【BS】世界・夢列車に乗って【TBS】

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14UK Heritage Railway
#41 「スコットランド・保存鉄道の旅」
イギリスには、廃止になった鉄道を蘇らせた保存鉄道が約100路線存在し、
それらは主にボランティアの手によって守られている。
そうした保存鉄道の中には、歴史的価値の高い蒸気鉄道や景勝地を走る鉄道も多い。
今回は、その保存鉄道を訪ねてスコットランドを旅する。
かつてスコット族の王国として栄えたスコットランドは、氷河に削られた荒涼とした大地が広がる。
その地を、映画ハリー・ポッターで馴染みの深いジャコバイト号が白煙を上げて走る。
21個の連続アーチが美しい世界最古のコンクリート鉄道橋は圧巻だ。
かたわらには国を侵略から救ったとされる国花アザミが可憐な花を咲かせている。
そして、バグパイプが奏でるスコットランド民謡「蛍の光」が大地に染み渡る。
シリーズ第1回目は、スコットランドの歴史と文化に触れながら、保存鉄道の旅の楽しみを満喫する。

#42 「コッツウォルズ・保存鉄道の旅」
コッツウォルズは、シェイクスピア生誕の地としてあまりにも有名だ。
この地で彼は18歳の時、年上の女性を妊娠させ、結婚。波乱に満ちた人生の幕を上げた。
コッツウォルズとは、イングランド中央部に広がる丘陵地一帯をいう。
13世紀には羊毛産業で栄えたが、近代化の波に呑まれることなく、昔のままの長閑な風景を残している。
村には小川が流れ、牧草地では羊が草をはみ、石造りの教会と民家が軒を並べる。
この牧歌的な丘陵地に保存鉄道が走る。
かつて、市民の足として活躍した蒸気鉄道が、ボランティアの手によって見事に蘇ったのだ。
若干27歳の若い駅長、夫婦で作り上げた鉄道、そして料理が自慢の食堂列車など、
コッツウォルズの保存鉄道はユニークだ。今回、保存鉄道の旅は、特別自然美観地域に
指定されたコッツウォルズの魅力と、保存鉄道を守るボランティアの活躍を紹介する。

#43 「マン島・保存鉄道の旅」
リバプールから高速フェリーで2時間半、アイリッシュ海の真ん中に浮かぶマン島は、淡路島ほどの小さな島だ。
羊の放牧地が海に迫り長閑な風景をみせてくれる。
この島の公道を使って行われるマン島TTレースは、世界でもっとも歴史の長いオートバイレースとして有名だ。
マン島は保存鉄道の宝庫だ。中心都市ダグラスの市内を馬車鉄道が蹄の音を響かせる。
なだらかな丘陵地帯を蒸気機関車が力強く疾走する。海岸沿を世界最長寿の電気鉄道が風を切って走る。
島で一番高いスネーフェルへは、世界初の電気式登山鉄道がゆっくり登る。