2009．春季大会試合予定結果情報 総合スレ

>>757
札幌経済高

>>818
ずれてたので直しておきました

【第112回 中国地区高校野球大会】
6/6〜6/8　みよし運動公園野球場
┌───────────────┐
│　 　 　 　 　 優勝　 倉敷商　 　 　 　 │
│　 　 　 　 　 　 . 5┃1 .　 　 　 　 　 　 │
│　 　 　 ┏━━━┛───┐　 　 　 │
│　 　 12┃9 .　 　 　 　 　 . 6┃4 .　 　 │
│　 ┏━┛─┐　 　 　 ┏━┛─┐　 │
│. 6┃11　 . 1┃0 .　 . 0┃1 . 　. 0┃2 .│
│┌┗┓　 ┏┛┐　 ┌┗┓　 ┌┗┓│
││　 ┃　 ┃　 │　 │�I┃　 │　 ┃│
├┴┬┸┬┸┬┴┬┴┬┸┬┴┬┸┤
│祟│倉｜如│八│広│立│瀬│岩│
│徳│敷│水│頭│島│正│戸│国│
│　 │商｜館│　 │工│淞│内│　 │
│　 │　 │　 │　 │　 ｜南│　 │　 │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│広│岡│広│鳥│広│島│広│山│
│島│山｜島│取│島│根│島│口│
│四│一｜一│一│二│一│三│一│
│位│位｜位│位│位│位│位│位│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘

>>820
ありがとうございます

４月２９日
岡山大会準々決勝
岡山県営球場で玉野光南と作陽を観戦し
マスカット球場へ移動して岡山商大附、倉敷、岡山学芸館、倉敷商を観て回った

作陽２―０玉野光南
（延長１１回サヨナラ）

秋の優勝校と準優勝校の対決とあってか白熱の延長戦となり
最後はそれまで好投を続けていた玉野光南の左腕・片岡の失投を
作陽の四番・相原が逃さず捕らえてサヨナラツーランで決着した

秋のエース藤谷に代わってエース番号を背負った経験豊富な左腕･片岡は
打者の手元まで伸びる１３０�`の速球とブレーキの利いた変化球を操り
右打者８人を並べた作陽打者の内角を果敢に突く内容で見事な投手戦を演じた

対する作陽の右腕・坂本も１３５�`級の速球にカーブと鋭く落ちる球を武器に
タイプの異なるしぶとい打者を並べた玉野光南打線を被安打３の完封

３年計画と言われる作陽で入学当初から期待されてきた左腕・上家は外野で２番
秋の倉敷工戦の惨敗以来その投球を見かける機会は無いが
左打席で見せる無駄のないスイングとミートの巧さは全国的にみても素晴らしい

春といえども両チームの気迫は充実していたし
両チームのバッテリーと打者との駆け引き結構見ごたえを感じた試合だった

岡山商大附１―０倉敷

岡山商大附の右腕・末藤は前回観た雨中の岡山理大附戦より状態が良く
浮き球が多かったものの、１４０�`に迫る直球に変化球を効果的に使って完封
倉敷・桝矢、体にキレがなく打撃では精彩を欠いていた
背番号も１２で本来のパンチ力ある打撃が観れなかったのは残念
倉敷は２年生右腕・安部と、内野手兼任の右サイド池田の継投
永の登板は無かった

倉敷商４―１岡山学芸館

岡山で警戒しているチームが岡山学芸館
元岡山城東の山崎監督を招聘し、以前のイケイケ私学野球から変貌中？
両校ともエースの登板は無く
序盤に岡の中越三塁打などで４点を先制した倉敷商が
中押しも駄目押しも無く逃げ切った

肩の強さとパワーで岡山学芸館の４番に座る海野も第一打席の初球をホームラン
岡を除けば両校個々の選手に能力の差はたいして存在しない
倉敷商の攻撃が単純明快であるのに比べ
岡山学芸館の攻撃は
山崎監督の求めるスタイルを体現しようとするあまりやや窮屈さも感じた

夏にもし両校が対戦したら
岡山学芸館の技巧派左腕・中山が投げて
果敢に振ってくる倉敷商打線との根性比べが凄く面白くなるだろうと思う

やっぱり悔しい４月２５日

文星芸大付・中山を是非みたい
ついでに作新学院もみたい
清原球場を目指して出発したが
雨で順延となった栃木大会初日
きしめんを食べて名古屋で引き返した

秋の関東は中山を観ておかないと話しにならない的な勢いで
観る気満々だった・・・
やっぱ関西戦の劇的な試合を垣間見た記憶が
川口青陵に辱的な敗戦をしたとしても
まだ文星芸大附に何かを期待してしまうのかもしれない

明日のメインは福岡より松江とみた

５月２日
福井大会準決勝
福井県営球場は両翼100ｍ中堅122ｍ
敦賀気比・山田、福井商・竹澤、福井工大福井・森本、北陸・吉本
実力派の投手がそのまま激突する準決勝４試合は非常に魅力的
各エースが試合に登板してくれるかどうかが心配だった

敦賀気比１―０福井商

敦賀気比・山田
この日は１３５�`を超える速球と右打者の内角へ入れるカーブが○
ゆったりとした投球フォームから両肩を大きく旋回させるスタイル
これがかつての内海を彷彿とさせる所以だろうと思う
走者を背負って、首の牽制をフォームの始動と絡めて行いながら
制球が安定しているのも総合力の高さといえるだろう

敦賀気比打線で目に付いたのは錦織や嶋ではなく背番号13の吉田
福井商・竹澤に貫禄をみせられ思うような打撃が出来てなかったが
無類の努力を重ねてきたことが垣間見れるスイングは思わず熱くなる
多分１年生のはず

福井商
左腕エース竹澤の実戦的な投球内容は常勝チームの雰囲気を醸している
１３５�`を超える速球は打者の手元まで伸び、変化球でも腕の振りが鈍らない
キーになるスライダーの曲がりは○、それを生む肩の開くタイミングも◎
打線は一見派手さを感じさせないが
夏を戦うために最も有効な打撃スタイルをチームとして徹底させている途中だろう
各選手が我慢してこの打撃を続けていれば、変化球のミート率に秀でた打線になるはず

試合は素晴らしい投手戦だった

北陸３―２福井工大福井
（延長１０回サヨナラ）

事前の情報では福井工大福井は選手の能力が高く二年生も多いということで
北陸については吉本が好投手らしいということだった

福井工大福井の切り込み役・皿木、この日は力みまくって精彩なし
森岡や張にしても打撃が荒く、狙い球でもないのに
中途半端に振っていくスイングが目に付いた
技術ではなく打席内での思想というか理念が薄いのかもしれない
ただ、２番の左打者・濱畑はノーステップからしっかりと球を捉えていた
２年生右腕・森本は藤井を思い出させるような腕の振りを見せてくれる
１４０�`に迫る直球に縦の変化球も実戦的で投手としてのスペックは高い
が、タイミングを取られ易いフォームをしており帝京あたりが最も好きそうなタイプかなと

北陸の３番・藤澤はほぼ体重移動だけで球をポイントへ呼び込み
外よりの球をしばくセンスは○
エース右腕・吉本はややクォーター気味の腕の振り
１３５�`を超える速球から感じる威力は◎だが
変化球が正直しんどい、二番手で登板した右腕・高野もそうだが
２人とも下半身は横手投げの動きなのに腕は縦に回転させてくる妙さ

試合は最後に福井工大福井の守備が乱れてサヨナラ決着
福井大会は二試合とも競った好ゲームでラッキーだった

これまでの観戦録を日々小出しに貼ってくれてるのかな。
とても読んで参考になります<m(_ _)m>

なんで中国地区は毎年打撃戦が多いんだろう？

去年の鳥取西と木更津総合はまさかの投手戦たったけど
打ち合いになるイメージがあるね

あれだよ
岡山に釣られてるんだよ

５月３日
四国大会準決勝
徳島　オロナミンＣ球場
西条-明徳義塾の組合せなので観にいかないわけにはいかない
済美の仕上がり具合に、初見になる寒川も気になるところだった

明徳義塾２―１西条
（延長１３回サヨナラ）
明徳義塾・栗野が投手からサードへコンバート？
秋の高知戦では故障明けながら威力のある速球とフォークが良かっただけに
一冬越えてパワーアップした栗野のマウンドを楽しみにしていたので残念

明徳義塾・石橋
１３５�`手前の速球と曲がりのいいカーブでカウントを整え
ワンバウンドでも振らせる切れのスライダーが武器
ただ、状態的には芳しくなかった
秋の高松商戦での状態が１００ならこの日は７０程度
踏み込んだときの左足の粘りが弱く速球の伸びがやや弱くなっていた
夏にどれだけ状態をピークにもっていけるか、少し心配

明徳義塾打線、井上の変化球への対処に課題が残るものの
石橋、江藤、河合など鍛え上げられた打撃は強力
サヨナラ安打を放った１年生梅田を含め甲子園で戦える実力は充分

完投した西条・秋山も出来はベストの８割くらい
１６安打をあびながらも１４０�`の速球に緩急を効かしたカーブ
このコンビネーションでなかなか明徳義塾に決定打を許さなかったのは流石
試合の緊迫感が上昇してきた後半は打者を打ち取り吠える場面もあったが
エンジン全開の投球ではなく、フォームと制球を意識してやや抑えた投球に感じた
打っては３四死球、四国でまともに勝負はなかなかさせてもらえないが
第３打席の初球を左中間へ放った弾道の伸びは全国最高峰だった

寒川３―２済美
（９回サヨナラ）

済美は宮崎→高岸→鈴木の継投
寒川は高橋の完投
済美８安打、寒川５安打

寒川の二年生右腕・高橋の力投に尽きた
１３５�`手前の直球にドロン系のカーブにフォーク系の落とす球
常時セットから粘り強く投げきった姿は秋の高松商・大森をダブらせる

ついに最終学年を迎えた済美の大型右腕・宮崎
背番号１８を背負いながら１４０�`を超える直球とスライダーを軸に
打者に向かっていき降板するまで内野安打を含めて２安打しか許さなかった
が、バント処理でお手玉を繰り返し無安打で失点
投球は球威で勝負する内容で、投球フォームもタイミングがとりやすい部類に入る
自分が捕手なら、緩急を生み出す変化球がどうしても欲しいところ

済美・高岸も１８０�p級のガッチリ右腕（２年）
ストレートの角度がよく、山なり系のカーブもとりあえず有効
最速も１３５�`を超え、能力的に楽しみな投手
エース番号を背負って最後に出てきた２年生右腕・鈴木だが
寒川打線に攻められ落ち着く間もなくサヨナラ安打を食らった
鈴木に関しては準備不足もあったかもしれない

済美打線
甲子園経験者の田中を軸に大寺、南とそれなりの人材はいるが
全国レベルで強力な打線と呼ぶにはやや物足りない
ここからどう仕上げていくのか、上甲監督の手腕に注目したい

５月４日
東海大甲府の左腕・渡辺をどうしても観たかったので
鳴門→甲府の長距離移動に挑戦した
もっとも東海大甲府は山梨学院大付に負けて
日本航空、山梨学院大付、市川、富士学苑を面子だったけど
それでもその日あった全国の試合の中で一番興味があったので
小瀬球場まで急行

日本航空３―１山梨学院大附
富士学苑５―１市川

日本航空の応援スタンドのノリの良さメッチャ好きっす
エース奥田は秋よりフォームに迫力が無かったが
それでも１４０�`を超える速球は打者の手元でグッと伸びてくる
上半身の畳み込みも良かったが、変化球のキレが物足りなかった
船井が欠けても日本航空打線の技量には確かなものがあった
辻田、北口、渡辺で編成される中軸のパワーと技術は上級クラス

下級生主体の山梨学院大附だが、まだ日本航空・奥田の方が役者が上
エース山田（３年）、上背はないが１３５�`に届く速球を軸に攻めの投球内容
ゆったりとした始動でテイクバックまで移行すると、ここからは力投派の腕の振り
投手魂と馬力を感じさせる投球スタイルは好印象

富士学苑の二年生左腕・山本
立ち上がりの直球は１２５�`を超える程度だったが
徐々に上がってきて、最後は１３０�`を超えるあたりまで来ていたと思う
１７０�p足らずの身長だが、ドロン系のカーブを低めに集め
直球との緩急がしっかりしており、一番の美点は右肩が最後まで開いてこない所かなと
結局市川を内野安打２本を含む被安打４に押さえ込んだナイス投球
打線は上位から下位までなかなかの人材が並ぶ
１番の元気者・平井はバットパフォーマンスの割りに
的を小さく絞り込んで的確にミートしてくる繊細面もあって曲者だ
４番の右打者・志村はミートの瞬間から右肩をいれて球を押し込んでいくハードヒッター
各打者が個性的でありながら基本は外していないスタイル、このチームはしぶとく強い

市川
チーム力自体は高くないが
名将がベンチに復帰してあれこれ劇を飛ばしており
今後浮上してくる臭いがある

>>833
6月13日練習試合（明徳グラウンド）
明徳義塾2−6智弁和歌山　（石橋ー岡田）

岡田の仕上がりはまずまずなのかな

来週から、いよいよ夏の沖縄大会が始まるし、誰か夏の地方予選スレをたててほしいな。

>>838
立てました

2009.夏の地方予選試合予定結果情報スレ
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/hsb/1244939413/

【第48回山陰高校野球大会】
6/12〜6/14 松江市営野球場
┌───────────┐
│　 　 　 優勝　 開星 　 　 　│
│　　　　 .0┃5.　　　　 │
│　 ┌───┗━━━┓　 │
│ .5┃1. .4┃0. │
│┏┛─┐　　　 ┏━┛┐│
│┃　 .0┃2. 　 .9┃2.　 ││
│┃　 ┌┗┓　 ┏┛┐ 　││
│┃　 │　 ┃　 ┃�G│　 ││
├┸┬┴┬┸┬┸┬┴┬┴┤
│立│大│鳥│開│米│八│
│正│社│取│星│子│頭│
│大│　 │城│ 　│東│　 │
│淞│　 │北│　 │ 　│　 │
│南│　 │　 │　 │　 │　 │
├─┼─┼─┼─┼─┼─┤
│島│島│鳥│島│鳥│鳥│
│根│根│取│根│取│取│
│一│三│二│二│三│一│
│位│位│位│位│位│位│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┘

>>840
ずれを直しました
汚してすみません

【第48回山陰高校野球大会】
6/12〜6/14 松江市営野球場
┌───────────┐
│　 　 　 優勝　 開星 　 　 　│
│　 　 　 　 . 0┃5 .　 　 　 　 │
│　 ┌───┗━━━┓　 │
│. 5┃1 .　 　 　 　 　 . 4┃0 .│
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│┃ 　. 0┃2 .　 . 9┃2 . 　││
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│立│大│鳥│開│米│八│
│正│社│取│星│子│頭│
│大│　 │城│ 　│東│　 │
│淞│　 │北│　 │ 　│　 │
│南│　 │　 │　 │　 │　 │
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│島│島│鳥│島│鳥│鳥│
│根│根│取│根│取│取│
│一│三│二│二│三│一│
│位│位│位│位│位│位│
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５月６日
石川大会決勝
数々の名選手が汗を流した石川県営球場（両翼91.5、中堅122）

遊学館５―４輪島
既に北信越大会への出場を決めている両校なだけに流した試合も想定していたが
試合開始と同時に球場内に入ると、そこは熱気の最中だった

大所帯の部員が息の合った応援と動きでスタンドを揺らしてくる迫力の遊学館
対して輪島は一般生徒を動員し、輪島の地元民と思しき年配客がスタンドを埋める
ブラスバンドと一投一打に歓声が沸き立つ、まるで甲子園で観た小松戦の新湊スタンド

輪島の先発は背番号１１の左腕・下田
ドロン系カーブと１２５�`を超える直球で勝負の投手
打線は遊学館の垣下からレフト場外へ本塁打をかました４番山口を核として
各打者よく振れており、１３０�`手前の直球とカーブの緩急にも勢いで対応できていた

輪島３回の攻撃
先頭の的場が初球をジャストミートして左前安打で出塁
次打者・鶴竹が初球をバスターエンドランで中前安打
ものの見事に決まり、２球で１、３塁
９番打者三平がスクイズを決めて鮮やかな得点、歓声が響く輪島スタンド
勢いに乗って展開している野球の印象もあるが
その地元の熱に押されて、乗って、頂点まで駆け上がる夏も無くは無いだろう

左腕投手相手に遊学館は教科書とおりのおっつけて逆方向への打撃
追い込まれても打席内で余裕があり
内角の厳しい球も体にバットを巻きつける様に回転して打ち返す
各打者が高い技術力を持っている中でひときわ異彩を放ったのが３番・三木
１番山岸も強打の評判だったが、全国レベルで☆印が付くのは断トツで三木
右打席から懐の深い打撃をみせ、軸回転とバットを連動させるタイミングは天才的
金沢・林も甲子園に相応しい実力者だが、遊学館・三木も全国屈指の好打者だった
第一打席、ライトフェンス直撃二塁打のスイングを観れただけでも石川へ行った甲斐があった

遊学館の三木を甲子園で拝む

石川レベルショボスギw

夏も報告スレをたててほしい

５月６日
富山大会　準々決勝
光城寺球場

氷見３―０新湊
前々から観たかった左腕が４人
栗山（山口）、渡辺（東海大甲府）、眞下（東海大望洋）
そして滝下（氷見）
滑らかな左腕から伸びる速球、本人も制御できていない荒れるスライダー
１２５�`位の力感のフォームから最速１４０�`手前の球が急に出てくる感じ
バットを短く持ってミートに徹してきた新湊打線から１５奪三振の完封
そして、６死球３四球のおまけ付き
正真正銘「荒削り」な左腕、捕手・杉本の苦労は計り知れない

自分が捕手だったら新湊の高木、米本の両右腕をリードしたい
特に背番号１０の米本は１３５�`球のストレートが力強く、カーブも使える
１７５�pよりやや高いくらいの体を正確に使ったフォームは悪くない

滝下のフィールディングを含めて両チーム守備には課題が多くある試合
打者も、平均的な曲がりのカーブやスライダーを打つ技術に欠ける面が多かった

５月９日
大阪大会　準々決勝　萩谷球場

この日は別球場でＰＬ学園、大阪桐蔭、関大北陽などの試合があって
どっちへ行くか悩んだが、僻地の球場で客が少なそうな萩谷球場を選択
１番の目標は履正社の右腕・橋本だったがキャッチボールしか拝見できなかった

履正社３−０関西創価
６回２死から履正社５番柴原のレフトフェンス直撃二塁打を足がかかりに
代打勝負に出た履正社が一気に３点を奪取してそのまま逃げ切った
履正社６安打
関西創価７安打

関西創価
事前情報では二年生左腕・坂本と捕手・藪の２人の名前が出ていた
坂本はややトルネード風に腰を捻り
ゆったりとしたモーションから直球に強弱を付けて投げ込んでくる
体調の良し悪しは不明だが。直球は１２０�`前半から１３５�`超位まで球速帯が広かった
投球自体に力は感じさせないが、ツボにきたときのストレートの伸びは一見の価値がある
藪は変化球にも対処できるようにか、テイクバックを小さくとったフォーム
７番に入ったその打球は直球・スラを三遊間方向に詰まったり、泳いだり・・・
パワーは感じさせるが、この試合においては怖さを感じなかった
１番の濱田（左打）、３番中島（右打）、４番武田（左打）の打力はかなり高い
山田、佐伯の中軸以降の打者も１４０�`近い速球に振り負けない力があった

履正社
注目の橋本や宍野は出場しなかったが、背番号１０で完投した右腕・並田もまた全国クラス
下半身を捻って溜めたパワーをリリースで「ドンッ」と一気に放出する力投型
抜群の腕の振りから放たれる１４０�`手前の速球から気迫が伝わってくる
スライダーと、フォーク又は縦スラ系の手元で落ちる球を有効に使いながらも
要所でストレートで真っ向勝負してくる気概に少し惚れた
山田、山口、柴原の中軸の力強さも申し分なく、比較的守備も安定していた

両チームともよく鍛えられており、代打で出てくる選手一人一人が他県では主軸クラス
体格的にも技術的にも小さい頃から長い時間をかけて熟成されてきた雰囲気を感じた

桜宮３―２大産大付
（９回サヨナラ）

桜宮が先制し、１点差の９回表に大産大付が３連打で同点に追いつく
その裏２死２塁で桜宮の３番鈴江を敬遠し、４番竹渕勝負の大産大付だったが
カウント1-3からのスラを弾き返され、前進守備のセンターの頭上を越えてサヨナラ

楽しみにしていた桜宮の右腕・山田は１点差の９回１死１、３塁で救援
だが、直球を相手投手の田嶋にライト前へ運ばれて失点した
フォームはゆったり型でこの日はスローボールを多めに使用
球速は１３５�`手前程度だったが、打者手元での伸びは噂になるだけのものがあった
全体的にリリースが一定しておらず、山田を温存というより、仕上がってなかったのだと思う

桜宮はスタンドに詰めた部員数も多く、よく統率された団体行動をしていた
守備はぎこちない動きをする選手もいたが、個々の身体能力はそれなりに高い
先発した左腕・和田は上背がある方ではないがバランスの取れたフォームから
スラ、カーブを散りばめて力投、最速１３０�`程度だが右肩の開きも良く、実戦的な好左腕
ショートストップ木下のフットワーク○
１番篠原の左打席からの強打も○
左のスラッガー鈴江は五回の打席で四球が４つ、外野も大きく下がる
外の球を引っ掛けたセカンドゴロしか拝見できなかったが、打席でのオーラは充分

大産大付のエースは右腕・田嶋、１３５�`手前の直球に元祖的カーブを交えて好投
３番庄内、４番松本はともに大型で迫力があるが、この日は桜宮・和田の判定勝ち
左の庄内は左腕・和田の外角へ逃げるスライダーを粘っこく拾って２安打したが
大産大付の打線全体が最終回まで和田に打撃らしい打撃をさせてもらえなかった

流石大阪という２試合を堪能できて良かった

５月１６日
京都大会　準決勝　わかさスタジアム(旧西京極球場)

京都両洋８―１久御山
（７回コールド）
点差ほど両チームに差はなく
久御山の左腕・川合の四死球の出処が点差を大きくした印象
川合は１３０�`手前の速球とドロン系のカーブがベースの、やや力投派
カーブで簡単にカウントを取れるが、決まらない場面は決まらない・・・
四死球でピンチを広げ、勝負所の打球を内外野が見事にタイムリーエラー・・・
久御山は１番北尾に上位打線はなかなか振れていた
投打に洗練された雰囲気は無いが、川合の出来が吉と出れば夏の決勝に届くかも

京都両洋・釣井
１３５�`を超える速球にスライダーの曲がるポイントが○
上から角度の付いた球筋から「スッ」とヒッティングポイント手前で滑る
気候的に連投の効く春は打たせてとるに充分だった

京都両洋の５番・今竹、何年生か知らないが
左打席からのスイングは打球の角度が付きやすいスラッガーの気配があった

福知山成美７―６京都外大西
（９回サヨナラ）
京都外大西は立脇→中村→熊谷の継投
福知山成美は竹中→尾野→柿本→香山の継投
７安打２失策の京都外大西
１３安打４失策の福知山成美

両チーム合わせて７名の投手が登板、雑感としては
竹中は本来のスピードが無かった
中村はフリーフッドを離陸させてからのフォームが早い勢い型左腕
尾野は７名中ベスト、上背なくても上から投げ下ろす感覚の直球○のナイス左腕
柿本はややドラム体型から重量感ある１３０〜１３５�`の直球が魅力
熊谷は１３５�`手前の速球にカーブで打たせて取るタイプの右腕
香山は打者一人に対してのみだがスライダーの切れは☆印

この日も失策なのは一塁の守備についた４番深瀬
打撃も４タコで途中後退で攻守ともに乗れてない
３番杉本が好調をキープしているだけに打線の繋がりに悪影響

中川、辻、齋藤の京都外大西が誇る左の好打者トリオ
スイングの鋭さは流石に申し分なく全国クラス
３点ビハインドの９回二死走者無しの場面から
３人の連打で一気に同点へ追いついた集中力はお見事の一言

５月２３日
東海大会準決勝　松阪球場

初めて松阪球場行きました、野球の開催には色々苦労があると思います。
でも、ネット裏以外オール芝生のこの球場はなかなか辛い・・・

東邦５―１海星

海星の先発は大型左腕・吉田
投球フォームは変則。サイドスローのフォームで腕の振りはクォーター？
スラとカーブで基本で、東邦打線は変則カーブに泳いでいた
二番手で登板は同じく２年生の右腕・畠山
足を高く上げ、リズムと反動で投げてくる１３５�`手前の直球の角度は○

海星の１番西川はシャープなスイングと活き活きしたプレーが好感度高し
３番の佐野もこの日結果は出なかったが
ミートしてからの「抜き」に一軒の価値がある強打者で
フットワークとスローイングの見栄えがする大型ショート

去年の甲子園で度肝を抜かれた東邦の強力打線
この試合、無視１塁で全て強攻のイケイケドンドンは健在
要の石川がピリッとしなかったが、コンバートされたサードの守備で一杯かな？
奥村、坂本ら去年に比べると流石に控えめだが
振りぬきの鋭い打者が並ぶ打線は相変わらず要注意だろう
ショート角田は守備で軽快な動きで素晴らしいフットワークだった

東邦の売りは２年生の投手４枚
この日先発した上村はダイナミックな左腕
既に１３５�`を超える速球は２年生としては充分
エース番号を背負っていた小森から芳賀、池田と右腕３人が
試合中代わる代わるブルペンで投げ込んでいたが、全員が水準以上
球の質的には１８０�pの池田に夢を見たいところか

掛川西９―６愛工大名電

掛川西の切り込み隊長・縣（あがた）が大活躍
もう振れば必ずヒットで足もある。夏まで好調を維持してもらいたい
３番松下、４番江塚も相変わらず好調
特に４番江塚は愛工大名電の本格派右腕・久野から
センターフェンスへ低目の弾道で「ドンッ」と直撃二塁打一閃
長いリーチを生かした抜群のバットスピードから放たれる打球の速さは鬼
掛川西はバントの失敗等細かいミスを重ねつつも
６回までに９点を奪ってあわやコールド寸前
エース堀野も両サイドを変化球でかすらせる「八」の字投法で好投

だが、そこは愛工大名電打線
８点差のあった５回裏
先頭打者を内野安打で出すと点差に構わず送りバント
「この点差でバントするかよ」
と飽きれるライバル校のイケイケ監督の反論を他所にきっちり点に繋げる
６回、７回も相手ミスに付けこみながら４安打で４点を追加して３点差
そしてお目当て右腕・余語が登板

常時セットから投じる１４０�`前後の速球の威力は◎
特に最終回、５番小崎に投じた2-2からの外角ストレートと
６番堀野に投じた2-2からの内角ストレート
共に打者の手が全く出ない見事な制球とスピードと威力のストレートで
思わずネット裏に感嘆の声が木霊し、自分も「うおっ」と唸った
あの２球を打てる打者が全国に何人いるだろうか・・・
マウンドで見せる勝気な性格も投手としてはプラス
３回を投げて縣に直球を逆方向に弾き返された以外は力勝ち（江塚にも）だった

あらよっと

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５月３０日
福岡県ＮＨＫ杯　春日野球場

福工大城東１４―７九産大九州
九国大付３−２福大大濠

第一試合は互いにエース番号の投手が出てこなかったが
打線は共に活発、特に福工大城東の梅野、中谷の連続アーチはお見事
第二試合は逆にエース同士が見事な投球で完投
銀河系軍団と揶揄される九国大付は国枝が故障で欠場だったが
ルーキー三好がきっちり代役を果たしていた
ショートの小林が溜め息が出るような攻守を披露してくれたが
メインは榎本が左腕・川原から叩き出したライト場外への特大本塁打
納冨も秋から確実にランクアップした投球で、実力は明豊・野口と同格

５月３１日
長崎県ＮＨＫ杯中地区　３位決定戦・決勝戦　諫早球場

清峰や波佐見の出る佐世保球場とどっちへ行くか悩んだが
まだ観てないチームを優先して観る方向で諫早球場へ

創成館７―０島原中央（８回コールド）
長崎日大９―６鎮西学院

当代・全国制覇チームを輩出している影響か各チームともレベルが高かった
島原中央は宇土が投打の大黒柱
創成館は投手力が充実している様子で、右下手・野口は正統派のアンダースロー
ブルペンで投げていた投手も左右揃っていていい球を投げていた
打線は各打者の体格以上に力があり、変化球をしっかり打てている
鎮西学院は選手の体格的には大型チームの部類に入る
３投手の継投だったが全員１３０〜１３５�`前後の直球を投げ込める能力がある

長崎日大
４投手の継投だったが、最後に目当てだった右腕・大瀬良が登場してきてラッキー
試合には勝ったものの投打に淡白な面があって、試合後は金城監督の説教
清峰の打倒一番手は波佐見かと思っていたが、闇に長崎日大のチーム力は全国レベル
例年以上に強力なチームが乱立する長崎県下において、かなり可能性を秘めたチームに感じた

６月３日
北海道大会　準々決勝　円山球場

新千歳空港から円山球場まで結構アクセス良かった
通常は土日祝日しか観戦できないが、１日休みを奪って急遽北海道へ

駒大苫小牧５―３札幌創成
北照１３−０旭川工（５回コールド）

佐々木氏がコーチとして戻ってきた駒大苫小牧
札幌創成の左腕・金澤に対する駒大苫小牧の内角球への対処に注目していたが
香田監督が指導していたチームの打撃と比べると、型ができていない
が、対馬や木野田辺りにかつてのしぶとく目聡い打撃への兆しはあると思う
北照はエース五十嵐がバランスのとれた投球で、又野の登板機会なし
北照打線は小本(３年)-又野(２年)-大野(１年)と、学年ごとの強打者が並び豪華

６月６日
中国大会１回戦　三次球場
完成間もない新球場、売店が欲しい・・・

倉敷商１１―６崇徳
如水館１―０八頭
立正大淞南１―０広島工（延長１０回サヨナラ）
岩国２―０瀬戸内

倉敷商・岡がバックスクリーンの左へ、もう少しで場外という特大アーチ
相変わらず強引で荒っぽい打撃だが、テイクバックを夏用に変更してハードに振ってくる
このアーチ、崇徳の二番手から打ったのだが、その投手は１年生の山崎
１３５�`級の速球に制御されたカーブ、スラも及第点で
崇徳の左腕・山崎は２年の右腕・大下とともに今後注目していきたい

県大会で抜群の防御率を叩き出した八頭の２年生左腕・上川
如水館の多彩な打撃陣を相手にも低目に球を集めて最少失点に凌いだ投球は見事

去年の夏から噂が一人歩きしていた立正大淞南・崎田がついに中国大会デビュー
しかも状態が良く、広島工打線相手に15奪三振、外角への速球が見事だった

岩国は何気に戦い、何気に点をとり、気が付いたら勝っているパターン
リズム型の右腕・森脇、この日はスラの曲がるポイントが良く終始安定
一見ノーマルなフォームだが、結構リリースが見にくい

梅雨

６月７日
東北大会準々決勝　信夫ヶ丘球場

名のあるチームが集うということで第一試合は立ち見御礼の観客
酒田南・安井が本命だったが、４チームの見応え感はかなりあった

聖光学院６―４光星学院
仙台育英１２―３秋田商（７回コールド）

いきなり横山と下沖のエース対決で１４０�`超ストレートの応酬
横山の球からは充分力が伝わってくるが、フォームにやや粘りが足りない
下沖は左打者の内をえぐる球筋と膝元に落とすスライダーが選抜からの成長
付け入る隙が無かったのは下沖の方だったが、光星学院の内野が乱れ
聖光学院が無安打で２点先制
二順目まで下沖に対応しきれてなかったが
三順目にエラーの走者を出すと四家、横山、斉藤寛の中軸が三連打
ついで竹澤のスクイズで下沖を引き摺り下ろした
下沖を継投した六埜は乱調で連続四球で押し出し
光星学院は三番手の小林が闘投するが、守備の拙さはいただけない

光星学院打線は活発で横山相手に１３安打
勝負所で横山に踏ん張られたが、最終回に２点差まで詰め寄ったのは見事

仙台育英はスタメン５名が下級生
途中出場を含めると計１０名が試合に出てきた
秋田商も松橋ら下級生が多く出てきたが質量とも現時点では仙台育英が優っていた
穂積、木村を投打の軸として据え、かなり強力で活発なチーム状態だった

６月１４日
福岡県招待試合　春日野球場

福大大濠７―３大阪桐蔭
ＰＬ学園７―４福工大城東
大阪桐蔭１１―５九産大九州

先のＮＨＫ杯では出てこなかった福工大城東・辻と、九産大九州・油布
この２人を観れてやっと福岡観戦の宿題が終わった気分（自由ヶ丘は秋の課題）

大阪桐蔭は秋以来久しぶりの観戦
この時点では福本より大家を主戦で戦うべきだと思った
ルーキーの中野は夏だと起用には勇気がいるかな

ＰＬ学園相手に気合充分だった福工大城東は
攻守の要である捕手・梅野の三塁への悪送球で先制点を失ったのが痛恨
ＰＬ学園-福工大城東の試合は８回裏に福工大城東が追いつき
９回にＰＬ学園が３点一気に勝ち越すという、実況魂に火が付く展開だった
逃げ切りに登板したＰＬ学園・中野は結果的に追いつかれたが
投球内容は打ち難さ100％、全国有数の投球術を身に着けたエースだと再確認した

秋田商、札幌創成、九産大九州
観戦記であまり触れられてないとこが負けてるか

富士学苑は負けたね
平井を楽しみにしてたのに

やっぱ観に行くもんだな

>>730
うむ。

せやっ

そいやっ

はうっ