チバリヨー!沖縄の高校野球55

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221名無しさん@実況は実況板で
>>218
沖縄は気候が暖かくて年中野球ができる環境にあるとよく言われるが、沖縄の冬(1月、2月)は内地に比べ雨が多く、まともな練習ができない日が多い。
それと地理的ハンデもある。
沖縄は隣接県をもたない離島県であるがゆえに、他県の高校と練習試合をする機会が少ないし、一度の遠征で航空運賃や宿泊費、移動費など300万円以上はかかるといわれている。
興南や沖縄尚学といった私立でさえ、内地へ出かけての県外遠征は年に1、2回程度しかない。
関東や関西圏の学校は土日を利用して毎週のように他県の学校と練習試合を組める環境にあるが、それができない沖縄は地理的にかなり不利な環境にある。
この点については、沖縄の高校野球を全国レベルに引き上げた最大の功労者といわれる沖縄水産野球部元監督の故・栽弘義氏も生前に同じような指摘をしていて、
「県外のチームともまれる関東や関西のチームに比べて、県外のチームとなかなか練習試合ができない沖縄は地理的に不利」とよく話していた。
また、栽弘義監督は「それを克服するには練習しかない」とも言っていた。
そういった不利な環境にあるなかで沖縄水産が90年、91年と2年連続夏の甲子園で準優勝を達成。
また、21世紀枠の宜野座や浦添商がベスト4入りしたり、沖縄尚学が2回選抜で優勝し、興南が春夏連覇したのは指導者の熱意と選手たちの高い志や身体能力の高さ、あるいは厳しい練習があったからこそで、
昔からよくいわれてきた「地理的ハンデ」を克服してこれだけの結果を残してきた沖縄県勢の強さはある意味、驚異的とすら言える。