ある病室に2人のドイツ人ギタリストが入院していた。
一人はハロウィンのヘッド(リーダ−)、もう一人はガンマレイのヘッド(リーダ−)。
2人とも寝たきりの状態だったが、ハロウィンのヘッドの男は
ガンマレイのヘッドの男に最近のバンド内の様子を話してあげていた。
「サシャはミスを一つもしないギタリストだ。」「デリスの頭の中にきれいなお花がさいたよ。」「マーカスが曲を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、ガンマレイのヘッドの男の様態が急変した。自分でもアーライも出来ないようだ。
ハロウィン側の男は名著『パンスト&パンチラ美脚大全集』に手を伸ばした。が、股間をしごく手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分とヘンヨのギターコンビが実現する・・・」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったハロウィン側のヘッドの男は、
自分は七つ目の鍵を探していたということにして、ガンマレイのヘッドの男を見マーダラーにした。
ガンマレイのヘッドの男はそのままアフターライフに行った。
晴れてガンマレイのヘッドに移動したハロウィンのへッドの男がBURRN!の記事で見たのは、
「マイケル・キスク、ウリ・カッシュ、ローランド・グラポウ、笑顔でハロウィンに復帰!」だった。