#93 「スロヴェニア カルストの大地を行く」
アルプスの南の国・スロヴェニア。
石灰岩のカルスト地形が独特の風土を育み、自然の不思議を実感させる国。
かつてこの地を支配したハプスブルク家は、ここに美しい街を築き、
ウィーンとアドリア海を結ぶための鉄道を敷設した。
古都リュブリャナから西へ、歴史ある鉄道で旅をする。
ポストイナ鍾乳洞では、カルストが生んだ壮大な地下世界と出会う。
#94 「スロヴェニア ワインの郷からアドリア海へ」
歴史と自然がとけあう国・スロヴェニア。カルスト地方独特の風土は数々の恵みをもたらす。
ミネラルを多く含むブドウから生まれるワイン「テラン」は、滋味に富む稀少な逸品。
列車はカルストの大地を抜け、アドリア海を目指す。
19世紀にハプスブルク家がこの鉄道の終着駅を築いたのが、イタリア・トリエステ。
古城「ミラ・マーレ」が、かつての栄華を今に伝える。