【X680000】やるぜ、ボクがスレ主【新品入手希望】

『X680000への軌跡・ボコッたオヤジの涙とウンコ』

第三話〜変態オヤジの陰謀

　元々オフクロが面会に行く予定だったが、届けて欲しいと頼まれたものを聞
いてオヤジの意図が読めた。糊のきいたブリーフはともかく、デジカメと下剤
と単三電池沢山、きゅうりとなすだと。これは明らかに入院をかこつけて、女
とソフトスカトロをして楽しもうと言う魂胆に違いない…。魂胆を理解できな
いオフクロから、それらのものを奪い取りボクが行くことにした。もちろん鉄
パイプも共に。

　オヤジは頭蓋骨・左鎖骨・右上腕骨・肋骨・左大腿骨の骨折及び全身打撲で
当然絶対安静。歩けはしまい。しかし個室に入り、女を連れ込んでいるのもま
た事実のようだ。そんな状態で何ができようか？ましてや病院で。
　常に下剤を飲んでいるオヤジは、敢えて便を緩くすることはプレイを楽しむ
ためらしい。そんなオヤジ、ボクの手落ちで両手を骨折させなかったことが悔
やまれる。左手は使えるからだ。歯軋りをしたところで今更遅い。

　その日は雨の日だった。鉄パイプは怪しまれるので隠しつつオヤジの病院に
向かう。ナースステーションで部屋を聞くと、看護師たちは怪訝で呆れた表情
をしていた。どうも面会謝絶にして殆ど中に人を入れないらしい。その上、時
に変な声が漏れ出ているようである。オヤジのナースコールは便秘がひどいと、
浣腸とゴムチューブを要求してくるのみだと言うことだ。こうしてほぼボクの
疑いは確信になった。
　オヤジの病室の前。「面会謝絶」とオヤジの字で書かれた紙が貼ってある。
どこまで姑息な小者なんだろうか。防音にはなっているであろうが、屁の音と
かすかにうんこの匂いが漂っている。

　ボクはノックもせず、オヤジの病室のドアを蹴破った。