>>111 ◆魅惑の古都をつなぐ高速列車フランス〜ドイツ
今回は、2007年の試験走行で世界最速時速を記録し、待望のTGV東線が同年6月10日に開業したフランス。
そして、2006年のワールドカップを機に高速鉄道網ICEが全国各地に整備されたドイツ。4回にわたってフランス〜ドイツをご案内する。
http://www.wowow.co.jp/documentary/railway/fra_ger/part1.html 【Part-1 高速鉄道の歴史を辿って】
(パリ〜モンサンミシェル〜ランス〜ストラスブール〜ミュルーズ)
1828年にイギリスに次いで始まったフランス鉄道の歴史。それは常に世界の鉄道を牽引する高速鉄道の歴史と言える。
1981年、東海道新幹線を上回る時速260キロで走り始めた高速鉄道TGVは世界を震撼させた。その後も高速新線化は進み、
今年6月10日、待望のTGV東線が開業した。番組では、クリスチャン・ラクロワのデザインで装いも新たとなったTGVに乗車し、
歴史のある町々を訪ねる。そこに鉄道創成期よりヨーロッパ鉄道が目指す姿が凝縮している。
【Part-2 花の都パリより地中海へ向かって】
(パリ〜リヨン〜ヴィヴァレ鉄道〜アヴィニョン〜アルル〜マルセイユ)
首都パリで1855年より8回にわたり開催された万国博覧会。それは世界各国の芸術文化や科学技術力を表現する場であった。
フランスを訪れた世界各国の人々を運ぶ鉄道もまた国家の象徴であった。番組では、TGVが最初に開通したパリ〜リヨン間の南東線に乗車。
さらにローマ時代からのフランスへの海の玄関口である古都マルセイユへ。この大幹線をたどりフランス発展の歴史を紐解く。
【Part-3 ライン川を下り北海の港町へ】
(フランクフルト〜中部ライン渓谷〜ケルン〜ブレーメン〜ハンブルク)
かつて多くの国(州都)が存在し、それぞれが独立し繁栄した国ドイツ。多くの大都市がそれぞれの魅力を打ち出し発展している。
鉄道もまた2006年のワールドカップを機に高速鉄道ICEが各大都市を結んだ。番組では、新型ICE3をはじめ、
各地に点在する魅力溢れる路線を紹介する。ライン渓谷などの名物路線を含め、スピードと観光、鉄道の持つ魅力を探る。
【Part-4 大作曲家の足跡を訪ねて】
(ハンブルク〜ロストック〜モリー鉄道〜ベルリン〜ライプツィヒ)
大作曲家バッハを始め、多くの芸術家を生んだ国ドイツ。古くから世界の音楽界を牽引してきた。
しかし1961年東西冷戦の象徴として分裂した悲しい歴史の一面をもっている。
番組では多くの作曲家ゆかりの地、主に旧東ドイツ圏の町々をめぐり、時代時代に影響を与えた芸術の力を垣間見る。