1 :
Name_Not_Found:
さて、DW4からも使えることになった
WebDAVのことについて何でもいいんで語って下さい。
というか、この板でWebDAVについて知ってる奴はどれだけいるのだろうか。
素人さんがおおそうなんで少なそうだな・・・。
シラネーヨ
--
WebDAV は、Web を共同作業に適した書き込み可能なメディアにするものです。
今日の Web は、もっぱら読み取り専用で、ユーザーはほとんどの場合、
情報をダウンロードしたり、表示したりするだけです。
WebDAV の世界では、全世界の Web ユーザーが、
どのようなソフトウェアプログラムあるいはインターネットサービスを使っていても、
互いの作業に干渉することなく、共有文書を書き込み、
編集し、保存することができるようになります。
しかし、WebDAV は単なる Web ページ作成にとどまるものではありません。
WebDAV のベースには、Web ブラウザが Web サーバーとの通信に使用している標準プロトコルである
Hypertext Transfer Protocol (HTTP)の拡張のセットがあります。
WebDAV と HTTP はあらゆる種類のコンテンツに対応できるので、
WebDAV はワープロ文書、スプレッドシート、
あるいは画像ファイルなどの共同作業にも簡単に利用できます。
理論的には、ファイルの形で保存できるすべてのものを、
WebDAV によるオーサリングの対象とすることができます。
これがまさに WebDAV の利点なのです。
3 :
anonymous:2001/01/08(月) 05:38
語るって簡単に言われてもなあ、RFC 見ても分かると思うが結構膨大だぞ?
おまけに
> というか、この板でWebDAVについて知ってる奴はどれだけいるのだろうか。
> 素人さんがおおそうなんで少なそうだな・・・。
なんて書いているしなあ。煽られたいのか、まじめに話をしたいのかよく
分からん。
まあ簡単に。
● WebDAV の目的
WebDAV = Web Distributed Authoring and Versioning の略。
HTTP を用いて、Web Site のコンテンツの編集を可能にするための仕組み。
今まではローカルディスクにコンテンツを置いて、それを FTP とかで
転送するという手順でコンテンツを更新していた。それに対して、Web サイト上の
コンテンツを直接編集して直接保存することを可能にするのが WebDAV。
HTML に限らず、Web サイト上におけるものなら何でも OK。
HTTP を使っているので、Proxy 等を通じてファイルを取得したり送り込んだり
することも容易にできる。
●情報源。
総本山はここ。
WebDAV Resouces:
http://www.webdav.org/ IETF WebDAV Working Group:
http://www.ics.uci.edu/pub/ietf/webdav/
4 :
anonymous:2001/01/08(月) 05:39
● WebDAV の規格
WebDAV では、ファイル転送・取得・削除、ディレクトリ(コレクション)
作成・削除、ファイルロック・アンロック、一覧取得、ファイル属性情報取得の
ための方法を定義している。RFC 2518 を参照。
IIS と Apache ですでに利用可能な実装がある。IIS は 5.0 で標準装備。
Apache は module がここから入手できる。
http://www.webdav.org/mod_dav/ WebDAV 自体は現在は 3 つのサブグループを従えている。
・Access Control Protocol は、ユーザーごとのアクセス権を定義し制御する
ための仕組みについて議論している。
・DELTA-V は、コンテンツのバージョン管理の方式について議論している。
バージョン管理とは、以下のような作業を可能にするための仕組み。
- サイト全体を 2001/01/01 時点の状態に戻す
- サイトのあるページを 2001/01/01 の状態に戻す
- あるページを、誰がいつどのように編集したかを調べる
・DASL は、検索機能について議論をしている。
いずれのサブグループも、実装を生み出すまでにいたっていない。
● WebDAV 対応しているクライアントソフト
・Macromedia Dreamweaver 4 (Flash@` Fireworks は予定がないようす)
・Adobe GoLive 5@` Photoshop 6@` InDesign の次バージョン
・Windows2000/Office2000 付属の Web Folder
詳しくは
http://www.webdav.org/ のトップページを参照。
5 :
anonymous:2001/01/08(月) 05:40
● WebDAV のメリット・デメリット
・メリット(主に FTP と比較して)
- HTTP で通信可能で、WebDAV 対応のクライアントとサーバーがあれば直ちに
利用可能。ルータで FTP を通すとか、Proxy を経由させるために特殊な
FTP Client を使うといった面倒さから解放される。
- 同様に、多数のセキュリティホールが報告されている FTP Server を
使い続けることから解放される。
- ファイルロックが可能なので、他人によって意図しない変更がコンテンツに
加えられることを防止できる。
- HTTP Server で参照可能な範囲にアクセスが限定されるので、FTP ユーザーが
サーバーの重要な情報を参照する危険が減少する。
・デメリット
- WebDAV 対応のクライアント、サーバーともにまだ数は少ない。
- 実装が十分にこなれていない。意図しないセキュリティホールがあるかも
しれない。
ま、こんなところかな。
6 :
Name_Not_Found:2001/01/08(月) 05:44
>>3 大変申し訳ない。
煽る訳じゃなかったんですけど。
まじめに話がしたいです。
私も先日、Apacheにmod_davを入れたばっかなんで
WebDAVについていろいろと知りたくて。
しかし、幸先良さげなスレだ。
7 :
anonymous:2001/01/08(月) 06:47
今のところネックになるかな、と思われる点は、アクセス権の管理。
現状だと各デザイナーごとにコンテンツへのアクセスを制御するには .htaccess や
httpd.conf によって <LimitExcept GET POST> 中に require でユーザーないし
グループを指定するしかない。しかし、このように制御をするとなると、変更の
際に面倒なことになる。
忙しいサイトだと .htaccess は負荷の原因になるし、かといって httpd.conf に書くと
設定を変更するたびに httpd の再起動が必要になる。いずれにしても好ましくない。
また、新しくファイルを作ってそのファイルへのアクセス権を定義しようと思ったら、
デザイナーが自分で .htaccess/httpd.conf を修正するか、サイト管理者に連絡して
サイト管理者のほうで修正する必要があるが、いずれも煩雑。
Access Control Protocol の完成が待たれる。
ただし、デザイナーの人数が少なくて、デザイナーの変更もそれほどなく、コンテンツも
少な目という環境なら、WebDAV はかなりお勧めである。言い換えれば、大規模な
オーサリング環境ではまだ満たすべき機能が多く、もう少し様子を見るべきとも
いえる。
8 :
anonymous:2001/01/08(月) 06:47
別のネックと思っているのが、運用中のサイトの編集について。
運用中のサイトで、あるページを変更した場合、それに応じて他のページも
同時に変更しないといけないという場合がある。
このときに、
・あるページを「編集中」にしたときに、そのページと依存関係を持つ
(たとえばフレームの親子要素)ページも自動的に「編集中モード」に
してくれる
・「編集中」モードにあるページの場合、「編集中モード」が解除されるまでは
編集前のページが自動的にユーザーに表示される
・「編集中」モードが解除されると、依存関係にあるページもいっせいに
「編集中」モードが解除され、編集後のページがユーザーから見えるようになる
という風にしてくれると、編集中のページをユーザーに見られたり、編集済みページと
未編集ページで矛盾が起きてそれがユーザーに見られるといった事態を避ける
ことができるようになる。
本来の WebDAV の "V = Versioning" はそのような機能を意図していた。しかし
非常に仕様が複雑になったので、WebDAV から切り離されて DELTA-V という
別仕様になってしまった。
9 :
anonymous:2001/01/08(月) 06:48
その結果、編集中のページをユーザーに見られたり、編集済みページと未編集
ページの間の矛盾がユーザーにばれたりするという問題が残ってしまっている。
それに対処するには、
・編集専用のサイトと、閲覧専用サイトを作る。
・編集専用サイトへは WebDAV 経由でアクセスし、コンテンツの編集を実施する
・編集が完了した(とサイト管理者が判断した)ら、編集専用サイトの内容を
閲覧専用サイトへコピーする(telnet/ssh で接続して、必要なコマンドを
実行する)
という手段を使う必要がある。またバージョニングが必要な場合には、WebDAV と
CVS を併用するといった手段が必要になり、非常に複雑になる(素直に CVS を
使ったほうが楽かもしれない)。
したがって運用中のサイトのデザインするにあたり、「編集中のコンテンツを
どうするか」という問題にあらかじめ対処しておく必要がある。
この意味で WebDAV は万能の解決策からはまだ遠い状態にある。
10 :
Name_Not_Found:2001/01/08(月) 08:15
mod_dav+Golive5使ってるけど全体的に処理遅くないですか?
なんか遅すぎ。
http使ってるからなのか。
11 :
Name_Not_Found:2001/01/08(月) 08:32
>>7-
>>9 WebDAVの話を聞いたときに一番気になっていたのが、まさにこのポイントでした。
簡潔でわかりやすいまとめ、感謝です。
12 :
anonymous:2001/01/08(月) 23:05
>>10 mod_dav + DW4 (英語版) ではほとんど遅いという印象はなし。
FTP による転送と比較してみたが、ほとんど遜色ないという印象。
その mod_dav 入り Apache と GoLive5 のマシンの間って、何で接続されているの?
13 :
10:2001/01/08(月) 23:57
>>12 100baseのLANで繋がってます。
ローカル内にサーバがあるので。
GoliveのWebDAV部分がヘボいのか。
WebDAVで編集とか新規作成すると
httpdを動かしてるアカウントが
ファイルのオーナーになるんですけど
これって対処法ないんですかね。
まぁ、UNIXのシステムから言えば当たり前のことなんですけど。
14 :
anonymous:2001/01/09(火) 00:15
>>13 今度自分ところでも GoLive 5 入れて評価する予定なので、それまで結論を
待ってもいいかも。ちなみに 450KB の JPEG ファイル 2 つ貼りこんだ 10KB の
コンテンツの転送に要した時間はほんの 2@` 3秒。
> httpdを動かしてるアカウントが
> ファイルのオーナーになるんですけど
> これって対処法ないんですかね。
suexec 使って対処できないかな?。調べてみよう。
ちなみに Access Control Protocol 使っても同じ問題は残る様子。
というか多分システムアカウントに依存しないようにするんだろうな。
おっと、suexec じゃだめだ。仮想ホストを別ユーザーで動作させるとかしか
手はないかな。
16 :
Name_Not_Found:2001/01/27(土) 16:44
良スレあげ。
17 :
Name_Not_Found:2001/02/03(土) 15:36
変なスレッド飾り嫌いです。。。。
18 :
Name_Not_Found:2001/02/13(火) 17:15
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あげ荒らし、お前ネクラすぎ。
外で遊んで来い。友達作れよ。