【歌舞伎町】真崎涼【ジェントリー】

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川口の臼井尚美の実家に消防署の職員がやってきた。

ウスイは、ボロ家の二階で夜中誰がいない時でもコークスをたきっぱなしにしているという情報を消防署が掴んだらしいのだ。

ウスイがガスを使わず、コークスを使いゴキブリ料理を作るのはもちろん節約のためである。
白丁男の中の男・臼井尚美は、プータ高田美佳にゴキブリ料理をご馳走することが凹凸にこぎつける手段だと固く信じているし、
ゴキブリは生で食べることも多いのだ。

「消防署のものです。立入検査したいんですがね。」

消防署の職員が5度呼びかけて、やっと臼井尚美がつっけんどんな態度でこたえた。

「令状はあるのか?」
「令状がないと消防署でも家の中に入れないんじゃよ。入ると人権侵害になるんじゃよ。
どうだ!俺はよく知ってるだろう!賢いだろう!俺は知恵オタクだろう!ゲヒーーーッヒヒヒヒヒッヒヒッヒ!」

犯罪者ウスイは頭は非常に悪かったが、なぜか悪知恵だけは非常にまわる男であった。犯罪IQが高いと言ってもよいのかもしれない。