一旦口を離して、亜矢乃を見ると・・・俺にぎゅっと抱きついて、泣き出した。
亜矢乃「ごめん・・・・」
俺「謝らなくていーよ、俺もいきなりごめん」
亜矢乃「ううん、違う、違うの・・・・。嬉しくて・・・・」
愛おしさを感じて、俺は亜矢乃を抱き締め返した。
そのとき哲也からメールが入って、
『もらったスペアキー持ってるから、どっか出かけてくれてもいいよ。
俺らこれから映画見るし、多分遅くなる』
とのことだったので、俺たちも出かけることに。夜に映画見るなんて・・・、
俺なら絶対寝るな、なんて考えながら亜矢乃が泣き止むのを待つ。