結婚10年になる40代女性。子どもに恵まれずに不妊治療を続け、昨年ようやく男の子を授かりました。妊娠がわかった時は夫と共に涙し、
双方の両親も喜んでくれました。しかし、性別が男だとわかると、夫以外は「なんだ男の子か」とがっかりした様子。
不妊治療は大変つらく、やっとの思いで授かったので、そんな声は無視し、無事出産することだけを考えました。
それなのに出産後、私自身の心の中にも「女の子が欲しかった」という思いがめばえ始め、日に日に大きくなっています。
息子はかわいい。大好きです。でも周囲は「男の子を産んでも、お嫁さんに取られるだけ」と言います。
男の子を産んだ自分は負け組で、女の子の母親が勝ち組だという気がします。
嫉妬で女の子の親とは仲良くなれません。
この気持ちと、どうつきあっていけばいいのでしょうか。(東京・A子)
命の大切さは性別とは無関係のはずですのに、いつの時代も子育てに寄せる人々の欲望や周囲の言動の無責任さにあきれます。
それにいちいちとらわれているあなたもあなたです。あなたがけっして忘れてはならないものが二つあります。一つは、
不妊治療を受けながら赤ちゃんを待望していた気持ち。もう一つは、妊娠を知って夫婦で涙を流して喜びあった気持ちです。(大日向 雅美・大学教授)
男を産んだら負け組らしいぞwww藁