1 :
前田俊夫 :
03/03/28 06:38 ID:???
昔は1000番目のキリ番を目指すなどあったが、今では2を取ることに彼らは 必死だ。その理由には次のようなことが考えられる。 まず「1000まで待てない」ということが挙げられるだろう。 辛抱・我慢といった観念は既になく、思ったことをそのまま行動に繋げる計画性 のなさがある。これは最近の「すぐキレる若者」の特徴に類似している。 次に、例えば1000だった場合、1000レス目が最後の書き込みとあり、1001番目は 反映されない。これはまさに「成功か失敗か」の問題だったのだ。 しかし「2」は違う。2をとれなくても3や4、もしくは5〜までの書き込みに 、自らのレスが反映される。成功しなくても自分の行為が反映されるのだ。 そこにはもはや「成功と失敗」といった、片方だけの存在はない。 1000では失敗すれば誰も自分の書き込みを見てくれず、表示される警告文を一人 見るだけだったが、2を取れなくても、自分のしたことが反映されるため 「2じゃなかったけど、まあいいか」といった気持ちに繋がる。これは現在増え ている「フリーター」の心理に他ならない。 そして多くのものは、「なぜ2番目のレスを取ることの速さを競うのか」を考え たことはないだろう。他人がやっているから自分もやる。または、他人の2を取る のを邪魔してやりたい、といったことがあると考えれる。これはまさに「明確な 自己意識がなく他人に振り回される」「人の足を引っ張ることに快感を覚える」 という、現代若者の特徴を描き出しているのだ。 問題の真相は後回しにし、内容のない書き込みを続ける。さながらワイドショー 並みの愚かさが、そこにはあるのだ。
3 :
前田俊夫 :03/03/28 06:40 ID:???
うろつき童子とは・・・ 「うろつき童子」は、CD−ROMで話題になった、あの「淫獣」、「妖獣」シリーズの原作者である 前田俊夫氏 の最高傑作だ。 この作品は、3つの要素(バイオレンス!エロス!アクション!)を合わせ持ったOVAで、「漫画エロトピア」(ワニマガジン社刊)連載中から大人気を博し、コミックス(ワニマガジン社刊)は 、大ヒットセールス中! さらに、1987年に「超神伝説うろつき童子超神誕生篇」(販売:日本コロムビア) がビデオソフトでリリースされ、レンタル店ではなかなか借りれないほど高回転し、かつてないジャンルのOVA として大ヒットした。
朝からごくろう 鼻かゆい
5 :
前田俊夫 :03/03/28 06:41 ID:???
それは海外でも話題となり、ビデオソフトは日本語版の他に英語版、広東語版でリリースされた。 また、日米で劇場公開され、ニューヨークの劇場ではレイトショーとして今までかつてない最高の興行収入を達成し、金、土曜と全席売り切れ状態だった。 さらにパリやブリュッセルファンタスティック映画祭等でも正式出品され大きな話題を呼んだ。 当時のアメリカのNEWS PAPERでも「アニメーションのテクニックに優れた、途方もないといえるこの 高山監督の作品は”ジャパニメーション”にとっては、見逃せない傑作といえるものだろう。」と紹介している。 ビデオソフトは16タイトルリリースされており、現在完結篇シリーズを制作中。今なお根強い人気を誇っている。 そして、またビデオソフト「うろつき童子 完結篇1」(価格14、800円税抜)が12月に日本コロムビアよりリリース予定である。
7 :
前田俊夫 :03/03/28 06:42 ID:???
うろつき童子を斬る!!! 桂木慶 [1995年8月 ぬぁんだVOL.20掲載 3600字] およそ「18禁」といわれる類の作品というものにはろくな代物がない。 まあ、もともとが野郎のスケベ心を満たすためだけに作られた代物だからして、 内容にそれほど力が注がれないことは、仕方ないと言えばそうなのだろうが、にしてもあんまりなものが多すぎる。
8 :
前田俊夫 :03/03/28 06:43 ID:???
筆者が昔見たビデオの中には、ベリンダ・カーライルの曲にあわせて、美少女とは口が裂けても言えないような女子高生が入浴しているのを延々と流し続ける代物があった。 これが1万円強で堂々と売られているのである。 少々のことでは動じない私も、このときばかりは本気でそのビデオ会社を告訴してやろうかと思ったものだ。 まあ、ここまで極端な例は少ないとしても、一般的に「18禁」の位置づけがされている作品に、ストーリーやら構成美やらを求めるのは、間違っていると言っていいだろう。 「18禁」作品の値段とは「女性が脱ぐ」というただその一点において価値を与えられているのであり、視聴者自身、感動的なストーリーとの出会いなんぞを求めてそんなものを見る人はまずいない。 だから、野郎どもは「しょうもないなぁ」ということがわかっていても、高い金を払ってHビデオやらH本屋らを購入してくるのである 。
9 :
前田俊夫 :03/03/28 06:45 ID:???
さて、いわゆるHものの作品として質の低さというものは我らがアニメ(OAV)においても成立している。 例を挙げよう。 前田俊夫原作のOAV「妖獣教室」は外宇宙から現れた化物が美少女をファックしまくるシリーズだが、これは掛け値なしにひどい。
10 :
前田俊夫 :03/03/28 06:46 ID:???
唐突に化物が「マザー!」と叫びつつ、大都市に登場する。 主人公は弥勒菩薩の力を手に入れた、元銀河警察官でヒロインとのファックのフィーリングを忘れたために弥勒菩薩の力が使えなくなる。 しかし、同じく宇宙から現れた3人のボーグマンもどきの美女のひとりのファックすることにより、フィーリングを取り戻し、化け物を倒す。 だが、化物は死んでおらず、ヒロインの悪夢の中にたびたび現れ、ヒロインが「助けて弥勒様〜!」…と叫びつつ物語は終わる… この物語を見て、「おお!すばらしい」と思った方には私が自信を持って言ってやる。 馬鹿。
11 :
前田俊夫 :03/03/28 06:52 ID:???
…ほかにもラピュタそのまんまの設定でストーリーと作画だけが悲しくなるほどお粗末な「パルティス」。 桜井智が出演していることで一部で有名になっている伝説の超駄作、「レモンエンジェル」など質の低いHアニメは枚挙にいとまがない。 し・か・し、である。
12 :
前田俊夫 :03/03/28 07:00 ID:???
いつの時代にも、掃き溜めの中に鶴がいるように、粗製濫造の嵐が吹き荒れるHアニメーションの世界にも喜ぶべき例外が存在する。 それが「うろつき童子」である。(えらく前振りが長かったが、まあそういうことだ) OAV「うろつき童子」は、ワニマガジン増刊の前田俊夫の伝奇コミックスを原作としている。 その内容はいわゆるエログロと呼ばれる類のもので、一般には「気色の悪い性描写をウリにする、昭和50年代風風俗劇画」という認識で受け止められている。 だから、私が「うろつき童子ってすごいんだぜ!」と言っても、まず100人に100人が「え〜?」という顔をする。まあ、それも無理はない。 原作のグロさは正常な神経の人間が正視できるようなものではなく、アニメ画風のHマンガに慣れた現代の世代からして見れば、謀図カズオのマンガの方がまだ受け止めやすいと言えるからだ。 しかしそうした良識あふれる読者諸兄にはここで一言言っておきたい。
13 :
前田俊夫 :03/03/28 07:05 ID:???
「OAVのうろつき童子は、原作とはまるっきり別物である!」 おわかりいただけただろうか? 何、まだ納得がいかない? まあ、そうだろう。世間一般におけるうろつき童子をイロものと見る風潮には根の深いものがあり、1枚や2枚の原稿で覆るくらいなら、わざわざこんな企画は組んでないってもんだ。 では、実際にストーリーから説明していくとしよう。 これを読めば、「うろつき童子」がほかの駄作とは一線を画す、作品として高い完成度を持ったアニメーションだということがわかってもらえると思う。
14 :
前田俊夫 :03/03/28 07:06 ID:???
主人公南雲は、冴えない中学生である。 どのくらいさえないか、というと女子更衣室に忍び込んでロッカーに隠れ、マスをかいているのだからとにかく冴えない。 そんな彼が密かに心に思いを抱いているのが、本編のヒロイン明美である。 ところが、ある日南雲はとんでもないものを目にする。保健室に呼ばれた明美が、教師に化けた怪物にファックされるのだ。 そこに現れた謎の少年、天邪鬼によって明美は救い出されれるが、南雲はこの事件を境に物語の大きな流れに巻き込まれていく。 天邪鬼は、獣人である。彼はある周期ごとに現れるという伝説の「超神」出現の報を聞き、それが作り出すという新世界を見届けようとやってきたのだ。 驚いたことに、その超神とは南雲だった。生命の危機より、超人として覚醒した南雲は破壊と殺戮の限りを尽くす。 世界をバラバラに解体し、魔界、人間界、獣人界の境さえ、破壊しようとする南雲。 天邪鬼は初めて「超神」の真の姿に気づき、それを阻止しようとするがときすでに遅く、人類社会の崩壊が始まる… とまあ、こんな調子で第1部は終了する。
15 :
前田俊夫 :03/03/28 07:08 ID:???
Hアニメだからどうだからという以前に、その黙示録的エンディングには大いに慄然とさせられたものだ。 これだけのストーリーが、魔術的とも言える最高の作画レベルでやられるんだぜ? アニメファンがこれを見ずにどうする!といいたくなる私の気持ちも分かってほしいというものだ。 つまり、「うろつき童子」は(原作はともかく)重厚なストーリーと丁寧な構成・演出、それに完璧な作画でつづられる壮大なSFストーリーなのだ。 過激なことで知られるHシーンにしても、他の18禁作品のように脈絡のない場当たり的なものではなく、独特の世界観を表現する上で重要なファクターとして使われている。 ちょうど、永井豪の「バイオレンスジャック」においてセックスが世紀末社会を描写する上での手段となっていたように、「うろつき童子」では悪夢の神話世界の実現させるために、人間は虫けらのごとく殺され、女は犯されるのである。 こうした、18禁ものとしてよりまずストーリー重視の作風はシリーズを重ねるに連れて強くなっていき、「未来篇」のエンディングなど、宇宙に飛び出すヒロインアレクトーと武獣との感涙ものの別離シーンまで用意されている。 各シーンの見せ方も心憎いまでにカッコイイものが目白押しである。
16 :
前田俊夫 :03/03/28 07:10 ID:???
特に一押しなのがやはり「未来篇」。老いたミュンヒハウゼンが天邪鬼とタイタン級ミサイルの上で対峙するシーン。大坂城の死体曼陀羅。シザーズパレスでの武獣とシーザーの最終決戦。狂王ヒミの覚醒などなど…。 とにかく、オカルトやアクション、メカものが好きで、その手のおもしろいアニメが見たいなぁ…などと思っている人は悪いことは言わない。意地でもこの「未来篇」だけは見た方がいい。 最近のアニメーションで、これと同等の世界観を発揮できている作品というと、「マクロスプラス」「アーミテージ・ザ・サード」くらいなものだと、私は本気で信じている。 こんなことを言うと、まるで「未来篇」だけがおもしろいように聞こえるかもしれないが、未完ながらルナティックな展開を見せる「インフェルノロード篇」、 私がもっとも愛する狂気の黒魔術師ミュンヒハウゼンが初お目見えする「魔胎伝」も作品として高い完成度を誇っているので、「未来篇」を気に入った人はそれらに手を伸ばしてみるのもいいかもしれない。
17 :
前田俊夫 :03/03/28 07:11 ID:???
以上、ざっとではあるが「うろつき童子」の魅力の紹介をやってみたが、どうだろうか? おそらくこれだけ書いてはみても、大半の人は「でもねぇ…」と自分からレンタルするなり、購入するなりするのはためらうと思う。 わかっている。わかってはいるのだ。 だが、私はあえて言う。 「うろつき童子は近年まれにみる硬派なSF伝奇ロマンだ!」と。 もっとも、その一方であまりたくさんの人に「うろつき童子」の真の魅力を知ってほしくないと言う気持ちも確かに存在する。 1億総アングラ化で、カルト的な人気を持つ作品が極端に少なくなった現在、「うろつき童子」こそがそうしたカルトムービーの、最後の砦だと私は確信しているからだ。
18 :
前田俊夫 :03/03/28 07:11 ID:???
最新作「インフェルノロード篇3」が発売され、とうとう最終エンディングに向けて走り出した「うろつき童子」。 この暗黒神話をリアルタイムで体験するか、後追いでその魅力に気づくかのカウンドダウンは、もう始まっている。 筆者のような小市民が、その作品をいくら云々しようが、今世紀最後の伝奇アニメーションは、得られるファンの数など一向に気にすることなく、不気味にその歩みを終着点に向けて進めているのである。
LOW/TESTAMENT (1994) USA 1. LOW 2. LEGIONS (IN HIDING) 3. HAIL MARY 4. TRAIL OF TEARS 5. SHADES OF WAR 6. P.C. 7. DOG FACED GODS 8. ALL I COULD BLEED 9. UROTSUKIDOJI 10.CHASING FEAR 11.RIDE 12.LAST CALL
>>1 てかこのアニメ知ってるヤシ殆どいないだろ?
当然、トレイ・アザトースやグレン・ダンズィグも これに御執心な訳だ。
>>20 TESTAMENTのメンバーもこのアニメのファンということか・・・・。
てかこのアニメ面白いの?
>>25 めちゃくちゃ面白いYO!
是非DVDを買って見るべきだYO!
うろつき童子かぁ・・・・ 懐かしいなぁ・・・・
TESTAMENTのうろつき童子はかっこいい曲だよ 特にイントロ部分のベースが(・∀・)イイ!!
とりあえず高田由美はもう飽きた。今のエロアニメシーンには彼女にかわるエロ声の女帝が必要だ。