内地の新聞社と沖縄の新聞社の違い
昭和天皇が死んだとき、内地の全国紙も地方紙も「崩御」と見出しをつけたが、沖縄タイムスも琉球新報も一般人と同じ扱いで「逝去」とした。
これは、沖縄戦を経験した沖縄県民の昭和天皇に対する県民感情(憎悪)に配慮したものであったが、「崩御」とせず「逝去」にしたのは正解だった。
後に内地の右翼団体が街宣車を沖縄に送り込んで沖縄タイムスや琉球新報を取り巻いて激しい抗議行動をしたが、沖縄タイムス社も琉球新報社もそういったものにまったく動じず、
自分たちの主義主張を堂々と貫いていったことは内外から高い評価を受けた。