クレーム患者はとにかく死んでください。

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665医療報酬とはそもなんぞや
診療に用いられる機器の高度化により施設費や運営費がやたらとかかる
ようになり、急激に医療はコストフルな事業になった。

昭和初期に医者といえば横丁のインテリ、聴診器一本で愛想よく身体の
隅々まで触って聴いて症状も細々と聴いてくれるものだったが、大した
道具もない替わりに大した金も必要なかったし、そういう医者ほど患者
が来て結果的に儲かった。患者の満足イコール医者の儲けだった。

やれ胸痛があると逝っては心電図、やれ頭が痛いでCTスキャン、ちゃん
と問診してそれなら大丈夫、心筋梗塞や脳卒中じゃないと医者が言っても
患者は言うことをきかなくなり、果ては必要な検査を怠ったと訴える。
健康保険も道具を使った診断には金を払い、診察や問診などには基本的に
大した金を払わない。高価な検査機器がないと患者受けも悪くよその大病院
に客を奪われるからしかたなしに機械を入れる、ランニングコストが高く
なる、初診料、再診料、外来指導料などではまかなえなくなり、ひたすら数
をこなさなければならなくなり、結果的に見落しを避ける専ら自己防衛の
ために検査を多発する。

問診もそこそこに診察を切り上げて検査を指示する"糞"医者はこのようにして
生まれたものだ。