驚!研修医問題 「犯罪だが、慣習にて放置す」

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217卵の名無しさん
>>196

研修医が急性心筋こうそくで死亡したのは違法な長時間労働によるものだとする遺族の告訴を受け、
労働基準法(労働者名簿の作成義務など)違反容疑などで書類送検された学校法人・関西医科大学(大阪府守口市)
と田代裕・前学長(74)らについて、大阪地検は10日、法人としての関西医大と同医大付属病院の事務部長(60)を
不起訴処分(起訴猶予)とした。また、田代前学長は職務権限がないとして、嫌疑なしの不起訴処分とした。

告訴状によると、同医大付属病院の研修医だった森大仁さん(当時26)は98年6月1日から同年8月15日までの間、
早朝から深夜まで同病院で働き、労働時間が法定の週40時間を大きく上回る558時間にも及んだが、病院は労働時間を把握する義務を
怠った。支払われていたのは月額6万円の「奨学金」だけで、法定の最低賃金にも満たない、としていた。森さんは同年8月16日、
急性心筋こうそくで死亡した。

大阪地検は、「研修医の労働は正規に雇用されている医師と異なるところはまったくなく、研修医だった森さんも
点滴や採血の職務を義務づけられていた」と認定した。さらに、関西医大と事務部長について
「労働者として扱わねばならないという意識が欠けており、労働者名簿に記載していなかった」と指摘。
そのうえで「犯罪は成立するが、他病院でも同様の状況が慣習化しており、訴追までするのは妥当でない」と判断した。