なぜ智弁和歌山OBはプロで通用しないのか Part10

このエントリーをはてなブックマークに追加
3前スレの代表的投稿
166 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/02(日) 01:37:30 ID:+zYqdmG+0
>>23 = >>161 だが。
せっかくだから何か意見出さんとまずいわな。俺はネットスカウトみたく詳しい技術論は分からん、
ただのドラフトサイト愛好者だが、智弁和歌山の試合は甲子園や近畿大会で何度も生観戦はしているし練習も一度見た。
そのときの感想と、このスレで上記の人々等が今まで語ってきたことを併せて、俺なりに分析してみたんで、色々突っ込み入れてくれ。
長文になるのは構成上仕方ないんで叩かんでくれ。。
優先順位の高い方から書くと・・・

投手指導について。真上投げ下ろしタイプ本格派の指導に難がある。体重移動や肘の使い方等。
伝統的に難があったが、以前は専門知識のある投手コーチがそもそもいなかったため。
現在は元プロのコーチ(鈴木氏・01年就任)がいるが、この人物はサイドハンド。スリークオーター・サイド・アンダーといった
「横回転タイプ」の指導はうまいが、オーバーハンドの指導ノウハウには乏しい模様
(例えば田林の成長と門口のほったらかしのギャップを考えてみよう)。
プロに行くような投手は基本的にオーバーハンド本格派なので、当然プロ輩出にはマイナス。
この事態を改善するには、当然ながら本格派の指導に長けた投手コーチをもう一人雇うことが必須。
そもそも鈴木氏は高齢でもう何年もやれないだろうし、雇わないとチーム自体がもう立ち行かなくなるだろうな。


167 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/02(日) 01:40:51 ID:+zYqdmG+0
打撃指導について。俺が練習を見た感想やドラフトサイトでの意見(数年前に蔵が少し言っていたが)を総合すれば、
「正しい型に(半強制的に)はめる指導」はほとんど行われていない。
「選手の感性に任せよう」という積極的方針とはあまり思えず、どちらかといえば、
「そもそも型にはめるだけの指導ノウハウが乏しい」と思われる。
いいフォームなんて口で教えてビデオ見せたところで身に付くわけがないからな。
(入学時にまず型にはめてしまう代表格といえば、俺の知ってる限りではPLと横浜かな。
大阪桐蔭は左打者はある程度そう見えるが、右打者は各自結構個性的だな、まさか左右で指導者が違うのか??)

さて、「正しい型にはめるノウハウ」というと結構難しくて、大多数の高校はそういう決定打は持ってなさそうだが・・・
智弁和歌山についていえば、これは問題点と言うには失礼かもしれんが、「練習量が豊富すぎる」のがあると思うんだ。
人数が少ないから自然に練習量が増えるんだが、「ノウハウ不足は量で補う」という発想もあるだろう。
智弁和歌山は型にはめない。我々素人目にも問題のある欠点(バットが外回り、ヘッドが下がる、アゴが上がる、
体の開きが早い、脇が開く、等々)は指摘して(練習見たときは指摘自体は的確に見えた)、
いちおうその時々で直そうとするようだが、もともと型にはめていないので指導効率が悪い。
選手個人が自分なりにフォームを模索するようなんだが、選手自身に専門知識などあろうはずもなく、
自分勝手に誤った“修正”をしてしまうことがある
(俺の知っている例が、3年時の武内、3年夏前の橋本、
 概して3年の春から夏にかけて「あれ??」となるのがいる、武内についてはまた詳しく書くわ。)。
悪い癖がついたまま、圧倒的に豊富な練習量をこなせば、
その癖が他校の選手よりも深く刻み込まれてしまうことになる。
4前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 02:42:58 ID:MMEvbw8O0
168 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/02(日) 01:43:48 ID:+zYqdmG+0
金属への積極的な適応については、俺も否定的だ。ここは竹バットの使用率が高い。
野球小僧で常葉菊川の打撃に言われた金属適応特有の「バットの面を押し出すようにしてヘッドの抜けてこないスイング軌道」は
智弁和歌山にはあまり見られない。
智弁和歌山の打者にダメ出しが出る際は、トップからインパクト・フォロースルーのスイング軌道ではなく、
“構えからトップを作るまでの(おもにタイミングを取るための)動作”についてであることが多い。
これはマシン練習が豊富であることと関係があるかもしれない。
ただこの“動作”も全般的な共通点があるわけでもなく、“各自別々に問題がある”ように俺には見える。
昔誰に聞いたのかは忘れたが(もしかしてサイト管理人時代のN氏(=近畿人)だったかな??)、
「智弁和歌山の打者は木製バットを持つことに決定的に困っているわけではない、
大学に進んでも練習でのアピールは良いので早めに使ってもらえる。
しかし肝心の実戦で思ったようにいかないことが多く、特にエース級が打てない」と聞いたことがあるんだ。

俺の感想だが、「智弁和歌山の打者はデータを取られると弱い」のではないか??
各自元々持っている弱点を克服仕切れておらず、豊富すぎる練習量で弱点が増幅されてしまった打者までいる。
逆に自分の打てるコースに来た球だけは決して逃さない、というタイプが多いように見える(これも練習量のたまものだろうな)。
大学以上の主力投手クラスともなれば、偵察隊があぶりだした弱点を的確につける投球ができる。
和歌山県の他校は智弁の打者を各自徹底的に研究していると聞くし、
実際智弁は甲子園より県大会のほうが打てなかったりするが、
いずれにせよ弱点を暴いてもそのデータのとおりに投げる力量のない高校レベルの投手では効果は薄い。
千葉ロッテに行った喜多は最初数試合だけ活躍してその後まったく打てなくなった。
偵察隊に弱点を完全に暴かれてしまい、それを克服する術がなかったのかもしれないな。

169 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/02(日) 01:51:54 ID:+zYqdmG+0
守備走塁については、「基礎練習ばかりで実戦想定の練習が少ない」と言われているな。練習試合の少なさも有名。
近年の「勝負弱い内野守備」の一因だろう。ただここの外野手は概して優秀だと思うぞ。内野手に比べて実戦想定の練習があまり必要ないポジションではあるが。
ところで守備のほうは、卒業後にこのせいで困ってレギュラーが取れない、というのはあまり聞かない。
高校でサード大学でショートとか、高校でライト大学でセンターというのもいるし、ほぼ守備だけでレギュラーを取った奴もいる。
基本練習という意味の守備練習量自体は豊富だし、それなりに守備の基礎は叩き込んでもらっていると考えてもいいかもしれんよ。

トレーニングについては俺も知識が乏しいので分からん。。
ただ、智弁和歌山は各選手の体格・体型の差が、強豪校にしては大きいと思っている。
設備が貧弱そうだったし、ウエートやろうにも初歩的機器しかなく指導スタッフもいないから
やりたい奴がやるだけ、になるのじゃないかな??
近畿人が言うには、「身長がないけど強打者になりたい奴がやることが多い」らしいがな。。
俺が見た時には、まあよく走ってたよ。持久力重視というのは本当のようだな。。
それ以上は分からんので、誰か詳しい人がフォローしてくれ。。

野手のノウハウがない、ノウハウがない、と半分悪口を書いたが、
三宅部長が入った今後はノウハウが改善される気もするし、「型にはめる指導」も少しずつできてくるかもしれない。1年秋の近畿で坂口を見たときには「ひでーなコイツのフォーム」だったんだが、別人のごとく改善されたからな、地下足袋練習だったっけ??
「型にはめる指導」のツボは「技術的に負荷をかける」つまり「正しい型でなければうまくこなせない課題を与える」ことだと思うんだ。
地下足袋練習は確かにこれに当てはまるわな。。
(全盛時のPLなんかまさにそうだろ??別に手取り足取り教えてたわけじゃない。
嫌でも身についてしまうような技術的負荷をかけた練習をしていたわけだ。
全盛時PLの選手は下級時、激烈な上下関係をやり過ごすのに必死で、落ち着いて技術を磨いている精神的余裕はなかったはずだ。)
ただ先日も書いたが、この人物、監督にはおそらく向かんぞ。。 部長兼野手コーチとして末長く重宝すべし。。
5前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 02:48:17 ID:MMEvbw8O0
210 :209:2008/11/02(日) 21:24:16 ID:0TTU3iIX0
続けて申し訳ないが西川に関してはかなり憤り感じてるので書きこんでみる。
はっきり書くが自分は竹バットでマシン練習するなんてもってのほかだと考えてる。
自分も打ったことあるけどあれはあくまでトスなりティーで芯でとらえる感覚を掴むためにつかう練習道具。
マシンで使うなんて考えられない。芯を外したらどれだけ手に衝撃がくるか。その弊害でフォームを崩す選手も出てくると思う。
いやそれでもその方法で何かを掴む選手もいるのかもしれない。でも癖のある練習方法であるのは間違いない。
少なくとも西川のように「本物の逸材」に必要な練習方法ではない。
むしろ弊害があるとしか思えない。こんな例えもどうかと思うけど、そこそこの肉なら色んな味付した方がおいしくなるが最高級の肉には塩コショウだけで十分。
いらん味付けなんてする方が味が落ちると考えている。西川にのような本物に対してはオーソドックスな練習で十分。癖のある練習方法なんて必要ない。
今でもそんな練習を西川に対してしてるんなら極論書くが転校してくれと言いたい。自分和智弁応援してるけどあの素材を潰すようなことがあってはいけない。
大阪桐蔭辺りに行った方が彼の将来にとっては間違いなくいいのではないかと思う。208のような考え方を万が一和智弁が少しでも持っているなら
それこそ入学前に「プロでやりたいか?やりたいなら他の学校に行け」と言うべきだと思う。極端な書き方だけどね。それ位今までの和智弁知ってる人間からすれば色々思ってるってこと。

213 :166=186:2008/11/02(日) 22:03:47 ID:FQq59zUA0
>>209
あんた、「後者」のほうでも近畿人以上に過激だな・・いや、古くからのファンはたぶんそういう人が多いんだろう。
長く智弁を見てれば、いい面も悪い面もよく分かってくるだろうしな。。
でも、これだけ自分の応援するチームに厳しいことが言える人間は、「本物のファン」だと思うよ。。
俺が7年前練習を見に行ったときは、練習試合前ということで、実戦形式のシートバッティングしか見れなかったよ。。
そのときは金属バット使用だったな。。聞いた話だと、シートバッティングと140km以上の速球は金属使用、、
トスバッティングやティーバッティングあるいは素振り等フォームを固める際は竹バット、
打撃投手相手のときも基本的に竹バットと聞いたんだが・・当時はスライダーマシンはあったっけな??
なんせ記憶が確かじゃないんでスマンな。。
近畿大会で西川見たよ。。打撃は1度見ただけじゃ色々言えんな、守備機会も少なかったしな。。
(岡田が投げるとホント、フライが多いな。。内野ゴロを見る機会がずいぶん減ってしまう)
ただ、長身で身のこなしが全く違うわ。。野球以前のアスリート能力が明らかに違うというかね。。
こういう選手は基本的にプロには行くだろうな。。その後は知らんけどな。。
将来性とはあまり関係ないけど、1番には向かんと見た。
やたら初球からカンカン打ち過ぎる。。打撃センスに自信があるからか、少々難しい球も平気で
手を出して凡打に終わり、思ったほど率が残りきらない。。これはかつての喜多と同じじゃないかな。。
ほかに1番やれる奴いないの?? 城山って1年がいいと聞いたがスタメン外れて、
途中から出て2安打したが小柄で細くてまだまだパワー不足だったな。。
西川と双璧の足と聞いたが、走塁を見る機会がなくはっきりとは分からんかった。。まあそんなところだ。。
あんた、このスレで色々書いてくれると盛り上がるんじゃないかな??


214 :209:2008/11/02(日) 22:13:58 ID:0TTU3iIX0
>>212
そうだな、ただそれって高校生も含めてだったか? もう忘れてしまったけど、プロでフリーって打撃投手相手が主じゃないか?
それなら130前後で気持ちよく打たせてくれるからそうでもないかもしれないが和智弁の場合140超えで使うからな・・。
中学出ていきなり140越えを竹バットはきついと思うけどね。西川怪我した場所右手親指の付け根なんだよね。疲労骨折っていってるけど
インパクトの時衝撃が一番かかる場所だと思うんだ。何よりその場所を疲労骨折ってあまり聞いたことないんだけど。
まー全員怪我してる訳ではないしあくまで想像で書いてるんで、その辺りの練習方法含めて議論できればとは思ってるけどね。かなり極端な書き方したし。
6前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 02:53:22 ID:MMEvbw8O0
214 :209:2008/11/02(日) 22:13:58 ID:0TTU3iIX0
>>212
そうだな、ただそれって高校生も含めてだったか? もう忘れてしまったけど、プロでフリーって打撃投手相手が主じゃないか?
それなら130前後で気持ちよく打たせてくれるからそうでもないかもしれないが和智弁の場合140超えで使うからな・・。
中学出ていきなり140越えを竹バットはきついと思うけどね。西川怪我した場所右手親指の付け根なんだよね。疲労骨折っていってるけど
インパクトの時衝撃が一番かかる場所だと思うんだ。何よりその場所を疲労骨折ってあまり聞いたことないんだけど。
まー全員怪我してる訳ではないしあくまで想像で書いてるんで、その辺りの練習方法含めて議論できればとは思ってるけどね。かなり極端な書き方したし。



215 :166=186:2008/11/02(日) 22:18:21 ID:FQq59zUA0
>>207
確かに坂口はフォーム修正して、それは良かったんだが、坂口の今のフォームを完璧だの言ったら
そんなの間違いに決まってるわな。。蔵にしても当然そんなことは書いてない。。
昔が昔だからな、、なにせ1年秋に見た時はひどすぎて苦笑いしたわ。。
まだ課題は残っているに決まってるし、完全な打撃優先選手なんだからまだまだ成長が必要だな。。
蔵の評価から考える限り、「長距離砲独特の遅めの始動」が必要なのと、
苦手のインコース克服はまだまだ克服できてないので精進が必要だろうな。。
久々に蔵の掲示板に現れたN(近畿人?)は、「少し離れて立って踏み込んで打てば右中間方向への長打が増える」と書いてたな。


217 :209:2008/11/02(日) 22:46:41 ID:0TTU3iIX0
>>215
この練習方法って有名なんだわ。前から「よくまー・・・」って話題になるんでね。ただ今は竹か鉄かはっきりしないが。
最近の雑誌で池辺と元日大三の原島との対談が載ってたと思う。そこで池辺が中学出ていきなり竹だか特注の鉄バットで150位を打ってたって確か書いてたからソース確認できれば一番いいかも。
竹だったら折れるから鉄だったかな? 冬場しびれてとんでもなく衝撃くるんで軍手二重の上に手袋はめてたって書いてたと思う。
まー以前に比べれば徐々に良くなってきてるとは思うんだ。坂口修正したからね

227 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/03(月) 00:37:38 ID:+r9dPajM0
>>224
そういうことだな 智弁の校風や野球部の環境が180度変わることはない
ただ、一昔前とは顕著に入部する選手が変わってきている
ここにファンのジレンマがあるんだろうな
いままで通り鍛えまくって疲労骨折なんのその、甲子園のためならば
ってんじゃなくって、顕かにプロ向きがの素材が増えることにより
そのコーチングが雑に出来なくなってしまい
好素材を潰そうもんならそれこそ世間がだまっちゃいないものな
ここはひとつ、極上の指導スタッフ急募と室内練習の環境を整えることだな

229 :166=186:2008/11/03(月) 01:13:01 ID:Kk6s36EH0
>>227
プロ実績が挙がってないのに、プロ向き素材が増える、てのもよく考えたら変な話だなww

>そのコーチングが雑に出来なくなってしまい 好素材を潰そうもんならそれこそ世間がだまっちゃいないものな
>ここはひとつ、極上の指導スタッフ急募と室内練習の環境を整えることだな
ほんまにそうよ。。岡田と西川な(門口は・・??)。。中学野球はよく知らんが来春も強肩強打捕手が入ると聞いたけど。。
今の鈴木氏じゃあ、田林や滝谷みたいな横回転タイプはうまくやれても、オーバーの本格派はねえ・・・
そろそろ必死で本格派の指導がうまい人物を探さないとダメだな。。
高嶋氏は(まさかこのまま戻ってこないことはないとして・・)どのみち復活しても3年やるかやらないかだろうし、
次の監督は誰がなるんだろうね?? 三宅氏は野手コーチのままでベストと見るが・・
設備はねえ、俺も7年前見た時はある意味衝撃だったよww 監督も選手もよく我慢してるわな、と。。
練習前に一人で整備してる高嶋氏には個人的に好感を持ったよ。。ノウハウがなくてもあれなら選手は尊敬する。。
まあ学校が金出してやらんことにはどうしようもないからな。。
あんなので我慢させて実績だけ要求する経営者、いったいどんな感覚してんのかね??
ここの経営者、いっぺん大阪桐蔭とPL見てこいよ、と言いたいな。。あと天理もな。。
7前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 03:05:26 ID:MMEvbw8O0
352 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/08(土) 12:01:55 ID:nlg/wT500
>>321さん
>>166を読んで思うのは、自分は正直、鈴木さんはプロの経験はあるとはいうものの、
投手育成は上手くないと思ってます。実際に指導方などは見たこともないが、
就任以来の智弁の投手を見ていて、なんとなく感じます。

自身がサイドハンド?のため、サイドやアンダーの横回転の指導は上手いとありますが、
これも田林のみで、指導が成功したサンプルとしては乏しいです。

松隈、竹中の2枚があの程度に甘んじたということのほうが、指導レベルの?さを物語ってます。
本田は投手もやってましたが、彼の投げ方はおそらく、彼自身が追求し尽くしたフォームであって、
鈴木さんスタイルではないと思います。(おそらく本田もフォームを変えられそうになったが、
彼は頑固そうだから、かたくなにこだわったのだと思う)

強かったころの箕島は、それこそ
東尾、嶋本(左腕)、東(左腕、技巧派)、石井(右アンダー)
宮本(左腕)、上野山(右)、吉井、嶋田、杉本等々、
バリエーションに富んだ面々を育てています。

箕島に投手コーチがいたという事実は聞いてませんし、
尾藤さんの指導が大きいかと?あとは個々レベルでの追求が大きいかと。
要するに、投手育成にはタイプによって上手い下手が出るというのは、指導者が
未熟だと思わざるを得ないわけです。

松隈、竹中にしてもフォームの躍動感を奪ってしまい(おまけにノーワインドアップ)
何か、球を置きにいくようなフォームにされたと感じてるのは自分だけでしょうか?

断っておきますが、鈴木さんの批判してるつもりはありません。
元プロだからといって、誰でも高校生投手の指導は上手くないということだと思うのです。

あくまで個人的な意見ですが、さきに挙げた、箕島の上野山投手、
このかたは同志社大でも投手で活躍されましたが、高校時代のフォームなどからしても、
こういう人がコーチをすれば、投手は育つような気がします。

358 :353じゃないけど:2008/11/08(土) 14:24:32 ID:WwEMViSQ0
>>355
>>166-169 の長文見ました。 自分は一度ならず何度か練習を見た者なので、同意する点は多いです。

>ここ1,2年の智弁和歌山の打撃について、有力ドラフトサイトの管理人がコメントを出している。
>よかったらこれを参照してみてくれ。。
 http://homepage3.nifty.com/koukouyakyuu/hitorigoto31.htm
アマチュア野球通信ですね、ここ。 ここは迷スカウトとはちょっと違った方向性で、でも技術論が結構詳細ですね。
おそらくこの方いわく、あなたのいう構えからトップを作るまでの動作を重視していて、
智弁和歌山に限らずこの部分に問題のある有力校が多かったのが最近改善の兆しが見られ、
とりわけ智弁和歌山がこの夏に改善されていた、と言いたいわけでしょう。
私は細かいことがよく分からないのですが、グリップの内への移動、が改善すべきポイントらしいですね。
さて、この人の言うこの夏の智弁和歌山の改善が、今後も継続するかは気になるところですね。

363 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/08(土) 17:11:43 ID:nlg/wT500
>>355
滝谷については、肘を下げたのは悪くないと思います。
ただこの選手の最大の欠点は、股関節の堅さにありますね。

私から見れば、この部分が高校3年間で少しも改善されてないことに?を感じるんですよ。
近大に行ってからは見てないので、わかりませんが。

大隣が指名されて、滝谷に指名がこない理由もこのあたりの理由も大きいかな?と。
8前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 03:08:16 ID:MMEvbw8O0
364 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/09(日) 01:03:00 ID:GpT5EFpx0
7年前の夏、福知山成美との練習試合前、武内の素振りを見た。
噂どおり非常に速い。素振りの音がグランド外の俺の耳にも聞こえてくる。
打撃練習でも広角に鋭い当たりを飛ばしていた。
しかし何か違和感がある。俺の知っている武内と何かが違う。
練習試合が始まり、比較的近い位置で見ることができて、それがわかった。

「やたらとステップ幅が大きい」のだ。踏み込んだ右脚の膝は当然早く開く、というかインパクトの瞬間には右膝がもう伸びてしまっている。「!!??」という感じだったな。
俺の知る2年夏の武内はあんなフォームだったか?? 違う、決して違う。

彼が2年の冬、「ベースボールクリニック」という雑誌の連続写真で武内が取り上げられた。
サンプルはもちろん夏の選手権のものだ。解説したのは元阪神の長崎慶一氏。。
とにかく構えから最後まで絶賛で、「こんなフォームで打ちたい」とまで言っていた。
特に誉めていたのが「右膝の開きを我慢できること」「左ヒジの使い方がうまくトップからインパクトまでグリップが一直線に最短距離で下りること」ということだった。
(俺は細かい技術論は分からんので、まあそういうもんなのか、と感心するしかない。別の解説者がやればまた違った評価になるんだろう。)
武内の1年時のフォームは結構癖があった。努力実って2年夏時には良いフォームを獲得していたわけだ。。

そして練習試合を見ながら思った。「右膝の我慢はいったいどこへ行ったのか??」と。
その試合も、警戒はされていたのか3四球を選んだものの、あまり当たりのよくないライト前とセカンドゴロに終わった。
チームは(春近畿大会4強の)福知山成美に7−5で勝ち、1年生の本田もなかなかの好投を見せたが、武内の調子は上がっていない模様だった。
結局チームは翌月の県大会初戦で敗れ、武内が再び全国の舞台に姿を現すことはなかった。

武内は早稲田に進学が決まってたが、「こうもフォームが崩れてはたぶん武内はもう厳しいんだろうな」と思ったのを覚えてるよ。。
プロに入ったこと・大学で曲がりなりにも100安打と歴代トップレベルの打点を挙げたこと自体が俺的にはおおいに驚きだよ。。


365 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/09(日) 01:07:48 ID:GpT5EFpx0
俺の問題意識は「なぜ努力して身につけたいいフォームをいとも簡単に変えてしまうのか??」というところにある。。
高2時の武内のフォームをなぜわざわざ変える必要があったのだろうか??
(一説では中距離打者のままでは将来がないと言われ打球を上げようと試行錯誤しているうちに
そのフォームになったとも言われる。確かに武内が本塁打を量産したのは高3春以降だという。)

認識してる限りでは武内は高校で3回、大学でも2回ほど明らかにフォームを変えている。
彼らに限らず、智弁和歌山の特に主力打者は高校時代も、大学等に行ってからも頻繁にフォームを変えるように見受けられる。
極端な話、選手によっては甲子園に出るたびにフォームが変わっていたりする。。

確かに入学時に型にはめず各自の試行錯誤に任せる方針も関係してくるとは思うのだが、
しかし入学時に型にはめるチームの方が少数派である以上、そうばかりは言っていられない。
俺が見る限り、智弁和歌山の打者ほど頻繁にフォームを変えるチームはないのだ。。

ここからは俺の勝手な想像だが、智弁和歌山の打者は実は「フォームが大事」であることを総じて強く意識しているのではないだろうか??
そのへん、「細かい技術は上で教えてもらえ。とにかく今は徹底的に体を作れ」というコンセプトがある(らしき)
常葉菊川・帝京・日大三あたりともたどる経過が違ってくると思う。。
智弁和歌山の打者の大半はおそらく「フォームも技術も非常に大切だ」と思っているのではないか。
だからこそ不調に陥ると、フォームを変えなければと思い、(各自自主的に??)実行に移してしまう。。
幸か不幸か、新たなフォームでもそう時間をかけずに定着させられるだけの豊富な練習量が確保されている。。
一方で「いかなるものが良い打撃フォームか」ということを入学時に叩き込まれていないために、
本人が“修正”と思っているものが的外れであったり、
仮に実際良い修正であったとしても「何がどう良かったのか」に気付いていないのかもしれない。。
でなければ、武内がせっかく身につけた高2時のフォームを簡単に手放すはずもあるまい。。
9前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 03:11:03 ID:MMEvbw8O0
374 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/09(日) 10:57:27 ID:Yn/OgdLg0
>>364
武内のフォームについてですが、資料があるわけでもなく364さんの書かれてるものから
推測すると、インパクト時の右膝が伸びきってるよいうのは、
ステップした右足の親指が投手の方向を向いているからでしょうね。
親指は3塁側の方向を向いてなければならないんですが。

これは膝が早く割れてしまってる、とも言えます。
ヤクルトの青木なんかはこのへんがしっかり固まってます。
イチローもそうです。

智弁の打者でいうと、近年では橋本、松隈も左膝の割れが早く、
膝どころか、インパクト時にヘソが投手の方向に向いてしまってます。
武内はそこまでひどくなかったと思いますが。

なぜこうなるか?という原因については、おそらくは高速マシンへの対応の
弊害として身に付いてしまってることもあると思います。
フォーム固めは、ティーやトス、ゆるい球を打つことで固めていくもんですから。

で廣井は?というと、上記の二人よりは全然ましなんですよね。
駒苫の田中には完全に崩されましたがw。
橋本は阪神入団後、それほど見てないのでどう変わってるかは?です。
ただ、肩は2年前見たときは悲惨でした。


375 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/09(日) 11:12:50 ID:Yn/OgdLg0
こう書いてしまうと、膝が割れてしまうのはまったく駄目なように思われそうですが、
(基本的には駄目です)
落合監督が現役の頃、全盛期なんかは特に、ステップした左足は大きく開くのですが、
ライト方向に長打を連発していました。
なぜ打てるのか?ということですが、落合の場合開いてるのは足だけで、
左の肩が完全に閉じてるんですよね。ある意味特殊な打ち方です。
で、ボールを極限まで呼び込んで(いらっしゃい状態)逆方向に叩くと!
左肩が閉じてるということがポイントです。肩が閉じればヘソは投手側に向きませんから。
で、最大限の力がボールに伝わると。ライトスタンドに放り込めれるわけです。

407 :398:2008/11/10(月) 01:44:35 ID:ZIePk75M0
で、寝る前にこの件についてまとめとくとこんな感じになるか??
@ ここ7,8年は150km台の高速マシン練習がメニューに組み込まれている。
 (元々速球対応が苦手だった打者を中心に)前足膝あるいは前肩の開きが早くなる悪影響が出やすくなるため、当然マイナス。。
A 練習見学情報からすると、時期的にメリハリをつける「特錬的措置」の可能性が高い。
 しかしいずれにせよマイナスなことに間違いはない。。
B 90年代は投手酷使が問題になっていた。良くも悪しくも彼らを打撃投手で酷使する練習が
 智弁和歌山の打撃を支えていた可能性も高い。近年はこの部分は見直されている。。
C しかし90年代出身のプロ入りも活躍しなかった。。
 智弁出身打者の問題はマシン打撃ひとつでくくれるような単純な問題ではない。。
 (もちろん00年以降はこれが重要な要素の1つに違いない)
 さらに根本的な問題を探ることに今後のこのスレの面白さがあると言えるかもしれない。。
10前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 03:13:42 ID:MMEvbw8O0
413 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/10(月) 12:34:17 ID:7J7RsYBO0
Part9になってから論点が整理されて分かりやすくなった気がします。
407氏のコメントを勝手にフォローさせてもらうと
投手・野手を包括して

かつての要因は A + B + C + D + E
近年の要因は  C + D + E + F + G
Aは打撃投手としての投手酷使(投球過多)、 Bはトレーナーによる投手ケアの欠如
Fは高速マシン練習の導入 、 Gは01年就任のSコーチのよる”オーバーハンドをこじんまりさせてしまう指導”

みたいなところでしょうか。
こう理解しておくと、矛盾が出ないと思いますが、いかがでしょう407氏? その他諸氏?

418 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/10(月) 19:33:15 ID:/zTAwajw0
209です。
>>398=23
レスありがとう。熱いスレになったな。感謝してる。
レス返すべきなんだがあの時間帯は夢の中なんで。まー高速マシンは・・って事だろうな。それとしつこいが自分は使用バットの影響だと思ってる。
詰まるのを嫌がってると表現したらいいのかな。和智弁の強打者の多くに見られる特徴としてアウトステップ・開きの早さがあると思うんだがインコースを詰まりたくないって
意識を感じるんだけどな。こっから先は議論をぼやけさせてしまう内容だけど、是非書いてみたいと思った内容だ。
長くなるし連投するのでスルーしてもらって構わないから、勘弁してくれ。

投手の重大な故障は減ったな。これは鈴木氏云々というより高嶋さんの中である重大な分岐点があったからだろうな。勿論高塚の一件だ(他の投手は?とうのはまず置いといて)。
(自分は確かに甲子園での疲労も一因だがその直後の大会が一番まずかったと思ってる。はっきり書くが尾藤が壊したと思ってる。どうしてどうでもいい大会であんな使い方をしたのか。)
一部マシンに関して否定的な意見もあるのでこれも書いておきたいのだが、自分が野球してた80年代後半って「マシンでは駄目だ、生きた球を打たないと」みたいな論調が和歌山の指導者の間で主流だった(他は知らんが)。
高嶋さんにもその意識があったんだと思う。内部員ではないのではっきりは分からないけど、マシンでの練習より打撃投手を使っての練習をかなり重視してたみたいだ。でその結果重大な故障者が続発した。自分の先輩もね。
今現在強豪校の練習でマシン使用しないとこってあるのかな?その辺りは詳しくないけど。
何にせよ高塚の一件以降、和智弁の予選の戦い方も変わった。練習で打撃投手を乱用するようなことはなくなったな。その結果マシン偏重みたいな事を言われてるのは複雑だが・・。
次に書くのは予選での戦い方を問われた高嶋さんの答えだ。





419 :209:2008/11/10(月) 20:09:33 ID:/zTAwajw0
この記事は知ってる人も多いだろうし、誘導できれば一番いいんだろうけど、見つからないので原文そのまま書く。
長くなるがスマン。これは>>344に対するレスでもあります。

何故予選序盤にエースを立てないのか?の問いに対して
「高塚には悪いことしたなぁと思ってね・・・。
 それ以来、『絶対に一人の投手で回していくような戦い方はしない!』と心に決めたんです。
 どんなに能力の高い投手がいても、4人から5人はピッチャーを作り、エースに負担をかけずに勝ち上がっていくんだと。
 確かに負けてしまえば、『なんでエースを出さずして負けるんだ!?』という声も出てくる。でも私の中では甲子園に行けないのならば、
 予選の1回戦で負けるのも、決勝戦で負けるのも同じなんです。そんなやり方が、気に入らないのなら監督をやめさせればいい。
 いつだって私はその覚悟はできているのですから。」

この「なんでエースを出さずして負けるんだ」って声ってのは学校側を指してるんだろう。もっといえば2代目である現校長だろう。
確かに高嶋さんは技術的な指導っていうことに関しては?だなと自分も思ってる。だからこそ叩かれてでもこのスレに書き込みに来てる。
「どうすれば」って思うからな。実際は何もできないけど。それともう一つ強く思うのは「いい参謀がいれば・・」って事だ。個人的にはここが一番肝だったと思ってる。
何にせよ高嶋さんも色々思う所はあったんだろうな。初代藤田さんは野球部に対しては協力的だったけど今の校長はな・・。
自分が批判したいのは学校側に対してだ。あの協力体制で結果を出した高嶋さんに少しは報いてやれよと思ってるんだけどな。
11前スレの代表的投稿:2008/12/29(月) 03:18:24 ID:MMEvbw8O0
522 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/28(金) 01:16:45 ID:vggvlewJ0
>>518
マシン打撃をやり続けると当てることに意識が行き過ぎて、きちんとトップを作ることを忘れてしまうというデメリットがある(坂口なんかは例外)。
結果的にバットと体が密接してしまい、ピッチャーから見ると窮屈に感じられるのではないかと(こういう打ち方を推奨するプロもいるが)。
西川云々はスレを読み返してくれ。
批判的検討を求む。


523 :名無しさん@実況は実況板で:2008/11/28(金) 14:27:20 ID:SAXSrltb0
>>522
なるほど、サンクス。
>結果的にバットと体が密接してしまい、ピッチャーから見ると窮屈に感じられるのではないかと
「アマチュア野球通信」ではこれを、「グリップの内への移動」と表現して問題視していたような・・もちろん智弁だけじゃないが。
この打ち方だと一定レベル以上の投手を相手にしたとき、内角球に詰まりやすくなり、
それでも内角をさばこうとすると開きがちになり、すると外角低めも打ちづらくなり悪循環・・と。
高校の活躍にも影響するが、特に上のレベルでこの影響が出やすいため、早く気付いて改善することが重要なんだと。
(なぜ有力校にも多く見られるのかまでは、この人物は述べてはいないが、インサイドアウトの軌道を過剰に意識して、そこへ高速マシンなんかが絡むとこうなるのかな?分からん。)
んで、この夏はその「グリップの内への移動」について、いくつかの有力校で改善が見られ、特に智弁和歌山が改善されていた、と書かれていたが。
まあ全員直っていたわけじゃない、と注釈はついていたが。
ビデオ見返したわけじゃないが、マー君と対戦した世代は、この「グリップの内への移動」が顕著だったのかもしれない。