英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は20日までに、
北朝鮮がハンガリーに対して、負債の90%以上を帳消しにするよう求めたと伝えた。
同紙によると、2008年11月に平壌で行った会合で、
北朝鮮の交渉担当者がハンガリー側に帳消しを要請した。
ハンガリー政府高官が同紙に対して明らかにした。
同高官は「彼ら(北朝鮮)は自国の厳しい経済状況を考慮に入れるよう(われわれに)頼んだ」と語ったという。
北朝鮮に関しては、チェコに対して負債の5%を朝鮮ニンジンで返済したいと提案していたことが報道で明らかになっている。
北朝鮮の未払いの対外債務は約120億ドル(約1兆240億円)と見込まれており、
うち約3分の2は旧共産主義国に対する負債だという。