368 :
ナイコンさん:
涙がこぼれないように上を向いて歩くよりは、
涙をぽたぽた垂らしながらでも下を向いて、お金が落ちてないか探して歩こうよ。
君が買ってきた、なんの肉使ってんだかわかんないようなメンチカツと、
妙に細長い米を口に突っ込んだ。
でたらめに描いた夢の先っぽに二人してぶら下がってみたけれど、
果たしてこれで良かったんだか、悪かったんだか。
いや、やり直すには少々年をくったよな。
369 :
ナイコンさん:2009/05/01(金) 11:30:34
僕らの部屋は、いつだって不思議なにおいがした。
僕らの部屋は、いつだって青春のにおいがした。
最後は、結局何もつかめなかった情けない手のひらで握手をしよう。
ただし、どんな絆より固い握手をしよう。
370 :
ナイコンさん:2009/05/01(金) 11:31:43
屁の突っ張りにもならない音楽を語り合うよりは、
酔っぱらいが吐き出すヤニやニコチンにまみれて歌を歌おうよ。
「神田川」をうっとりした表情で下を向きながら聴いているおっさんたちの後頭部を、
僕ら夢や希望で思いっきりぶん殴ってやったんだ。
歌っている僕らを「お前らだけ苦労してるような顔してんじゃねぇ!」って、おっさん達の視線。
だけど、それ以外に信用できる物なんてなかったんだ。
僕らの愛してきた僕らの歌を、単なる不自由との引換券にされてたまるか、バカ野郎!
371 :
ナイコンさん:2009/05/01(金) 11:32:55
僕らの歌は、いつだって不思議なにおいがした。
僕らの歌は、いつだって青春のにおいがした。
最後は、結局なにもつかめなかった情けない手のひらで握手をしよう。
ただし、どんな誓いより固い握手をしよう。
372 :
ナイコンさん:2009/05/01(金) 11:34:04
最後は、結局なにもつかめなかった情けない手のひらで握手をしよう。
ただし、どんな絆より固い握手をしよう。
たった二人で一生通じて、バカな歌を歌い続けよう。
平成11年9月21日、僕たちは誓ったんだ。
拝啓、はまのくん。あの時の気持ちを決して忘れてはいけないよ。