ソフトバンクモバイルは8日、アップルの電子ブック端末「iPad(アイパッド)」の携帯通信対応
モデルを国内で販売すると発表した。携帯電話「iPhone(アイフォーン)」に続いてアップルの
人気端末の販売を手がけることで、顧客拡大をめざす。
iPadは、インターネットに接続し、電子書籍やゲームのデータを入手する端末。アップルは日本で
28日から発売すると発表している。国内で発売されるのは、無線LAN機能だけのモデルと、携帯電話の
通信回線からもダウンロードできるモデルの2通り。
携帯通信対応のiPadを使うには、通信会社が発行する電話番号情報などが記録されたICカード
「SIM(シム)カード」が必要。関係者によると、ソフトバンクとアップルは、ソフトバンクのiPad
専用SIMしか使えない端末を販売する。端末価格は4万8960円からで、月割りでも販売。データ通信
料の割引プランなどとも組み合わせ、実質的に端末価格を引き下げる。
携帯電話首位のNTTドコモもiPad用のSIMカードを販売する意向を示しているが、交渉状況は
不明だ。このため、iPhoneのように、ソフトバンクと契約しなければ利用できない可能性がある。
米国での価格は1台499ドル(約4万5千円)から。米国での販売台数は、4月3日から同月末までの
28日間で100万台を突破。2007年に発売されたiPhoneの2倍を超える売れ行きを記録している。
asahi.com 2010年5月8日15時0分
http://www.asahi.com/business/update/0508/TKY201005080141.html