アイドル歌手は何故衰退したか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
23ファンクラブ会員番号774
アイドル歌手衰退の時代変化とは何かって話ならこうかと。

 ○下記人気指標の形骸化・信頼性低下
  ・レコード売り上げ
  ・カウントダウン番組へのハガキ投書量
  ・ブロマイドの売り上げ
 *昔は、アイドル歌手の指標は女優などと違ってはっきりしていたし、ファンも必死になった。だから、女優やレースクイーンのブロマイド売り上げが顔を出すとすごい話題にもなった。
*変な圧力で数字や新人賞が左右され、不信感や徒労感が蓄積していった。

だから、各種音楽賞やベストテン番組は淘汰され、一般人の目に触れる機会が減少した。

 ○無秩序ともいえる自由の流れによる影響
  ・偶像の裏を見せて夢が少なくなること
  ・欲求の短絡化による映像重視(グラビヤやアイドル女優への市場シフト)
  ・男女交際の安易化簡易化による身近な女性への興味シフト
 *昔は夢(妄想)の対象で完全に偶像化していた。だから声・レコードを聞くことでの満足が大きかった。

だから一般人は離れてしまい、今はDEEPなファンに支えられる市場になった。


ということで、アイドル歌手市場の衰退は激しかった。
その分、アイドル要素のあるアーティスト市場は大きくなった。昔で言う沢田聖子、太田裕美などは歌手の主流でなかったが、今のアイドルアーティストは主流。
また、歌が下手でもレコードを出す時代は終わり、グラビアか女優もしくはバラエティーで売り出すようになった。

 ○他市場から出るなら清楚なアイドルが減る理由にはならないはずだが、下記障害がある。
  ・グラビアでの競争は過激路線になりやすい。
  ・バラエティはオーバーな言動になりやすい。
  ・女優は恥ずかしがっていては使ってもらえず、「スレ」やすい。

歌手市場は小さくなったかもしれないが、アイドル市場が衰退したかは議論の分かれるところだろう。
偶像とはわかった上でも清楚なアイドルを求める者には厳しい現実だけれども。