俺「はいょ〜。」フライパンをのぞいてみると、フレンチトースト。
俺「おぉ、俺こんなん作ったこと無い・・・」
亜矢乃「これは簡単だよ〜〜??」
バターの匂いが俺を幸せな気分にさせる。ちっちゃいキッチンだけど、
亜矢乃が立つと調理場っぽくなる感じで、
最近やっと肉じゃがとか作れるようになった俺の、キッチンの使って無さを実感。
親戚のおじさんから仕事のメールが入ったので
リビングに戻ってメールを返していると、いい香りと共に亜矢乃が。
俺「おぉおーーー!!すげ〜」
フレンチトーストにアイスクリームが添えてあって、
ミントとジャムっぽいのが白い皿を修飾している。
俺「ジャム??これ」
亜矢乃「違う!(笑)昼つくったタルトにブルーベリー入ってたじゃん?
それ乗り切らなかったから、砂糖と一緒に電子レンジでチンしてソースにしたの。」(・・みたいなことを言ってたような気が。)
俺「すっげ〜な・・・夜食を超えたなw」
亜矢乃「糖分多いんだけどね・・・。まぁいいや、太れ太れ〜〜〜w」
お世辞抜きで美味しい。真希も亜矢乃の影響で
わりと菓子つくったりするんだが、やはり亜矢乃の腕には及ばないな。
俺「亜矢乃が奥さんになったら毎日こんなん食えるのか〜〜〜」
亜矢乃「ん、お嫁さん候補に入れてくれるの?w」
俺「おー、ばっちり入れとく。・・・このハチミツうめぇな」
亜矢乃「え?ハチミツなんてつかってませんけど?ww」
俺「じゃーなんだコレ」
亜矢乃「・・・・・世間ではこれをメープルシロップと呼ぶのですよ」
俺「はぃスイマセン・・・。」
皿と調理器具はもちろん俺があらわせて頂いて(笑)、ふたりで歯磨き。
そのあとリビングでまったりしてたんだけど・・・
亜矢乃が俺の手を握ってきたり、指で遊んだり、頬を俺の腕にすりすりしてきたり・・・
俺「・・・哲也帰ってきたらどーすんだw」
亜矢乃「すぐ離れればいいじゃん?」
俺「このあまえんぼがーーーーっ!」ちょっと頭をぐりぐり。
亜矢乃「あぁっ・・・もう!!・・・鍵かけとけば、
あけるのに時間かかるだろうし、その間に・・・・ね!」
『もう好きにしてくれ』って感じでぐったりすると、俺の口に舌を入れてくる。
俺の髪をクシャクシャしながら必死にキスしてくる亜矢乃が可愛い・・・。
そんな時間を堪能したあと、えっちして疲れたのもあって、
俺たちは真希と哲也が寝る場所を確保するために布団をしいて、
ベッドで寝ることにした。
俺の手を両手で握ったまま静かに寝る彼女の寝顔を見ていると・・・・
ほんと天使かと思うぐらい美人だ。
幼い頃俺と哲也で、真希と亜矢乃に「ブス!ブス!!」って罵って
遊んだことがあるけど、
戻れるなら当時に戻って自分をぶん殴りたい(笑)。
小さく寝息を経てる亜矢乃のおでこにチュッとキスして、俺も寝た。
哲也と真希は結局3時前に帰ってきた。