東海道新幹線の東京発広島行き「のぞみ155号」(700系)が今月9日、デッキにある配電盤から煙が出て岐阜羽島―米原間で緊急停車した問題で、
JR東海は24日、ブレーカーの部品の不良が原因だったと発表した。JR東海は所有する車両のブレーカーを最新型に取り換える。
JR東海によると、室内の換気をする装置が故障し、ショートを起こした影響で、この装置につながる配電盤内の空調関係のブレーカー内に過大な電流が流れたという。
通常ならブレーカーが落ちて電流を遮断するが、ブレーカー内部のはんだ付けが切れており、正常に作動しなかった。このためブレーカー内部の温度が上がって破裂し、
その振動で周辺の複数のブレーカーも落ちたという。はんだ付けの強度が不足しており、運転中の振動で切れたとみられる。
JR東海は今年度中に、700系と300系の全車両とN700系の一部を合わせた1744両にある計約9200個のブレーカーを、はんだ付けを強化したものに取り換える。同種の車両を所有するJR西日本も、すでに交換を進めている。
当時、緊急停車したのぞみは米原駅に臨時停車し運行を打ち切った。JR東海新幹線鉄道事業本部の坂上啓・車両部車両課長は「夏休み期間中に、多くのお客さまにご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪した。
新幹線でブレーカー落ちたとかwww