うおぉぉぉおおぉー!
今から聴くぜー!!!
1曲目、ALL I WANT
マーチングドラムで始まり、ヘヴィなリフが流れ出す。
豪勢でキャッチーなコーラスのミドルテンポの曲。
いかにもライヴの1曲目になりそうだ。
♪ディーエ ズィーレ〜 ディーエ ズィーレ〜
♪ラーメン!
Insanity
これ激ヤバだ!
ヘヴィかつテンションを高めるイントロ&ヴァース、
ブリッヂで猛烈に疾走し、
コーラスでスネアのスピードを落としつつ、
キャッチーに合唱・・・・。
間奏後、ラストのコーラスではツーバススネア裏打ちで猛烈に疾走。
・・・・たまらん。
Down
オフィシャルサイトでも最初に公開された曲。
そこそこのアップテンポで、メロディにも強烈なフックがある。
END OF〜アルバムに入っていそうな雰囲気。
ギターもドラムも大活躍で、アルバムの代表曲というところかな。
Set This World On Fire
ストリングスやピアノを使ったバラード調のイントロ。
アコースティックな演奏をバックにピーヴィがシブく歌う。
オレも悶死させる気か。
その後、RAGE必殺の3連ビートのメタルパートに。
全編に渡って強烈なキャッチーさの歌メロ。
コーラスではテンポを落とし大合唱。
間奏になるといきなり曲調がヴィクターに。
クラシカルなソロ
↓
ツインリードクラシカルなソロ
↓
ギターでコーラスのメロディ
↓
3連疾走のまま最後のコーラス。
やばすぎ。鼻血出そうだ。
エンディングもライヴを想定してるとしか思えない。
FIRESTORMの感動が新世紀に甦る・・・・。
Dies Irae
かなりの異色作。
リズムからしてこれまでのRAGEとは違う。
いや、メタルでこういうのはほとんど聴かないような。
いきなりアカペラコーラスで始まる。
ブリッヂ部の、徐々に音程が上がっていく歌メロに悶絶したあと、
奇怪なメロディのコーラスへ。
オペラ風の女性ヴォーカルとピーヴィのダミ声が、
合っているのか合っていないのか微妙で、クセになる。
間奏は相変わらずのヴィクター節まんてん。
World Of Pain
キタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
昔ながらの疾走曲。
メロディには哀愁漂いまくり。
ヴァースは、最近のRAGEによくある、楽器の音を抑え
歌を聴かせるタイプ。
ブリッヂで激しく疾走し、
コーラスでスネアを表打ちに変え力強くきめる。
VISIONSが好きな人は多いに気に入りそうだ。
Shadows
次のLiving My Dreamのイントロ。どうして分けたんだろ。
ピアノとギターによる1分のインスト。
Living My Dream
ものすごくヘヴィなリフで、
どんな重苦しい曲がはじまるんだ!と思わせる。
ヴァースもリフに合わせたアグレッシブなもの。
が、ブリッヂでメロディアスになり、
コーラスではストリングスを交えてピーヴィが爽やかに歌い上げる。
というか、前半と後半で別の曲だろ!(笑
マイク=テラーナの作らしい。
途中には語りも入る。
ギターソロはこの上なくヴィクター。
IN VAINのミニアルバムの時みたいな
アコースティック版をやってくれると悶涙だ。
ラゲ
Seven Deadly Sins
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
頭からケツまで疾走しっぱなし。
セ・ヴン・デッ・ドリ・シンッ!!
セ・ヴン・デッ・ドリ・シンッ!!
頭をカラにして聴くべし。
You Want It,You'll Get It
3連ビートの曲。
とてもクラシカル。
RAGEには、意外にもこの手の「モロクラシカル」な曲はないので、
新鮮な感じだ。
ヴィクターってドイツ語喋れるのかな?
とまったく意味のないレスをしてみる
UNITY
インスト曲。
でも7分は長すぎるダロ。
各楽器の腕前を見せつけるためのインストのせいか、
ドラムの音が妙にカッコいい。
ベースソロも申し訳程度にほんの少し入っている。
途中の妙な音のパートはギターシンセなのかな。
なんか、ヴィクターって人は
ほっとくと一人でいつまでもギターを弾いてそうだな。
Darkness Turn To Light
日本盤ボーナストラック。
最初、イントロがラジオから流れてくるような感じで、
その後普通のサウンドに戻る。
曲調ははっきりいってポップミュージック。
どうしようもないくらいポップス。
演奏・サウンドはメタルなんだが。
Thirteenアルバムあたりから出てきた
ポップ路線が好きな人は気に入りそう。
ガンマレイでいうと「SAIL ON」みたいな感じ?
逆に、ポップミュージック嫌いにはかなりキツイかも。
オレは大好きだ。
まぁ、いかにもボーナストラックやシングルのおまけ曲って感じだ。
ふう・・・・これで全部か・・・・。
とにかく、今作はなにか吹っ切れたような爽快感がある。
ミュージシャンや評論家がよく使う
「ポジティブなエネルギーに満ちている」
という表現がピッタリだ。
どの曲もよく練られていて
「RAGEは曲数多すぎて捨て曲も多い」という
これまでの印象を拭えると思う。
どの曲も歌メロがキャッチーで、END OF〜アルバムを思い出す。
ライヴで大合唱間違いなし。
特に目立つのはピーヴィのヴォーカルの変化かな。
声を張り上げ堂々と歌い上げる様は、
バンドが10歳若返ったような感じだ。
曲のクレジットを見ると、
大半の曲作りにヴィクターが関わっている。
ピーヴィ単独の作は、どれも猛烈な疾走曲というのも見所かも。
最近の作風から、ピーヴィはコテコテの疾走パワーメタルには
飽きてきたのかと思っていたが、そういうわけでもないらしい。
ヴィクターが加入して、テクニカルな方面に行くような気がしていたが、
ここまで猛烈なパワーメタルアルバムを出してくるとは、少々意外だ。
正統派メタル、漢メタル、パワーメタルファンは
今すぐCDショップに駆けつけるべきだな。
どこを切ってもメタルがでてくる、
究極のメタルアルバムのひとつと言えよう!!
聴けば全身からメタル汁が滲み出すこと必至。