【台北】台湾高速鐵路 PART 3【左營】【新幹線】

このエントリーをはてなブックマークに追加
204名無しの車窓から
ある日系企業台北支社のXmasイブの日。終業時刻間際も時計を気にしつつ頑張る
若手男子社員を「早く行ってあげなさい。聖夜快樂」と微笑むキャリアウーマン
美人支社長。壁には如何にも頑固親父な肖像が。

100系が走り去ったプラットホームでの戯けたムーンウォークに思わず「バカッ」
と女の子はつぶやき、抱擁…が、「外人なんて父さんは反対だ!!」「お父さんの
バカ!!」「貴方そこまで言わなくても…」肖像の親父が未だ若い過去の回想…

2人の仲は引き裂かれ「私は仕事に身を捧げる」と、唯懸命に走り続け、亡き父
の会社を継ぎ台北支社長として修行中の彼女に運命の悪戯が…「僕覚えている?」
フェイスブックにムーンウォークの彼が呼びかけてきた…そう、彼は一度は仲を
引き裂かれた台湾人…彼は日本への留学生だった。

「前妻と離婚して娘と2人」「小さいながらも高雄で貿易会社経営に頑張ってる」
一度惹かれ合った2人が再び惹かれるに時間は要らなかった。「お父さんゴメン」
スマホのT-EXPRESSで直達を予約し台北から700Tに乗込んだ美人支社長が向かった
のは西洋風の構内がオシャレな左營駅。そこに待っていたのは、やっぱりイケメン
だけど何処となくギコチないムーンウォークで戯けるもバランスを崩し照れ笑いの
少し老けた彼、そして未だ幼い女の子、花束と小さな箱のプレゼントと、スーツの
胸ポケットには婚姻届が。「新しいママ」と喜ぶ女の子の傍らで半ベソながら決意
の表情を浮かべる美人支社長は、大人の女になった“深津絵里”だった。

「真實的情愛,超越時間與距離」      真實接觸 Be There  台灣高鐵 
「本当の愛は、時間も距離も関係ありません」すぐ、そこに。   台湾新幹線