Dir en grey  ディルアングレイ

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631名無しさんのみボーナストラック収録

ちょっと唇を触ると、ふよふよしてて、その間から出る吐息が温かくて、
俺はいつのまにかキスしていた。
まだ起きないので、ちょっとだけ舌を入れてみる。
口の中を物色するみたいに舐めると、ぴちゃぴちゃといやらしい音が聞こえた。
「んっ・・・・」と言い、亜矢乃が目を覚ます。じーっと目を見ると、
「やめてよ、恥ずかしい・・・」と小さい声でつぶやいた。
それが可愛くて、俺は勢いを増してキス。抱き
起こしてお姫様だっこしながら、舌を絡ませあった。
息するタイミングが合わないので、お互い苦しくなったけど、
そんなこと気にせずお互いを貪るように唇を求め合ったと思う。
632名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 18:17:20 ID:MDmPqtFN0

一旦口を離して、亜矢乃を見ると・・・俺にぎゅっと抱きついて、泣き出した。
亜矢乃「ごめん・・・・」
俺「謝らなくていーよ、俺もいきなりごめん」
亜矢乃「ううん、違う、違うの・・・・。嬉しくて・・・・」

愛おしさを感じて、俺は亜矢乃を抱き締め返した。
そのとき哲也からメールが入って、
『もらったスペアキー持ってるから、どっか出かけてくれてもいいよ。
俺らこれから映画見るし、多分遅くなる』
とのことだったので、俺たちも出かけることに。夜に映画見るなんて・・・、
俺なら絶対寝るな、なんて考えながら亜矢乃が泣き止むのを待つ。
633名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 18:18:33 ID:MDmPqtFN0

もう亜矢乃も高校3年生なんだし、ちょっとアダルティーなジョークも
通用するだろうと思って
「さ〜て、ラブホ行くか!」と言ってみる。
・・・顔真っ赤にして硬直したまま俺を凝視するので、
「じょ、冗談だって・・・・」と、俺。すると・・・
634名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 18:19:33 ID:MDmPqtFN0

亜矢乃「な、なんだ・・・本気じゃなかったのかぁ」
俺「ん?本気だったらOKしてたってか?(笑)」
亜矢乃「ぅ、ぅん・・・。」
え!!まじですか!!!いいんですか!!!処女頂いちゃっていいんですか!!!
と、勝手に脳内で興奮する俺。
でも、ここで喜んだらただのエッチ好きだと思われそうなので(実際そうだが)、
俺「・・・無理しなくていいんだぞ、えっちしたいから付き合ったわけじゃねーし」
亜矢乃「じゃぁ・・・さっきのアレ(多分キスのこと)はなんですかーーー」
俺「馬鹿、エッチのときはもっと濃厚なキスするんだよ俺は!!」
多分、っていうか絶対、馬鹿なのは俺だ(笑)。
635名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 18:21:44 ID:MDmPqtFN0


すると、亜矢乃から俺に抱きついておもいっきりキスしてきた。
息する間もないぐらい必死に、舌をからめてくる。
『んっ・・・・・んっ・・・、』と時々出す声が俺を興奮させる。

亜矢乃「ねぇ・・・・っ、私の処女・・・あげる」
636名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 20:47:21 ID:MDmPqtFN0

そんなエロゲみたいなこと言うなよ!!勃起しちゃうじゃんか!!!
ってツッコミを入れたいのもガマン。
平然を装って頭をくしゃくしゃと撫で、出かける準備をする。
『カラオケ行ってくる』と置手紙を残し、俺たちは車に乗り込んだ。
ずっと左手を繋いでいたし、信号待ちのときキスしたし、
なんかカップルみたいになってきたな。
車に乗ってる間かかってるCDがKOЯNだったから、
亜矢乃は軽く首縦に振りながら唄ってたし、
そこらへんはちょっと特殊なのかもしれないけど。
それにしても、どこで『処女あげる』なんて言葉を・・(汗)。
天然なら・・・なんかアブナイな。漫画か?友達か??それともオジサンか???!
・・・考えるのをやめた。
637名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 20:48:26 ID:MDmPqtFN0

そんな思いとは裏腹に、かなり緊張してきた。恋人とか、
そんなもんよりもっと大切な存在だから、
とにかく傷つけないようにはしたいと思ったし・・・。
やっぱり、本人曰く処女だし、いつものペースでいくのはマズいなって冷静に考えた。
イヤっていわれると気まずくなるし、
いくら彼女といえどやっぱり哲也の存在がひっかかる。
とりあえず、中では絶対出しちゃダメだな、と思って、コンドームを探しておいた。
638名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 20:49:55 ID:MDmPqtFN0

薄いピンクのバスローブを着てきた亜矢乃、
いつも縦に巻いたりくくったりしている長い髪はまっすぐストレート。
首筋に張り付いた細い髪が・・・ヤラシイ。
俺の横にこしかけ、『ぴたっ』とひっついてきた。
テレビの電源を切り、亜矢乃を見ると、かなり恥ずかしそうにしている。
丁度俺の位置からブラと谷間が見えて・・・・俺をやらしい気分にさせる。
639名無しさんのみボーナストラック収録:2009/06/21(日) 20:50:54 ID:MDmPqtFN0

俺「・・・緊張、してる??」
亜矢乃「う、ぅん・・・・」

あんまりひっぱるよりさっさとヤったほうがよさそうだな、と思って、
じっと亜矢乃の目を見て、頬に手を添えた。濡れた横髪を掻きあげ、
顔を俺の方に寄せて唇を重ねる。
さっき亜矢乃に言ってた通り、だんだんさっきより濃厚になっていって・・・
部屋の中に聴こえるのは、二人の吐息とキスの音だけだ。