クレーム患者はとにかく死んでください。

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714医療報酬とはそもなんぞや
厚生労働省の前身、厚生省は昭和13年に国民健康保険法とセットで設立された。
医療を国家により統制する目的で軍部が主導となって行われた。厚生省は戦争遂行
への寄与を目的とした国家機関であった。医療の統制が必要なくなった戦後も厚生
省は存続し、新憲法下では国家の社会福祉と公衆衛生の向上・増進をはかる機関と
して再定義されることとなった。
昭和23年、アメリカ社会保障制度調査団のワンデル勧告は「病院は国民に奉仕す
るという認識を深めること」、「計画に基づく病院の建設費は公的財源によるもの
とし、主として国庫から支出されねばならない」等を勧告、昭和26年の「基幹病
院整備計画要綱」にもとづく国立病院、療養所の整備、さらには一県一医大構想に
までつながる日本医療政策の基本理念となった。素直に読めば国による最低限医療
の保証と、当時は貧弱であった医療インフラ整備には国家がその責任を負いなさい
という意味を越えるものではないと思うのだが、朝鮮戦争特需などをきっかけとし
た日本の奇跡的復興は国税収入の増加と国家財政の急激な改善を背景に国民皆保険
制度(昭和36年)の導入を結実させた。