なぜ智弁和歌山OBはプロで通用しないのか Part10

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619名無しさん@実況は実況板で
高校入学後の成長を中学段階で判断するのは、不確定要素が多くて難しい。
たとえば上に出てきた木林なんて、もう伸びないのは見えていた。
中背がっちり体型で、体が硬い、特に股関節が固く肩の可動域の狭い投手なんて伸びしろはない。
逆に池辺は細身だがバネが強く、故障癖さえ克服すれば伸びることは十分予想できただろう。

選手層や競争原理以外で智弁和歌山の1学年10人制が苦しい点は、入学後の伸びしろを中学段階で判断つけねばならないこと。
高嶋氏がうまくスカウティングしていても、やはり限界はある。
だから資質はあっても中学の実績がさほどでない県内選手、たとえば箕島の西畑君のような素材を
逃してしまうことになるわけだ。
彼は身長もある程度あり、しかもショートがやれる。今やスカウトもマークするほどだ。
箕島・西畑、県和歌山商・仲、日高中津・羽佐。和歌山の2年生で強打者ビッグ3といえるこの3人。
もともと全員智弁志望だったと聞く。羽佐は岡田のチームメイトだ。仲は中学時代から県下No1打者と言われていた。
彼らは今の智弁に加われば4番を任されるに違いない。智弁の現2年生に彼らを上回る打者はいないのだから。
極度の少人数制があるために彼ら逸材をみすみす逃してしまう。

数年前も、滝谷を採って同じく智弁志望だった玉置(市和商→阪神)を落とした。
玉置の身体能力は中学時代から図抜けていた。どうせなら2人とも採ればいいものを。
玉置の代わりに採ったのが見るからに虚弱体質の坪内。坪内のようなタイプをフィジカルアップさせる機能は智弁にはない。

1学年15人にするだけで、こういうスカウティングの問題がずいぶん楽になると思う。
中学時代の実績がイマイチでも身体能力が高く高校後の伸びしろがありそうな選手が混じる確率がグンと上がるからだ。