昨年の大相撲名古屋場所で、暴力団幹部らが土俵下の維持員席で観戦していた問題で、
日本相撲協会は29日、名古屋場所の維持員との会合を、名古屋市内で開いた。
協会側から全国維持員会会長の出羽海親方(元関脇鷲羽山)、横綱白鵬らが出席し、再発防止策などを説明した。
維持員約80人が出席。名古屋場所の担当部長を務めた二所ノ関親方(元関脇金剛)が、
今後、監視カメラを設けた維持員専用の入り口を作り、本人以外が入る際は、氏名の記入を徹底することなどを説明した。
白鵬は「力士の思い、自分の思いを(維持員に)伝えることができた」と話した。
維持員は、日本相撲協会に一定以上の金額を寄付した法人や個人、後援団体などに認められる資格。
土俵に近い席が無料で割り当てられる。