★野球留学の是非を考えるスレ パート12★

このエントリーをはてなブックマークに追加
775名無しさん@実況は実況板で
つ西日本新聞 4/1 
強さの秘密 自由と自律 
甲子園常連校は部員を厳格に管理する学校が少なくない。その中で清峰は異端といえる。 
宿舎からの外出OK、携帯電話もゲーム機も使用自由…。同月26日には全員で温泉施設に 
繰り出し"甲子園暮らし"を満喫した。 
自由の代わりに自らを律する。タイヤを地面に置いて四つんばいの姿勢で押す50メートル 
ダッシュ、早朝の遠距離走など質量ともにきつい練習も、選手たちからの提案が多い。吉 
田洸二監督(39)は「大事なのは、練習でも試合でもポイントで集中できているかどうか。 
それができれば、あとは楽しめばいい」と話す。 
先輩と後輩の格差がないのも特徴だ。約60人いる部員は対等にベンチ入りを争い「球拾い 
もレギュラーと控え組に関係なく、気づいた者がする」と屋久貴博主将。選手自ら食事や 
体調管理にも気を配っている。 
清峰は2005年夏から春夏合わせて甲子園に5回出場し、06年春には準優勝。スポーツ 
特待制度を設ける強豪校が少なくない中、全部員が県内の中学校出身で「外から受け入れ 
れば強くなるかもしれない。でも勝つだけがすべてではない。地元の子供たちだけで野球 
をするのも教育」と吉田監督は語る。今年も県外の約30人からあった入学希望の全てを断 
ったという。 
そんな地域に根ざす清峰を、住民も意気に感じて支えている。佐世保市の九十九島漁協も 
数年前から毎月、選手の体つくりにと大量のいりこを提供している。 
佐々町で農業を営む野球部OBの吉永浩樹さん(63)は、毎試合のように甲子園に応援に駆 
けつける一人。「清峰野球部は町を全国に知らしめてくれる郷土の誇り。元気をもらって、 
感謝すらしている」とほおを緩める。 
4月1日の準決勝もスタンドは元気な顔で埋まりそうだ。