
　筆者がまだゲームプログラマーだったころ、週に３６時間以上もの超過勤務を心配した同僚が私に休暇を勧めてくれたり、転職を促してくれたり、机が勝手に移動したりと気遣ってくれたが日本人に、そういうものは
　無縁のものであると思われる。

私帰るー。

なんつー終わり方だ＜LA編
という訳で、次から「日本編」に突入します。

ここまできて自分の弱点がなんとなくわかった
・結末が見えると急いでしまう。
・プロットがめちゃめちゃ
・いきあたりばったり
・嘘、大げさ、紛らわしい
・本筋とは関係の無いエピソードを挿入してしまう
・食ったら寝る

今後この猛省して、もっと弱点を活用したろ、ばはは。

いいぞ！その調子だ 拓哉じょる

でも、たまには読者サービスもオナガイね

＜完全無欠のリア・ディゾン　東京編＞
LAから１０時間にも及ぶフライトを終え東京上空にさしかかった頃「間もなく成田空港到着です。当機は間もなく着陸態勢に入ります。着陸予定時間は日本時間で１６時３０分、あと３０分の予定となっております」
と間もなく旅の終わりであることを知らせる機内アナウンスがあり、慌ててメガネをかけて飛行機の窓から外を見るとすでに沈みかけている太陽が見える。まぶしー。
それに飛行機の窓の下に広がる街！街！街！肉眼で見渡せる限り人工の建造物がいーっぱい広がってる！ほへーすごーい・・・あ、なんか野球場も見える。向こうにはなにかの工場かな？でかっ
ここには住宅地やマンションがびっしり、巨大なビル群を縫うように伸びている高速道路（？）は沢山の車がひしめいている。ほへーほへー。
LAだって十分都会だった（私にとっては）けど、目の前に広がる光景ほど混沌としていなかった。視界に入るもの全てに人が存在していると考えたら少し気が遠くなる。
飛行機から見た印象としては無秩序に増殖して巨大化する都市、だけど几帳面で何事にも丁寧な日本という国だからか雑然とした感じは受けない。
アメリカで比肩しうる大都市はNYくらいか。といっても私、NYなんてTVと映画でしか見たことないけど。
こんにちは日本、こんにちは東京、この街は異国の人間の私をどう迎えてくれるんだろう。ボスが言うには東京という都市は近年国際化が進んで現在では大勢のフォリナーが滞在し普通に生活する分には申し分ない街だと言う。
私もそれは解かっていたつもりだけど、やっぱり言語も文化も違う国、到着寸前の今になってなんだけど少し心細いというのが正直な感想だ。なんといってもアメリカからものすごく遠い！
気軽に「ちょっと週末はアメリカに帰って」なんて不可能だ。それに私はまだうら若きティーンエイジャー、乙女に異国の一人暮らしはきっついわー。
だけど今はそういう不安は仕舞っておこう今日から暫らく私は「東京分のリア」なんだ。日本にはインターネットで私を発見し、熱心に日本行きを誘ってくれた多くの殿方が待ってる・・・・・・と思う。
私の事忘れてなかったら多分まだ居るんじゃないかな？ま、ちょっとは覚悟しとけ。
目の前の大パノラマに尚も見とれて窓に顔をグイグイ押し付けていると「お客様・・・・あの、お客様？もうすぐ着陸ですからシートベルトをしめて御着席おねがいします」とスッチャーデスさんに笑顔で注意されてしまった。

東京編は東京到着から、翌年のバレンタインのデビューまでの予定。
ほぼ毎日アップしたいけど最終回のアップはいつになるのか、書いている本人にも不明。
というかストック無し。ドアホ死ねボケ。

ようこそ日本へ！
この時の心境をマジでリアに語ってもらいたい
あの日、成田に迎えに行った人たち、もうファン辞めちゃったかなぁ・・・
俺も行きたかった

日本編スゲー楽しみにしてます

どっかのスレに書いてあったけど、
確かに来日からデビューするまでが一番盛り上がったもんね

着陸を終え機体が完全に停止しベルト着用のランプが消えると、乗客がシートから早々に立ち上がって自分の荷物を降ろしだす。
乗客の大半は日本人だ、荷物を降ろすその顔は長旅に疲れている様子もなく、心なしか安堵しているように見える。そっか、この人たちにとってここは「マイホーム」なのね、「帰って」きたのね。
私も次にLAに帰るときはこんな顔になってるんだろうな。
私は・・・・私はというと・・・うーん・・・疲れた・・・お尻が痛い、というか体のあちこちが痛い。立ち上がると背骨がシートの形そのままに曲がったままだ。あだだだだ、いだいいだい腰いだい。
ううっ、次飛行機に乗るときはマイレージ貯めてファーストクラスに乗ってやるっ、これが今私にとっての目の前の大いなる野望よっ
こわばった体をバキバキ伸ばして最近始めたヨガでストレッチしようと思ったら機内は私一人になっていた。あぎゃぎゃぎゃ！待って！降りまーす！
飛行機から降り税関で入国の手続きを済ませ、到着ゲートにつくと沈みかけている太陽が空港施設内を真っ赤に染まっている。
LAを出るときワールドウェザーを見ると日本は気温が低いということで念のためコートを羽織ってきたけど、コートが必要ないくらい暖かくって、風も心地良い。
うーん、インディアンサマーって感じかしらん。気候は過ごしやすそうね。
尚もトボトボ歩いて、到着口から空港のロビーに到着。これから飛行機に乗る人と、空港に到着した人達でエントランスはごった返している。
にしても、確か・・・・・・・・・・日本の事務所・・・・空港で出迎えてくれるという話だったんだけど・・・・・。一応、事務所の住所と連絡先は控えてあるんだけど・・・あれー？どこに居るんだ？
あたりを見回しても団体客とおぼしき一団が待機してるのが見えるだけだ。うーん、困った。住所がわかっていても距離がわからないうえに土地勘も無い、それに移動手段が不明ときたもんだ。
それに日本に到着したばっかで、携帯電話も持って無い。こういう時は空港の案内で公衆電話の場所を訊いて・・・・・・はっ！エクスチェンジしたは良いけど今持ってるコインは使えるのかしら？
私は今、この国について予備知識が全く備わってない。この状態は・・・・・この状態はまるで・・・・まるで、そう・・・・。うわーん、私は今立派な「迷子」だー、この歳になって迷子になるなんてーやだー、おかーちゃーん。
どないしょ、どないしょ、とその場に立ち尽くして難儀してると後方右斜め45度から私に視線を送る人の気配を感じた。

乙
その時視線を送っていたのは俺だお

視線のある方に顔を向けると、そこには10人ほどの人が集まっていて、皆私の方を見て笑顔でヒソヒソ話しており、中には「Oh」とか「Ah」とか指差して言ってる人がある。
ん？なんだなんだこの人達は。
誰かと間違ってるんだろうかと思い、背後を振り返ると、そこにはなんと！・・・・・・・・・・・・・・・・・誰も居ない。
あれ？もしかして私見てんの？つか、あなたたち誰？私今日本に到着したばっかで誰も知らないんだけど。
おんどれら何メンチ切っとんねん、あら私としたことがお下品な言葉遣いになってしまってほほほ、もとい。貴方様は、何ガンをお飛ばしになっておられるのでせうか。
暫らく私と謎の集団との間で睨みあいが続く。
ムーンウォークで後ずさりしてみる、視線がついてくる。
反復横とびしてみる、まだ見てる。
究極奥義無想転生で集団の背後に回りこむ、見切られた。
奥歯の加速装置を作動させて瞬間移動、失敗。
「アッー！！！！！！ほらほらあすこにUFOが飛んでる！！！！！！！！」・・・・アホが見ーるブタのケ・・・・・・・ちっ、誰も引っかからない。
何故日本に着いたばかりの私が、見ず知らずの人間からニヤニヤ薄ら笑い浮かべてジロジロ見られなければならないんだ。
何なんだ、なんだというんだ誰なんだチミ達、私に何用なのだ。そんなに私が珍しいのか、私はラスベガス生まれLA育ち便所でポテチ食う奴大体友達の極々普通の16歳（自称）の女の子なんだ。
それとも私は希少生物か何かか、レッドデータアニマルか、謎の生命体サスカッチか。
ガンのくれあい飛ばしあいで一触即発状態、あわや乱闘かと思われたその時、集団の中から一人の女の人が歩み出てきて私の目の前で立ち止まると完璧なクィーンズイングリッシュでこう言った。
「あなたがリア・ディゾンね、ようこそ日本へ」
「え・・・・・・・・・ひゃ・・・ひゃい？・・・ははははい、そうです私がリア・ディゾンです。えと、あなたは？」
「あなたに来日のオファーを出したオーシャンコーポレーション代表取締役　本田文子よ、よろしくリア」なんとボス直々に空港で出迎えてくれていたのだ。
はひゃーん、よろしくですぅ

>>325
ﾌﾟｷﾞｬｰ

本間・・・いや本田さん
よろしく頼むぜ！くれぐれも売り方間違えないでね

と、この頃に戻ってアドバイスしたい

ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/girls/1176570818/899

ショルダーバッグの中から小さなカードを取り出し、私に手渡しす。カードには社名と電話番号と名前が記入されてた。なるほど、これは本人確認のカードなのね
異国の空港施設で寝泊りするホームレスになりかけていたが寸手のところで回避でき、目的の人物に会え安堵する。しかも同性だ。笑顔で握手を交わす。
ところでさっきから気になっている疑問が一つある。この集団は何なのだろう？近からず遠からずの距離で「oh！」とか「WRYYYYYY!!!」なんて意味不明の奇声を発してる。
「あの・・・・マダム」
「どうかして？」
「あの、この人たちも同じ会社の人たちですか？」握手のまま質問してみる。
「あ、紹介が遅れたわね、ううん違うの、あなたが日本に来ることを知って今日集まってくれた有志の皆さんよ。いち早くインターネットであなたを見つけて、日本での活動を望んでいた人も居るわ
いわば彼らがあなたを日本に呼び寄せたといっても過言じゃないかも」
おおう、そういう事であったか。いやーどーもどーもみなさん、私がリア・ディゾンです。お待たせしました。照れるねこりゃハハハ。
「それより、あなたお腹へってない？」
そうだ、長旅を終え日本に着いたばかりですっかり忘れていた。機内食は「空腹を紛らわす最低限の物」で残念ながらあまり美味しいとはいえない代物だった。
「お腹へってない？」と訊かれ、いままで忘れていた空腹感が猛烈に蘇る。うおおおんーぐはあーはらへたー。今ならパイプ椅子でも噛み砕く自信がある
その場でのた打ち回って空腹なのをアピールしたかったが、私も良い大人なのでそんな事はおくびにも出さない。
「ええ、はい、お腹へってます。ジャックインザボックスでもイナナウトでもどこでもいいから何か食べたいです。」と言うと
申し訳なさそうに「残念だけど日本にはジャックインザボックスもイナナウトもバーガーキングも無いのよ」と言われた。
えーそんなー。
「ジャックインザボックスもイナナウトもバーガーキングも無い代わりに今日はあなたの来日を記念してここに居る皆でこれから食事を兼ねたウェルカムパーティーを用意してるの
当然あなたが主役よ。」
ウェルカムパーティーときいて驚いた。なんとこの私に！？到着していきなりおもてなしとな！？
私、日本でまだ仕事も何もして無いのに。インターネットで私を見たというだけでいきなりパーティーを用意して迎えてくれるなんて。これが日本的ゲストの迎え方なんだろうか。
いやまてよ？もしかしてウェルカムパーティーだと称して、嫌がる私を無理やりステージに上がらせてポールダンスさせて皆で盛り上がろうって魂胆かもしれない。
ええい、もうこの際ウェルカムパーティーでもオージーパーティでもなんでもいい、とにかく何でも食べられればそれでいい。だけど私は食べないで。
腹をくくったら後は野となれ山となれ、れっつらごー。というわけでリアちゃんと愉快な一行はパーティー会場に向かったのでした。

俺も成田行きたかったなぁ
今思えばプライベートで会える最初で最後のチャンスだった

それでアレか？　これから例の焼肉屋に行くんだな？

fanからの差し入れのプリンを夜に食って泣いた話はどうなった

パーティー会場は空港近辺、歩いていける距離にあるということでリア様御一行は、ぞろぞろと徒歩で目的のパーティー会場へ。
お店に到着し、中に入るとテーブルが並べてあり、店員に「リザーブ席」の札があるテーブルに案内された。
本田女史は「これは日本のあなたのファンがあなたのために企画したパーティーだから」という理由でパーティーが終わるまで別の席で待っているという事だった。
各々が席に着くと私は座の真ん中にあたる席に通された。おおう主役。
テーブルには既に色んな食材が置かれていて香辛料のスパイシーな香りが漂っている。
ほ？そういえば私のサイトのプロフィール欄に「好きな食べ物・アジアンフード、スパイシーフード」って書いた記憶がある。それ見て気を利かしてくれたんだろうか。
それにしてもこのスパイシーなかほり・・・すんすんすんすん・・・・はぁ〜・・・ええ香りや。店に入った直後からよだれがドバドバ出てきてうっかり下を向くとよだれがドバーっと垂れそうになる。気をつけないと。
食べる前に先ず飲み物の注文、私はメニュー見ても当然読めないのでノンアルコールならなんでも、ソフトドリンクを音読してもらう。私がオーダーしたのはジャスミンティー、眠り誘うティーよ。
他の男性諸君はビール。飲み物が各自いきわたるとパーティー開始の号令。アメリカでは「スコール！」だけどこんなとき日本ではなんていうの？キャ・・・カン・・・・Can Pie？合ってる？合ってる？
発音おがしくね？大丈夫？ではカンペー！
飲み物で喉を潤すと食事開始、お？これどうやんの？私がやるやる、やるわよー任せてちょーだいよ、暫らく日本に滞在しなきゃいけないからこれも勉強よ、何々？このお肉をロースターの上で焼くわけね
しかし、このお肉・・・・脂の部分が網の目みたいになってて、アメリカのステーキビーフとはまた違うわねぇ・・・しかも一切れが小さい、最初から一口サイズなのね。
ではでは早速、お肉を投入、「すぐ焼けるからどんどん乗せろ」？まったく人使いが荒いわね、はいはいでは焼くわよ・・・・・じゅじゅ・・・ばじゅじゅー、じゅわー。
おほっ！なんじゃこりゃああああ！テーブルが！テーブルが煙を吸い込んでるっ！お肉を目の前で焼いても煙たくならない仕組みなのね！すごい、すごいわジャパーン！さすがハイテクの国！Sony！Nintendo！
と心の中で驚嘆したものの、他の人はさも当たり前みたいにロースターなど目もくれず、お肉を焼いてビールを飲んでる。
両面をこんがり焼いて出来上がりね。美味しそう、ぐふっ、ではでは頂くわ
え？「トングで直接食うな」？・・・そそそそんな事わかってるわよ、冗談よ冗談、いっつじょーく。このスティックで食べるんでしょ、日本語でなんていうか知らないけど。
お父さんがフィリピン人だから、子供の頃フィリピンレストランによく連れて行ってもらってるから使い方には慣れてるのよ。えっへん。
で、焼けたお肉をこのスパイシーソースに浸して食べるわけね。なるほど、オレオをミルクに浸して食べるのと同じね、違うか。
はむっ・・・むふむふ・・・むぐむぐ・・・んがんっん。ほぉおおおお、こりゃまたスパイシーでジューシーな味わい、全然いけるわ、おいしーじゃないのSukiyaki

やばい、本腰入れてストーリー組み立てないと自分の文章で自分の首絞める事になる。

いままで、デタラメで書いてたのか。死ね。

ただの素人が段々有名人になっていくことで
本人の心境がどう変化していくのかが楽しみ

パーティーとは銘打ってはいたものの、終始皆さん和やかにお食事を楽しんでおられる。
いいかパーティーってものはだな、とにかくとことん騒いで楽しみまくってナンボなんだよ。飲んで食って踊って笑う、それがパーティーってもんなんだよ。
粛々と食事してないで、私のウェルカムパーティーなら皆で盛り上がらないとウェルカムにならないじゃない。
ここは一丁私が一肌脱いで本場LAのポールダンスを披露・・・・・・・・・・・・と思ったけど、今はピンヒールも網タイツも持ってないから出来ないわね。無念。
それにしても本当に普通のお食事ね、これが日本的パーティーなんだろう。まぁ私も長旅を終えてきたばかりだからバカ騒ぎする体力も残ってないし。
それと集まってくれた人の中に英語がわかる人が数人居た。一人は前もって「僕の英語は子供」と笑いながら言っていたがそんなことはない日常会話が十分レベルだった。
もう一人は「ヒアリングならなんとかOK」ということだった。
会話ができれば、言葉が通じれば子供レベルだろうがなんだろうが意思の疎通、コミュニケーションが出来るというのは大事な事だ。
よし、私が主役のパーティーなんだから先ず私から。とりあえず、即席で覚えた日本語を・・・・えーとですね・・・。
「ハイ　ワタシノナマエワ　リア・ディゾン　デス　ニホンゴ　ベンキョウ　シテマス　ニホンゴ　ムズカシイ」というと場に居た全員が目を丸くして驚いてくれた、どう？どう？通じた？凄くね？うひょー。
あとは英語で簡単な質問と雑談、趣味や今後の夢や希望などについて、英語が出来る人が通訳してくれた。言葉のわからない部分はヒアリングができるという人とお互い補完しあってコミュニケーション。
それと私が何か喋る度に、それまで普通に食事してた一同の手が止まり場の空気が一瞬止まる。私の言ったことを日本語に翻訳して伝えるとまた普通に食事が始まる。
注目されてるのはヒシヒシと伝わるけど、折角、企画したパーティーで英語に訳してくれる人が居るんだから皆もっと自分のことをアピールするとか私にアクティブに接してくれないと。それともこれが日本流？
ひとしきり雑談し終え、場もまったりしてきたので、ここでとっておきのギャグを見せてあげよう。私が主役なんだから私が率先して盛り上げないとね。
よーしこの食べかけのコーンサラダを使って・・・・これを目に見立てて・・・ここをこうして口と鼻を・・・こうこう・・・・・でけた！ほらほら見てー
「The　Face！！Kao！」
････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・
････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・。
場が沈黙し凍りつく。誰も私に目線をあわせようとしない。
あっれー！？おっかしいなー？LAだったら「リアお願いやめてーお腹痛いー」位にドッカンドッカンそらもう爆笑間違い無しなのに変ね。
日本とアメリカじゃ笑いのポイントが違うのね。

差し入れのプリンを夜に食って泣いた話の方がいいのか
折角リア（架空の人物）の入浴シーン、書いていたけど
消して書き直すか。

好きなように書けばいいじゃん

>>337
乙です
入浴シーン読みたい　でもプリンのエピソードも泣けそう
そうだ！風呂でプリンを食べさせようｗ

プリンの風呂に入らせるというテもあるな！

どんだけ〜

リアちゃんようこそ日本へウェルカムパーティーも、いよいよ終盤にさしかかり、私との２ショットの記念撮影で〆ようということになる。
OK！ほんとはサイン入りで一枚10ドルかかるところだけど今日は大サービスで無料よ〜こんな機会もう無いわよ〜。さささ、誰から撮影？
と撮影が始まったものの、これがまた本当に記念撮影で普通に二人並んで笑顔で撮影。
自然発生的に順番が出来ているようで、ちゃんと列ができてる。うーん、いきなり初日で日本人の勤勉さの片鱗を見たような気がする。
これがLAなら、記念撮影といいつつ手で腰を抱くフリしてオッパイを揉まれそうになったり、お尻に貧弱なイチモツ押し付けてきたり、顔をすれすれまで近づけて酒臭い息を我慢しつつ撮影に応じなければならない。
仕事とは割り切っていてもやはりそこは可憐な乙女心を持つ私は仕事の後でよく隠れて泣いていた。今でも乙女なんだけどね。
そんなこんなで、記念撮影となったときは、私も殿方の首に腕を回して舌を出すポーズとかしなきゃいけないかな？と思ったが、始まったらなんの事は無い一緒に並んで肩が触れるくらいの
本当に普通の２ショットだったので拍子抜けしまったくらいだ。
日本の男性ってSamuraiとかNinja、Utamaroなんてのを想像してたけどこんなものなのかしらん？
カメラで1枚撮り終えると握手、ひとしきり全員との撮影が済み、次は私を真ん中にして全員で記念撮影。最後の最後に私の挨拶で終わる事になった。
え？挨拶！挨拶ですか・・・・英語でも良い？。うむむ。
えーあー、では、お集まりのみなさん、本日はウェルカムパーティーにお招きいただき誠に有難う御座います。また平素は格別なる御高配を承り非常に感謝しておる次第であります。
このリア・ディゾン、まだまだ右も左もわからない若輩者ではありますが、どうか皆さんの御指導御鞭撻で一人前の女にしてやってください。
あ、さて、話は変わりますが結婚には３つの袋があると申しますなぁ、一つは胃袋、二つ目は堪忍袋、そして三つ目のエチケット袋・・・・・・・・・・え？長い？長い？

手前味噌でなんだが、２ｃｈにおいてこれだけ長期に渡って連載してるのは小生くらいのもんなのでは。
それから、勝手に寄生して好きなように使わせてもらっているこのスレのスレ立て主に今更ながらオブリガードと言いたい。
ｲｼﾞｮﾃﾞｯｽ。

リアの本当の気持ちなんて知るすべもないワケだが
実際は日本のファンのことをどう思ってるんだろうね？
礼儀正しいから好印象かもしれないけど、ライブなんかじゃ
反応がおとなし過ぎて物足りないって感じるんじゃないかな？
ってスペシャルライブの時にちょっとそんなこと思った

>>344
なんだかんだで長寿スレになってるしｗ
きっとスレ主も喜んでるでしょ

３４４撤回
やっぱ上には上が居るわｗ甘かった。
よく出来てる。
http://www.geocities.jp/yuushano/

すっかり馳走になり店の外でお別れ記念ということで再び全員と握手し大団円でパーティーは終了。皆心から喜んでくれたようで私まで嬉しくなる。
解散した後はパーティーが終わるのを待ってくれていた本田女史が「近くに今夜あなたが泊まるホテルを既に予約してある」という事でタクシーに乗ってホテルに向かった。
ホテルに向かう途中、タクシーの中で「今日は長いフライトで疲れたでしょう？明日ホテルに迎えにくるからそれまでゆっくり休みなさい。」と翌日の迎えの時間を告げて本田女史とはホテルの前で別れた。
ホテルのフロントからルームキーをもらい部屋の中に入ると、慣れない長時間のフライトでうまく休息が取れなかったのが原因なのか今までの旅の疲れが一気にどっと出てきた。
スーツケースを引きずるようにして歩き、ベッドに腰掛ける。やばいこのまま眠っちゃいそう。zzzz・・・・だめだだめだ・・・・立て！立つんだリアッー！
最後の気力を振り絞りバスルームに行き、シャワーの栓を全開にし熱い湯を出しっぱなしにする。
TVをつけるとモニターの中には知らない人達が映ってる、言葉もわからない。TVをザッピングしながら暫らくぼーっと眺めていたら「私は今、異国に居る」という実感が今更ながら湧いてくる。
バスルームを覗いたら中は湯気でもうもうとしていた。
シャワーを浴びるためにTVを見ながらコートをハンガーにかけて、ブーツをスリッパに履き替え、上着を脱ぎ
（シャワーシーン割愛）
作者の都合で途中の描写を端折ってシャワーを終え、持参のパジャマに着替えた私は腰に手をあて、ホテルの窓から外を見ながら歯磨き。
ブーイングがどこからか聞こえてくるが私の責任じゃない、力量の無い作者を恨め。
部屋の中にもこれは日本独特のものなんだろうか、アメリカでは見たことの無いものがあった。それはバスルームにあった今泊まっているホテルのロゴが入った備え付けの石鹸。
これはもらってもいいのかしら？折角だから記念に持って帰ってブラッドのお土産にしたろ。
ブラッドはゲームの新型ハードが欲しいなんて言ってたけど、私がLA出るときにかき集めたお金が２００ドル。そんなの買える訳ないじゃない。これで十分だ。
このスリッパはディーのお土産にしようかしら？この電気スタンドなんてジャッキーのお土産にいいかも。なんて考えていたらウトウトと舟を漕ぎかけていた。
ベッドにそのまま横になると、梯子から足を踏み外したようにコトンと眠りに落ちた。
日本で迎える最初の夜は時差など関係無く、とてもよく眠れた。
夢も見なかった。

日本に来て暫くはホテル暮らしだったのかな
当時のリアって給料いくらくらい貰ってたんだろうね？

当時も今も変わらんのじゃないの？
25万ぐらいか？

約束の時間よりかやや早めに目覚めた私は、頭も体もきれいにリフレッシュしてベッドから飛び起きた。
起きたついでに入念にメイクをし、ブラッシングもいつもより丁寧に時間をかける。
こういうのは最初の印象が肝心なのだ、とにかく向こうは私を評価してくれたのだから、私もその評価に答えなければならない。
メイクはバッチリ決まったけど、迎えの時間はまだたっぷりある。おおっと香水忘れてた。
ワキにシュシュシュ・・・・シュシュシュ・・・くんかくんか・・・・ちょっとかけすぎたかも。
鏡にむかってニコっと微笑んでみる。よしバッチリ！リアたんかわいい〜。
鏡にうつった自分を色んな角度から見て、自分で見とれていたらお腹がぐぎゅるぐぎゅるなんて音を発した。
昨夜、あれだけ御馳走になったのに・・・・・胃袋は正直ね。
ホテルの１階に朝食が摂れるレストランがあるからそこで食事を済ませる事にする。
レストランに入ると先客がかなり居た。国籍まではわからないがビジネスマンっぽい外国人の利用者もかなり居る。メニューを見ると日本語と英語が併記してあった。
このホテルはゲスト向けのホテルなのかしらんと考えつつメニューとにらめっこ。
えーっと・・・ドリンク・・・エスプレッソ・・・・１０００Yen、ん？１０００Yen？ドル換算でナンボや？たしかレートが１ドル１２０Yenくらいだったから、ドルに直すと約８ドル、８ドル！？うそおおおおお！
たっけえええええ！日本は「物価が高い」とか聞いたけど、たけええええ！この値段は無いわ！きっとトイレットペーパー１個が５ドルもするのよ！チーズバーガーが２０ドル！ありえないわ！
手持ちのお金２００ドルなんてあっという間に無くなるに決まってるわ！お金がなくなったら私はこの異国の地でホームレスに転落よ！その前にいけない商売に売り飛ばされるのよ！あぎゃーあぎゃー。
メニュー見ながら軽くパニクってるとボイがやってきた。
金額がハイパーインフレおこしてるからといって犯罪者のように席を蹴って逃げるのは業腹だ一旦座ってしまったものはしょうがない、よしここは何事も無かったようにさらりと注文しよう。
「えええええすぷれそ、でぃすわん、オケィ？」

>>350
乙です

日本に来た時は200ドルしか持ってなかったって言われてるけど
それはすぐに帰ると思ってたからだよね　実際の貯金はそこそこあったでしょ
デビュー前はほぼ毎日新宿でゲーセン行ったり映画やカラオケ行ってたらしいし

でも、もし当時から家賃なしで25万くらい給料貰ってたのなら可能だけどね
今は我慢しないで気に入った服を買えるくらいだから結構貰ってるんだろう

ドルレートで８ドルもするどす黒く濁った味などまったくわからない泥水をちびりちびりとすすりながら予定の時間まで時間をすごすことにする。
ううっなんでこんなクソ高いんだ・・・。サンドウィッチが１２００Yen、カレーライスにいたっては１８００Yenって何がどうなってんだ畜生どいつもこいつも私を貧乏だとバカにしやがって。
心の中で毒づきながら泣く泣く会計を済ましホテルのロビーで英字新聞でも読みながら待機することにする。
なになに？「越中血だるま」？ああもう何が書いてあるかわかんねーよ、誰だよ越中って、なんで血だらけになってんだよ、病院いけよ、
「蝶野、次はドームで殺る！」どうなってんだよこの国は、報復テロでも頻発してんのかよ、泣きてーよ。
新聞を読んで一人毒づいていると本田女史が現れた、約束の時間より５分早い。日本人は時間に正確って本当なんだ。
「おはようリア、よく眠れた？」
「はい、とても」
「朝食は済ませたの？」
「え！あ・・・はい。ホテル内のレストランで済ませました」
というと本田女史は「まっ！あそこで済ませたの？高かったでしょう！」と目を丸くして驚いた。
あとで彼女が言うには、あのレストランの金額レートは日本人でも高い値段設定とのこと。なんてこった。
少しホテルを出ると軽い食事ができるところはいくらでもあったんだ、昨夜ホテルに入ったのが夜だったから周囲になにがあるのかわからなかったのだ。
なんでもホテル内で食事をすると高くつくから食事は外食で済ませるのが当たり前らしい。旅慣れてない私は一人で勝手にパニックになっていたのだ。
だけど運がいいことに会計のときのレシートを持っていたので会社の経費で落としてくれるらしい。
手持ちのキャッシュが２００ドルだったから、宿泊費はカードで支払いを済ませようと思ったが宿泊費まで彼女が負担してくれた。
もうそれだけで彼女が救世主に見えた。私は単純だ。
そして日本で最初の夜を明かしたホテルを後にし、タクシーでオーシャン・コーポレーションに向かった。

これから日本でリアをどういうイメージ、戦略で売り出そうか・・・
と事務所があれこれ会議してる風なエピソードが読みたいなぁ

会社は６階建てのビルの４階、「ocean　corp」と書かれた自動ドアをくぐり中に入る。
事務所内にはデスクが並んでいて数人が業務中、壁にはドラマ？映画？のポスターが貼られている。ディーの事務所は殺風景だったけど、ここはいかにもタレント事務所っぽい感じだ。
本田女史に案内されて事務所内の部屋に通される。部屋には椅子と大きな鏡があった。椅子に座って少し待っているように言われて椅子に座った。
本田女史はドアを半分開いて誰かと話してたと思うと、大きな手提げのカバンを持った二人の女性が部屋に入ってきた。本田女史は彼女達に何か二言三言交わすと私のほうに向き直り
「鏡の方を向いて楽にして座って」と言われその通りに座り直すやいなや、極熱のタオルが私の顔に押し付けられた。
ギャギャギャ、アギャー！アギャー！あぢぃーーーーーーーーー！うおっちーーーー！あづい！あづいって！
あまりの熱さに椅子に座ったまま両腕と両足をふりまわすが空を切るばかり、今度は顔の皮が剥ぎ取られると思うくらい極熱タオルでごりごり擦られる。
ごあーぶっはぁー、やめでやめで、顔がもげるて、うごごごご。ものすごい力で顔を押さえられてるので助けを呼ぶ悲鳴さえあげられない。
やっとこの拷問が終わったかと思うと鏡に映った私の顔はメイクがすっかり落とされて、素顔に戻されていた。
今朝気合入れていつもより余計にメイクしてきたのに、眉毛も今日はいつになく巧く描けたのに、ファンデーションもアイラインも全部落とされてしまった、なんてことするんだ。
いきなりの仕打ちに混乱してると彼女達は私の顔を指でなぞりながら何事かつぶやくと、カバンの中から化粧道具を次々と取り出した。
呆けに取られてる私の顔に手早く化粧水を塗りたくり、完全にメイクを落とす。
乳液で肌を整えてからファンデーションを塗り、太目のアイシャドーブラシで明るめ色のアイシャドーをつける。
あ、あ、なんてメイクの仕方するのよ、アイラインはもっと目元を強調しなきゃ。それにファンデーションが薄すぎる。
私はアジアンの血が入ってるからか、ただでさえ年齢より幼く見えるのに、そんなメイクじゃセクシーっぽさが無くなってしまうじゃないのよ。
今時のティーンエイジャーだってこんな化粧をケチったメイクはしない。ああああ駄目よ駄目駄目。
ビューラーで睫をカールし、アイシャドーブラシで眉毛を整える。
おろろ？ちゃんと目元ぱっちりくっきり、こんなメイクの仕方もあるんだと次第に出来上がってくる自分の顔を鏡で見て驚いた。
ルージュを引いて、髪を軽くセット。
あら、ちょっといいじゃない。少しロリポップな感じがしないでもないけど中々良い感じ、悪くはないわ。
言葉はわからないが、メイクをしてくれた彼女達も私を見てなんだか拍手までして感激してくれている。そそそそんなに良いのかしら？なんだか照れちゃうわね。
本田女史もうなずきながら鏡の中の私を見てニコニコしてる。
「やっぱり目鼻立ちがはっきりしてるからすごく化粧生えするわね。あなたまだ自分でよくわかってないだろうけど、ものすごい逸材かも知れないわよ」

俺の好きだったリア・ディゾンがいなくなった瞬間である

メイクをし終えると私との契約について話す為ということで、社長室に通される。
社長室での本田女史は、出来る女性とはこういうのを言うんだろう、今までと違って真剣な表情になり私を見る目も何か品定めするような厳しい目になった。
そうだ、これは私を試しているんだ。私にどれだけのやる気と気概があるのか、遊び半分で日本に来たなんて思われたらきっと尻を蹴られて強制送還されるに違いない。
ここは一丁やる気がある所をビシッと見せないと。行動すべき場面で行動しなかった記憶というのは後々後悔に変わるものだ、自分に出来る事、やりたい事
とにかく今アピールして自分を売り込まなければ、アピールしすぎて悪いことは無い。よーしばっちこーい。
「本名は・・・・リア・ドナ・ディゾンね・・・・・・・年齢は？」
「はい、当年とって１９歳であります」
「あなたが向こうで撮ったビデオは見させてもたっらわ。それでオファー出し、日本に呼んだ訳だけど仕事をする上で何かしたい事はある？」
「はい、LAでは主にレースクイーンなんてしてました。他にはゴーゴーバーでダンサーとして踊ってたしダンススクールにも通ってましたからダンスは得意なつもりです。」
「雑誌のグラビアにも出てたと資料には書いてあるけど」
「マイナーな車雑誌な上にイレギュラーな仕事でしたから、それはあまりメインの仕事にしようとは思いませんでしたが、仕事ならば何でもやりますしそのつもりです。」
本田女史は「そう」とつぶやいて手元の資料に目を落とし、しばらくしてからまた私に視線を合わした。
「あなたと契約するにあたって、当社・・・じゃなくても先ず私個人の見解を述べたいのだけれど」と切り出すと私を諭すように喋り始めた。
「まず、あなたが日本で活動するにあたって・・・といってもまだあなたの返事次第なんだけど、うちとしては”かわいい”だけで売り出すつもりは毛頭ないの
それはね”かわいい”だけではあっという間に飽きられるのが目に見えているから。
それと日本のタレント業界では”外国人枠”という枠が存在するの、その枠は一定の需要があって、あなたをそれに乗せられるのではないかと思ってオファーを出したの。
この”外国人枠”というのはアメリカ人、インド人、ギニア人、カナダ人、イタリア人、台湾人、中国人、韓国人、色んな国籍、人種がいて。
仕事もコメディアンからモデル、ミュージシャン、スポーツ選手、俳優、歌手、政治経済の評論家、中には大使館員でタレントなんて人も居るのよ。
彼らは日本に興味を持っていて自分の意思で日本に来て住み、仕事している人たちばかりなの。
それで、当社の希望としてはあなたにはモデル活動ばかりじゃなくて、色んな幅広い仕事、といってもいきなり沢山の仕事は出来ないから、先ずはモデルやグラビア活動から始めてもらって
あなたにその気があるのなら歌手でも売り出したいと思っているんだけど、どうかしら？」
はぁ？この人は何を言ってるんだぜ？

私は、おっぱいユサユサ、お尻フリフリ。チェリーボーイ相手にダンスするのが仕事で、てっきりそういう仕事のオファーかと思って日本に来たんだ。
それをいきなり「歌手でも売り出したいと思っているんだけど、どうかしら？」って、はぁ？何いってんのこのオバサン。
そもそも歌手なんてとてもじゃないが無理だから、なんとか音楽の世界に携わる仕事が出来ないものか？という理由もあってダンスを始めてゴーゴーバーで踊って糊口を凌いでいたのに。
このまま芽が出なかったらお金を貯めて大学に進学しようか、それともママの鞄持ちしてディーラーの勉強しようか、最近始めたヨガを本格的に習得してインストラクターになって
ラスベガスに戻ってヨガ教室でも開こうかしらん。なんて考えていたけど、日本に私を呼んだ理由が歌手だなんて、ちょっとふざ
いやいや、ちょっと待て。頭の中が混乱してる。理屈は合ってるじゃないか、私は元々音楽の仕事がしたかった、この人は私を歌手にさせたい。だから日本に呼んだ。
私もLAで聞いた日本のポップスに感銘したから日本行きを決意した。とても簡単な事だ、需要と供給がマッチしたという事じゃないか。
ええええええええええええええええ！！！？？
私が歌手？英語で言ったらシンガー？国は違えどステイシー・オリコやアヴリル・ラヴィーン、クリスティーナ・アギレラと同じ仕事に就けるチャンスが今、たった今、目の前にぶら下がっている。
この突然、突きつられた現実に私は全身から粘つく汗を流し、微妙な笑顔を顔に貼り付けたまま硬直せざるを得なかった。壁にかけられた時計の秒針の音だけが社長室に響く。
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
・・・・・・・・は！？まずい、何か言わないと。こここここういう時はね、さささ最初が肝心で、とととととにかく自分を安売りしちゃだだだだめなのよ、落ち着いて、まだ慌てるような時間じゃななななな。
自分の希望をしっかり述べて、やりたい事をとにかくアピるのが肝心、下手に見られると後々後悔するのは自分なんだから、ここはガツンと言ってやらなきゃ。
「わたわたわたし、LAでモデル業だけじゃ全然収入にならなくて・・・・で、ゴーゴーバーで踊ってて、それでもあまり・・・・ぐす・・・ひっくひっく・・・・それで、とにかく色んな仕事を
やったんだけど、中にはストリッパー紛いの事とかぶうぇぶうぇ、グラビアの仕事じゃおっぱいこうやって両手で隠して足をおっぴろげた写真撮られたりうおんうおん
そしたらもう段々エスカレートして自分でも歯止めが利かなくなって、断るに断れなくなって・・・とうとう、仕舞には、うわわーん！うえええええええええええん、ぐひー
あ、ちょっと、そこのティッシュ取ってくださいます？というか箱ごと、はいどうも・・・・ずびゅるっ！ぶびびびびびっ！ぶぅー！・・・・・・・あーすっきりした。
それでどこまで話しましたっけ？
えとですねひっくひっく、それでもう私そういうエロエロな仕事に最近は引け目を感じていて、えぐえぐ、日本で音楽の仕事が出来るのならそれはもうこちらとしても喜んではい。ひっく」
と返す刀でビシっと言ってやった。

スカイコーポレーションは本当に歌手としてリアと契約したのかな？
とりあえず話題性があるからそこそこ売れると踏んだのか？
セクシー画像が氾濫してることを知ってて、あえてロリ系で売ろうと決めたのか？
３６０などのDVDの存在は知らなかったのか？
いろいろ気になる裏事情があるけど、それをここで求めてもしょうがないよねｗ

本田女史が言うにはこういうことだった。
会社の目標として私をモデル兼、歌手として売り出したい。しいては年内に写真集の出版か歌手デビューまたはタレントとしてTVで仕事をさせたいと思っている。
契約期間、日本で生活する上での保険、生活費、住居、諸々は会社が保障する。ということだった。
降って湧いたこの話に、気持ちの整理がついてこない。
少し前までゴーゴーバーで胸もあらわにポールダンスを踊って、お客のチップで生計を立ててたアテクシが歌手にモデル業にタレント。こりゃもうアイドル扱いとしか言いようが無いじゃないですか。
これはもう願ったり叶ったり、こんな美味しい話あっていいのだろうか。ぽわわああああんと夢のアイドル生活を夢想していると、本田女史が「但し」と付け加えた。
「日本で暮らす面倒をこちらが見る代わりに、日本で仕事して成功したいとあなたが願うならば日本語の習得、これは絶対してもらいたいの。そのための費用もこちらが受け持つわ。
日本で暮らして日本で仕事する以上日本語をマスターしてもらわなければ仕事も来ないと思って頂戴。すぐには無理だろうけど１年間でどこまで習得できるか、どう？全てはあなたのやる気次第よ」
仰るとおりです。二つ返事で「わかりました、私やります」と答えた。
契約は成立した。そして彼女が私の新しいボスになった。
それと日本で住むにあたり一人の新入女性社員を紹介してくれた。名前はＫｕｍｉ。
ボスの姪っ子で短大を卒業してから今年この会社（とどのつまりは伯母さんの会社）に就職するまで半年間オーストラリアにホームステイしてたという事で英語は大丈夫との事。
当面私の日本生活をサポートする役をボスから仰せつかったらしい。
そういえば彼女、日本に到着して空港でボスと最初に会ったとき、ボスの後ろで同行していたのを思い出した。
「よろしくＫｕｍｉ、私はリア・ディゾン。リアって呼んでね」
「ＯＫリア、わたしの事はＫｕｍｉｃｈａｎでいいわよ。分からないことがあったらなんでも訊いてね。よろしくね」
「コニチワ　クミチャン」そう言うとくみちゃんが右手を差し出してきた
私達二人はがっちりと握手した。新生リア・ディゾンが誕生した瞬間だった。おー！おー！おー！

本気で歌手になりたくて努力してる人や
才能あるのにチャンスに恵まれない人たちがいっぱいいるのに
リアってやっぱりラッキーだよね
カワイイって得だな

歩かない犬は棒にあたらない

何枚もの契約書に名前を記入し、晴れて私はオーシャンコーポレーションの契約社員という扱いになった。
契約はＬＡの時とは違い、個人で自由に営業が出来ないかわりに、生活できるだけの給料と生活面でのサポートを会社が当面請け負ってくれる。
これは会社が私に投資してくれているという事だ。
ある程度日本での生活が保障された反面、期待されているという事に対しプレッシャーがかかる。
会社との契約を済ませたら、後は日本で生活、仕事するための煩雑な手続きに数日忙殺された。
日本での保証人、身元引受人はボスの名前を借り、世田谷区役所で住民票を発行してもらったり、イミグラントで日本で当分仕事する旨の書類を申請したり
日本で医療行為を受けるための手続き等々、色々面倒ではあったけど、移動はくみちゃんに同行してもらったり、会社が私の他にも台湾や中国人等の外国人タレントを抱えていて
こういう手続きに慣れている事もあり思いのほかスムーズに済ませることが出来た。
住む所も世田谷にあるアパートに決まった。
最寄駅の祖師谷から会社のある赤坂まで電車で３０分といささか距離があるがボス曰く「日本の空気になじむ為に、移動も仕事の内」なるほど。
生まれ育ったラスベガスは目玉がカジノという以外何も無いのんびりした町で、LAはショウビスと観光にオーガナイズされたどこかのほほんとした空気が漂う街だったけど
この祖師谷という土地、日本に来る前に見た「ＡＬＷＡＹＳ三丁目の夕日」という古きよき日本を描いた映画からそのまま切り取ったような街並みが所々残っていて。
住んでいる人も土着的で庶民っぽく、誰もが肩肘張らずに毎日の生活を営んでいる。
元々田舎育ちの私としては都会のように窮屈でもなく、かといって田舎のように排他的でもないこの街の雰囲気が心地良い。
それとアパートの入居も終え、くみちゃんと買い物ついでに祖師谷散策したとき、駅近くにウルトラマン商店街という名の商店街があった。
このウルトラマン、私は見たこと無いけど４０年前にここ祖師谷で生まれ、未だ愛される日本のヒーローだとくみちゃんから教わった。
実は私が以前アメリカで住んでいた街に「ウルトラマンストリート」なる道があったのだ。
ウルトラマンとどういう関係なのか知る由も無いが私が以前住んでいた街と、日本で私が住むことになった街の共通点を見つけて嬉しくなった私は、祖師谷という町が日本で最初のお気に入りの場所になった。
違う星から一人でやってきたウルトラマンがこの土地で愛されているように、今日からこの町を好きになろう、そうしたらこの町だって私を好きになってくれるはずだ。
それから嬉しかったのがインターネットに接続できる会社の備品のラップトップコンピューターを貸してくれた事。ＯＳも英語版がインストールしてある。
これでＬＡやラスベガスの友人にメールやmixiで連絡取れるし、インターネットフォンを使えば家族と通話だってできる。
日本で生活する一通りの準備が出来たら気も楽になって、お日様の当たる部屋でお掃除していたら鼻歌の一つも歌いたくなってくる。
「華の東京でぇ〜腕試しぃ〜♪３つ未来のアイドルだぁい、リアちゃんカッポレ人気者〜、てーんてん天下の〜」

おめー祖師谷なんて行った事ないだろ。
テキトーな事書くなボケ。

乙
あ〜一年前に戻りたい
祖師ヶ谷近所だったのに全然知らなかった
今はハイソなとこに住んでるんだろなぁ

14歳のころだろ

部屋の空気も入れ替えて、掃除も終わる頃にはとっぷりと陽も暮れていた。部屋の中にはTVと、ベッドと、会社の備品のラップトップコンピューターと、LAから持ってきた服が何着か。
今はまだ何も無い部屋だけど、まだ日本に来たばかりなんだから、生活に必要なものはこれから少しずつ物を増やしていけばいい。
殺風景な部屋を見るにつけ、私は本当に日本で歌手なんて出来るんだろうかと考えたら不安になってきた。
実はこれは壮大なドッキリで、ジムキャリーのトゥルーマン・ショーみたいに誰かが今の私をどこかで覗いて笑っているんじゃないのかしら？と疑心暗鬼になる。
そんな殺伐とした考えを払拭しようとTVを付けたらそこにはなんと今まさにTVを見ている私自身の姿が・・・・・・・・・・なんて事は無く
セクシーな衣装を身に着け、これまた悩ましい振り付けで歌って踊るボインなお姉さんが歌ってる。歌詞はわからないがそれを見て少し和む。私が歌手になるのならこういうお色気路線も良いかも、ふふふ。
そういえばボスが面白い話をしてくれた。
「クィーンとボン・ジョビは知ってる？」と私に訊いてきた。
知ってるもなにも前者は世界的なバンドで「ウィー・ア・ザ・チャンピオン」「ボヘミアン・ラプソディー」は誰でも知ってる定番中の定番、ボン・ジョビはロックキッズにとっての入門書的な存在。
「勿論知ってます。どちらも有名なバンドですね」と答えるとボスは、こんなエピソードを話してくれた。
「クィーンとボン・ジョビ、デビュー当時それぞれの本国、イングランドとアメリカでは全く無名のバンドで、先ず最初に日本の女の子達の間で人気に火がついたの
日本での盛り上がりに気をよくして手ごたえを掴んだのか、またはそれだけの実力が備わってたのか、その後は両バンド共知っての通り世界的に有名になっていくの。
クィーンの曲の中には『TEO TORRIATTE(LET US CLING TOGETHER)』なんて日本語タイトルの曲があるし、ボン・ジョビは毎年のようにコンサートで来日しているのよ
つまりは、私はそれだけあなたに期待している証拠で、あなたがもっと自分に自身を持つことが出来れば目標はいくら大きくても邪魔にはならないものよ」
と言ってくれたが雲を掴むような壮大な話に、返事に窮して頭をボリボリ掻きながらエヘヘと笑うのが精一杯だった。
その後ボスは「そういえばGIオレンジなんてバンドもあったわねぇ、私も若かったわー」と誰に言う訳でもなく、昔を懐かしむように独り言を言うてはった。
じーあいおれんじって何だろう？日本にはまだまだ私の知らないものが沢山あるわ！
さらにこんな事も言われた。
「日本では私をお母さんの代わりだと思って、困った事や悩んでいる事があったらなんでも隠さずいつでも相談して頂戴」と言われボスのプライベートの電話番号と会社の携帯電話を私専用として貸してくれた。
でもそれは変だ、ママはママだしボスはボスだ、ボスはボスでママの代わりにはならない。それに本当に困っている事や悩んでいる事があればラスベガスのママに相談する。
契約以外の事でボスの手を煩わせるような事があれば、それは全て私の責任だ。そういう事はLAで学んだ。
TVを見ながらそんな事を考えていたら気付かぬ間にかなりの時間が経っていた。
うーもうこんな時間。明日から早速日本語の勉強に打ち込まなければならないんだ、今日はもう寝よう。
暫らく日本語の勉強に集中し、なるたけ早く日本語を日常会話くらいに喋れるようになってボスの期待に答え・・・・・・・こた？・・・たたた・・・。
の”お”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”！！！！！！！！！！！！！？？？？？？？？？？？
くぁｗせｄｒｆｔｇｙふじこ！

♪さぁーいきぃーく　まぁーじぃっく・・・ってか

リアMステ出演で完全に全国区タレントになってもーたな
ブレイクするまでが楽しかったわい　もうあの頃には戻れまへん
せめて創作の中で楽しませてくれよ拓哉じょる

「ボス！！！ボーーーーーーーーーーース！！！大変です！テロですテロ！キューテンイチイチです！待てよ？今日は４月２９日だからヨンテンニーキューか
とにかく大変ですボス日本が攻撃されてます！！おおジーザス、オーマイガー、マイガー、嗚呼、私死ぬんだわ！あいますとだい、おいおいおい」
「もしもし？リア？リアね？どうしたの？」
「いやだぁーわだぢ、じにだくないー、死ぬんならジャックインザボックスかイナナウトで何か食べてから死ぬー、食べたことの無い美味しいチョトレートだって沢山あるのにー
この物語もこれでジ・エンドになるのよーおーいおいおいおい。せっかく日本デビューまで書き上げる予定だったのに、夏休みの日記もロクに書けないようなバカ作者の都合で死ぬんだー！やだぁああああああー！」
「ちょっと落ち着きなさいリア、どうしたか説明なさい」
「アパートが、部屋がメリメリて、メリメリて、ＴＶが窓が照明が、とにかく全部のものが全部揺れゆれれれれれれ」
恐慌状態になってパニックになった私は携帯電話を握ったままベランダに飛び出した。
ベランダから外を見るとそこには何の変哲も無い静かな夜の風景が広がっていて、ベランダの下では自転車に乗ったステテコ姿のおじさんが気持ちよさそうに
「♪一度〜燃えたら〜消すに消せない〜まるでジャングルの火事〜ドドンパッドドン〜ッパッパ〜♪」と声も高らかに歌っているのが見えた。
うむ、あれはたしか東京ドドンパ娘ね。
「さっきなんかごっつ揺れて私死ぬんちゃうか思て。何あれ、やだもうラスベガス帰りたいー、ぶわーん！びえーん！」
「ああ、さっきの・・・もしもし、あのねよく聞いてリア、さっきのそれは地震というものよ」
「地震って何ですか地震って、というかあれが地震なんですかえぐっえぐっ死ぬかと思いましたひっくひっく」
ボスは「あの規模だとマグニチュード２か３ね」といって電話を切ってしまった。そんな専門用語、私に言われても知らない
とにかく日本では地震なんてよくあることだから心配しないでいいと言われたが、日本では当たり前で誰も慣れっこなんだろうけど、あんなの遭遇したら誰だってビックリする。
何か情報をと思いＴＶをつけてもまだ心臓の動悸が収まらず胸がドーキドキしている。駄洒落だスマヌ。
ＴＶ画面からはなんの変化も見られない、と思いきやＴＶからＢｅｅｐ音がなってテロップが表示された。表示されたが、そもそもテロップが読めない。
ここで私は重要な事に気付いた。もし何か大きな事件や事故があったら、どこから情報を仕入れ、誰にどう連絡すべきなのか、私にはまだ何もわからないのだと思ったら異国での一人暮らしが急に不安に思えてきた。
まだ少し心臓がドキドキしているもののすっかり目も覚めた私は、とにかくママにメールでもして気を紛らわせようと思いＰＣの電源をＯＮにした。
ここ何日かバタバタしていたせいもあって日本行きを告げて以来、家とは暫らくなんの連絡も取ってなかったからだ。涙をふきふきしながらメールを書く
「ママ、お元気ですか。
夕べ杉の梢に明るく光る星一つ、見つけました。
星は見つめますママの様にとても優しく。
私は星に話します くじけませんよ女の子です。
淋しくなったら話しに来ますね、 いつかたぶん
それではまたメールします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆｒｏｍ　Ｌｅａｈ」

4月29日って何かあったっけ？

去年の今頃はまだ正式にデビューの話は決まってなかったんだよね
毎日新宿に行ってたころかな？

週二回、各一時間、日本語の先生とのマンツーマンの日本語レッスンはスポンジが水を吸い取るように、とても順調に・・・などとは程遠く。
高校では国語が得意だった私でも日本語という特異な言語にはお手上げ寸前だった。
アメリカの大学では絶対に選択してはいけない三大言語というものががある。その言語とはロシア語、中国語、そして日本語。
専攻したが最後、あまりの難解さに単位が取れず、結局泣くことになるらしい。
とにかく言語体系がラテン語とは全く異なり、文字が違う、文法が違う、主語・述語が逆、動詞・形容詞・形容動詞に至ってはチンプンカンプンもいいところだった。
先生との会話も
先生の「あなたは　きのう　なにを　していましたか？」の質問に
「ワタシ　ティービー　ミタ」と言おうものなら、ピシャリと「センテンス！」と怒鳴られる。ひぃぃぃオタスケ。
文字も表意文字である漢字、それと表音文字のひらがなとカタカナの合わせて３種類あり、それぞれ用途に応じて使い分けなければならないのだけど、それだけで「もう無理！」と根を上げそうにある。
初心者の段階で漢字まで覚える必要も、そんな時間も無いということで日本語の基本的な発音の元になっている文字、ひらがなを先ず覚え、
次に形は若干違うがひらがなと互換性があるカタカナという外来語全般を表す文字を勉強することになった。
日本語の単語を覚え、ひらがな、カタカナを勉強していていると、次第に日本語のある特徴に気が付いた。
英語は肺や横隔膜を使って声を出すが、日本語には鼻音や摩擦音を使う言葉が無くて、その殆どが口だけを使った発音になる。
基本的な音は５０音、それに濁音や破裂音を加え、これでほぼ全ての日本語をカバーしている。
あと特徴的なのは英語であれ他言語であれ日本語として読む場合、元の言語の発音など関係なくa,i,u,e,oの母音を省略しないで発音するということだった。
例を挙げるとＭｉｃｈｅｌ・Ｊａｃｓｏｎ。日本では一字ずつ分解してma・i・ke・ru・ja・ku・so・nと日本式の発音をする
先生が言うには別に日本人の発音や聴覚に問題があるわけではなく、母音を省略した言葉というのは日本人には耳障りに聞こえるからなのでは、と推察しておられた。
自分達の使いやすいように日本人好みにアレンジしているものは人名のほかにも沢山あった。、それは日本製英語ともいうべき言葉が普通に使用されているということだった。
例えば私が持っているラップトップコンピューター。日本ではＮＯＴＥ　ＰＣになるらしい。他にも
アフターサービス(customer service）,ガードマン （security guard）,ガソリンスタンド（gas station）、コインランドリー（laundromat）,フライドポテト（french fries）,
シャープペンシル（mechanical pencil）,レンジ（microwave oven）
などなど、？？？なものもあれば、ちょっと笑ってしまう言葉や、なるほどと得心してしまうような言葉まである。
あとは元の言葉が長すぎるから音を短縮してして使用してしまい、そのまま定着してしまった言葉
インフラ (infrastructure)、エアロビ (aerobics)、コンビニ (convenience store)、スーパー （super market)、パソコン (personal computer, PC)
略字でＳＦというとサンスランシスコだけど日本ではScience Fictionの意味、あと首を傾げたのは日本ではLos Angelesの事をＬｏｓと呼んでいるとか
Ｌｏｓというのは英語で言うＴｈｅ、スペイン語のＥＬとかの定冠詞であってＬｏｓそのものには全く意味は無い。うーん、変と言うか、不思議というか。
ともあれ、くみちゃんやボスが言うには「すごく順調」らしく私も道行く看板に書いてある文字が所々解かるくらいにはなっていた。こんな風にページを一枚一枚ゆっくりめくるように日本の事を知っていくのだろうな
それはそうとビックカメラのＣａｍｅｒａは分かるけど、「ビック」って何だろう？まだまだ分からない事だらけだわ！勉強勉強！おー！おー！

音魂でひらがな間違えてたな
最近忙しくて以前ほど日本語勉強してなさそう

今日は日曜日、会社も休日なのでくみちゃんと一緒にナウなヤングが集う街、渋谷と原宿に遊びがてら今の若い人の間でどういうものが流行りなのか空気だけでも体験しに行こうとなった。
この一週間、日本語の勉強しているか、電車に揺られ会社に顔を出し別段これといってする事も無く一日過ごすかしていた私は久しぶりのお出かけに心躍った。
休日で、しかも晴天の渋谷は「どこから沸いたんだ」と思うくらいの人でごったがえしていた。
文章となるとまだまだ苦しいが、このところ勉強漬けで、かなりのひらがなカタカナが読めるようになっていた私は、くみちゃんに勉強の成果を見せてあげようと目に入る看板を音読してみる。
一つの店を指差し「クミチャン！クミチャン！　アレ　マシモトキヨツ！　ウンチ　ガ　ドッサリ　デル　ダヨ！」と私にも読める字があるというのをくみちゃんに伝えると突然くみちゃんは固い表情になり
私の腕を強く握り締め引っ張ったまま小走りに歩き出した。なんでー。
ともあれこの字が読めるというのは私にとっては大変な成果で、以前は外食しても目的の品物をオーダーする際、メニューにある写真を指差しバカの一つ覚えのように「コレヒトツ！コレヒトツ！」
と言わなければならなかったが、最近はメニューに何が書いてあるか（漢字は無理だけど）事前に読んで理解してから注文できるようになり、マクダーナやスターバックスくらいなら一人で入店できるくらいには上達していた。
その後も私は、さっきから下を向いて押し黙ったままのくみちゃんを尻目に「キムラタン！、アイフル！、レイク！ほのぼのキャッシン！」と音読しつつクレープを食べながらベンチに座って休憩していると
私の隣に座っていた女の子の指先に視線が釘付けになった。
「ぽおおおおおおお！ぽーっ！くみちゃんくみちゃん！何あれ？何なの？」
「ほ？どうしたのリア」
「ほらほらあれ、あのあれ、あれあれ爪なにあれなにあれ、これあれ、それそれあれあれ」
「爪がどうかしたの？」
「キラキラ光って爪に絵が描いてあるよ！ほらお花とか、動物？みたいなのとか！それに携帯電話もすっごい光ってるよ！すごいよ！」
一人で騒いでいる私の視線に気付いたのか、爪に絵が描いてある女の人は私達のほうを迷惑そうに一瞥して立ち去ってしまった。
「あーネイルアートね、最近の流行よ」
「すごいすごい、猫が描いてあったよくみちゃん！猫が猫が！猫が爪に猫を！」
「はいはい猫は分かりましたから」
「ネコがネコがネコネコネコネコココココココココうぎぎぎ」
「バーカ、バーカ、ウナギイヌ」
「どうやるの？私にも出来るの？専門のお店？そんなのしてくれるお店があるの？したいぃぃぃぃー！わたぢもするー！わー！わー！連れてっていますぐー！」
この場をお借りして正確なことを言わせてもらうとアメリカにもネイルアートはある。あるけど日本のそれはアメリカのものとは全く異なっていた。
パーティーでもなんでもないのに普通の女の子がただ外を出歩くだけなのにネイルアートをしていて、しかもそれが日常の普通の光景なのだ。
携帯電話にしてもそうだ。アメリカじゃ誰もあんなデコレーションなんかしてない。市販のものをそのまま使ってるだけだ。
さらにストラップなんてものまで付いていて皆思い思いのアクセサリーをブラさげており、携帯電話にストラップが付いてるのか、ストラップに携帯電話がついてるのか、携帯電話の使用目的が不明な人もいる。
くみちゃんも、他の人も、二つ折りの使うときにパカパカ音がする、TVも見れる携帯電話使ってるのに、私は会社から支給された２０１iといういかにも古臭そうな、その都度アンテナを指で引っ張って
通話しなければいけない携帯電話を使っていた。
明日にでも会社にダダこねて、なるたけ最新の携帯電話に交換してもらおうと心に誓った。

この頃のリアは毎日楽しかっただろうなぁ
今は夢は叶ったけど何だか辛そうに見えるよ

ストックが無ぇ
どはははははははははｗ

無理せずマイペースで書いてチョ

日本語のスクールに加え、歌手デビューにむけての布石として今週からジャズダンスの学校にも通うことになった。ゆくゆくはボーカルトレーニングも待っている。
鈍っていた体に久しぶりのダンスはこたえる。それに最近デブ･･･じゃなくて、ふくよかな下半身が気になってたので理想の体形を手に入れるためにもダンスは丁度良い運動にもなった。
ミリタリーパンチ、ワンモセ！これは決して宣伝ではない。
空いている日には電車で会社に通勤。大体これが私の日々のローテーションになってきた。
電車に乗って会社とアパートの移動に慣れてくると、次第に行動半径が広がってくるのが自分でも分かってきて楽しくなる。でも電車での移動はあまり楽しくない事も起こる。
そのあまり楽しくない事とは、電車で座席に座っていると、他の座席は綺麗に詰まっているのに私の両隣りは決まってぽっかり空いたままになる。
で、空いている席を見つけて座ろうとするんだけど座っている私の顔を見るや、きびすを返してそのままどっかに行ってしまう。
私が座わろうとしたときもそうで、私が空いている席を見つけてそこに座ると必ず両隣りに座っていた人が立ち上がる。
他の女の人の所には隣りも座ってるのにWhy？何故に？これは私に何か原因でもあるんだろうかと思って腕を上げて匂いを嗅いでみたけどフローラルの良い香りがする。
顔に何か付いているのかと思って手鏡を見ると、そこにはかわいい顔があるだけだけ、と自画自賛。なにか私に人を避けるオーラでも出ているんだろうか、不思議だ。
顔というと事務所のスタッフからこんなことを言われた。
スタッフによると私はアニメに出てくる「テーメル」という女性キャラクターに似ていると日本のインターネットで言われているらしく、私はその女性を知らなかったのでスタッフからそのキャラクターを見せてもらった。
えええええ！違うよー！似てないよー！私こんな見事な金髪じゃないし、それにこの人とってもスレンダー！私の胴回りやお尻なんてこんなに肉が・・・・やめておこう、悲しくなるだけよ。
ともかく私の中でこの件は「無し」ということになった。
それと出版社と会社の間で私を売り出す企画会議を行ったのだけれど、その席で私のキャッチコピーが決まった。その名も「グラビア界の黒船」！！！
黒船・・・・黒船とは何ど？と出版社の人に訊ねた所「中世の日本に開国を迫ったアメリカから来た船、曰く、広く席巻する、衝撃を与えるの意味」とかになるらしいがどうもピンとこない
そもそも日本語すらまだロクに喋れない私にそんな大層な影響力があるとも思えない、だけどその道のプロの人がつけたキャッチコピーだから日本人なら皆納得するコピーなんだろう。
それと日本の事が少しずつわかってくるにつれ、どうも私の中で考えている事と、日本というか日本人の価値観にズレが生じていると思うことが多かった。
その中で一番強く感じた一つ「Kawaii」
今後の仕事上の傾向と対策で日本のファッション雑誌に目を通す機会があったけど、私よりずっとKawaii日本人のモデルが沢山載っているし、日本で仕事をしているKawaii外国人モデルも居る。
それが何故かインターネットで日本人の目に止まり、それがキッカケで日本で仕事をする事になった訳だけど、なんでまた私を？と今更ながら思う。
日本人の言うKawaiiというのはCuteとかbeautifulとかとまた違ったニュアンスを含んでいるんだろうか先のアニメのキャラクターにしてもそうだ、日本人が私に求めるKawaiiって一体何なのさ？

日本向けの化粧やカラコンなんかしなくても充分カワイかったんだけどなぁ
やっぱりあのままじゃ今ほどは売れなかったんだろうか
俺としてはその方がよかったな
本人はメイク顔と素顔のギャップをどう思ってるんだろうか？
カワイイと思わせることが仕事だと割り切ってるのかな
よく自分のことを「カワイクない」とか「気持ち悪い」とか言ってるし
実際は違和感を感じてるんじゃないかなぁ

TIM・MARTIN著　True　Japan　日本女性〜The Geisha

　何章かに渡って日本の文化・歴史を紹介してきたが、ここでは日本人女性から見える美について考察してみたい。
　一般的にアメリカにおいて広く知られている日本人女性、いわゆるGeishaのイメージとしては「従順」「貞淑」「清楚」「忍耐」の３つが主なものになるであろう。
　私が日本の千葉にホームステイしていた事はこの本の始めに触れたが、その頃の流行として「わんれん」と呼ばれる長い黒髪、「ぼでこん」なるタイトなスーツが当時
　日本におけるGeishaの代表的なファッションであった。
　その時私もSayuriという一人のGaishaに想いを寄せており、このSayuriが働いているPinkyClubという名の高級GaishaHouseに毎日のように通っていた。
　私も日常に支障が無いくらいの日本語を話せるがSayuriは寡黙で静かな女性で、私がなにを語りかけても、どこか遠くを見るような目をしながら水割りを静かに飲みあいづちを打つだけであった。
　幼少時、Sayuriは食べるものにでも困った時期があったのだろうかSayuriは大量のフルーツやスイートを注文しては食べ
　その食べているSayuriの横顔を見て私は日本暮らしで疲れた心を癒していた。
　私のSayuriに対する想いを一生懸命述べても、Sayuriは終始物憂げな表情をするばかりで手を握る事はおろか、肩すら抱けないまま数ヶ月が過ぎていった。
　高級GaishaHouseということもありPinkyClubから請求される金額は一晩で７００ドルにもなり、ビール一本が５０ドル、フルーツ盛り合わせ１２０ドルという法外な値段がつけられていた。
　そうこうする内に私はクレジット会社、10社から金を工面するようになっていった。
　借金は借金を生み、その穴を埋めるために他のクレジット会社から金をまた借りるという事を繰り返しているうち、ある日突然PinkyClubは中古のゲームソフト屋へと変わっていた。
　そしてもう二度とSayuriと会う事は無かった。嗚呼Sayuriこそ私が日本で出会った本物のGaishaであった。
　しかし十何年かぶりに訪れた日本は様変わりしており、Gaishaの姿も年月とともに変化していたのだ。
　日本での最新の美は今や「Moe」と呼ばれており、そのファッションも　わんれん　からなんと驚いたことにメ−ド服が持て囃されており。さらにこのメード服にメガネをつけ
　何故かネコの耳をつけただけで日本の世の男性諸氏は「Moeeeee！」と一声叫んでその姿に萌え死ぬのである。
　またMoe度を上げる要素として、その仕草や言動も特殊で、失敗や驚いた際「はわわー」「はにゃーん」などの感嘆詞を用いる場合がある。
　またこのMoeのほかにも「ツンデレ」と呼ばれるものがあり、そのツンデレとは、「生意気な態度が、あるきっかけで急にしおらしくなる」あるいは「本心では好意を寄せていながら天邪鬼に接してしまう」
　という様子を言い、特に恋愛形態について好ましく捉えた仕草である。
　このツンデレの中にも、主人公嫌悪型、素直になれない型、高飛車型、女王様型、他何種類かの形態が存在し先鋭的過ぎ最早我々の理解の範疇を超えていると云わざるを得ない。
　そしてまたこのツンデレとメード服が合わさった飲食の出来る店舗が秋葉原という街で大きなブームになっており、気が付くと私も週に10回は通うハードユーザーになってしまっていた。

･･･････････････・・・・・・・・・・・・・・・・。
日本人のセンスが全然分からないわ！

日本での滞在が長くなるにつれ私の身の回りも段々慌しくなってきた。中々上達しない日本語レッスンの他にジャズダンスとボーカルのスクール。
さらに歌手デビューを期待している事務所と、それを熱望した私、で、くみちゃんや会社のスタッフから最近の日本の音楽、最近ヒットしたJPOPを片っ端からリストアップしてもらい
可能な限り携帯音楽プレーヤーに入れ自室や移動、空いた時間を利用し毎日聞いてはJPOPの見識を日々深めていった。
国は違えど音楽に差は無い。
特にＪＰＯＰは既に予備知識もあったし日本語の勉強もしているからだろうからかすんなりと入ることができた。
毎日沢山のＪＰＯＰを聴いている内にお気に入りも出てきて安室奈美恵、宇多田ヒカルは勿論、ＸＪＡＰＡＮ、椎名林檎、森山直太朗 、ＳＭＡＰ等々有名どころはキッチリ押さえた。
でもまだまだ私の知らないＪＰＯＰが沢山埋もれているに違いないわ！みんなーオラにＪＰＯＰをわけてくれー！
それから私に家族が出来た。家族といっても結婚したわけでも、ましてや出産したわけでもない。
私の可愛い可愛いジャガリアンハムスター、その名も「ハムちゃん！」
慌しくなったといっても、毎日がほぼ同じようなローテで、くみちゃんが休みで無い以外の時は英語で会話できる人も周りにほとんど居ない事に私は寂しく感じていた頃だった。
そんな孤独に耐えられなくなったときはよくボスに電話する。
「もしもしボスですか？リアです。寂しいです。何でもいいから私とお話してください」
夜遅い時間にも関わらずボスは、私の他愛無い話の相手になってくれたり、予定に入っている楽しそうな仕事の話をしてくれた。
それらを少しでも紛らわそうとペットを飼う決意をし、くみちゃん同伴でペットショップへと赴いたんだけど気分転換に乗馬をしたいとおもって第一希望は馬をペットに飼いたいとおもったが
くみちゃんの必死の説得とアパートの広さを考えて泣く泣く断念した。
ペットショップへと足を運んだ手前引き下がる事はできない、ええい馬が駄目ならこの際何でも、と、そのとき小さなケージに入った一匹のハムスターが目に入った。
つぶらな瞳、愛らしい口元、思わずほおずりしたくなる小ささ、守ってあげたくなる不振な挙動。ハムスターの方も私に気付いたのか鼻をヒクつかせて近づいてきて、その愛らしい仕草に私のハートは一発で恋に落ちた。
「きゃーーーー！これこれ！これにするぅーーーー！私この子飼う！決めたよくみちゃん！絶対、面倒見るぅ！はあああああああああん、きゃわいいいいいいいいい！」
「はいはい」
くみちゃんの淡白なツッコミはともかく、ケージごと即行購入してダイナマイトの束でも抱えているように大事に大事にアパートまで持って帰った。
子供の頃アメリカのカートゥーンchで放送していた日本のアニメから名前を拝借し、この小さな小さな友人に「ハムちゃん」と名づけた。
これで少なくとも誰も待ってないアパートに帰って一人寂しく過ごす事も無くなった。今日からは一人と一匹だ。
他の人から見たらほんの些細な、それこそバカバカしいような事ではあるけれども。誰かが私の帰りを待っているというだけでも、今の私にとっては心の支えになる。
それにしてもハムちゃん、食べてるか寝てるかのどっちかだけねぇ・・・・なんか私とあまり変らないわねぇ。

ハムちゃん今でも飼ってるのかな？
この前月光でペットショップ行ってたよね
しきりに「カワイイ カワイイ」と連発してたけど
お前の方がカワイイんじゃ！ とツッコミを入れたくなった
仔猫を予約したみたいだけど世話できるのかね

ハムスターってあんま寿命長くないよね・・・

ここで戯言。
ここまで書いてきての経過を少し
飛行機で例えるなら、最初はエンジンの回転数を無駄に上げて急いて離陸した感じ
今はジェット気流に乗って安定した飛行を保ってる。
あとは計器を見ながら位置を確認しつつ、乱気流に出会わないように
最後は丁寧な着陸させようと思う。

補足で当作品はVer１．０ということにしておく。
加筆訂正してバージョンアップしたものを載せたい計画はあるけど
それはここでの連載を終えてからにしたいと思う。
それがいつになるのか、どこに掲載するのか全く未定で本人にすらﾜｶﾗﾝ
ｲｼﾞｮｯﾃﾞｯｽ

乙です
どう着陸するのか楽しみにしてまつ

そうこうしている内に、私の日本での活動が徐々に形になって現れてきた。
先ずは私の1st写真集の発売が決まったこと。
この写真集、LA時代、RQやゴーゴーバーで仕事している合間に撮影した写真や、WEBに掲載した画像等、本として出版する権利をオーシャン・コーポレーションがディー・スナイダー商会から譲り受け
諸々の写真を選定、編纂し一冊の本として出版する予定と言われ、沢山ある写真の中から写真集として使える写真を出版社の人と私で意見を交わしながら取捨選択する事になった。
打ち合わせの際、今でも見ると顔から火が出るようなきわどい、お淫らなお宝写真がザクザク並べられて、とても恥ずかしくなって
「わー！やめてー見ないで！キャーキャー！」と叫んで火炎放射器で全てを燃してしまいたかったけど、一枚一枚、写真に目を通している人はとても真剣だ。
その中で一枚の写真が表紙に選ばれた。
日本に来るきっかけのひとつになったあのセーラー服の写真。
その写真に写っている女の子は当然私なんだけど、その正面から不思議そうな物憂げな目線で正面を見据えている顔は初めて見る人のよう
あなたは誰、私じゃないみたい、あなたは今私を見てどう思う？あの頃のあなたに今の私を想像できる？
私ね今、子供の頃から夢だったシンガーになろうとしてるの、しかも日本でよ、凄くなくなくなくない？
でも何故この写真なのか、この写真になにか日本人の心に引っかかるなにかがあるのか。
私自身、全然気がついてない魅力が隠されているのか、それともこのセーラー服に日本人の心の琴線に触れたのか、今になってもなんともわからない。
件の写真を表紙にということで出版社の人も、会社のスタッフも満場一致で決まった。
私も下手にエロエロな写真なんか表紙にされて衆人の目に晒されたら恥ずかしさのあまり死んでしまいそうになるだろうから、その場は「私もそれで良いと思いまーす」と同意しておいた。
カメラマンのアランにメールすると、既にアランも知っていたようで自分の作品が一つのまとまった商品になるのが嬉しい旨の返事がきた。
さらにこの１ｓｔ写真集を皮切りに、雑誌のグラビアや、なななんと私のカレンダー（！）さらに嬉しいことに、ビザ更新も兼ねてNYで撮影のスケジュールも入った。
アメリカに住んでいて西海岸から出た事の無かった私だけど、こうして日本に来ることもなかったらNYになんて行く事も無かっただろうと思う
それにNYといっても久しぶりの帰国に心が躍る。
日本でも生活に苦労しないだけの最低限の言葉は覚えた。食べ物だって美味しい焼きたてパンのお店や、マクダーナ、フレッシュネスバーガー、モスバーガー、ドーナツ店などファーストフード店
が沢山あることはわかったし、日本食も天ざるそばやウナギの味を覚えて今や大好物。（生魚は未だNG!）
だけどだけどだけど私は母国語の英語に飢えていた。別に英語で会話をしたい訳じゃないんだ、会話したいだけだったら日本で英会話講師の仕事をしているアメリカ人達が集まる店にでも行けばいい。
こういうのを帰属意識というのか、少しでいいから帰郷して周りが母国語で会話している環境に身を置き心をリフレッシュさせたかったけど、そのアメリカに帰る機会が仕事という形だけど入ってきて
嬉しさのあまり寸手のところで会議室でポールダンスを踊るところだった。

実際に本人を交えて過去の画像を取捨選択したかどうか知らないが
事務所はリアの過去の活動内容をどこまで把握していたんだろう？
本人は全てを隠さず話したのかな？
以前FLASHにgirls of 360のDVDについての記事が載った時、事務所は
「そんなDVDの存在は知らない。今後の対応は相談して決める」みたいなコメントをした
その発言の真偽はわからないけど、過去のイメージを知っていてもあえて今の路線で売ろうと判断したのか？
マスメディアを駆使し圧倒的なイメージ戦略で押し切れば過去の画像など取るに足らないと考えたか？
しかし名前が売れれば売れるほど、過去の画像を使って揶揄するような記事は後を絶たない
そんな状況をリア本人はどう感じているんだろう

ヒントをありがとう。

1st写真集の内容が過去写真だった事の方が俺には不思議だな。
あれはマネージャーが変わる前の仕事だっけ？

デビューする日も翌年の２月１４日に決定し、その日のリリース予定の曲に合わせたボーカルレッスンに切り替える予定。
先ず本格的なデビュー前に数曲リリースし、リスナー及びマーケットの反応を見てからデビューの方向性を見極めようということになった。それに並行してモデル活動も行う
すでにかなりの数のファッション雑誌やManga雑誌のオファーがあって、スケジュールも埋まりつつある。
それに加え１ｓｔ写真集の販促活動と、少し前まで毎日が日曜日な生活だったけど段々休みもままならない環境になってきた。
でも何もしないで座して待っているよりかはマシだ、だって私は元々活動的な人間なんだもの。
今こうして私の為に多くの人が同じベクトルに向かって動いてくれることにとても感動すら覚え、かつその事に感謝し、その重責を請け負っているという事に身が引き締まる思いだ。
だけどその重責に負けてられない、一方的に相手に言われるがままYESYESで自分の本意ではない事をするつもりは無いから出来うる限り自分の意見をぶつける。
あれは嫌、これは出来ない、私には無理、これらは絶対言わない。
その場は考慮してくれるだろうけど言ったが最後、もう誰も私に期待なんかかけてくれないのが分かっているからだ
やる気が無いと見られ期待されなくなった途端、他のやる気のある誰かがその代わりを務めるだけだ。
そういう事例はLAで沢山見てきたし、また私自身も体験してきたからだ
だから私は、後で泣きたくなると分かっているような仕事や、今から考えると顔から火が出そうな仕事でも自分の出来うる範囲内でこなしてきたつもりだし
そうしないと食べれない上に代用なんて沢山いるから、傍観したままだったらどんどん埋もれていっただろう、でも後悔なんかはしてないつもりだ。
私がやってきたことは全て私が自分で選択してきた事だし、今更否定してもどうこうなるものじゃない、それにそんな時代があったからこそ今の私が存在しているし
こうして日本にくるチャンスも、ましてやシンガーになど成る無かっただろうと思う。今こそ自分の全てをを最大限活用する時だ。
だから折角の目の前にあるチャンスを活かす為にも自分が今まで聴いていたお気に入りの音楽、ニルヴァーナ、スマッシュパンプキンズ、レッドホットチリペッパーズ、アヴリルラヴィーン
ステーシーオリコは言うに及ばず、今まで聴き貯めていたJPOPも交え、頭の中にある全ての音楽を総動員して、私がどういう音楽に感銘を受け、聴いて育ったのか熱弁を奮ってみる。
時にはその場で好きな曲の好きなパートを歌ってみせ、ゆくゆくは自分の書き溜めていた詩を曲にしたいと意見を言ったりして
とにかく好きなもの、やりたい事、私が出来る事を列挙して自分の望む方向性を相手に伝えることに集中した。
とりあえずその日決まったのは、本格的なデビュー前に日本人に比較的受け入れられやすいバラード調の曲で、どこまで受け入れられるのかという事でその場は終わった。
ただ一つ超難問があって、こればかりは私もすんなりYESとは言えなかった。
日本でデビューして、それを聴いてくれるのは当然日本人な訳なんだから、日本語で歌わなければならない、しかも「それは絶対」と言われた。
うう、もっともっと日本語勉強しないとだわ
あり・おり・はべり・いまそかり、嗚呼何これ？！全然わかんない！

せっかっくネイティブな英語で歌えるのに何でわざわざ日本語で？って思うけどね
やってる音楽が元々は西洋音楽なんだし英語で歌ったほうが自然なのに
普段話しなれてない言葉で歌っても、聴く側の心にまでは届かない
せいぜい「へ〜　日本語で歌ってるの？　外人にしては上手いね」くらいで
いろもの的に捉えられちゃう
結局キャラを使ってCDを売るっていう、アイドル商法と同じだよね
音楽を通して何かを表現しようとか、そういうアーティスト的なスタンスを感じないよね
本人はどう思ってるか知らないけど、事務所にいいように使われてるだけな気がする

Ｂoaに朝鮮語で歌わして売れると思うかね？

和田アキコが朝鮮でしか歌わなかったらどうなってかね？

2行目を読んでね
朝鮮の音楽なら朝鮮語で歌ったほうが自然だと思うよ

例えば、演歌がどこかの国でポピュラーな音楽になったとして
その国の人がそこの言葉で「自国流演歌」を作って、歌うのは全然いいんだけど
そこへ日本人が行って、わざわざその国の言葉で演歌歌ったらヘンじゃない？

そういう歌手がいてもいいけど、やっぱ「いろもの」的に捉えられるんじゃないかな

逆に考えれば。海外に日本人ミュージシャンが行った場合、日本語で歌うのと現地語で歌った場合を想像してみろ。
受ける受けないじゃないぞ。売る・売らないの判断としてだ。

スコーピオンズ　ハロウィン
ヨーロッパ　TNT　
ソナタ・アークティカ　ストラトバリウス　
コルピカラーニ
パンテラ　アングラ

それぞれの国の言語でしか歌ってなかったら売れてないな。

ラウドネスやエックスが英語で歌ってもＢ級どまり
日本語で歌ってたらアメリカではまったく売れなかっただろうし
エックスも韓国での人気もさほどでなかったかもしれんよ。

さらにいうと　バンドとしてならギターとか楽器の演奏や曲そのもの
にも比重があるだろうが、リアはただのボーカル。
しかも、ものすごくうまいわけでもない。
歌ってる曲も感動を与える名曲というわけでもない。

それなのに、すべて英語で歌ってたら歌詞の意味も全くわからない。

洋楽をほとんど聴かない人間にはまったっく受け入れられないだろ。

そんな有意義な議論も終わって、私の具体的なデビュー計画が決まったことを記念しボスやくみちゃんを含んだ会社の何人かで「UCHIAGE」と称する慰労会をする為、夜の街に繰り出した。
Uchiageって何だろう？ロケットを成層圏にでも飛ばして和むのかしらんと思ってたら、何のことは無い、仲間内で飲み食いしてワイワイ楽しもうや、というものだった。
会社近くの、ちょっと小洒落た日本食のレストランへ皆としけこむ。
お皿に小分けされた料理が人数分、テーブルに並ぶ。
一皿一皿、小ぢんまりした料理がちいさな器に綺麗に盛り付けてある。生魚は未だ駄目だけど日本食のこういう目も楽しませるところが好きだ、それに器も色んなデザイン、形がある。
ママにお土産で持って帰ったら喜ぶだろうな。一皿くらい懐に入れても････自重しろ私。
飲み物は皆ビールで、くみちゃんは少しアルコールが入ったレモン味のソーダ割り、それじゃ私も、と薩摩の芋焼酎「もっこす」をロックで…とおもったが
日本では２０歳以下の飲酒が認められていないのでしぶしぶオレンジジュースを注文した。
２時間後、さんざん鯨飲馬食し腹もくちくなったリア様御一行は店を出て三々五々解散という事になった。
美味しい葱ぬたに舌鼓を打ち、もずく酢を堪能し、オレンジジュースに、コーラ、アイスミルクティーにアッサムティーと飲みに飲みまくった私は、
「やああああっぱっりいいいーわたしわあーーーーあああああ、きくまさあああむ」と、くみちゃんに肩を担がれ夜の東京を高歌放吟しながら、歩いていた。
と、道端に目をやると一人の女の人が植え込みの影で蹲っている姿が目に入った。
「くみちゃん？あの女の人なんか、あんなとこで変だよ。気分悪そうだよ」
「え？ああ、多分あの人は酔っ払ってるのよ」
日本に来て奇妙に思った事の一つに、歩きながらタバコを吸っている人と、お酒に酔っている人の多さだ。
ラスベガスやLAにも酔っ払いは当然居る、だけどそれはお酒を提供している店の前とか限られたエリアで遭遇するくらいで
泥酔した人が路上を大勢で闊歩している光景を見たのは日本に来て初めて見た。こういう所にも文化の差が出るんだろう。
特に泥酔した女性が夜の街で一人で動けないでいる光景に私は非常に違和感を感じた。
「大変よ、助けてあげないと。危ないよ」と警告したけど
皆が皆「放っていても大丈夫」というが何を根拠にそう言えるんだろう
何故かその時の私は心に引っかかるものがあった。「大丈夫」だから見過ごしていいの？何かあったら大変だよ。
日本は治安の良い国だとは知ってはいたし、わかってもいたつもりだけど、少し違和感を感じざるを得ない
その時は私も「そんなものなのかな」と思い皆に促されるままその場を立ち去ったけど、暫らくしてから「やっぱり引き返したほうが」と後ろ髪を引かれる後悔に似た罪悪感が残った。
この心に引っかかった罪悪感というトゲはその夜ベッドに入って目を閉じてからもチクチク疼いた。

リアが酔っ払いを介抱したのは小田急の新宿駅
スカートをめくられたのは赤坂らしい

LAでディースナイダー商会に所属していた時はスケジュールから移動、衣装、メイク、段取り、諸々を自分で管理するのが当たり前だったけど、私になんとマネージャーがつくことになった。
日本ではどんな駆け出しのタレントでもマネージャーがつくらしい。
日本では普通なんだろうけど、LA時代全て一人で賄っていた事を考えると少しセレブになった気分になる。
私に就くことになったジャーマネ、もとい、マネージャーは、数々の俳優やタレントのマネージャーを務めていた韮沢進という男性が私のマネージャーに就くことになった。
ボスが言うには経験豊富な敏腕マネージャーで英語もOKということだった。
ボスから韮沢さんを紹介され、これからお世話になる訳だからと、早速挨拶した。
「こんにちはNirasawaさん、よろしくお願いします。リアで結構です。」というと韮沢さんは椅子からすっくと立ち上がり、流暢な英語で
「幾千ものキミ　月の影を待ち　再開の地へ　夢に見た学人　幾万も昇り　夢に咲く」と言った。
私は、そのまま硬直した。
そもそも何を言ってるのかわからなかった。意味不明、略してイミフ。
いや、言ってることはなんとなくわかる。
「あなたにお会いできて嬉しい。それにしても今日は良い天気でしたね」みたいな事を言ってるのはわかる。
周りを見るとボスもスタッフもこの様子をニコニコしながら普通に見守っている。
こ、これでいいの？なんか英語おかしくね？
理解できないのは私だけで、これが日本本来の挨拶なのかしらん？それとも私のヒアリングの能力が落ちた？いやいやそんな事は無い。
私の得意科目が国語だったから、かろうじて理解できたものの隠喩、暗喩、比喩を使った挨拶にしては難解すぎる。
対処に困り返答しかねていると韮沢さんはギッと私を凝視し
「ライヤライヨラ　夢があの道を辿り　何万の夢に見た再開の空　ハーイーヤイ」と言いはったが、最早理解できなかった。
そもそもライヤライヨラとかハーイーヤイってのは何なのだ。
「えーとその・・・韮沢さんはどこで英語を身に付けらしたんですか？」と軽いジャブで会話を試みたが、韮沢さんは中空をギロッと睨んだかと思うと
「ビジョンはハードコア！」
大丈夫なのかこのマネージャーで、意思の疎通は可能なのか、というかこの韮沢さん、最初見たときから全く無表情な上に瞬きをしてない。
尚も周りの人間はニコニコしたままこの様子を見ている。
とりあえず私も笑っとけハハハ。

暑い、とにかく暑い、暑すぎる
なんなんだこの暑さは、溶ける。
アメリカの夏とはまた違う暑さ！質量を持った熱い空気が体全体にべったり貼りついているようなそんな暑さ。
会社やダンスのレッスンに顔を出しても「アツイネーアツイネー」が挨拶代わりになってる、日本人にもこの暑さは耐えられないんだ。
日本人にも堪えられない暑さなら、異国から来た私には地獄の業火に等しい。暑さで周りの景色が歪んで見えるのはあながち蜃気楼のせいだけじゃなさそう。
とにかくとてもじゃないけどこのまま歩くのは無理、どこかで休息を取らないと、この炎天下に1時間も歩いていたらミイラになって死んじゃう。
こういう時は近くにあるコンビニに駆け込んで涼もう。
コンビニは日本に来て、とても重宝しているものの一つだ、アパートから歩いていける距離に何件もあるしスナック菓子の品揃えも多い
それに私の生きるための源のチョコレートも沢山！
m&mは勿論、日本の色々なお菓子メーカーの、色々な味のする、色々な形のチョコレート。
コアラの絵が描いてあるチョコレートや、マッシュルームを模したチョコなど沢山の種類のチョコが小さな店にいっぱい並べてある
アメリカのコンビニなんて「食べても最低限死なないもの」を置いているのが現状で、何か買うにしてもありきたりの定番商品くらいしか置いてないのが普通だ。
その点、日本のコンビニは商品の回転も早いし、いつも何かの新商品が棚に並んでいて最初日本のコンビニに入った時は店の清潔さと品揃えに感動したくらいだ。
もう限界よ！というときに飛び込んだコンビニは空調も効いていて、まさに都会のオアシス！涼しいイェーイ！ベトつく汗もスーっと引いていく、嗚呼極楽極楽。
少しの間涼ませてもらって、ジュースの1本でも買って出る間、ウロウロと店内を散策していると本棚にファッション雑誌やMangaに混じって、私が良く知っている顔が表紙になっている本が陳列されていた。
それは私の顔だった。
私がゲーム好きなのをどこかで知ったゲーム雑誌が簡単なインタビューと表紙の撮影と掲載を会社に依頼してきて、仕事を済ませたのが約1ヶ月前。
初めての仕事らしい仕事で多少緊張したけど、まだ私が日本語に堪能では無いということを考慮してくれ、英語の出来る人を介して撮影＆インタビューという事になった。
母国語のほうが意思疎通が容易いし、質問されても自身を持って返答できるという点で、ハキハキ応対できた、と思う。
それに質問もゲームに関するものだったので、リラックスして話すことが出来た。
TEKKENが得意な事、子供の時ドンキーコングカントリーをやり込んだ事、スペランカーはすぐ死ぬ、�Uコンマイクに向かってハドソンと叫ぶ
など思い出に残っているゲームの話をするとゲーム雑誌の人は興味を持って聞いてくれた。
そんなこんながあり出版へとあいなった訳だけど、さっきから来店したお客さんが手にとって読むか、レジに持っていくのはManga雑誌ばっかりで
私が入店して30分も経とうかというのに誰も私が表紙の本を買う気配が無い。
とにかく私が行った仕事が本の表紙という形になり、その雑誌が並んでいるのは、率直に嬉しい、嬉しいけど誰も手にとってくれない。
「嗚呼、誰かこの本買って頂戴！ちょっとそこのお兄さん、この表紙になってるの実は私なんですぅ、1冊いかがっすか」と駆け出しグラドル直々に販売したくなる衝動に駆られる。
お兄さんスルー、隣にあったＭａｎｇａ雑誌を立ち読み。インスタントヌードルの棚の影に隠れて念力をゆんゆん送ってみるが徒労に終わる。
仕方が無いので諦めて私も立ち読みでもしてから店を出ようと思い本棚に沢山並んだ本を眺めてみる
そういえばアニメのドラゴンボールZもセーラームーンも元はＭａｎｇａなんだっけ、日本人は面白いゲームもアニメも作る上にMangaも大好きなのね
これは女の子が読むMangaかしら？表紙に可愛らしい女の子のイラストが描かれている「ペンギンクラブ」という名の雑誌を手に取った。
それにしても顔は幼く描かれているのにすっごい巨乳ね、日本人はこういうのが好みなのかしら？と、ページをパラパラめくると
・・・・・・・・・・・・・・。
えーっと、ガリガリ君はどこじゃろな、と。

書くなら飲むな、飲むなら書くな。

乙です
確かアメリカ時代の雑誌インタビューで
「湿気が嫌い」と言ってた
日本の夏は嫌いなんだろうか・・・

今私はNYで二日間過ごした後、東海岸に面しているモントークという町に今滞在している。
NYは想像していた通り、すっごい街だった。
LAでは毎日を夢中で過ごしてたけどNYという街で暮らせるかどうか、そこで生き抜いていけるかどうかはまでは自信が持てなかった。
ビルビルビル、人人人、車車車、西と東でこうも違うのかと思うほど何もかもが違っていて、巨大で、雑多で、混沌としていていた。
だけどそんな混沌とした街でも車で１時間ほど郊外に移動したら、牧歌的な風景が現れる。
ここニューヨーク州ロングアイランドにあるモントークという町の海岸は、私が今まで見てきたどの海岸よりも綺麗で、砂の色が濃く、水も透き通ってた。
次に出す予定の写真集の撮影も兼ねた、雑誌に掲載する為のグラビア撮影は順調に滞りなく行われた。
行われたが、一つ問題があった。それは今回の撮影に同行してくれたマネージャーの韮沢さんの事だった。
移動やホテルの手配、撮影時の打ち合わせ、ケータリング、確かにてきぱき仕事とをこなしてくれる。
問題は、会話が成立しないという事だった。
７月のNY、日差しはそこそこ暖かくても、海の水温は泳ぐにはまだ冷たい。
そんな中、波打ち際で戯れるシーンの撮影が終わったあとはサブイボが立つ。
海水で濡れた水着のまま、さっぶいさっぶい思いをしてると、韮沢さんがツカツカと近づくなり。
「ユートピアのパロディー　激しく風を受け　分岐が目を覚ます」
一事が万事この調子で、その言い回しは何を指しているのか、それは何の比喩なのかと一々問いただして、一生懸命解読を試みるが結局は
「寒くない？タオル要る？なんならホットコーヒー持って来ようか」と内容を把握する頃には、体が完全に冷え切って歯の根も合わなくなっているのだった。
一定の距離を保ちつつ、そんな韮沢さんを監視してみると、私以外の人とは意志の疎通、会話が出来ているようでホテルのチェックインの際、韮沢さんがフロントで
「眠らない　賢者の眼差しで　ツンドラに　命照らす」と言うや、ホテルのフロントマンは「かしこまりました少々お待ちを」と返事をし
「Shouei出版様ですか、ご予約承っております。こちらがルームキーになります」と、なんと意味が通じているじゃないの！
何故、なにがどうなってんのよ。
韮沢さんの英語が正しくて、私の英語がおかしい？そんなはずないじゃない。私の英語だってちゃんと通じてる。
全ての予定が終了し、NYから日本行きの飛行機の中、フライトアテンダントが機内食のオーダーを聞きに来た時にも
「ビーフオアチキン」との問いに韮沢さんは「よいやーのんぜーひんぬぅげぇのぉにぃはぁい」と言ったがもはや英語でもなんでもなかった。つか何語だそれ、タココラ。
でもフライトアテンダントさんは、ニッコリ微笑むと「ビーフですね、わかりました」と答えた。
私は健康と美容を考えて脂質が少ないチキンを注文した。でも出てきたのは何故かフィッシュだった。
隣に座っている韮沢さんは機内食がくるやいなや瞬きもせず猛烈な勢いでわしわし食べだした。
こわぃょ〜

NYで過ごした数日間、自由な時間もあったけどハードスケジュールをこなした達成感と、久しぶりの母国の空気を吸った事による満足感、それらが混じった疲労感で
日本に戻り、自分のアパートに帰るやバタンキューと倒れて、１０秒も経たずに爆睡してしまった。
このとき日本に帰ってきて成田空港に到着した際に驚いたのは「ああしんど、やっと明日から普通の日常に戻れる。まずは天ざるでも食うべ、よっこいしょういち」と
LAから右も左もわからない日本へ渡り数ヶ月、もう自分の仕事や日常、生活サイクルが日本に依存してしまっている事に気が着いたことだった。
日本での日常に慣れていくにつれ。LAでの夢中で過ごしていた日々がもう遠い過去みたいに思われる。
でもLAとはまた違った充足感がここ日本で、私の中で育ちつつあるのは良い兆候の証拠のはず、だって今暮らしている分には言葉以外には不自由してないもの。
会話となるとまだまだ困難だけど、日本語をどんどん吸収しているのが自分でもわかる。
基礎的な日本語の学習を終え、もう日本語のスクールには通ってないけど、それに取って代わって私の新しい日本語の先生はTVになった。
まだ理解できない単語が多いけど、自分が知っている日本語が出てきた時に、喋っている人物の表情やその場面、で前後の辻褄を合わせて見る。
少し前まで１０％もわからなかったけど、最近では３０％以上は理解できるようにはなってきた。
とくに深夜、友人にメール書いたり、インターネットフォンで弟のブラッドと連絡したりして夜更かした翌日、起きてTVをつけると、毎日必ずやっている番組がある。
黒いサングラスをかけて、髪がオールバックの小さなおじさんがMCをやってる番組だ。
聞く所によるとなんでもかなーりのロングラン番組で、日本では知らない人が居ないという有名なおじさんとか。
このおじさんは固定で、出演しているタレントは毎日入れ替わる。
そういえばこのおじさん、夜の音楽番組でもMC務めていた人と同じ人だ。私もこのおじさんの番組に出る事があるのかしらん、ぶふふっ。
それで、ＴＶのヒアリングでこの程度の理解力なら映画を見ても多分わかるだろうということで休日を利用して、くみちゃんと映画を見に渋谷へ出かけた。
というのは、私が大好きなブジリの新作アニメが最近公開されたからだった。
ブジリというと「魔女の宅急便は二度ベルを鳴らす」「隣りのどろろ」は私も大好きで、新作アニメ「ギド戦記」はどんな作品なのかと、前々から楽しみにしていたからだった。
上映が始まり、私の知っている日本語と映像を目で追っていけば物語の大まかな筋は理解できるかなと思っていたけど甘かった。
なにかのメッセージ性は感じたけど、場面が突然変わったり、突然ちっちゃな女の子がドラゴンに変身したり、と目で追っているだけでは内容はサッパリ理解できなかった。
映画館から出た後、日本人のくみちゃんなら映画の内容も理解できてると思い、「私には難しかしくて話がわからなかったけど、くみちゃんはどうだった？」と訊ねると
「全体としては、綺麗な出来だったわね。でもねリア、急いで製作されたのかこの映画では小説にはあった多くの細部がカットされてるの。
そこには『トトロ』の細密な正確さもなければ、『神隠し』の力強い、すばらしく豊かなディテールも無かったわね。作画は効果的なんだけど、斬新さには欠けてたわ」
「・・・・・・・・・・。」
「映画の“メッセージ”も、やや強引に思えるわ。原作から引用してはいるものの、生と死、均衡などの言葉が、登場人物やその行動から導かれたものになっていないのが原因と私は思うのよ。
意図はどれほど素晴らしくても、物語や登場人物の内面を反映しておらず、“苦労して身につけた”ものではないため、結局は作品が説教くさいだけになってしまってるわね、そう思わない？リア」
「クミチャン、コワイダヨ」

クミちゃんはリアと仲良しでいいなぁ〜
たぶん昔はクミちゃんがブログの翻訳もしてたんだろうね
夜中に更新とかしてたもんね

韮沢さんが会社を辞めはった。
韮沢さんが会社を辞める際に言い放った言葉は「ピコる精神！」という事だった。
私もあまり深く関わり合いたくなかったから、その話を人づてに聞いた時は「あ、っそう」とだけ答えた。
というか頭のどこかで「訊くな、訊くんじゃない」と警告を発してした。
韮沢さんの件はともかくも、私は日本の生活に日々順調に慣れ親しみすぎて、悪く言うと「飽き」始めていた。
私のデビューに向けて、刻一刻と計画通りに周囲は動いているのに、私の日本語が遅々として進んでないのが原因の一つとしてあったから。
デビューの日も決まった、その為のレッスンもしてる、１ｓｔ写真集の販売も目前、グラビア撮影もこれから沢山控えている。
だけど私の日常はあまり代わり映えしないで淡々と過ぎていく、平たく言うと暇過ぎた、そこに「飽き」が入り込んだ。
その飽きは不安へと変化する。本当にデビューなんか出来るの？レッスンして上達してるの？写真集を買う人なんか居るの？そもそも日本で受け入れられるの？あなた聞いてる？
ＬＡではとにかく自分から仕事を入れて、とにかくその仕事をこなす為に夢中だったけど、オーシャンコーポレーションに入ってからは会社から与えられた仕事を捌くだけで
何も無いときは、ただ待機している他何もすることが無い。
この状況が嫌で、以前ボスに「なんでもいいから仕事ください、お願いします。ロバのように働きます」と訴えたが、ボスは
「あのねリア、なにも焦る必要なんかないのよ。とにかく今は然るべき時に備えて準備を整えておくのが重要な時なの」と言ってくれ、その場はそれで納得した。
ただ、その然るべき時が来るのを待っているだけというのも辛いもので、新聞の求人欄を見ては本気でアルバイトを考えた事もあった。
読者からは「新聞読めるんかい！」とツッコミが入りそうだけど、そこは今まで通り大目に見てやって欲しい。
「えーとなになに？『カウンターレディ急募！面接有』このカウンターってのはなんじゃら？『ビデオ販売』はレンタルビデオショップの事かしら、『出張モデル、日当３万円』これはおいしいわね！
やっぱり日本はお金持ちの国ねー美味しい仕事が沢山あるじゃないの。えーっと他には『バンド仲間急募！当方Vo！G、Dr、Ba募集中です！』この人はバカ？」
そんなヒマしてる時に、ＴＶのレギュラー出演なんていう大きな仕事が入った。しかも番組内で私のコーナーもあるというから驚いてドクターペッパー吹いた。
いきなりもいきなり、日本での活動なんてまだ雑誌のグラビアを散発的な状態でいきなりTV出演、しかもレギュラーときた。
これを聞いて私は凄く焦った。焦った私はボスにちょっとTVはまだ時期尚早なんじゃないかとボスに直訴してみた。
「ボス、あの私まだ中途半端な日本語しか喋れません。ヒアリングもまだまだだし、喋るほうはもっと出来ないんです。こんな状態でTVに出ても恥をかくのは私なんですよ？
TVの仕事、ましてやレギュラーなんて、もう少し日本語が出来てからでも良いのではないでしょうか」とかなり真剣に訴えたけどボスは
「リアあのね、よく聞いて。最近日本では英会話学校が人気で、日本人に英語を教えている外国人の講師が沢山居てそのためのスクールもいっぱいあるの。でもね彼らは日本に１０年以上も滞在してるのに
日本の事は全然知らないし知ろうともしないの、何故だかわかる？それはね彼らは彼らでコミュニティーを作っていてそこにさえいれば日本の社会になんか触れずにずっと生活する事が可能だからなの
だから日本に１０年以上住んでいても彼らは日本語も喋れないし、喋ろうともしない。ビジネスだと思えば普通なんだろうけど、これって正常な事？
あなたは彼らと違うわ、あなたはビジネスという以前に自分の夢と目的を持って日本に来たんでしょう？今以上に日本を覚えてくれないと今以上の仕事も無いと思って頂戴
だからもうそろそろ次の段階に進むべきと思わない？」
ボスの言う通りだった。ここ最近の日本語の習得はお世辞にも上達しているとは言い難かった。独学ではもう無理な段階にきていたのは自分でも薄々感づいていたの。
私は渋々了承した。
TVではとにかく添え物的な役割で、常に笑顔で居る事と、それと私のコーナーは気になった日本語や覚えると便利な英語などを他の出演タレントにレクチャーしたりする内容らしい。
番組は東京のローカルだけど、大勢の人の目に触れるのかと思うとそれだけで緊張してきた。
でも、シンガー目指して特訓中なのに、これしきの事で緊張してどうするのよ私！いつかは生身の人間相手にステージで歌たわなきゃならないのにTVごときに怯んでいるリア様じゃなくてよ！
隙があったらかかってこんかい！おー！おー！おー！

いよいよ うぇぶたま かぁ〜
リアはいつもつまらなそうだったなぁ
今よりクールなイメージだった（あんまり喋ってなかったからか）
でも下北ロケの時は楽しそうだった
そう言えば今日ラジオでバナナマンが
下北ロケの時リアと一緒にカラオケしたって言ってた
マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を唄ったんだって
いいなぁ〜聴いてみたいなぁ〜

どんどん長くなってる。
計算できないorz

ということで時系列はシカト。

クレーム、突っ込み、承ります。

握手会のエピソードもよろしくね

待て

突然会社を辞めた韮沢さんの代わりに、坪田さんという人が私のマネージャーに就くことになった。
それと、仕事が増えるにつれて、その日限りの通訳ではなくて、つきっきりの通訳が必要になってきた。
なんといっても１ｓｔ写真集の販売も目前だし。その為の販促を兼ねた取材の仕事も発売日前後に山のように控えている。
取材の質問は当然、日本語。
たとえ質問の意味がわかったとしても私の今の日本語レベルではとてもじゃないけど答えることが出来ない。
そこで一人の女性通訳を紹介された。
名前は新田さん、日本人の父とイギリス人の母のハーフで、フィリピン系の父とフランス系の母を持つ私と境遇が似ていてはいるけど
わたしなんかよりずっと佇まいが大人の女性で、喋る言葉もほぼネイティブな上にどことなく知的な感じがする。訊けば過去に企業の会議通訳や、放送通訳とかを仕事にされていたらしい。
挨拶を兼ねた雑談をしているうちに、私はゆくゆくはシンガー、それもJPOPでのデビューを望んでいる旨を彼女に話すと少し首を傾げ
「じゃああなたkikinkidsは知ってる？」と訊いてきた。
知ってるも何も、TVでよく見かけるし、ここ最近携帯音楽プレーヤーでよく聞いている男性デュオだ、なんでもSMAPと同じ事務所で女の子に人気があるらしい。
「kikinkidsの歌ってる曲の歌詞は、私が手がけたものもあるのよ、聴いたことある？」と新田さんが作詞を手がけた曲を何曲か挙げた。
えええーっ！！マジっすか！めっちゃ聴いた事ありますよー！あの曲の歌詞あんさんが手がけはったんですか！
「ふふ、私通訳の仕事以外に最近は作詞業なんかやってるのよ、あなたが知ってるなんて私も嬉しいわ、光栄よ」
驚くと同時に喜び勇んだ私は、私も詩を書くのが好きで願うならば自分の書き溜めていた詩を音楽に乗せて自分で歌いたいとその場で新田さんに打ち明けた。
新田さんは「じゃあ、いつでもいいからその書いた詩を私に見せてくれる？」と言ってくれた。
このとき私の頭の中に一つの計画がひらめいた。デビュー曲の歌詞は私が書いたものを！
デビューなんて一回しか出来ないんだから、自分が納得したいようにやってやろうじゃないの。でも、残念だけど私は日本語の歌詞なんて書けない
だったら新田さんに頼んで私の書いた詩を日本語に訳してもらい、JPOPに合うようにアレンジしてもらったらバッチグーなんじゃない？よくね？
そんな注文を新田さんに懇願してみたら、新田さんも快く引き受けてくれた。
こんなところに夢への引っかかりがあるなんて、人との出会いは大切だ。きっと私には出会いの神様がついているのかも知れない。
そのときから新田さんは私にとってスペシャルな一人になった。
母国語に飢えていた私は新田さん相手についつい取り留めの無い話をしてしまうことがままあって「だああ！もういい加減にしなきゃ！」とわかってはいてもついついお喋りが過ぎることがよくある。
相手にとって自分の話し方が聞き取りにくいってことを気にしないでいられるから、母国語で話せるのは心底嬉しい。
英語でだったら、2時間だって天気の話が出来ると思う。
アメリカにいた頃。特にLAに居たときの私は皮肉屋で、相手の言葉尻を捕らえては自分の意見をそれにかぶせる、それがユーモアだとばかり思っていたけど
日本に来て日本人と話したり、独りになってから自分を考える機会が多くなってから、その考えを改めるようになってきた。
前は自分の事で精一杯で、他人の考えなんてあまり気にもかけなかったが、こうして客観的に自分を見る事が出来るようになったのは私が大人になっている証拠なんだろうか、それとも日本という国が私にそうさせたんだろうか
そういえば、もうすぐ私の２０歳の誕生日、長らく過ごしてきたティーンエイジャーももうすぐ終わり。
誕生日は日本で過ごす予定になってる。私の２０歳ってどんな事が待ち受けているんだろう。

日本に来て雰囲気変わったとか、売るためにキャラ作ってるとか言われるけど
まだ２０歳だし年齢とともにどんどん変わっていくもんだよね
まして環境も全然変わっちゃったんだから物の考え方が変わるのも自然なこと
これからも変化しつづけるんだろうね
でも個人的にはアメリカ人っぽい雰囲気も残してほしいんだけどね
それがリア・ディゾンの個性だと思うし

ぬおー
しばし待て

私は今凄くドキドキしている。
朝起きてからいても立ってもいられない。
２０歳の誕生日を迎えた日だって、こんなにソワソワしなかった。
ただ、会社が大きなケーキを用意して私の誕生日を祝ってくれたときは、思わず号泣してしまったけど。
その朝から焦っている理由はというと、私の１ｓｔ写真集の販売日に合わせたイベントが今夜あるから！
思い起こせば日本人の「日本に来たら」というメッセージに後押しされ、来日してから数ヶ月。
会社の営業努力の甲斐もあって、グラビア撮影やらラジオ出演で知名度が少しずつ上がってはいるようだけど、直にファンに触れるのはこれが始めての事だ。
いくらインターネットで盛り上がってたといっても、どこまで日本人のファンが付いているのかは未知数だった。
そもそもインターネットの盛り上がりについては、人づてに聞いた話とモニター上でしか触れられないから未だに他人事のようにしか感じない。
「年間２００万ヒット」とか煽り文句をつけられたけど、数字の凄さがわからないし。それで私自身がどう変ったのかというと、別に何も変っているように感じないからだ
そう、私は私なの！
午前中、都内にある大きな書店に到着し、日が沈む今の今まで、買いにきてくれた人に手渡しする為に用意してある山積みの写真集に腕も折れよと片っ端からサインをしまくった。
山積みにされたサイン入り写真集、さらに書店のほうでは大きく引き伸ばされた私の写真集の表紙が店の中といわず外といわず沢山貼り付けて今日この日を盛り上げようとしてくれてる。
しかししかし、しかーし！万が一よ。もし誰も来なかったらどうすんの？どーすんのよリア！？
この日のために、本屋さんや事務所が企画し、準備万端用意してくれたのに写真集を買いたいなんて人が誰一人居なかったら、わたしゃどうすりゃいいのよ。
今日のイベントで同行してくれた、ボスや通訳の新田さんも空気を読んでか心もち緊張してる顔をしてる。
周囲のそんな様子を見ていたら腹が痛くなってきた。
は！私がそんなことでどうすんのよ！気合よ！気合入れないとだわ！
こんな時こそ主役の私がしっかりした所を見せないと！
最近は日本の文字、ひらがなカタカナをほぼマスターした、さらにくみちゃんが私に「梨愛」なんてクールなジャパニーズネームまでつけてくれたのだ
その成果を今披露してみようとサインペンを手にとりチラシの裏にスラスラと

　ほびはてふ　がじぬべそせぼ　たぷぺもつ　むぎずせのれも　ぜずかえそ　ぼ

ほらほらボス、見て見てー凄いでしょ！私もうひらがなバッチリだよ！
「えーと・・・・・リア、これは何？」
「エヘン！これはですね、桃太郎伝説�Uのパスワードです！」
ボスが私の書いた字を見て、右手で顔を覆ってはる。きっと私の上達ぶりに感動して涙をこらえてはるのかもしれない。
気を良くした私は、漢字だって書けるところを披露することにした。
　
　この花火はどらかせんにせんこらで火をつけるとぢぬんのうえでぐろぐろ回転します。

ボスは死んだ。

デビューの日に渋谷HMVでインストアライブやった時も
「お客さんが3人しか来なかったらどうしよう・・・」って心配だったらしい
さすがに最近は自分の人気を自覚してきたみたいだけど
初々しかったあの頃の気持ちをいつまでも忘れないでほしいよ
まぁ有名になるにつれて態度も変化してくるのは仕方ないことだけどね

写真集の販売及び握手会の時間が刻一刻と迫っている。
周囲のスタッフの動きも慌しくなり、こころなしか私の視線を避けているように感じる。
待機している書店の会議室らしい部屋からは外の様子が全くわからない。
ああっいやぁ！外はどうなってんのよ！本当に私目当てで来てくれるひとなんて居るの？！日本のチェリーボーイは私なんて相手にしてくれないのでわ！
キンチョーに堪りかねて新田さんに外の状況がどうなっているのか訊ねてみた。
「がってん承知の助」と謎の言葉を残して外の様子を見に行ってくれたけど新田さんは、１分もしないうちに戻ってきた。
「新田さん、そそそそれでどんな様子だったの？」
私の質問に新田さんは何も答えず、ドアを半開きにしたまま顔を出して、手でおいでおいでしている。
もう居ても立ってもいられなくなって、新田さんに促されるままついて行って、通路の窓から外を見てみると。
･･･････････････・・・・・・・・・・・・・・・。
なんじゃこりゃー！物売るってレベルじゃねーぞ！
これまじまじこれこれきたきたよこれたここらこらたこたらこたらこたっぷりたらこ、えらいこっちゃえらいこっちゃ
これ全部そうなの！？今日のために皆並んでるの！？はきゅーん！はああああああああああん！うっそーん！
書店の周りには列が出来ていて、列の先頭は書店の中へと消えている。
書店に入りきらない人たちは路上に溢れていて、スタッフがメガホンでなにやら誘導している。
後にスタッフから聞いた話だとサイン会場までの階段もびっしり人が並んでいたらしい。
これを見てさっきの緊張はどこへやら、俄然元気が出てきた。みんな！オラに少しずつ元気を分けてくれ！
そして予定の時間が来て、握手会開始。
あれだけの人数が集まっているのにも関わらず、大きな騒ぎも無く握手会は静かに着々と進行した。
丁寧に一人一人しっかり挨拶＆握手する。
中にはなんと手土産持参で来てくれているひともあって驚いた。
私が日本に来る以前からインターネットで知った人たちが結構多く居て、皆、日本に来て活動している事を応援してくれている人ばかりだった。
そんな私まだなにも活動らしい活動してないのにこんなに集まってくれるなんて、しかも皆応援してくれてるし、と思わず落涙しそうになる。日本人の優しさは時には罪深い。
だけどそこはぐっとこらえてニコニコ笑顔で応対。
ただこの握手会で気になった事がひとつあった。
それは男性に混じって相当数の女の子が居たことだ、中にはなんと子連れのママさんという方も居て、赤ちゃんを抱いて握手会に来てくれた。
わたしはてっきり殿方向けの写真集と思っていた。そのためにちょっとお淫らなサービスショットも掲載してあるし、少し間違えばポル（略
そんな内容なのに同性が買いに来てくれるなんて・・・・。
この時、私は「もしかしたら私、日本で成功するかもしれない」なんて手ごたえを掴んでいた。
同性から好かれるのは良い兆候だ、マライヤやアヴリルだって同性の支持を集めているから、あそこまで有名になったんだと思う。
握手会に来てくれた女の子達は、私にかすかな希望を見せてくれた。
握手会も大団円で終了し夜アパートに帰って一人になった時、ファンの方が持ってきてくれたお土産を開けてみるとプリンが入っていた。
一口食べてあまりの美味しさに今までの緊張も緩み悲しくも無いのに涙を流してしまった。
ぐっすん

さてと、うぇぶたまをどういう位置づけでどう書くか。
ループさせちゃうと、話がだれるしなぁ

乙
今日の話はなかなか面白かったよ拓哉じょる
握手会行きたかったなぁ〜
もうやらない(できない)だろうなぁ〜
当時800人くらい来たって言ってたね
用意してた数で足りなくなって現場で追加サインしたとか・・・

自分が日本でどれくらい人気あるかを初めて実感した日だったんだろうね
でもスゲー疲れてたって話もあるね

TV番組「ねったま」の収録も今日で５回目だ。
ハバナマンの設楽さん、仁村さん、そして番組アシスタントの白岩さん
4人とも、日本語があまりよろしくない私を気遣ってか知っている英語を会話に混ぜてあれこれ質問してきたり、おバカな日本語を覚えさせようとジェスチャー付きで笑わせようとしてくれる。
特に設楽さんは、見た目はボーっとした顔してるけど変な顔をするのがうまくて。そのギャップに収録中にもかかわらず笑ってしまう時がある。
その笑っている私を見て、さらに笑わせようと変な顔で迫るから性質が悪い。彼は要注意人物よ！
仁村さんはというと、最初見た時「こんなブサイクが同じ人間なのかーっ！」とびびったけど、見た目と違って案外真面目な人のようで、収録前の打ち合わせで設楽さんと真剣な顔で話し込んでるのを良く見る
それから一人会話に入れない私を見て「で、リアはどうなの？」と話を振ってくれ気を遣ってくれる一面もある、顔はキモいが根は優しい人だ。
密かに「Sad　Monster」と名づける
白岩さんは、いつも元気な人で知っている限りの英語の単語を使って話してきたりする
「リアー、あのねーイエスタデー昨日ねーすっごい美味しいチャクレ見つけてねー、リアにも食べてもらおうと思って持ってきたんだよー、どうこれ食べる？イートイート」
普通に喋ってくれても意味はわかるのに、チャンポンで喋るから余計面白い。
そのことで前に「日本は街の中や雑誌、JPOPとか英語が沢山溢れているのに、どうして英語を喋れる人が殆ど居ないの？」とくみちゃんに訊ねたことがある。
くみちゃん曰く、学校教育で６年間は英語の授業があるけど喋る英語を教えるのではなくて、試験の為の英語を覚えさせられるらしい。
だから日本人はテストで点を取るための学習はするけど、喋る事は習わないのだとか。
でもそれっておかしくない？
外国語を身に付けるのは、コミュニケーションするのが最終的な目的だとおもうけど、そんな会話も出来ない勉強してなんになるのかしら？
本当に英語を身に着けたい人は、学校の授業とは別にお金を払って語学学校に通ったり、英語圏に語学留学して言葉を覚えるのだとか。
でもこれも変だ！英語を覚えたかったらネイティブスピーカーと友達になればすぐに覚えられるし、それが一番の近道だ
それに英語なら私がいくらでも教えてあげるのに！
ボスが言った「習うより慣れろ」の効果は抜群で、通訳の新田さんが居ないときは殆どが日本人と仕事する事になる、その甲斐あってか私の日本語の能力はめきめきと上達していった。
最近ではスタッフの中に大阪の人が居て、私が勉強している日本語とはまた違った言い回しが面白くて、空いた時間に大阪弁をレクチャーしてもらってる。
日本語は日本語だけかと思ったら。アメリカにもテキサスやニューヨーク、そしてLAにもその土地の訛りがあるように日本にもあるんだと妙に感心した。
日本の方言を覚えるまでに日本語が上達しつつあるのに！！
TVの中の私はただ笑顔でニコニコ立っているだけの、ただのお馬鹿ちゃんだった。
カメラが回った途端、頭の中が真っ白になる。思考回路はショート寸前。
番組内では私が他の出演者に覚えたばかりの日本語を英語に訳して教えるコーナーがあるけど、いざ私の喋る番になると何も出てこない！！！！なぜだー！！
なんとか喋ろうとしどろもどろして、顔面蒼白になっていると、そこはハバナマンが、うまくフォローを入れてくれて番組が進行する。
それが毎回毎回！！なんでー。
後で録画したものを見ても、まるでロボットのような動きで酷く落ち込む。
TV出演に対するこの拒絶反応はどこからくるんだろう？
元々シャイな性格のせいもあるけど、これから日本のショウビスで仕事するにはとてもじゃないけどこのままでは使えないのが自分でも分かる。
レコーディングも終わって、これからTVの露出も増えるというのにこれは致命的すぎる。
収録前の控え室で「ああ、また収録が始まるのね」と頭を抱えていると、TVスタッフが「今日の日本語」のお題をもらいにやってきた。
何も考えてなかった私は、慌てて思い浮かんだ日本語をフリップに書いた。
「夜空の星の輝く陰で、悪の笑いが木霊する、星から星へ泣く人の涙背負って･･･」
うーん、これはちょっと長すぎるわねぇ

日本人が英語しゃべれなくてコンプレックス感じるってのは誰しも持ってる感覚だけど
外人（しかもこんなに可愛い子）が日本語しゃべれなくて引け目を感じてるなんて・・・
もうそれだけで「何て良い子なんだ・・・(つд⊂)」って思ってしまうよね。

「本当はペラペラなのにわざとカタコトでしゃべってる」なんて良く知りもしないで言う奴がいるけど
ハロリアのインタビューで
「言葉ができないと、子供みたいに見られがち。アメリカではもちろん私は20歳の女の子として
自分の意見も言えば、周りからも大人として扱われていた。たとえばそんな母国にいる私と
同じような感覚で日本で生活できるように、私は言葉や文化を学ぶ必要があると思う。」
と言っている。

本当はもっと自分の考えをしっかり自分の言葉で伝えたいと思っているんだろう。
「カタコトが可愛い！」とか言ってるファンはリア・ディゾンの本質を見誤っていると思う。
勝手にどんどん大きくなっていく自分に対するイメージや、売れっ子のタレントとして
特別扱いされる現状を、本人が手放しで喜んでいるようには思えない。

ほげ〜♪
今日はついてない日。
誰がこの寒い上に雨が降ってる中、馬鹿な事にサンダルを履いて出かけようとしてマンションのロビーで滑って転んで洋服と髪の毛と顔までびしょびしょになっちゃったと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰がペヤングのお湯きりに失敗して、シンクに麺をぶち撒けて排水口に飲まれたと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰が冷蔵庫にミネラルウォーターを取りに行く途中、タンスの角に足の小指をぶつけて悶絶していたと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰が向こうから歩いてくる歩行者と、道の譲り合いみたいになってフェイントの掛け合いみたいになったと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰が部屋の照明から垂れた紐でボクシングの真似事をしてたと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰がマインスイーパーの最初の１クリック目で地雷踏んだと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
誰がスナック菓子の袋が中々開かないので目一杯引っ張ったら勢いがよすぎて、中身が飛び散ったと思う？
そのお馬鹿さんはね、私だよ…。
だけど、そんな事は先日あった出来事に比べたら小さな事だ。
その出来事とは、来年のデビューに先駆けてファンクラブ会員だけを集めて開かれた「リアちゃまリサイタル」で１ｓｔシングル「any time any way」を渋谷のレコード店で歌った日の事。
たしかにレコーディングでは上手く歌えたのよ！ボーカルのトレーニング重ねて絶対に絶対に絶対にうまく歌える自信があったの！それなのに、それなのによ！
全然、声が出なかっただよ。
ファンイベントは満員御礼、メディアからの取材も来ていて、ファンからの質問にも新田さんに多少頼ったけどTVやラジオと違って大体日本語でハキハキ受け答えが出来た。
だけど、いざ歌う段階で全身が硬直。いくら口を大きく開けても声が出てこない。why?
焦れば焦るほど声が消えていく。それに抗おうとするばするほど「ほげ〜♪」なんて間の抜けた声が出てくる。
歌い終わった直後、わたしは顔面蒼白だったけど、会場に来てくれたファンは割れんばかりの拍手で喜んでくれた。
お客さんも歌っている私を見て満足そうで、くみちゃんも新田さんも「ほら何も心配すること無かったじゃない大丈夫だったじゃないの、よかった、よかったよ」と言ってくれたがこれはきっとお世辞
日本で言うところの「Hon-ne　＆　Tatemae」に違いない。
デビューに向けての計画は着々と進んでいるから私が傷つかないように皆かばうフリしてるだけなんだ。
この一件で私のシンガーへの道は閉ざされたのかもしれないと思うと私の心の中は暗澹たる気持ちだった。
なんで？？なんで？？？？？
なんで？？？？？？？？

いきなり2月14日か！？
まぁ歌が下手だろうが上手かろうがCD売れればそれでいいや！
って思ってるだろう　本人以外は・・・

もう歌手なんてやめたい、１曲リリースしたから歌手になりたい夢は叶ったじゃないのリア。
極度のあがり症で人前で歌えない上に、TVに出ても何も喋れない。それに歌手の才能が無い事が自分でも解った。
歌手が駄目でもモデル業に専念して活動するのもいいし、帰国して一からやり直す手段だってある。
リサイタルの一件から、私の心はふらふらと糸の切れた風船のように頼りなく彷徨っていた。
自分でもこんな考えじゃ駄目だと思って、気分を変えようと渋谷のゲームセンターに出かけてみたけど日本の男はどいつもこいつも弱すぎる。
今私はTekken５で８０連勝中、アーケードゲームの筐体の周りには、今まで私が打ち負かした男共が死屍累々と横たわっている。
私の８１回目の勝利で、乱入対戦していたお兄さんが目と鼻と口から血を流して倒れた。
誰か私に勝てる人は居ないの！？すくたれ者のブラッドの方がよっぽど歯ごたえがあるわよ！
このとき私は帽子を目深にかぶって、ガムをかみながらプレーしてたけど、この対戦を見ていたギャラリーから「あれリア・ディゾンじゃね？」と声が聞こえてきて私の存在に気付きだした。
深夜のTV番組「ねったま」にも出て、男性向けマンガ雑誌のグラビアやファッション誌に度々掲載され、道を歩いていても私に気付く人が最近になって急に増えてきた。
少し前まで一人で自由に外を歩けていたのに。
正体に気付かれ、身元が割れる前にゲームセンターを飛び出し晴天の渋谷を歩いても、心は曇ったままだった。
リサイタルの件以外にも、私の気分を重くさせる事が沢山積もり積もっていた。
デビューに向けてメディアの露出が多くなるにつれ、インタビューで喋らなければならないシチュエーションもそれに比例して必然的に多くなる。
基本日本語だけど、TVカメラが回ったとたん頭の中が真っ白になって覚えてはいるのに適切な言葉が出てこず、ついつい通訳に頼ってしまうクセはまだ直ってない。
「日本は大好き？」「日本には慣れた？」「日本で好きな食べ物は？」「嫌いな食べ物は？」
こんな質問にはもう何百回と答えてきたし、笑顔で機械的に答える術を身に付けたけど、その他の質問に普通に答えて、周囲からドっと笑いがおきると
何か私は的外れで、失礼な答えをしてしまったのじゃないかと、そんなのはただの杞憂に終わるんだけど思わず狼狽して挙動がおかしくなってしまう事が多々ある。
だからわたしは「日本語が少ししか喋れない、アメリカから来た右も左もわからないおバカな女の子」の役に徹するんだけど。
本当の私は目的意識をちゃんともった、どこにでもいる普通の２０歳の女の子。
イライラが収まらない私は他のゲームセンターのUFOキャッチャーでアホほどぬいぐるみをGetして、それを両手にぶらさげてアパートに戻った。
部屋にある鏡を見て目を見開いた。誰か知らない人が鏡に写ってる、違う私だ。
ＬＡから東京に移り住んで今までに体重が１３ｋｇ減った。ＬＡに居た頃はＲＱするには少し太てって自分でも「少し痩せないと・・・」と猛省してはいたけど今鏡に写っている私は病的なほど痩せている。
ものはついでだからダイエット本でも書こうかしら、題名はズバリ「リア・ディゾンの日本で痩せるダイエット、７ヶ月間移住プログラムで理想の体型に！」
バカ売れまちがいなしね、アメリカのおでぶちゃんが日本に大挙してやってくるに違いないわ、ははは。
バカな事を妄想してると、鏡に写った私の姿がぐにゃりと歪んだ。姿だけじゃない鏡が斜めに傾いでいる。倒れる！
何か変だおかしい部屋全体が揺れている、タンスも床も、ハムちゃんのケージも全部が斜めになって揺れている。
地震？違う、地震じゃなくて私が揺れているんだ。
ふらつきながらも残っている気力を使い、這う這うの体でハムちゃんに餌を与えてから床にちらばったぬいぐるみを掻き分け、這いながらベッドに潜り込んだ。
と同時に携帯電話からメールを知らせる着信音が鳴り響く。
今は誰も私に干渉しないで、お願い、放っておいて。

改良の余地あり。
ばばば

いいねぇ拓哉じょる
こういったメディアには出ないリアの内面の話が面白い
それもネガティブな時の方が何故かいいね
やっぱ光と影がないとね！

そのバスは暗闇の中を走っていた。
どこに向かっているのかもわからない。
なんで私バスになんか乗っているんだろう、バスに乗ってどこかに出かける用事があったっけ？
バスの窓から外を見ても真っ暗で何も見えない。車内を見渡すと数人の人が座っている。
バスがどこに到着するのか、どこに向かっているのかよりも、早くバスから降りなくちゃとの考えばかりが頭の中で動いていた。
心配になった私は、席を立って運転席に向かった。
運転席までよろつきながら歩いていくと、前に私のマネージャーだった韮沢さんそっくりな人が運転席に座っていた。
「あの運転手さん、このバスはどこに向かっているんですか、今降りられますか？」
運転手は私の問いかけには答えてくれず、前を向いたままハンドルを握っている。
「バスを停めてくれなせんか、お願いします。私ここで降ります」
無言。
何も答えない運転手は諦めて、後ろの席に座っていた老夫婦の乗客にこの状況の説明を求めた。
「すいません、バスの到着先はどこなんでしょうか」
私の問いかけに老夫婦が顔を上げると、二人の口からは靴下がぶらさがってた。
老夫婦は私のほうに顔を向けるとお互いに顔を見合わせて口を動かして何か喋ってはいるんだけど、口に咥えた靴下の為に声がくぐもって、モゴモゴという音にしか聞こえない。
何度も問いかけて、何を喋っているのか一生懸命聞き取ろうとするけど、なにもわからない。
「ちょっとあなた」
その声に振り返ると通路に一人の少女が立っていた。
「あなたさっきからバスの中歩き回ってうるっさいのよ、静かに座ってられないの！！」
少女は眉間にしわを寄せ、足早に私のほうへ歩いてきた。
「あの、このバスはどこに行こうとしてるの？」
「あのね、このバスはどこにも向かってないの、ただ走っているだけなの」
「だったら途中で･･･」
「だ・か・ら！このバスに目的地は無いの！目的地が無いということは途中も無いの、走っているのも止まっているのも同じ事なの！同じ事を何回も言わせないで！
わかったら、あなたもこれを口にくわえて静かに座ってて頂戴！」
少女はポケットを探りなにか取り出すと。私に右手を差し出した。
その手には靴下が握られていた。
私が「そんなの要らない、汚い」と受け取るのを拒否するや、少女の背が見る間にぐんぐんと伸び、私と同じくらいの背になるとヘイゼルブラウンの瞳を大きく見開いて「この馬鹿！！」と怒鳴った。
その娘は私だった。

これは芸能界という見えない大きな流れに飲みこまれて
自分では制御できないほど名前だけが大きくなっていくことへの
不安を表現しているのかな？

目覚めたのは病院の診察室にあるベッドの上だった。
蛍光灯の光に照らされた真っ白なシーツが目に痛い
アパートで倒れて目覚めたとき、まだ部屋が揺れているような感覚が残っていた私はベッドの中から携帯電話でボスに「ボス、なんか私調子が悪いだよ、しんどいだよ」と連絡をいれた
するとボスは３０分するかしないかの内にタクシーでアパートに駆けつけてくれて、そのままボスに担がれて病院に直行となった。
私に下された診断は「ストレスからくる回転性眩暈」
･･････・・・・・・・・・・・・・・・・。
そして、医者から処方してもらった弱い鎮静剤を飲んで、診察室のベッドに横になり点滴を打ってもらっている。
ボスはパイプ椅子に座って心配そうな、悲しそうな顔でベッドに横になっている私を見ている。
ああ、ボスそんな顔しないで。倒れたのは全て私の責任、自分で体調管理が出来ずに仕事に支障をきたした私が悪いのよ、ボスには何も責任が無いのよ。
「ごめんなさいねリア、私がもう少し気遣っていればね、結果的にあなたに無理させちゃったわね」
ほら出た「Ｓｏｒｒｙ」Ｇｏｍｅｎ　ｎａｓａｉ　ゴメンナサイ　ごめんなさい、
日本人は、謝る必要なんか無い些細な事で、なにかというとすぐに「gomen-nasai」「suimasen」と言う。
日本人は何も非が無いのに責任を好んで背負い込むのが好きなんだろうか。
倒れる前より大分ましになったといっても、まだ気分が優れない上に、どうでもいい些細な事でイライラするクセがまだ残っている。
シーツから顔を半分だけ出し、心配そうに見つめるボスに訊ねた。
「ボス」
「なに？どうしたのリア？なにか欲しいものがあったら言って頂戴。冷たいジュースでも買ってこようかしら？」
「そうじゃないんですボス」
「？」
「その・・・こういう何をしても駄目な・・・落ち込んでいるときに元気を出したいときの言葉は日本語でなんて言うの？」
「今はなにもそんな事考えなくていいのよ、調子が戻るまで今はゆっくり休養することが大事なの、わかった？」
「はい・・・わかりました・・・・でも、一応教えてくれませんか"Do my best"とか"Keep on running"が日本語ではなんて言うんでしょうか」
ボスは少し思案するような顔をすると、目を上にむけてくるくる動かした。
「そうね、それに該当する日本語は"ganba-roh"かしら」
「ガバンロー」「違う、ガンバロー」
「バンガロー」「ガンバロー」
「バーロー」「ガーンーバーロー」
「カンナバーロ」「ガ・ン・バ・ロー」
「バン・バン・ビガロ」「･・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「･･･・・・・・・・・・・・・・・。」
「リア」「はい」
「もしかして、わざとやってる？」
「・・・・・・・・・・・・ゴメンナサイ」
シーツで顔を覆って泣いた。
声が漏れないようにしたつもりだったけど、薄いシーツだけじゃ嗚咽を抑える事はできなかった。

カワイイなぁ　リアはやっぱりカワイイ！　昔のリアを思い出した
最近リア関連スレは話題がなくてどこも過疎気味だけど
みんな段々贅沢になってきてると思う
リアが日本にいるだけで俺は幸せ

ネタあかし

ここら辺のくだりは、セルジオ越後、アマラオ、トゥーリオらの日本移住時の
エピソードをパクってみました。
今では辛口解説としられるセルジオ氏
選手として来日当初は、自室の電話が鳴る度に恐怖してベッドにもぐりこんでいたとか。
鉄壁DFで知られるトゥーリオも毎晩泣きながらブラジルに電話をかけていたらしい。

私は元気です。
なんていうと映画のコピーをパクったみたいだけど、倒れて病院に担ぎ込まれた一件から数日で体の調子もグングンよくなった。
体調を崩した原因はというと「ホームシック」
何故わかったかというとボスから年末スケジュールを教えてもらった際「クリスマスはラスベガスの実家で」と言われたからだ。
それを聞いた途端ピキピキーン！と体中に元気が漲り、今では「私が地球を守ったる！ビンス・マクマホンとガチでやったる！」というと言いすぎだけど、とにかくそれくらい頗る元気を取り戻していた。
・・・・・・・・単純なんだか、繊細なんだか。
日本を経つのはクリスマスの数日前、LAとラスベガスで２nd写真集の撮影をしてから実家に帰り、クリスマスのイブと当日の２泊３日で家族と過ごす予定。　
家族と過ごしたら年が替わる前に日本に戻って、ボスの家でくみちゃんとNewYearを向かえる予定だ
撮影の仕事込みのかなりドタバタな帰郷になるけど、それよりなによりクリスマスを家族と過ごせるのは私にとって最良のクスリとなったのは事実。
土産話にパパとママに日本で活動している内容を話してみようか、パパに日本で発売された１ｓｔ写真集見せたら気絶するわね、ただでさえLAでしてた仕事の内容は秘密にしてるのに。
それとブラッドとTekkenも楽しみだ、私は日本のゲーセンで鍛えているけど、あの子も少しは腕を上げたかしらん？
ママの料理も楽しみだ、今日早速電話でクリスマスに帰る事を伝えて、クリスマスに私の食べる分も作ってもらっておかないと！
ラスベガスに戻る前にLAで仕事の合間を縫って、久し振りにイナナウトやジャックインザボックスに行ってたらふく食べるのもいいわね
ディーやジャッキーにも会いたいし・・・ハンナとバーバラも・・・みんなどうしてるかしら、１年も経ってないからそんなに変ってないか。
でもあれやこれやしてたら折角のクリスマスがそれであっという間に終わりそう、色々と考えている内に心はもうアメリカに向いていっちゃってる。
あーーーだめよだめだめ、とにかく今は目の前の事に集中しないと。
そ！し！て！
デビューに向けての曲が仕上がってきた！
早速聞かせてもらうと２月１４日にデビューする曲はダンサブルな曲に仕上がっていて、当然ダンス付きで歌おうということに決まった。
これよこれこれ！私がしたかったのは！聴いているだけで体が勝手にリズムをとってしまうような曲
ダンスのレッスンもそれに向けて特訓特訓！やる気が出てきた！おー！おー！
あとは曲名と歌詞を乗せるだけだったけど、「この曲は納得のいくように仕上げたいから、歌詞は私に任せてくれませんか」と思い切ってお願いしたらあっさりと承諾された。
曲にあわせた歌詞を書いて、新田さんに日本語訳してもらって、私がそれを歌って踊る。
（歌詞　リア・ディゾン）ぶふっ！考えただけで嬉しくて顔がニヤけてくるわ
好きこそものの上手なれとはよくいったもので、好きで始めた趣味が形になって世に送り出すチャンスが向こうからやってくるなんて、これはやめられまへんなー
このデビュー曲は、私の一生の宝物にするわ！
そうと決めれば早速行動開始、押入れからギターを取り出して
うーん、弦が錆びだらけだけど、まぁ気にスンナ。
ええとイントロはどうだったかしらG？C？ええい適当に・・・・・・・・・・ジャーンジャーンジャカジャーンジャンジャン。
Fが押さえられないわ！

ディーやジャッキー懐かしいw
マジのリアはもう昔の関係者と連絡はとってないんだろうね
去年ベガスに帰った時お母さんを15分間抱きしめたって言ってた
仲良くなれて良かったね

ねったまの仕事も順調、先日はスタジオから出て、ウェブを使った音声配信の企画で出演者全員で下北沢というところでロケをした。
綿密な打ち合わせをしてから収録するスタジオでの仕事とは違って、外でのロケはむちゃくちゃ楽しかった！
下北沢という街は若者むけのファッションを扱う店や食べ物屋さんが多くある反面、昔ながらの庶民的なお店なども多くあり新旧入り乱れた種々雑多な街で
何も買わずに歩いているだけでも楽しい！スタジオ収録より外ロケの方が私に合ってるわね！
雑貨屋さんでかわいい置物をハバナマンの仁村さんにねだって買ってもらったり、かわいい女の子二人が店を営んでいるクレープ屋さんで美味しいクレープをほおばったり。
とにかく下北沢は飽きさせない街だった。今度はくみちゃんか新田さんと来ようと心に決める。
それからロケの最中、不思議なものをみつけた。
小さな鳥小屋みたいなものに向かってハバナマンも白岩さんも手のひらを顔の前で合わせて目を閉じている。
説明によると鳥小屋のようなものの中には神様が奉ってあって、コインを箱に入れて心の中で願い事を言えば聞いてくれるらしい。
日本版チャーチみたいなものね、多機能の携帯電話とか、ＷｏｒｋＭａｎ、日本人はなんでもかんでも小さく作るのが上手だ、神様さえもコンパクトにしてしまった。
私もコインを箱に入れて他の三人に習って手を合わせ目を閉じ、神様にお願いする。
インタビューでよく訊かれる質問に「あなたの目標とするアーティストは誰ですか？」「今後、あなたが日本で活動していく上で目指しているものは何でしょうか」というのがある。
だけど私は、その手の質問には一切答えずに逃げてきた。
具体的な目標や夢を口にすることで、自分に制限をかける事になるんじゃないかと思うからだ。
「はい、私が目標としているのは２０万人集めてコンサートを開くことです」こう答えた時点で、じゃあそれが叶ったらそこから先はどうするの？それで終わり？ということになるし
「はい、私は歌手のマドンナのように成りたいです」と答えても、それはマドンナその人であって私はマドンナじゃない、私がマドンナ本人に成れる事自体がナンセンスだ。
「日本で成功したい？」というのも私には？？？だった。
成功したかどうかなんて私が決める事ではないし、成功か失敗かの判断は他の誰かがしてくれれば良い。
ただ私は、今目の前にある仕事をこなすのに一生懸命だし、日本語を覚える他にもレッスンやその他色々なことを今よりもっともっと吸収しなければならない。
そして今よりもっと大人になって結婚して、もっともっと年齢や経験を重ねておばあちゃんになった頃、自分の子供や孫に自分の楽しい思い出話が出来れば、それで満足だ。
だからハバナマンの設楽さんが「リアは何をお願いしたのかな〜？」と私を笑わせようとしてキモい顔で訊ねてきたけど、小さなチャーチにお願いした私の願いは秘密にして
「彼氏が欲しい」ということにしておいてその場を逃れた。
屋外ロケも終盤に差し掛かり、そろそろ〆の収録でもとなった時、白岩さんが
「ねえねえ、そういえばリアって最近関西弁に興味もってるんだって〜？」と、突然打ち合わせに無い質問を私にふってきた。
ハバナマンの二人も、その場でとってつけたようなリアクションで「リアの関西弁！？うあー聞きてぇ！ちょっとリア何か喋ってみてよ」なんて言う。
これは私を試すために、他の３人で事前に仕込んでいたドッキリだ。たばかったな！悔しい！ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
マネージャーの坪田さんか、スタッフが告ったに違いない！後でみっちり問い詰めるからね！
それに最近は、突然私が喋る段になっても慌ててしまってトチったり、挙動がおかしくなる事もほとんど無くなっていた。
３人とも私が関西弁を言うのを待っている。覚えた関西弁を頭の中で整理して静かに息を吸い込み
「ワレナニイチビットンジャ　ナマイキヌカシトッタラ　ミミカラテェツッコンデ　オクバガタガタイワスゾ　インガスンガスン」と一気に言った。
白岩さんは「ぎゃーん」と一声悲鳴を挙げると泣きながら逃げていった。ハバナマンは私と目を合わせようともしない
え？なんか私、変なこと言った？ナニー？ナンデー？

下北のロケは本当に楽しそうだった
最近は当時のような無邪気さが感じられない
何か疲れてて可哀想になる
売れすぎちゃうのも善し悪しだなぁ
創作の中のリアはまだ今の自分の姿を知らない
でも本当の未来はまだ誰にも分からないんだよね

初期のほうはまだまだ中途半端で加筆、訂正が必要だけど
物語の終わりが見えてきたら、これはこれで寂しいというか楽しみというか
マジでどうなるんでしょうね、書いてる本人がわからん
ラストのソフトランディングは嘘
アフターバーナーで成層圏をぶっちぎったる

毛布を体にグルグルに巻きつけて部屋の隅でガタガタ震えていた。知らない人が見たら巨大なモンブランかと思うだろう。
「何をやってもダメなリア」が出てきてデビューを目前に控え、恐怖で怯えているから？違う
病気になった？これも違う
深夜にバイオハザードしたから？否
深夜にサイレントヒルしたから？ノン
深夜にかまいたちの夜（略
寒い！寒い！寒ーい！とにかく寒すぎ！ラスベガスにも冬はあるけど日中は暖かい、だけど日本の冬は１日中寒い！
エアコンの暖房をフルにしても、部屋のどこからか隙間風が入ってきているんじゃないと思うくらい寒い！
どうも変だと思ってたのよ、地獄の業火のような夏が過ぎて、ちょっと過ごしやすくなって、あー涼しくなってきたなーと思ったら今度はフリーザに入れられているようなクソ寒さ。
日本の四季ははっきりしているとは聞いたけど、この寒暖の激しさは尋常じゃないわ！
だけどハムちゃんはケージの中で、別段変化なく普段どおり両頬をパッツンパッツンに膨らまさせてエサをもしゃもしゃ食べている
これはどういう事！私だけが寒いわけ！？
あまりのクソ寒さに歯の根も合わなくなってガチガチいわしていると、呼び鈴が鳴った。
このクソ寒いのに誰が何用だ、ああクソ寒いクソ寒いとボヤきながら立ち上がり、玄関モニターを見てみるとくみちゃんだった。
玄関を開けるとくみちゃんはこのクソ寒い最中、額に汗かいてぜえぜえはあはあ、肩で息してた。
「あれま、くみちゃんどうしたの？まだ仕事の時間じゃなくて？」
「はぁはぁ・・・・伯母さんがね」と一呼吸ついてから深呼吸をする、伯母さんとは勿論ボスの事だ
「リアのところにこれ持って行ってって言われてね・・・・・はぁはぁ・・・どっこいしょー！」言うなり両手で大きな荷物をズルズル引きずりながら部屋にあがってきた。
部屋に入ると大きなダンボールの梱包をバリバリ取り去り、中から出てきたのは小さなテーブルと布団だった。
テーブルといっても足が極端に短く、私の膝下くらいの高さしかない、それに布団ならもう持ってるし。
「ほ？くみちゃんなんれすかこりわ」「これはね日本のトラディショナルな暖房器具よ」
部屋の中央にテーブルを置くと、その上に布団をかぶせて、さらにそのテーブルと同じ大きさの板でフタをした。
「それとこれは『DOTERA』といってセレブ御用達の冬着よ、日本のセレブはこの上着を着てコンビニに買い物行くの。これで日本の冬は快適に過ごせるわよ、それじゃ！」
来たときと同じようにくみちゃんはバタバタと去っていった。
再び寒い部屋に一人・・・。
DOTERAなる上着を羽織って、くみちゃんの手によって設置された布団付きテーブルに足を入れてみると・・・。
ぽおおおおお！ほああああああん！あったかーい！なにこれーはぁーん、テーブルの中あったかーい、上着ぬっくぬくー
凍死を免れた安心感と、あまりの暖かさに感動し、テーブルの中に全身をもぐりこませて布団から顔だけ出すと少し眠くなってきた。
ふうううむ、これは快適ね、アメリカに持って帰って流行らそうかしら。個人輸入で代理販売という手もあるわね。
あ、でもアメリカは家の中で靴を脱がないし・・・・・・。
･･･････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・ぷぅ〜・・・・・・・・・・・・。
バッサバッサ

ま、暖冬だったんだけどね。
こたつを登場させたかっただけだ

乙です
寒さもそうだけど今の時期もリアには辛いだろうなぁ
湿気がキライって言ってたもんなぁ
日本人でも鬱陶しい季節だもんね
イライラして「ベガスに帰りたい！」とか思うんじゃないかな
何か最近イロイロ変な噂聞くし・・・

TVの収録も終わって、夜の新宿でくみちゃんと待ち合わせ
最近何かとくみちゃんとつるんでは、グルメ雑誌で紹介されていた店に行って鯨飲馬食している。
一応グラビアアイドルなんだから節制しないと！と気付くのはいつもたらふく食べた後だ、猛省せよ私
新宿を歩いているとクリスマスまで一ヶ月を切り、お店やレストラン、街のいたるところでクリスマスの用意が始まっている。
待ち合わせ場所の高島屋のタイムズスクエアで合流したくみちゃんと私は、その足で近くにあるクリスマスのライトを見に行ったんだ。
飾りつけは、それはそれは見事で綺麗だったけど二人ともここは独り者が来るには悲しい場所だねって悟ったよ。
だってそこはまるでカップルのために作られたような場所だった上に、実際私達以外全員がカップルだったから・・・。
淋しい〜〜！！！ぐやじぃ〜〜〜〜！！きぃ〜〜〜〜！！
実はボーイフレンドが欲しくなるから、極力そういった場所は避けていたのに！！！あああ
アメリカではクリスマスは家族と過ごすものだけど、日本では恋人と過ごすのだとか、なるほどアメリカのNewYearみたいなものか
祝う形は変っても自分が好きな人と過ごす事は良い事だ。しかし現実は男とは全く無縁女の子がここに二人・・・・。
なので、私とくみちゃんはどっちも独り身で淋しかったから、二人でカップルのように振る舞ったんだ。

　くみ：「ああ、寒い。私の手が凍ったみたいだよ」
　リア：「くみ、もし私と手を繋ぎたいのなら、繋いであげるよ、そしてその凍った手を暖めてあげよう」

　リア：「ライトがとっても綺麗だよ、くみちゃん」
　くみ：「うん、でもリアの目のほうがもっと綺麗だよ」

無言のまま見つめあう二人、くみちゃんの潤んだ瞳が私を見つめる、それに答えるように私もくみちゃんの瞳を見つめ返す。
そしてどちらからとも無く互いに歩み寄り、ガバと抱き合った。
私はノンケでも構わず食っちゃうような人間なん（略
うおおおおおおっつ！無し無し！今のは無し！私にそのケは無いんだヤベーヤベー、その場のノリで思わぬ事をしてしまったわ。
わはは、と笑ってその場はごまかしたけど、暫らくくみちゃんとは目が合わせられなかったのはここだけの秘密だ。
その後、スイーツを食べに行ったけどいつもより会話が少なめで、味もよくわからなかった。
食事も終わって店を出て二人で歩いていると、前を歩いている若いOLっぽい女性がフラフラと歩道を蛇行していた。
女性は左によろめきながらお店のシャッターに上半身を預けるとそのままズルズルを座り込んでしまった。
立ち止まって暫らく様子を見てたけど、道行く人は沢山いるのに誰も彼女に気を払おうをする人はいなかった。
私は以前に見た同じ光景が浮かんで「ちょっと待っててね」とくみちゃんに伝え、その女性にツカツカと歩み寄り腕をつかんで「アナタ　ダイジョブ？タテル？」と声をかけてあげた。
彼女は焦点が定まらない目を動かし、片言の日本語を話す私の顔を見るや少し困惑したような表情をした。案の定酒臭い。
彼女を担ぎ起こしてあげ路肩まで出てタクシーを捕まえて、ドライバーさんに少しお金を渡してあげた。
無理やりタクシーに押し込むと彼女はバツが悪そうな顔をしてたけど自分が何をされているかどんな状態かは理解しているようで
その上酔ってるから私のする事を止めることはできなかったみたい、あははは。

そのOLさん良い思い出だよね　でも酔ってたから覚えてないかな
当時はよく新宿に来てたみたいだね
やっぱ祖師谷に住んでて小田急線に乗ってたんだろうなぁ・・・
めちゃ身近な存在だったんだよなぁ〜　その頃は知らなかったけどさ

タクシーのテールランプが遠のくと「リアすごい！よくやるね、勇気あるね」とくみちゃんは言ってくれた。
だけどこれは勇気とか献身とかそういう問題でもなく、上手くは言えないけど私の自分の中での「けじめ」みたいなものだった。
そして彼女を担いで路肩でタクシーを捕まえているとき感じたことがある「彼女は自分を見失いかけてる」と
それはアパートで倒れた時、ボスに担がれて病院で点滴してもらっている自分と、泥酔して倒れ込んでいる彼女の姿がシンクロして見えたから。
クリスマスムード高まる新宿の路上で彼女は酔って倒れていた。周囲はアベックだらけ
じゃあ私が倒れた原因は何？何故自分を見失ってしまったのか。
ホームシック、それもある。故郷のラスベガス、私が生まれ育った街、どこまでも続く青く高い空と砂漠、砂漠が懐かしいな…。
故郷への恋しい、恋焦がれる気持ち。
そう、恋をしてないからだ、恋をしてないから自分を見失ったんだ。そして彼女も
恋といってもボーイフレンドを作ってイチャイチャすることだけが恋じゃない、自分の好きな対象に情熱を向けることだって立派な恋になるんじゃないかな
今私が情熱を傾けているものとは？・・・ファッション、ネイルアート？好きだ、天ざるそば？当然好き、チョコレート？もっと大好き。
ボスにくみちゃん、ハバナマン、白岩さん、新田さん、みんなみんな私の大好きな大事な人たち
そしてそして今は・・・歌！ダンス！そして、そして、歌詞！
そう私は今音楽に恋してる。立派なmusic holicといってもいいかも知れない
ママが家事しているときに歌っていた鼻歌でスマパン、レッチリを覚えて。歌声をパパに披露した時、子供心に「楽しい！」と感じた感情は今もそのまま。
私、自分の言葉で沢山沢山歌いたいだよ、沢山の人に聴いて欲しいだよ
アパートに帰ったら自分の今の気持ちをあるがままにノートに書き記そう。
「リアさっきからどうしたの？鼻息荒いわよ」
「くみちゃん、私ガンバローだよ！くみちゃんもガンバローだよ！」
「ほえ？う、うん、そうだね」
くみちゃんと別れて、アパートに戻った私は着替えもそこそこに鉛筆を握ってノートとにらめっこをした、頭の中で色んな言葉が飛び交い、ぶつかっては消えて、また飛び交う。
お風呂を沸かさなくちゃ、そんなの後々。お掃除しなくちゃ、今はいい。洗濯物、明日明日。
今の気持ち、人を好きになる事、大事な人、思い焦がれる気持ち、淡い思ひ出、違う違うもっとこう、その場その時で素直に感じた事、単純でストレートなほうが良い。
そう、恋する気持ち、恋焦がれる心、恋がしたい・・・・・・・・恋しよう！これだ！
全体のイメージとしては、一人で孤独に浸っているより、もっと前向きに恋する事で前進し、周りにも人を好きになるのは大切な事だよねーと伝える歌詞。
書いては消し、消してはまた書いて、何が言いたいかはかわっちゃいるんだけど頭の中にある歌詞のイメージが上手く書き写せない。
遅々として進まない作業は大変な気力を使ったけど、楽しい方が上回って気が付くと時計は午前2時になろうというところだった。
一通り出来上がった歌詞を見て我ながら上出来ね、と部屋で一人ほくそえむ。

　肩を抱き寄せあえる　あなたがいる
　あなたの近くで　Ah　暮らせるのなら辛い事なんて無い　
　Tokyo in a desert
　あなたがいれば　Ah　上をを向いて歩いていける
　Tokyo in a desert


うーん、最初考えてたイメージと違う上に、なんかどっかで聴いたような歌詞ね。
まだまだ練る必要があるわ！

東京砂漠？？
マジで演歌歌わせたら面白そう　そして売れそうｗ

私が日本で本格的に活動を始めるデビューの日、それと同時に発売される写真集「Yeah！Leah」の撮影でＬＶに戻ってきた。
LVを離れて今まで1年ぶり、いやそれ以上か。
LVはなにも変ってない、そりゃそうよね1年で変る訳がない。
だけど今の私には1年ぶりのLVの何もかもが目新しく新鮮に見えるのが不思議
LVでの撮影では子供の頃に通っていたキンダーガーデンと中学校で撮影をした。
残念ながらLAではぎっしり詰まったスケジュールでディーやアラン、ジャッキーとは会う機会が無かった
また今度、会社からまとまったお休みもらったら会いに行こう。
日本を発つ日、久し振りの帰郷に浮き足立つ私の心と同じように、東京も目前に迫ったクリスマスに街中忙しない雰囲気に包まれていた。
長時間のフライトを終えLA空港に到着、ここは日本と違って行き交う人の顔もクリスマスを心待ちにしているのかどこかしら緩んでいる感じがする。
すべての撮影スケジュールを終えて、スタッフに実家の近くまで送ってもらった。
今日のクリスマスと明日は完全オフ、道を歩きながら携帯電話で家に連絡を入れる
「もしもしママ、私、うん、・・・・そこまで歩いて来てるから、もうすぐ着くよ、うんうん、OK」
角を曲がったら私の家、18年暮らした私の家
玄関を開けると真っ先にでてきたのはママだった。ママの後に続いてパパも出てきた
顔を合わせるなり挨拶もなにも一言も交わさないでママをハグした、パパは私の肩を抱いてくれていた。ママも私をハグした。ママからは家の匂いがした。
そして私はグラビアアイドルでもなく、歌手でもなくアメリカにどこにでも居る極普通の女の子になった。
（ただいま、戻ってきただよ）
気が付くと10分以上もママとハグしたままだった。「外は冷えるから早く中に入りなさい」とパパに促されて家の中に入る。
家の中はクリスマスツリーの飾りつけも終わってて台所からは美味しい匂いが漂ってくる
あれ？そういえばブラッドは？と思っていたら玄関が開いてブラッドが帰ってきた。
私の顔を見るなり「うわ、姉ちゃん帰ってたのか」とのたまった。
「うわ」とはなによ「うわ」とは、私が実家に居たらおかしいのか、でも「うわ」と感じたのは私も同じだった。
ＬＶを出る時、私とそんなに背がかわらなかったはずなのに今見たら背が伸びて私を見下ろすほどになってる！しかも声までおっさんくさい！ヒゲ剃り痕が青い！
パパ、ママ、ブラッド、そして私、皆が揃ったところで夕食の時間になった。
夕食はローストチキン、ミートローフ、トマトスープ、ピザを軽々平らげてパパとママをびっくりさせてしまった。
ＬＡから日本に移り住んで体重が１３ｋｇも減ったんだしこれくらい食べてもどうって事ないだろう、ないんじゃないかな、ないと思う。
食後はレモンティーとデザートのクリスマスキッシュにかぶりつく、美味しい！
食事している最中は私が不在だった間の、誰それがどうしたとか、あれはああなったとかＬＶの世間話で終始した。
私も東京での生活や、友達の話はしたが仕事の話は全くしなかった。パパもママも訊かなかったし、なんていうか少し恥ずかしかったからだ。
だから日本で出版された１ｓｔ写真集もＣＤも持ってこなかったし、話もしなかった。
だってそんなの宣教師のパパに見せると卒倒しかねないからね
そして家に帰ってやることは一つ！
ＰＳ２の電源を入れ、ソファにブラッドと並んで座りＴＥＫＫＥＮスタート
ゲームをしながら「あの彼女はどうしたのよー」「新しい彼女とは上手くいってんのかよー」「なんぞこれーじじゅうしろ」とブラッドに茶々入れて結局残りのオフはブラッドとＴＥＫＫＥＮしまくった。
結果は３５８２勝３４分３２７４敗で辛くも私の勝利、燃えただよ・・・燃え尽きただよ・・・。
暫らく会わない内に腕を上げやがって。時差のハンデが無ければもっと大差をつけて勝てたはず。
そしてLVのリア・ディゾンは今日まで、東京に戻ったらまた東京のリア・ディゾンの生活が始まる。
明日にはアメリカを発ってＮｅｗＹｅａｒまでに東京に戻らなくちゃいけない。
しばらくは家族ともお別れ、次の休暇はいつになるかわからない。
さよならＬＶ、私の一番好きな街、そしてパパ、ママ、ブラッド、休暇もらったらすぐにでも帰ってくるからね。
だけどさよならを言葉にするのは苦手だ、だから買い物に行くような感じで家を出よう
「姉ちゃんあのさ、俺学校の試験終わったら日本に行くから。5月頃になると思うからそれまでＰＳ３かＷｉｉ買って待っててよ、よろしく」
すぺぺっ

そろそろラストに向けてダッシュ

リアは日本での生活が楽しいっていつも言うけど、実際はどうなんだろう？
家族や友達と遠く離れて、しかも慣れない芸能界で仕事するなんて簡単には想像できないよ
この子の人生は本当にドラマチックだ

成田に到着したとき、実家に帰ったときと同じ（もどってきたんだ）という感覚に自分で内心少し驚いた。
LVに帰るまで、ホームシックになったり、あんなに待ち焦がれていた帰郷も今は不思議と落ち着いている。
なぜなら日本にも私の帰りを待つ大事な人やファンが沢山出来たから。
私の居場所はここにも出来つつあるんだぁと自覚したとき少し嬉しくなった。
ＬＡから一人でここの場所立ったときから1年近く、私だってもうあのときの私じゃない、人は時間と状況でいくらでも変化していくものだもの。
そう、少しずつ少しずつ・・・。
年末年始はボスの家でボスとくみちゃんと私の3人で過ごしたんだ。
2006年最後の夜、ボスが日本における今後の活動の傾向と対策も兼ねて日本の国民的歌番組Koh-hakuを見るように勧めてくれた。
日本ではこたつに入ってみかんやそばを食べながら、Koh-hakuを見て年を越すのが慣例になっているらしい。
これに猫がいればベストとはくみちゃんの弁
この番組、その年にブレイクしたり知名度が高い有名な歌手やバンドやミュージシャンが、この日一堂に会するのだとか
ステージには私が日本に来て知った、歌手やグループが沢山出ていた。私にもチャンスあるかな？うーん、チャンスがあるなら是非出てみたいぞ。
だけど日本のショウビズ界も甘くは無い、１曲リリースしたくらいで認知されるはずもないし、それで満足していてはまだまだ甘い
このKoh-hakuに出ている人たちは、私なんかよりもっともっと試行錯誤や努力、経験を積んでるに違いない。
私はまだ日本に来て日も浅いし、日本語もまだまだ上手いとはいいがたい。
そんなハンデを背負ってのスタートだから私は人一倍も二倍もがんばる必要があるわね！
ハバナマンの仁村さんに「ツカレタ・ディゾン」なんて言われ笑われている場合じゃない！来る2007年は「１２０％ミナギル・ディゾン」だよ！
それとKoh-hakuも終盤に差し掛かって不思議な変った歌い方をする女性歌手が居た。
世の中の苦労を一人で背負って、苦悶の表情で声を腹の底から絞り出すように、低音から一気に高音まで歌い上げる変った歌い方、ボスに聞くとこれが「ＥＮＫＡ」なるジャンルらしい
それが妙に面白くて即興で真似してみた、名づけて「バーニング慕情」
ボスにもくみちゃんにも大ウケだった。もしかして私ＥＮＫＡの才能ある？ＪＰＯＰよりＥＮＫＡに転向しようかしらん？なんちて
2006年も無事終わって、2007年最初のお仕事はねったまの収録。
収録後は、ねったまの出演者やスタッフ全員でNewYearPartyをしたんだ、みんなそれぞれプレゼントを買って持ち寄って、ビンゴゲームに興じたよ。
当たった人から一つプレゼントを選べるの。
設楽さんと私が同時にビンゴ、どっちが先に商品を選ぶかじゃんけんで決めることになった。
結果は・・・・・・・・・・私の負け！ブルシッ！ッッッダム！イホ・デ・プータ！
あーあ、もっとじゃんけんが強かったらなあ…はぅ。いや、今はじゃんけんよりデビューに集中しなくちゃだわ
そして設楽さんは私も狙ってたNintendoDSを奪っていった！！！しかも、これみよがしに私の前で大げさに喜んで！！
とにもかくにも私の2007年はスタートしたのでした！
デビューまでもう少し！ノンストップでゴー！ゴー！ゴー！

乙です
リアって本当はシャイなのか大胆なのか、繊細なのか図太いのか、辛抱強いのか飽きっぽいのか・・
わからないとこがあるなぁ　だから、情報が入ってこない（今みたいな）時期は先行きが不安になるし
時折、画面から見れるちょっとした表情から色んな憶測をしてしまう
アメリカ時代からのイメージが極端に変ったから、どれが本当のリア・ディゾンかわからない

【芸能】リア・ディゾンの“局部”が見えた？ 週刊誌に掲載された写真で大騒動(画像あり)★３
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1184112410/

2006年暮れから2007年初頭にかけては、楽しいことが沢山会ったけど水面下では日本デビューへの準備が着々と進められていた。
デビュー曲のためのダンス。LAでダンススクールに通ってたから、多少自信があったつもりだったけど、PV撮影に向けてのダンスレッスンは段々ハードルも高くなって
レッスンが終わる頃には足腰が立たなくなって、翌朝には全身筋肉痛がオマケでついてきた。うぎぎー
歌詞のほうは、英語で作詞したものを日本語に直訳して合わせても、その言語が本来持つべきイメージやニュアンス、響きがスポイルされちゃうので
ただ「内容が合ってるだけ」の歌詞になってしまっては、詩としてつまらなくなる。
それを避けるためにも私が書いた英語の歌詞を新田さんが日本語に訳し、その日本語訳したものをまた英語に訳し、歌詞と曲全体のイメージがマッチするように綿密な摺り合わせをした。
英語から日本語に訳す際、適当な日本語が無い部分もあったり、逆に英語のセンテンスが日本語のワンワードに集約されてたりと、作詞はまるでパズルのピースを一つ一つはめこむ作業に似ていた。
その作業は新田さんと連日連夜、あーでもないこーでもない、侃々諤々、喧々囂々、怒号、罵声、はては取っ組み合いに・・・・まではならなかったけど
そのくらい熱心に行ったのは確かだ、だって大事なデビュー曲だからね！
そして残るはレコーディング、ＰＶ撮影、さらに２nd写真集「Yeah!Leah」販促活動も同時に行わなければいけない。
ハードな毎日でスケジュールに隙間などなく、毎晩アパートに帰ってバタンキューだったけど、毎日が充実してたし曲が完成したときは新田さんと飛び上がって喜んだ。
そんな毎日だったけど、1日だけボスの指令でお休みをもらった。
お休みになった理由は、２００６年も終わりに差し迫ったある日Setagaya government officeから一通の封書がアパートに届いたから
すわ入国の書類に不備でもあったのかと、あわててボスの所に持って言ってみてもらったら世田谷区が催すイベント案内の通知だった。
封筒の中の書類を見てボスはくるくる目を回した、ボスが何か思案しているときのクセだ、なんだろう？
「これは成人式の通知ね、リアこの日はお休みにしてこの機会に出てみない？レッスンもいいけど、こういうイベントにも出て気晴らしでもしないとストレスたまるわよ」
ボスによると成人式というのは、20歳に達した人を集めて1月15日に綺麗なべべ着て一斉に祝うというものだった
アメリカでは18歳になると成人になるが、それはあくまで法的なものであって、日本のようにそれを祝うというのはなかった。
まだ日本を知らない頃、日本人というのは遊びも知らないワーカホリックな人たちとばかり思ってたけど、なにかと理由をつけてはイベントにして、しかもちゃっかりビジネスにもなってる。
そして1月15日は成人式出席のためお休みということになった。
当日は朝早くから起きて着物の準備、正式にはFurisodeというらしい。む、胸が潰れる！尻がっ尻がっ！ぐええー
Furisodeを着るのがこんなに大変だったなんて思いもよらなかったよ・・・。
でも、この日のために用意した絵本のイラストを描いてる永田萌さんがデザインのFurisodeは、そんな苦しい事がどうでもよくなるくらいすっごくかわいかった！
朝から同行してくれたボスも「いいわね、いいわね」と褒めてくれた。
鏡に映ったFurisode姿にうっとりして、そのまま世田谷区の成人式会場に向かったんだ。
私は外国人なのに、こんなふうな特別な体験ができて、とてもラッキーだと思ったよ！
実はね、一番楽しかったことは、そこにいたみんなのゴージャスなFurisodeを見たことなんだ。一人一人の女の子が、みんななまら可愛かったよ〜〜！
私が思うに、成人式って特に女の子にとって楽しいものじゃないかな。
だって、綺麗な振袖を着て、髪の毛とかメイクも特別にするでしょ女の子冥利に尽きるわね
成人式の会場には男の子もいたけど、私を遠巻きに見ているだけで誰も近づいてはこなかったおしなべて日本の男の子は私みたいにシャイだ、こういうときはもっとアクティブにいかないと！
そう思っていたら一人の男の子が、おそるおそる一緒に写真を撮ってもいいかと近づいてきた
すると遠巻きに見ていた男の子達が堰を切ったように押し寄せて、かわるがわる携帯電話をかざして即席の撮影会となった。
「ボス！成人式楽しい！Furisodeまた着たい！私来年も出るだよ！」
「成人式は20歳しか出られないから一生に一度だけなのよ」
そこをなんとかボスの力で来年も成人式に出られるように、プロフの出生年を改竄して計画的に・・・げふんげふん

ラスト書き中
５％

成人式で一緒に撮影した人たち羨ましい
俺もどっかでリアに出会わないかなぁ〜
でも今普通に街歩いてたらパニックになっちゃうもんね
そういう意味でもうちょっと人気落ちてもいいかなと思う←不謹慎

>>447
もうラスト！？　終っちゃうのは何だか寂しいけど・・・拓哉じょるも大変だから仕方ないね
残り楽しみにしてます　

2月１４日、渋谷のレーコード店でのインストアライブ
とうとうこの日がやってきた。
お店には、この日のためにリア・ディゾンコーナーまで設けてあって、苦労して試行錯誤して出来上がったデビューシングルがピラミッド状態で積まれてる。
ここは直接「はいはいグラビア界の黒船、リア・ディゾンのデビュー曲だよーここでしか買えないよー、そこの奥さん５枚ほどどう？今ならオマケで２枚つけちゃうよー
リボ払いもできるよー」
と私自ら叩き売りしたい衝動に駆られるがライブが控えているので自重する。
レコーディングは日本語パートの発音に注意しながら、ディレクターからOKが出るまで何度も何度もレコーディングを繰り返した。
日本語パートの発声が上手くいかなくて何度も噛んだり、トチったりしたけど自分の書いた歌詞を曲に乗せて歌うのがこんなに楽しいなんて！
何度も何度も歌って、何度も何度も聴きなおして、そうして出来上がった曲は、自分の体の一部のように思えたよ
同日をもって公開が解禁になるPVの撮影はハードであると同時にエンジョイ＆エキサイティングな貴重な体験だった。
曲のイメージに合わせた衣装をAメロやBメロ、サビの部分にあわせ、何着もの衣装をとっかえひっかえ着て、カメラ位置や照明、メイクに気を配って
私と撮影スタッフ、双方納得いくものが出来上がるまで、ポーズを変えたり表情を変えたり何度も撮影しなおした。
そしてダンスの撮影は今までレッスンした成果を思う存分発揮しまくった！
他の二人のダンサーと共に日夜レッスンしまくって、いざ撮影に望む頃には「TeamLeah」ともいうべき連帯感もうまれていて、３人揃って「いてもーたるでー」と闘志を燃やした。
そして迎えた運命の日
この日は朝からデビューＰＲでＴＶ，ラジオ曲、雑誌の取材で色々なところを駆けずり回る
丸一日同行してくれたボスとマネージャーと通訳の新田さんがいなければ、とてもじゃないけど私一人でこの市中引き回しには耐えられなかったよ。
インターネットオークションで「バレンタインデーに直接私がチョコを手渡す権利」が、なんと￥４０万で落札、ドル換算で３０００ドル以上？ひえぇぇ
ＬＡ時代にそんな大金が手に入ったら、毎日カップ麺食べなくて済んだのに、不景気不景気とはよく聞くけど日本はやっぱりお金持ちの国だゴイス。
バックステージにはハバナマンや白岩さん、レコード会社、出版社、TV局にFM局、日本に来てお世話になったり、仲良くなった人たちから花束が山盛り届いてた
開演３０分前、舞台袖からステージと客席を覗くとキャパいっぱいのお客さんが！
それにメディアからもカメラを持った記者が大勢取材に来てる、１ｓｔの時の比じゃない！ひゃー
大事なデビューの日、また前のように「ほげ〜♪」なんて間の抜けた歌い方になるんじゃないかと考えたら、お腹のあたりがシクシク痛み出した
ダメよダメダメそんな事考えちゃ、そうならないように毎日毎日歌とダンスを練習してきたんじゃない、と思うほど腹痛がきつくなる。
一度気にしだすとシクシクと痛みは増し、たまらず「ボス、私お腹痛いだよ」と訴えた。
「今更なに言ってるの、早くウンコしてきなさいウンコ」
ボスはステージの方をキッと睨んだまま私のほうには一瞥もせずにハンドバッグの中からUSBメモリを取り出し手渡した。
よく見るとボスもかなりテンパってるようだ、眉がピクピクしている。
でもここはボスの言うとおり、ひとまずトイレに行って自分を落ち着かせよう。
う〜〜〜〜トイレトイレ
そんなわけでレコード店の店内にあるトイレにやってきたのだ。

> それにメディアからもカメラを持った記者が大勢取材に来てる、１ｓｔの時の比じゃない！ひゃー
？？？

小生の都合のいいように改竄してるからむちゃくちゃですよ。

俺その日渋谷HMV行った。初めて見た生のリア・ディゾン。
あの時感じた胸のトキメキ忘れられない。
CD購入先着200人って言ってたけど、たぶん200人も入ってなかった。
帰りに売り場みたらまだ入場券付きCDが残ってた。
人気が出てよかったね。でも俺はあの頃のリアが一番好きだった。

レコード店のトイレ内でルージュを塗りなおしながら一人鏡を見つめていた。
（とうとう来ただよ、この日が）
思えば「夢」なんてあやふやな実体の無いものを手にするためにLVを出て、LAで暗中模索し
それでも目的を見失わなかったのは「いつか音楽の仕事に携わりたい」という意思だけは確かなものだったから。
（あなたはこのチャンスを絶対モノにするだよ）
そう鏡の自分に言い聞かせていると、トイレのドアが開いて誰かが入ってきた。
鏡越しに見てみると、胸もあらわな全身レザーの衣装を着た女性だった。ブーツで歩く音がトイレ内に響く
その女性は腰に手を当て体を斜に構え、私の姿を頭の先からつま先までジロジロ観察すると
「ふぅーん・・・ちょっとロリ趣味っぽいけどまぁまぁじゃない、で、念願の夢が叶った今の気分はどう、満足して？」
と少し鼻にかけたような言い方で訊いてきた。
「ううん、本当に夢が叶ったのか私にはわからないよ。もしかしたらスタート地点にすら立ってないのかもしれないし、これからどうなるかなんて神様にでも訊かなきゃわかんない」
「そう・・・・・・ね・・・まぁせいぜい頑張ることね」
そう言って振り返るとその女性の姿が目の前からかき消え、次はメガネをかけたニキビだらけの女の子が現れた。
女の子はポテチのホームサイズの袋をその手にかかえていた。
「でも、バリボリあなたはバリボリ外国人でしょ、異国の地でどこまで受け入れられるかしらバリバリボリボリボリ、不安は無いの？」
「不安は無い・・・と言ったら嘘になるわね。でも不安が全然無いなんて、それこそ不安にならない？新しいことを始めるとき、何かに挑戦するとき、必ず不安はついてくるものよ
そのハードルを一つ越えた時に、人は一歩成長するものだと思うから」
「・・・・・・・・」
「さぁそのポテチの袋を渡して頂戴、もうトイレでポテチなんて食べる必要ないのよ」
女の子からポテチの袋を取り上げると、その姿が消え、今度はピンクの靴を履いた小さな少女になった。
少女は頬を膨らませ、私の方をちらちらと、怒ったような、はにかんだような、今にも泣き出しそうな顔でピンクの靴と私の顔を交互に見ていた。
「どうしたのあなた、迷子ちゃんかしら？」
少女は私の問いには答えず、下を向いて黙ったままだった。
私はその場でしゃがんで少女と同じ目線になると、両手を広げた
「何も怖がる事はないのよ、だってあなたは私なんだから、こっちに来なさい抱きしめてあげる」
そういって微笑むと少女はヘイゼルブラウンの目を嬉しそうに輝かせ、満面の笑みで私の胸の中に飛び込んできた。
少女を強く抱きしめると、どこまでも続く砂漠の地平線と、抜けるように青い空の匂いがした。

拓哉じょるはたまに文学的になるよね

たまにかい！（笑）

文章を書く上で色々定石があるらしいけど「娯楽」とかそういうのも入れないと、物語全体が薄っぺらいものになるそうな。

ドキドキ

只今チェック中
２３：００の予定

これまでに「日本に来てラッキーだったね、よかったね」だなんて色んな人に言われたけど、そんなの心外だ
そんな楽な人生あるわけ無いじゃん、と思う。だって私にはすごく険しくて厳しい道のりだったんだから
夢を追うだけなら誰でも出来る、でも夢をモノにするには大変な労力と時間と経験の積み重ね、そしてほんの少しのチャンスと勇気が必要になる
人生において日々、無数の選択肢があるけど、その選択する場面において基本的に人は自分にとって楽なほうを選ぶという
世界トップレベルのアスリートは、トレーニングを積んで限界に挑戦する。
超絶ギタリストだって、最初から超絶なはずはなくて、練習に膨大な時間を費やしテクニックを磨く
「努力」といえば聞こえはいいけど自分にプラスになる、つまり「楽しい」と知ってるからこそ過酷で地道な練習に耐えスキルを上げ、モチベーションを維持させる。
そして「こんなはずじゃなかったのに」と嘆く人「やることはやったんだけど」と諦める人
「あの時、ああしていれば」と後悔し現状の不満を訴えてもそれは仕方の無いことだ、だってその時は今望むべき事をチョイスしなかったからだ
その数ある選択肢の中で自分に楽なほうをチョイスした結果が今のあるべき姿なんだ
勢いのままにLVを飛び出してLAでなにか夢の手がかりはないかと、色んなことに飛び込んだ
少し前までは、とても夢を見られる状況じゃなかった、なにをしたらいいのかもわからなかったし、どう生きていいのか、この先がどうなるのかのわからなくなっていた
だけど今の私を鑑みるに、そんな迷走していた時期も振り返ると全てはこうなるための必然のような気がしてくる。
辛かったこと、恥ずかしかったこと、情けなかったことそんな思い出も、過去の私があるから今の私が存在するんだと割り切れば今となっては全てが楽しい思い出のような気になる。
人は、やった後悔よりも、しなかった後悔のほうが長く記憶に残るという。
そして、日本行きの切符に飛びついた。
日本に来てどうなるかなんて私にもわからなかった。ただ私は自分が納得する方を選んだだけ。
私のアイデンティティはアメリカにあるけど、去年クリスマスにアメリカに帰る成田空港のラウンジでこんなことがあった
朝食のビュッフェがあって久し振りにパンケーキを食べたんだ。
パンケーキを5枚お皿にのせてメープルシロップをタップリかけたよ。いわゆるアメリカンスタイルってやつね。
でも、一枚も食べきれなかった。日本に来て一年以上が過ぎて甘味の強い物があまり受け付けなくなっていたんだ。
こうやって少しずつではあるけど日本になじんでいくんだろう
顔を知られてきた最近では買い物やカラオケ、そして大好きなゲームセンターで自由に遊ぶこともままならなくなってきた。
失っていくものもあるだろうけど、これから得ること楽しいことが沢山待っているに違いない。
アメリカと日本、互いの良い所をチョイスして自分の中にジャンジャン取り込んでいこう、そうすれば私は今よりもっともっと素敵な存在になるはずなんだから。
トイレを出てステージ裏に戻ってくると、くみちゃんが駆けつけてくれていた。
私の姿を見つけて小走りに駆け寄ったくみちゃんは、両手で私の手を握り締め
「リア、とうとう来たね！なんかもう自分の事のようで私までドキドキしてるよ、大丈夫？緊張してない？」と泣きそうな顔で訊いてきた。ふふ初い奴め。
「くみちゃん私大丈夫だよ、今は怖いもの無しだよ、ガンバローだよ！」
開演直前、ダンサーと精神集中のお祈りをし、円陣を組んで気合を入れる。
体は緊張してたけど気分は不思議と落ち着いていた。
TVの仕事では、まだまだ挙動が怪しくなることもあるけど歌っているときの私はパーフェクトな存在でありたい
そう、ステージの上の私は完全無欠のリア・ディゾンなんだからっ！
MCが私の登場を告げる。もう私一人歩みを止めることはできない、だってリア・ディゾンは沢山の人とともに歩み始めているから
「歩み」なんてもどかしい、私はどこまでも突っ走るつもりよ！
きーぽんらにん！ひあうぃごっ！がんばろー！

OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT
NO, WE AIN'T GONNA TAKE IT
OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT ANYMORE

WE'VE GOT THE RIGHT TO CHOOSE AND
THERE AIN'T NO WAY WE'LL LOSE IT
THIS IS OUR LIFE, THIS IS OUR SONG
WE'LL FIGHT THE POWERS THAT BE JUST
DON'T PICK OUR DESTINY 'CAUSE
YOU DON'T KNOW US, YOU DON'T BELONG
OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT
NO, WE AIN'T GONNA TAKE IT
OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT ANYMORE

OH YOU'RE SO CONDESCENDING
YOUR GALL IS NEVER ENDING
WE DON'T WANT NOTHIN', NOT A THING FROM YOU
YOUR LIFE IS TRITE AND JADED
BORING AND CONFISCATED
IF THAT'S YOUR BEST, YOUR BEST WON'T DO

WE'RE RIGHT/YEAH！
WE'RE FREE/YEAH！
WE'LL FIGHT/YEAH！
YOU'LL SEE/YEAH！！！

OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT
NO, WE AIN'T GONNA TAKE IT
OH WE'RE NOT GONNA TAKE IT ANYMORE
NO WAY!

JUST YOU TRY AND MAKE US
WE'RE NOT GONNA TAKE IT
COME ON
NO, WE AIN'T GONNA TAKE IT
YOU'RE ALL WORTHLESS AND WEAK
WE'RE NOT GONNA TAKE IT ANYMORE
NOW DROP AND GIVE ME TWENTY
wE'RE NOT GONNA TAKE IT
A PLEDGE PIN
NO, WE AIN'T GONNA TAKE IT
OH YOU ON YOUR UNIFORM
WE'RE NOT GONNA TAKE IT ANYMORE

xoxo　leah
＜完全無欠のリア・ディゾン　Ver１．０　完＞

ｵﾜﾀ

＜あとがき＞
最初に彼女に出会ったのは、凡そ女性の話題とは程遠い海外サッカーについて語る掲示板だった。
どこからか流れ流れて、トピックとは無関係の脈絡も無く転載された画像のＵＲＬを何気無しに開くとセーラー服を着た女の子が現れた。
そのときの掲示板の反応が少しではあるが「これ誰？」「何これ？」と掲示板の流れが一瞬ではあるが彼女の画像に惹き付けられトピックの流れが止まったような気がした。
見ていた僕もその中の一人で、最初見たときの印象は「あーかわいいねー」なんて単純な反応だったけど、よくよく見るにその画像の娘は奇妙な不思議な雰囲気を持っていた。
セーラー服着てるから日本人のモデルかな？と思ったがどこか全体が日本人っぽくない。
うーんやっぱりガイジンっぽいよな、と思ったらまるっきりガイジンっぽくもない

アメリカでモデル業をしている女の子だと知って得心したが僕が元来持っていたガイジンに対するステロタイプなイメージとは全くかけ離れた
容姿と雰囲気をもった彼女に一瞬ではあったが少なからず興味を持ったのは確かだった。
憂いのある表情をしているけど強い意志のある目、けだるそうな感じなのにどこか攻撃的、見た目と同じく二つの相反するものが混在する奇妙な雰囲気を持ったそのセーラー服の女の子は
その時だけの小さな盛り上がりで、暫らくしてその画像も忘れ去られ、掲示板はいつものサッカー談義と雑談に戻った。

そして全く忘れてたころに件の女の子が新天地を求め日本に来て活動していることを知った。
最初に見た画像の反応はその頃には薄れていたけど、その日本へとやってきた彼女を見て、最初に「あ」と声をだした
なにが「あ」なのか今となっては思い出せないが、この「あ」を元に勝手に物語を書いてみようと思った。
小学校の読書感想文も、夏休みの日記もまともに書いたことのない人間が一人の人物を題材に、一つの物語を書くというのは自分でも無謀極まりない行為だと思ったが
書いている最中、頭の中で登場人物を好きなように動かし、それを文章に変換するのは遅々として進まない作業ではあったが中々に楽しいものだった。
そうして書いている途中で自分が最初思ってもみなかった展開になったり、書き始めにあった構想が書いている途中で二転三転するといったハプニングに書いている本人が驚くことが多かった。

そうして書きあがった物語ではあるけど、あくまで架空の物語、全ては御都合主義の話。
念のために言っておくが、現実に存在する名前のよく似た人物と本文とは全く関係が無く
また本文は現実に存在する名前のよく似た人物のイメージを貶めたりする意思など何ら無いことを、付記しておく

ＲＯＭも含め、この長い長いトーシロの駄文に付き合ってくれた全ての住人に感謝しつつふじこ

マジ乙！

いつも楽しみに読んでました
もう終っちゃうのは残念だけど
いままで楽しませてくれてありがとう

それにしても拓哉じょるは見事にこのスレを乗っ取ってしまいましたねｗ
最初は違うペンネームだったよね
我々は読むだけだから楽でいいけど、書くほうは大変ですもんね

確かに一人の女の子がアメリカから日本に来て歌手デビューするまでのストーリーは劇的でした
今、プロの歌手リア・ディゾンになってこれからどんな生き方をしていくのか
彼女の人生はまだまだこれからが本番です　いちファンとして見守っていきたい

最近２ちゃんではリアの人気も落ち着きました
このスレも拓哉じょるがいなくなったら一気にDAT落ちかなｗ
ここは住人は最少かもしれないけど、書かれた文字数はリア関連スレで最大だったのでは？

リア本人にもこの話を読んでもらいたかった　どう思っただろう？
いつか本当にリアの自叙伝が出版される時、拓哉じょるが執筆してたりしてｗ

そのうちまた新しい話を書いてください
長い間お疲れ様でした