第92回選手権大会総括 レベルの低い大会――。
残念ながら、そう思わざるをえない大会だった。
理由は、走らないから。打ち損なった時点であきらめ、凡打と決めつけて走らない。
反対に、安打と決めつけてふくらんで走り、ファインプレーをされてアウトにされるケースも目立った。
最後まであきらめない、自分で判断しない、勝手に決めつけないのは基本中の基本。全力疾走の意識が欠如している。
今大会では、まるでプロ野球選手のように凡打で一塁までダラダラと走る選手が目立った。
一塁ベースまで到達せずにベンチへ戻る“不走”も多かった。
選手たちには酷かもしれないが、代表にふさわしくないプレーをした代償として走らない選手リストを挙げておく。
(不走、一塁到達秒数ワースト10のリスト:省略)
一塁ベースまで走らないなど言語道断。
チームとしては、不走リストに3人も名前を連ねる佐賀学園、
ワースト10に3人入っている成田の他に、不走2人を含む4秒75以上が4人の早稲田実、
6人の松本工、4人のいなべ総合などが目立った。松本工、いなべ総合は初出場。
初めての晴れ舞台でこのような姿勢では、二度目はないだろう。