NECRONOMICON 『Pharaoh Of Gods』
ドラェモおすすめの1枚。MORBID ANGEL meets NILEか?彼の言う通り「秘境ムードはバチーリ」なミステリアスで神秘的なところがある。
相当モビエン進軍系してるが、そこがまたイイんだ。演奏までモビエン意識してるね。タムのロールなんてピートそのままじゃないか(w
展開は複雑だけど割とストレートに聴かせる。ブラスト一辺倒でなく、モビエンの(人によっては)ウザイ部分が俺的には良い。
リフや曲展開、演奏(変な太鼓やハーモニクス奏法も)から発散される中近東テイストは、ドラェモと意見は違うが俺はNILE以上だと思う。
ってかGateway〜に似てながら本家モビエンがGateway To Annihilationを発売する前(だよな?)にこんなことやっちまうのがスゴイ!
音質は良いとはいえない。モビエンのGateway〜の方がまだマシ。Dr.が軽いし、Gt.ソロになると音がスカスカになるのが少し気になる。
発売元がUnique Leaderにしては音ヘコイ。98年録音だから仕方ないか。曲の魅力を大きく損ねてはいないから気になるほどでもなし。
曲によってはGt.ソロで音に隙間ができるところが黄泉の国ムードを醸し出すところも確かにあるな。ジャムぽくてスリルもあるし。
それよか曲に頻繁に入るAh〜Ahという女声、妖しいムードを増幅させるつもりなんだろうが、意図とは裏腹に個人的にはかなりウザイ。
9曲でトータル54分というのがブルデスにしては長いか。SEや前奏がかなり長いのもあるけど。あ、悪口多かったけど良いバンドだよ。
PANZERCHRIST 『Soul Collector』
正統派オールドスクールだね。SLAYER直系ブルデス(DEICIDEか?)にモビエン直系進軍系リフ。ストレートに聴かせるタイプ。
AなんてまんまMORBID ANGEL。Vo.の声質こそ違えどリフ、展開、歌い回しがモビエンにクリソツだが本家より良いくらい。
ついでにDYING FETUSのスローな部分まで真似っ子してる。あ、でもカッコイイよ、それ。
Vo.が曲によって極太とヒステリックなデス声を使い分けてるのが効果的に感じる部分も多々ありながらウザくもある(w
名前しか知らなかったが気になってたし、369がOLD SCHOOLで疾走タイプと言うから買ってみたら当たりだった。
ANGELCORPSEのブラックメタルに通じる部分を思い出すパートもあるし、個性的なバンドではないのかも知れないがカッコイイ。
Gソロがメロディアスで、アンディ・ラロックみたいなフレーズ(実は他のギタリスト知らんのでそれしか思い出せん)を奏でる。
音質はクリアで分離が良いけど、個人的にはグチャドロにならない程度に篭らせてほしかった。このままでも迫力あるからいいけど。
8曲で33分なのもまとまってて◎。何度も書くけどGソロのメロがいいなぁ〜。彼らの最新アルバムって本作のことか?
CANNIBAL CORPSE 『Eaten Back To Life』
遂に1stをゲット。って何処でも買えるけどな(w)。結局モビエンに続いて全スタジオ作品+公式ライヴ揃えてしまった。
曲はまだスラッシュの延長線上にあるような気がするし、ブラストだって現在数多いる怪物と比べたら圧倒的に遅い(w
音質は危惧していたほど劣悪でもなかった。これぐらいならCRYPTOPSYの1stと大差ないだろ。全然気にならない。
現在の目からすると聴き劣りするが、あの時代にこれだけのことを仕出かしてしまった事実にこそ意味があるのだろう。
MORBID ANGELの1stだってDr.のリズムに怪しいところはあったよ。むしろデヴィッド最後のライヴでのドラミングの方が安定してた。
過去の欠点をあげつらうことは簡単だが、それでオリジネイター達が成し遂げた偉業が色褪せるということはあるまい。
また、本人達がインタヴュー等で「俺達はデスのオリジネイターでも何でもない」と謙遜していたと思うが、デスの立派な創始者だ。
余談だがTomb Of The Mutilated聴き直した。昔3rdでのクリス・バーンズの声に萎えたけど、ガテラル通過した今じゃあの声も全然平気。
DAMNABLE 『Completely Devoted』
インダストリアルなSE@からブルータルな3連ブラストが炸裂。だけどこのいかにもマシーンなドラムだけはいただけないな。
プログラミングのセンスはともかく、サウンドが大っ嫌いなタイプ。MORTICIANもそうだったけど人間味ないドラムはヤだ。
曲やリフはオールドスクールな良さがあってカッコイイところあるのに。ポーランド出身ながらあまりVADER臭くないのもいい。
Vo.の極太濁声も邪悪さ満載でイイが、それだけに打ち込みドラムサウンドがウザイ。買って損したとまでは言わないけど。
リズムがカチッとし過ぎなのもスリルがない。多少ハシリ気味でも、オカズでモタってもいいから、そんなドラムの方が好きだな。
ギターなんて篭っていながらクリアに聴かせるという理想的なサウンドなのに。オールドスクールの王道ギター。
でもこのマシーナリーなDr.がトランス感覚を産み出してるのかもわかんないな。リフがカッコイイから聴いてて酔ってくるんだよ。
誰か初期サタスレでDAMNABLEのアルバム毎のアウトロが切なくて美しいと言ってたな。アコギのインストKか、うん、そうだね。
3連進軍ブラストとツーバスの疾走感が堪らない、重戦車が轟々と爆走してるような全12曲35分でした。13曲目にボーナスビデオ付き。
HOUWITSER 『Rage Inside The Womb』
オランダ産の3rd。UNIONで割と安めで売ってたし、売り切れて後悔するのも癪だから買った。
本作聞く前にまず2ndを聞いてみた(そのHOUWITSERの2nd、さらにその直前に聴いたKRISIUNの3rdと比べると粗野に聞こえなくもない)。
最初に3rdはプロダクションが良い具合に篭っているのに気がついた。2ndも摩擦力がありザラついて迫力あるが個人的に好きじゃない。
音質のせいか、曲調は2ndと大差ないと思うが、曲展開が流れるように進行しているような気がする。前作よりグッと洗練された感じ。
前作との違いはDYING FETUSのスローで引きずるようなニュースクール感覚を導入してるところか。もちろん相性は良い。
基本的には何気にテクニカルなオールドスクール。進軍系と言えるかどうかはわからないが、そんな感じのリフの魅力も増したと思う。
2ndは小賢しい展開のせいでブラストの絶対量ほど疾走感を感じなかったが、こちらは曲がスムーズに進むからスピード感は増した。
でも、2ndでもそうだったが曲間に必ず入る語りのSE、あれはいただけない。アルバムの流れが遮られるような感じがしてね。
前作が13曲で(無意味な無音2分を含む)36分ほどだったが、本作は精神を自身の強みに集約させたかのような全10曲31分弱。
DEPRAVED 『Sexual Depravity... And Pleasure To Suffer』
本作1stのジャケも萎え〜。オモテは破いた紙の切れ端でイラストのキモさを隠してるけど、ページを開いたらその絵の全貌が!ああキモイ。
過去レスで1stがイイって369か誰かが言ってたから、2ndが良かったのでそいつも聴いてみるかと買った。大正解!
2ndも聴き直したけどスラッシュリフを2ビートで走らせずにブラストのリズムを乗せたようなとこがあるな。
本作の音楽性は2ndと似ていながらリフと曲(かなりスラッシュ寄り)とブラスト〜2ビートの疾走感がもっと魅力的だ。
絶叫と極太声の掛け合いがもたらす緊張感も1stが上。聴き方によってはポップソングに聞こえるFはつまらないけど、5分超のHは◎。
音質は2nd同様良い。2ndの方がささくれ立って迫力はあると思うが、ベースのドライヴ感はこちらの方が上だ。もち迫力もある。
歌詞は書いてはないが2ndと同じくその説明があって「変態かコイツら」と思わせる内容であった。
写真集もあり、ケツ毛、オマンコに目玉を入れたやつ、メンバーが裸で便器に腰掛けてクソしてるやつなど、嫌いなんだよなこういうの。
2ndにはない睦言つーか女の喘ぎ声のSEがイパーイあるけど、あんま気にはならんな。そのSEも入れての全11曲30分。
LOST SOUL 『Scream Of The Mourning Star』
ポーランド出身。出だしからしばらく聴きながら、コイツらもVADERよりカッコイイなと思ってた。しかし、それが長くは続かなかった。
唐突な展開ではないが、ブラストに乗ったかなり臭いメロのパートが出て来たり、シンフォの味付けが出たりと、個人的に凄くウザイ。
Aもモビエン直系ブラストで始まり「おっ、イイな」と思ってもしばらく聴いてるうちにサビの部分でシンフォが出てゲンナリ。
ARCH ENEMY的なメロいパートも、曲の流れ上は正解なのかも知れないが、個人的にはハズしまくりであった。ドラェモがファンだっけ?
Gソロがメロディアスに煽ろうとしてるのもウザイ。ブルタルなとこはVADERが7割にモビエンが3割みたいなんだけど。
こうしたブルタルさとメロウさのギャップやミスマッチを楽しむ向きもあろうが、個人的には食あたり起こしそう。
特にシンフォな部分が俺個人は駄目で、ブラックはさておき、ブルデスでは外しまくりだな。全10曲34分ちょい。
リフそのものはカッコイイのがいっぱいある。メロウな展開や変なシンフォのアレンジが気に入らないわけ。慣れたら好きになれるかな?
MERLIN 『Deathkoteque』
見つけた時に聞き覚えのある名前で引っかかるものがあったので即ゲットした。後で調べたら369が酷評(?)したアレでやんの(w
これが噂(?)の女Vo.のロシア産ブルデスか。恐ろしいことにこの女、ベースまで兼任してやがる。FのB.イントロ〜ブラストは◎。
知らずに顔だけ見たら女とは思えないゴツいルックスだ。デブではないが美人でもない。369氏の言う通り希少価値ゼロ(w
肝腎のデス声だけど、初めは女と思わなかった。改めて聴くと声に低さや深みに欠けるな。笑うと女のハスキー声だな(B聴け)。
音楽性はオールドスクールでブラストもそこそこ速いし悪くはない。BなんてMEKONG DELTAみたいなテクニカルな変拍子リフ。
あ、MEKONG DELTAほどスリリングじゃないや。でもGソロなんて結構上手いしメロディアスなところあるね。
カッコいいリフはあるし、リズムチェンジや先の読めぬ曲の展開に面白味がある。曲毎の色も多彩。Eは中近東テイスト出したつもり?
サビ皆無なニュースクールとちがって、ライヴで皆が合唱できそうなパートが各曲必ず1つはあるのがオールドスクールだと感じた。
この女が全ての作曲に関わり、そのうち半分は独りで書いてやがるから侮れん。俺個人は意外にも楽しめた全10曲37分であった。
NASUM 『Human 2.01』
短めのグラインディング・ナンバーはSucmの頃の初期NAPALM DEATHを高品質にして音質を飛躍的に向上させたような仕上がり。
もちろんナパデ風じゃない他の曲(ってHarmony Corruptionや失楽園の時代のナパデ風か?)だって強烈。
断っておくが全部が全部ナパデってわけじゃないと思う。SxOxBxみたいなファスト・コア色もあるし。
Vo.が野太いデス声じゃなく絶叫タイプで俺個人が期待した声質ではないが、それはそれでカッコイイ。
個人的にはこれまであまり興味のなかったグラインド系もここまで質が高いなら歓迎しちゃう。
プロダクションはこの手のグラインド系に付きもののドラムの軽さがなく、全体的に重量感があってよろしい。
ボーナスは篭り気味のモワ〜ッとした音質だけど悪くないね(つーかエエぞ!)、昔のナパデを彷彿させて。
誰かが過去スレでオススメしてた猿ジャケの1stも(本作みたいな音質なら)聴いてみたくなった、含ボーナス全29曲42分。
屍 『人のために生きるか 自分のために生きるか』
これ1stMCDかねえ?『自我と煩悩』より前の作品であることは確かだろうが。
『自我と煩悩』みたいなエモーショナルなメロディはタイトルトラックのGぐらいで、あとはハードコア(つーかファストコア)路線。
そのGも『自我と煩悩』でリメイクされていたし。でもGだけ浮いて聞こえるといった印象はなかった。
(本当は良く知らないんだけど)ニューヨーク辺りのハードコアにブラストパートを加味したらこんな「屍スタイル」になるのだろうか。
歌詞はやはり生々しい。言葉の一つ一つが彼らの血の一滴一滴に誇張でも何でもなく相当するのだろう。
全8曲16分と、1曲毎の長さが『自我と煩悩』の半分ぐらいだからハードコア色だけ見れば本作の方が強い。
中ジャケの写真みるとライヴは凄そうだ。Vo.の板倉氏なんて会場の床でのたうち回っている。たぶん感情余ってのことだろう。
新しい作品が見つからないんだけど、聴きたいなあ。どっす〜んがあれほど好きなら、おれも個人的好みは別として聴きたくなる。
個人的には彼らにブラックなんて全く期待しちゃいない。むしろブラック以外の部分に興味がある。
DROWNING 『Drowning』
Created To Killなるコンピ(他はBRODEQUIN、ABORTED、MISERY INDEX)でエラくカッコ良かったからMCDも買ってみたんだ。
そしたら決して悪くはないんだけど、肩透かし食らったな。あのコンピで初めてDROWNING聴いた人がコレ買うと落胆するかも。
重さはあるけどデス声も泣き叫ぶようなハードコアタイプだし、音楽性もモダンなメタル色が強い。リズム的にもモダンさがある。
BIOHAZARDからヒップホップ色とラップVo.を外して、重たいプロダクションにするとこんな感じになるんじゃないのかなあ。
モダヘビとまでは言い切れないにせよ、あまり疾走しないし、ブラストも最後のDでわずかにあるだけ。フランスじゃモダヘビ流行か?
メンバー5人ともあのコンピと変わってないというのにね。全5曲18分半で終わってホッとしました(w
ASSUCK 『Misery Index』
曲数多い割に値段が安かったんだが…買った後で15曲で15分ほどのMCDとわかって鬱死。ブツ切りショートグラインドかと思った。
確かに曲の数が多くてそれぞれ短いが、無音部を挟まずそのまま次の曲に移行する作りで流れもいいので、まとまった印象。
最近名前を見ることのないScott Burnsのプロデュースもなかなか(あいつハズすと軽いだけで最悪、DEATHやMONSTROSITYなんか)。
本作は96年の録音。あの当時はScottの神通力がまだ通じた時代だったか。ASSUCKもとっくに解散してるんだっけ?
一般にはグラインド系のバンドと認知されてるのだろうが、ブルデス色を強く感じた。
また、いろんなところで推薦されてるだけあって、なかなか聴き応えのある作品だった。
>>293-294転蓮華
アズベリーパーク、ペン駅から2時間ならNYから日帰りできそうだが、夜はあそこらへんは危ないだろな。
あの駅、平日と休日では雰囲気ちがうね。休日はヤバ気だな。タバコは吸い放題で誰からも文句言われないけど。
もせ→オーディオだとパソ特有のノイズが入ったりしないのかなあ?
>>291の369
生肉?まさか豚肉じゃないだろな?豚や鶏はちゃんと火通さないと寄生虫が身体に入るぞ。
血管から脳にまで上っていって、脳の血管破って脳味噌食い荒らすんだってさ(w
それはそうと、NECRONOMICON、LOST SOULは金が無いなら買わないほうがいいかも。
絶対にCANNIBAL CORPSEタイプではない!DAMNABLEのアウトロが綺麗って言ったの君だっけ?
>>((=゚ε゚=;))
れざーぱんって雷漢か。彼のホムペ見たことあるがなかなか好男子そう。
でも、おれとても飲み会する気になれんわ。ヒッキ〜中。バイトは行ってるけど。学校は週イチ程度。
あ〜生きてるのもかったるい。
NECRONOMICONだけどさ、モビエンのウザイ部分は個人的に好きだから別にかまわないが、
あの女声はムードぶち壊しですっごくウザイ。
誰も来ないから寝るわ。うらすじ〜。