弥生さんの母親も、やり切れない思いを法廷で訴えました。
「娘と孫がどんなに苦しい思いをしたのか、自分の首を絞めて実験してみました。被告人は
こんなむごい形で娘の命を奪っておいて、まだ自分の命が惜しいのですか。真実の裁判を
してください」(弥生さんの母親)
メモをとりながら表情を変えずに遺族の陳述を聞いた元少年。その直後の被告人質問では、
憮然とした態度でこう証言しました。
「今以上の苦しみは実生活において容易に想定できます。それを踏まえてでも生きたい。
僕のほうから検察官に言わせていただければ、なめないでいただきたい」(元少年)
「彼に対して温かい言葉をかける弁護団に対しては真しに対応しますが、検察官や裁判官の
尋問に対しては敵意や不快感をあらわにしますし、とても心から改心している人間とは
思えません」(本村 洋 さん)
20日まで3日間の集中審理の中で、元少年は、殺意や乱暴目的を認めた捜査段階の
供述調書に署名した理由について、検察官からレイプ目的を否定すると死刑の公算が
高まると言われたと証言。また、強姦という言葉の意味について認識不足だったことを
強調しました。
「この裁判の弁護ほど胸を張って弁護できたことは今までありませんでした」(元少年の
弁護団 今村 仁 弁護士)
差し戻し控訴審は実質的な審理を終え、最終弁論に移ります。(抜粋)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3662313.html ※動画:
http://news.tbs.co.jp/asx/news3662313_12.asx ※画像:
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