>>94 197 名前:通りすがりのレポーター[sage] 投稿日:2006/09/24(日) 20:53:08 ID:+Qkib5ku
第二試合
山陽 000 100 010 000 0 2
盈進 000 002 000 000 1x 3
実力から言ったら盈進やや有利かと思えたこの試合、
前半はやや山陽ペース、後半は盈進ペースで進むが、
どちらも決め手を欠き、膠着状態のまま延長戦へ。
事件は13回裏、盈進の攻撃中に起こった。
二死二塁の場面で、バッターはサードゴロ。これを三塁手がはじき(エラー)、打球はレフト前へ。
猛然と三塁を回ろうとする二塁走者とエラーに呆然自失の三塁手が交錯。
気を取り直して二塁走者は本塁へ突入するも、5mくらい手前でボールは捕手へ。
余裕でアウトのタイミングに盈進走者の取った行動は…清原ばりのタックル!
捕手はボールを離さず、審判はアウトの宣告。しかしラフプレイに怒り山陽のベンチからは
選手が一斉に飛び出してくる。あわわ、乱闘寸前か?
一方、ラフプレイの張本人も審判にオブストラクションの猛抗議!
審判4人は協議の結果、アピールを認めホームインを宣告、ここでサヨナラ確定。
今度は山陽ベンチが収まらない。三原監督もスタンドに届く大声で、
「オブストラクションのa項b項、どっちを認めたんな?
だいたい、ホームに返れるタイミングじゃあるまあが!」
と審判にアピール。山陽の選手の中には判定への不満でグラウンドの土を蹴り上げる者も。
球場全体が騒然となり、スタンドからもヤジが飛びまくる。
結局、審判が説明をアナウンスして決着したが、
判定から試合終了の挨拶まで約10分弱紛糾した。
ちなみに、俺の見た目で言えば、あれはオブストラクションがなくても本塁突入は無理。
盈進の父母会の人たちも、「ありゃあ三塁で止まらにゃいけんタイミングじゃった」と言ってた。
長年高校野球見てるが、こんなに後味の悪い結末は初めてでチョット興奮したw
なお、戦力的な話をすれば、山陽はまだまだ強くなりそう。
背番号11の久保田というサウスポーが完投したが、メジャーの藤井よりは上。
守備もまずまず鍛えられている。勝った盈進は相変わらず打線が弱い。
何より戦い方が友滝一人に頼りすぎで、あれでは友滝の負担が大きすぎる。
今日の友滝は先日の広島市工戦より良くなかったが(安芸南戦は見てません)、
尻上がりに調子を上げ、延長に入ってからはほぼ危なげなし。
ただ、攻撃陣が拙攻を繰り返していたので、
もしあの判定になっていなければ、引分け再試合の可能性充分だったと思う。
そうなってたら次戦以降に影響が出てたかも。