新・無断リンクは是か否か?(3)

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ははは、「WWWのURLは本当はschemeにResourceを特定する情報を
組み合わせた文字列だから、本当はURIと呼ぶべきだ」的な話っすか?

まあ、確かにインターネットにゃhttpだけじゃなくてnntpもgopherもwaisも
ありますけどねー。nntpなんかは本当によく使われてるし。

それはともかく、自分で「○○のほ〜むぺ〜じ」なんてな例を書いて気づいたんだけど、
「いわゆる無断リンク」を非とする人と、是とする人って、「WEB」、特に
いわゆる「ホームページ」への認識レベルが根本から違うと思えてきた。

是とする人・・・というか、本来のWWWの思想の流れから来てる人って、
ホームページの作成を「情報発信」「情報公開」、Internetをメディアとして、
WWWという手段で行う「出版」みたいなものだと考えているはず。
というか自分もこちらの方なんだけど、それはInternetに情報を載せることの
本質を考えればごく当然で、今更言われるまでもない事だと思う。

いちいち別の情報を参照するためにその情報の持ち主に連絡とって許可とって・・・
ってなことやると、その煩わしさのために本質的な作業に時間を割けなくなる。
WWWってのは、そういう「事務的な煩わしさ」を解消するための手段。
いちいち許可とって引用範囲確かめて・・・てな事をせずに、自由に情報を
共有し、相互参照などに対してのあらゆる「コスト」を減らすためのシステム。

だから、「リンク張って良いですか?」なんてな事をメールなり掲示板なりで
問うなんて、WWWの本質に逆行するんだよね。だって「そういう煩わしさ」
から逃げるためのシステムなんだもの。

だから極端な話、「無断リンクは是か非か」なんて話がなんで出てくるか
理解不能なんじゃないかな。他人の発進した情報に有益なものがあると思えば
張るのは議論以前、「生物が呼吸するのと同次元」での当たり前、というか
WWWという思想/システムの根幹を成す手法だから、WWWにとってリンクという行為は
生物にとっての「呼吸」に匹敵するほどの根本的な「生命」維持の根幹だからね。

つづきます。