1 :
卵の名無しさん:
お医者さんは、自分が訴えられてるわけじゃないのに、どうして、マスコミに取り上げられると、嫌がるんですか?。訴えられてる、張本人ですか?。
2 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:05
報道された内容のまちがいを指摘しているだけ
3 :
牛若丸:2001/06/01(金) 02:09
明日は我が身って思うんだよ。想像力を働かせろ。ばか。
4 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:09
間違いは、医療の問題であれば、裁判所で、やるべきことですから。十分な検討が必要じゃあないですか。間違ってない場合は、どう解釈すれば言いのでしょうか。
5 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:10
バカかお前?
報道のまちがいだってイッテルだろうが
牛は牛小屋で草でもくってろ
7 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:11
でも、点滴の入れ間違え、とかはそんなに、頻繁ではないはずだと、思って信じて入院していますけど。
8 :
どうでもいいが牛は死ね:2001/06/01(金) 02:11
>3
うん。そうだね。わかったから死んでね。
9 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:13
間違えだとどうして、断定できるんですか?。軽はずみに断定するのは、いくら、有資格者の医者でも、軽率ですよ。
10 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:15
明日はわが身っていままでミスしたことあるんですか。何回ぐらいしたんですか。死なせたことはあるんですか。
11 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 02:18
ミスが多いひとは、転職して欲しいです。注意力散漫、不適格者、それか、ミスをおこしにくい科に変えるべきデース。
12 :
>1:2001/06/01(金) 02:24
悪いけど同趣旨のスレッドは既出なんだよなあ
13 :
牛若丸:2001/06/01(金) 03:36
>明日はわが身っていままでミスしたことあるんですか。
医療ミスで表に出てくるのは氷山の一角みたいですよ。
>ミスが多いひとは、転職して欲しいです。注意力散漫、不適格者、それか、ミスをおこしにくい科に変えるべきデース。
おっしゃる通り。
それには私がいつも主張してるように『医師の数を増やす』しかないのです。
14 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 03:39
>1
ダチョウ倶楽部?
15 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 03:44
人間がやっている以上、医療ミスはある意味仕方の無い。
現場で働けばわかる。もちろん、ないに越したこと無いんだが。
問題なのは、ミスが起こった時の対応と国民の考え方。
医療ミスは絶対にあってはならないという意識が強すぎるから
病院だって隠すんだよ。
マスコミも面白半分に騒ぎすぎなんだよ。
医療の医の字も知らないくせに。
アメリカでは、ミスを市民も認めているから、病院だって隠さない。
実際アメリカでは年間30万件のミスが起こっている。
しかし、フォローがしっかりしている。
だから、マスコミも叩かないし、円滑に処理される。
16 :
16:2001/06/01(金) 12:30
テレビで見た。アメリカの医者のプロフィールが見れるページで、その医者
が過去におこしたミスという欄があった。
>1
なんか勘違いしてるね。ミスのとりあげ方の問題。
素人には分からないでしょう。
マスコミはあまりに無知であるうえに、猜疑心が強く、
煽り、あげつらい、はたまた世論操作までしてしまう。
問題の本質をまるでついていない。そこが問題。
18 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 12:52
医師も人間である以上、無謬ではいられないというのはよくわかる。
問題は、ミスに対しての責任を取ろうとしないこと。
逃げられるものなら逃げたい、という気持ちはわからないでもないが、
それでは、ミスの再発は防げないだろう。
医療の現場をよく知らないマスコミに患者サイド寄りの姿勢が多いのに
いらだつのはわかるが、現場では医師は患者に対して、絶対の権力を
持っているし、患者が医師に責任を取らせようと思えば、非常に負担の
重い訴訟という制度に頼る以外、現在のところすべがない。
訴訟を起こす以外に、ミスの責任の所在を明らかにし、調停する手段が
あればいいのだが。
>医師は患者に対して、絶対の権力を持っているし、
おいおい・・。
>現場では医師は患者に対して、絶対の権力を持っているし
マスゴミに煽られ培われてきた被害妄想……30年前じゃあるまいに。
結局、マスコミはこういう厨房を培養してるだけなんだよ。
なんら本質的議論はない。
22 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 13:16
医者側が権力を持っているのは事実。
被害妄想でもなんでもないだろう。
ミスが起こった場合、被害をこうむるのは医者ではなく患者だ。
それも、命にかかわる重大さを持っている。
これを被害妄想と言い切る人間こそが、
マスコミに対して被害妄想を持っている。
23 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 13:19
ミスを騒ぎ立てるマスコミが悪いのならば、
マスコミさえ騒ぎ立てなければ、
自主的にミスを申告し、再発を防ぐ土壌ができるのか?
そうじゃないだろう。
ミスはできれば認めたくないし、逃げたいのが本音だろ?
生活かかってるもんな、医者も。
パイロットは乗客に対して絶対の権力を持ってるのか?
ガソリンスタンドの兄ちゃんは客に対して絶対の権力を持ってるのか?
>ミスが起こった場合、被害をこうむるのは医者ではなく患者だ
こういうのを権力とはいわない。レ
何で馬鹿が立ち上げるスレに皆さん親切に答えてあげるのですか?
化かすレは放っておけばよろしいかと。
>22
レストランで食中毒おこしたら、被害を被るのは客だ。
しかも、命に関わる重大さをもっている。
よって、調理人は客にたいして絶対的権力を持っている。
でもいいね。(プ・・
28 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 13:27
>>24-26
論点がずれている。
権力の意味について云々しても、私の意見の細部に噛み付いているに
過ぎない。
本質的な問題に目を背けているのは、わざとなのか。
それに気付いていないとすれば、救いがたい厨房だ。
>現場では医師は患者に対して、絶対の権力を持っているし
権力の意味をわかってないようなので小学校に入り直しなさい。
極論するならば権力をもっているのは患者。
患者は医者を選べるが、医者はそうではない。
馬・鹿は2Chに入学する前に小学校の教科書買ってよく勉強するように。
30 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 13:32
>28
ついでに「本質」の意味もお勉強してください。消防さん。
31 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 13:40
>>29-30
そういう物の言い方、論の進め方しかできないのは本格的な馬鹿だな。
国試何浪目かは知らんが。
「論点がずれている」の意味が理解できないと見た。
それで、医学書を読めるのか。
まあ、これ以上やると「おまえのかあちゃんデベソ」とか言い出しかねないな。
すでに、そういう攻撃になってるが(藁
>患者は医者を選べるが、医者はそうではない。
治療を受け始めるまでは、確かにそうだろう。
だが、手術が始まってから、「すいません、この先生、やめてください」
と言えるのか? 患者が。
ホテトル嬢のチェンジシステムじゃあるまいし(藁
「まな板の上の鯉」という言葉を再度考えるよう、お勧めする。
受ける前にやめればいいじゃない。承諾した以上はしょうがないね。
>承諾した以上はしょうがないね。
そう思うだろ? だから、その結果、起こったミスについては、
責任の所在をあきらかにしろ、と言っているわけだ。
医師に100%の責任があると、最初から言っているのではないぞ。
ミスは偶発的なものもあるわけだから、
「ミスを起こすような医者を選ぶ患者が悪い」
なんて、誰にもいえないだろ。
事故った飛行機に乗っていた人に、
「そんな航空会社を選ぶから悪い」
と言えないのと、一緒。
論点がずれているのはソチラ
>>22-23,
>>31-32=地雷?
>>1 名前:卵の名無しさん 投稿日:2001/06/01(金) 02:01
お医者さんは、自分が訴えられてるわけじゃないのに、どうして、マスコミに取り上げられると、嫌がるんですか?。訴え
られてる、張本人ですか?。
>>2 名前:卵の名無しさん 投稿日:2001/06/01(金) 02:05
報道された内容のまちがいを指摘しているだけ
病院・医者の過失が明らかな場合は、この板では話題にもならない。
報道内容がお粗末なのが不愉快なだけ。
>>9 名前:卵の名無しさん 投稿日:2001/06/01(金) 02:13
間違えだとどうして、断定できるんですか?。軽はずみに断定するのは、いくら、有資格者の医者でも、軽率ですよ。
知識の無い人間には何が間違いが解らないが、知識のある人間が見れば間違いを指摘できる。
そもそも「患者の不利益=医者の過失」という発想が間違い。
>責任の所在をあきらかにしろ
おいおい、あきらかになってるけど。一度、医療裁判見学すべし。
それに、患者側に医師を完全に選択できるシステムもないしな。
今あるのは、きわめて不確かな「評判」という情報と、
自分が受診している時の、医師の対応だけが頼り。
個人病院ならともかく、総合病院で、医師の指名なんぞ、出来ないだろう。
病院の宣伝についての規制が緩む方向にあるから、そうなると少しは、
判断できる情報が増えてくるんじゃないか。たいして期待はしていないが。
>34関係のやつ
こいつやっぱり重症のマスゴミ中毒だな
>37
あのさあ、いやならそういうシステムさがしてアメリカでもいけば。
37みたいな奴でも断れないのが医者の立場。
>>36 判例はいくつか読んでいる。
>>18とあわせて読んで欲しいのだが、裁判以外に、責任の所在をあきらかに
できないのが、問題だと思っている。
>37
>医師の指名なんぞ
おまえ指名料払う気あるのか?保険でやれとでも?
ちなみにアメリカの指名料は高いぞ。
>医師の指名
貧乏人にかぎってこういうことをいう。(げら
>病院・医者の過失が明らかな場合は、この板では話題にもならない。
つまり、医者サイドのミスについては話題にしたくない訳だ(藁
その気持ちはよくわかるよ。
まあ、せいぜい、患者にお追従されてあぐらかいてることだな。
・・・って、医者じゃないか。ここに今書き込んでる関係者は。
司法制度が変わって、弁護士が増えれば、日本でもアメリカ並に
訴訟がお手軽になってくれるといいんだがな。
45 :
35:2001/06/01(金) 14:55
マジレスしたつもりなんだが、悪意を感じるね。やっぱり地雷か?
>>44 名前:卵の名無しさん 投稿日:2001/06/01(金) 14:43
>病院・医者の過失が明らかな場合は、この板では話題にもならない。
つまり、医者サイドのミスについては話題にしたくない訳だ(藁
その気持ちはよくわかるよ。
明らかな過失をどうやって2chで話題にしろと?
「オレ達も注意しよう!」ってスレがここで受けると思うのか?
>「オレ達も注意しよう!」ってスレがここで受けると思うのか?
いや、受けないと思う(藁
ただ、医者に批判的なレスをもっと上手くかわす芸はないのかとは思うぞ。
サヨマスコミに毒されて視野狭窄した厨房が一人で騒いでいるな。
概ね
>>35の「報道内容がお粗末なのが不愉快なだけ。」に賛成ー。
民意と称して嘘報道とかしてるの見ると「あーこれが情報操作って奴か」
といっそしみじみします。
当事者じゃなくても、話聞いてるだけで「あ、それは嘘だ」って分かる
コトもあるからねぇ。
サヨマスコミ関係者だったりしたらかなり笑うが>ここで騒いでる厨房
レスをつける人間がいるから反応しているだけで、一人でレスを書き連ねるほど
ビョーキ入ってはいないが。
マスコミを叩いて、日ごろの鬱憤を晴らすのも良し、だが、もうちっと頭を使って
みてはどうなのよ。
私は、マスコミの垂れ流す情報を鵜呑みにするほど、お人よしではないぞ。
どこぞの病院にこういう最新機器が入った、どこぞの病院は救急患者のこういう
症例の生還率が高い、などの情報も、マスコミは提供しているのだがな。
まあ、2ちゃんだからと放言しているのだろうが、ネオ麦を追い込んだ人間に
週刊誌が取材にきたらしいから、あまりな事を書き連ねていると、やっかいな
事にならないとも限らんZO。
50 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 19:56
あげ
51 :
卯の名無しさん:2001/06/01(金) 20:04
>あまりな事を書き連ねていると、やっかいな事にならないとも限らんZO。
おまえなんかに脅かされてビビるほどおれたち医者は馬鹿じゃないんだよ。
52 :
おすぎ:2001/06/01(金) 20:07
踏んづけてやる!
うん、わかった。はいはい、あなたたちは馬鹿じゃないね(プ
54 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 21:32
ふ〜ん、今日立ったばかりなのに燃えてるスレだね。
しかしマスゴミ批判スレや訴訟ものスレを良く読めば、明らかなミスや
どうしようもないものはきちんと批判の鉄槌を同業者からくらってるよ。
責任の所在を誤魔化したり、医者に都合の良い偏見をばらまこうとして
いる奴はあまり見ないな。君はちょっと読解力に難あるね
>>49 >>35 も触れてるが事実誤認というか偏見に満ちた記事構成が問題だと思う。
で、次のようなパターンをよく見るのだが
1)医者は権力者なので医師会は政界に隠然たる影響を及ぼしている。
2)医者はとっても年収があって儲けている
3)医療費増加は医者が儲けに熱心だから
4)医者は威張っていて患者にきちんと対応してくれない
1)〜3)はあきらかに針小棒大ともいうべきだし、なぜか大きく報道され
ない官僚による様々な失政や大企業のエゴ等の問題を糊塗するためフレーム
アップされているということが徐々に明らかになりつつあるのはこの辺のスレ
を見ていただければよく分かると思う。
4)についても確かに個々の事例としてはありうることだが、一般に記事に
なるようなケースは極端で、要求するニーズも偏見や無知故の「わがまま」
とも言えるようなケースが多く、そのようなケースにはどんどん反論する。
最近の患者さんの中にはすぐ「手抜かり」ばかりを指摘して医者や看護婦に
プレッシャーをかける方が増えたが、警官や駅員にそんな事やってもなんの
利益にもならん事は分かっているだろうに、医者にはそういう事をしてくる。
この事をもってしても、医者は本当に強者だと言うのだろうか?こんな患者
はとっとと追いだしたいのだが、受託義務違反になるし、こういう奴に限って
真面目に何度も通ってくるんだよな〜。医者は足もとを見られているんだ。
医者と患者の人間関係がこんなにややこしい時代は過去にもあっただろうか?
あんたらマスゴミの無責任報道が偏見を広めたんじゃないか?
さらに事故の際の責任の所在という事を強調しているようだが、当事者とな
れば保身に走るのは誰もが同じだ。むしろ責任を回避し、人に責任をなすり
つけるのが人間なのに粛々とマスコミに事実を公表し謝罪する病院関係者の
医療者としての矜持にむしろ尊敬の念すら感じる。しかし、事故の可能性
あるシステムを改善するためには徹底した専門家による事実関係の調査と
対策を繰り返すしかないと考えるが、失敗した看護婦や医師に対する罰や
賠償金額の多さばかりに注目する今のマスコミのやり方は単なる個人攻撃
に堕していて、問題の所在をあまり明らかにはしていない。むしろ報じる
べきはその後どういった予防措置が講じられたか、だ。航空機事故調査の
手法を医療事故にも早く導入し、こういった事故が日本のどこの医療機関
でも起こりえないようにする事の方がずっと重要なのに、こういった大事
な事をキャンペーンを張るなどして訴えるマスコミはなぜかいない。その
ために患者の疑心暗鬼はいつまでたっても晴れることなく、医者と患者の
間に暗くて深い川として流れている。
だ・か・ら マスゴミ!とあえていわして頂くし、批判もどんどんさせて
もらうからね。どうせ、アンタ達は広告主の犬でしょ?そうじゃないなら
そういう記事を載せてみなさい?基金の財務状態を悪くみせかける恣意的
会計処理のカラクリや大企業の健保組合がどんなエゴをむき出しているか、
ちょっと取材すればすぐ分かるよ。この辺をなんとかすれば問題の解決に
かなり寄与するはずだよ。だいたいすでに医療費の伸びは大きく抑制され
ていて自己負担の増額は明らかに高齢者の受診抑制に効果をみせている。
ただし、厚生省が院外調剤薬局に過剰な利益をあげられるように誘導する
失政のために医療機関の実感以上に医療費総額は増加している。厚生省の
一方的発表ばかり報じていて、記者クラブ性痴呆に陥っている記者だから
こういう記事になるし、官僚の一方的見解によっかかるからああいう小泉
答弁になる。こういった偏見の流布が、医療従事者のモラルハザードを生
まないか逆に心配だね。
(ちなみにネオ麦茶関連ログは警察が漏洩...オムツ誰かあててくれ。)
別スレに同じ様な事がガイシュツ。
一般ぴーぷるにとって「良い」と思われる医療ドキュメンタリーなんかも、結構
脚色付きで、実状知ってると寒い内容だったりする事もあるし。
見ず知らず、会ったこともない患者の事でいきなり週刊誌で糾弾されて、目が点
になった事もあるし。
あんまりあの稼業の人達にいい感情は持てないし、アンチな人に何言ってもはじ
まらんのはお互い様だね。平行線だ。
じゃ、終わろうか。
御意。
じゃ、馬鹿は放置ということで
57 :
卵の名無しさん:2001/06/01(金) 23:36
バカさらしあげ
58 :
卵の名無しさん:2001/06/02(土) 04:58
長文レス感謝だが、いつの間にか、論点がずれてるんだな。
マスコミ云々は、
>>20あたりから出てきた医者サイド(?)の意見で、
私は、「マスコミにいらだつのもわかるが」と
>>18で軽く触れている
だけなのだが。マスコミという言葉に反応して、一方的に「マスコミ
の報道に毒された人間」扱いされるのは、勘弁していただきたいな。
ちょっと患者よりの発言をしただけで、マスコミ擁護と決め付け、
叩いてくるのは、偏見としか思えないが。
私が問題としているのは、患者が死亡する、もしくは重大な後遺症が
残るなどの、不可逆的な結果が起こった場合にしか医療ミスが問題と
ならない事なのだ。不可逆的な結果が起こった場合でも、訴訟→報道
にまで至るのは、ほんの一部だ。
圧倒的に患者が泣き寝入りするケースが多い。
結果が重大でなければ、ミスの責任は問われなくてもいいのか?
という事を言ってたんだがな、いつの間にか、マスコミ叩きになってし
まった(藁。
59 :
卵の名無しさん:2001/06/02(土) 05:20
補足しておくが、医療側に最初からプレッシャーをかけてくる患者も
良い態度とは思えないな。
敵は病気であるはずで、医者ではないだろう。医者にしても、同じな
はずで、敵は患者ではないはず。
病気という敵に立ち向かっているという時点で、医者と患者の利益は
一致しているはずなのだがな。
ミスという誰もが望まない因子がからむことによって、信頼関係が
損なわれるのは、嘆かわしいことだと思っている。
>結果が重大でなければ、ミスの責任は問われなくてもいいのか?
>という事を言ってたんだがな、いつの間にか、マスコミ叩きになってし
>まった(藁。
責任を強調するのがアホの証拠。今は責任を追及することで事実が隠ぺいされる
より、事実を公平な第三者が把握し今後の医療ミス対策に利用するのが主流。
ミスは誰にでも起こるので、おきない、おきても大事にならない対策をどこも
大きな所はやっている。一つの死亡事故には10のニアミスがあり、その周辺
には100の(数はあまり正確ではないが)小ミスがあるといわれ、小ミスへ
を減らすことで大ミスを避ける工学的アプローチをすでに導入済み。
>>58 はやっぱりマスゴミの偏見に影響された消防決定 w)
アンタ、今いいこと言ったね。
>事実を公平な第三者が把握し
専門知識のある公平な第三者が、検証し裁定を下すべきだろう。
憂うべきは、今それが、訴訟という手段を通してしか出来ないことだな。
ご存知だとは思うが、訴訟を起こすには費用も時間も途方も無くかかる。
ごく一般的な市民がこのシステムを利用するには、相当な覚悟が必要。
もし、訴訟以外のそういったシステムがあるのならご教授願いたいものだ。
>今後の医療ミス対策に利用するのが主流。
対策に利用するのはわかるが、被害をこうむった側への謝罪と補償もなされる
べきであろう。
責任を強調してはいないな。責任の所在を明らかにせよ、と言っている。
ここに規定量以上の薬剤を飲んだ患者がいると仮定しよう。
医師が投与量を間違えたなら、その責任は医師に帰される。
患者が飲用量を間違えたなら、その責任は、患者にあるな。
責任のある側が、被害を与えた側に、謝罪し補償するのが社会のルール。
事実の隠蔽をおそれるのもわかるが、被害を無視する訳にもいかんだろう。
「怒らないから、ちゃんと言いなさいね」という手法は、幼児にも有効だが。
ミス防止のための対策はご教示の通り。アンタたちの嫌いなマスコミが、
どういう対策が病院でなされているかも、啓蒙してくれてるんでね。
これは煽りではなく不思議に思うのだが、
医師同士って、どうして同業者の犯すミスに寛容であり、
時には擁護するような発言をするのだおうか。
別の業界だと、商売敵のミスには非常に辛らつだがな。
他所で起きた医療ミスで、患者にプレッシャーかけられても、
「うちはあそことは違います。スタッフのレベル、病院の体制ともに
最高ですから〜」
とかなんとか言って、上手くまるめこむなんてことはしないのかね。
自信さえあれば、いくらでも言えると思うのだが(藁
医師同士って、面識がなくとも、熱い絆で結ばれちゃったりしてるのか?
>憂うべきは、今それが、訴訟という手段を通してしか出来ないことだな。
院内事故対策委員会などをある程度大きな病院、大学レベルだと設置している。
ヒヤリ・ハット事例として事故、ミス事例を蓄積し対策を講じている。この際、
申告のあった事例は通常、本人の責任を追及しない。ただ、患者の感じる怒り
には対応する組織ではないので職員以外にはその存在はあまり知られていない
だろうが、いわゆるミスや患者とのトラブル事例を含め細大漏らさず収集して
いる。院内事故対策委員会は通例、医師と看護婦など職員の代表者で構成され
なるべく雇用関係などのしがらみから中立の立場で作られるが、この辺は施設の
事情で色々で、多少その果たす機能の優劣はある程度存在する。「責任の所在」
というか原因はこの組織によって明らかにされ、それに対する対策も講じられる。
しかし、繰り返すが「詰め腹」を切るための組織ではないので、必殺仕置き人や
水戸黄門のようなカタルシスは残念ながら与えてあげられない。純粋な再発防止
が目的だから。
おそらく、自分がやられたからやり返すという単純な応報のシステムがないと
いう事を言いたいのだろうが、別に訴訟に訴えなくても外来で大声を出せば別
室に連れていってくれるので、院長の謝罪や金がほしければそのようにするこ
とをお勧めする(警察を呼ばれない程度に紳士的に振舞うように)。それに、
宣伝が口コミにしか頼れない病医院の場合、悪い評判が立つのが最も効くので
マイク片手に門前で病院批判を叫べば一発である。この手口による恐喝を医師
は最も恐れ、日々このような危険を避けるべく細心の注意をはらっている。
...これで満足かな?w)
64 :
おまけ:2001/06/03(日) 01:52
>医師同士って、どうして同業者の犯すミスに寛容であり、
>時には擁護するような発言をするのだおうか。
そのような事実はない。むしろ面白がって批判するような奴の方が多くて困る。
医者というのは見栄はりが多いので、結束はむしろ緩い。出身大学や出身教室
などでタコ壺的に固まって、いざとなると相互にけなしあっている。(それが
ために日本医師会のはたす役割は近年弱体化しており、問題になっている。)
そのような医師の中には有名な「がんもどき」先生など著名な医師もおり医療
ミスだけでなく、きちんとした学術的議論を経ないまま様々な医療批判を繰り
返して医師と患者の人間関係の破壊にいそしんでいる。
>「うちはあそことは違います。スタッフのレベル、病院の体制ともに
>最高ですから〜」
そのようにして話をあわすようにはしているが、患者側のインターフェースに
問題があることも多いので(要するに猜疑心からくる勘違い)、早晩そこでも
トラブルとなる。前医の批判をくりかえす患者にはほどほどの対応ですまし、
積極的でリスクを伴う医療行為はしないのが鉄則。「クレーマー」対策とでも
言おうか...これも医療以外の業界と大差ない対応だと思う。
分からないヒトのような気もしてきたので追加発言...。
最近の医者に意識としては、自分の行為に間違いがあれば普通患者に謝
るし、まず謝ってから患者の訴えを聞き、誤解があればそれを取り除く
のが基本。それができない奴もたまにいるがそれは個人の問題。
20〜30年前なら指摘のような事もあるが、今は患者の猜疑心が極限
まで増大していて、頻繁にミスだミスだと訴える患者の取り扱いの方が
問題となっている....が多分、患者やマスゴミにはわからんだろうね。
昔よりも、医療機関はどこも謝り上手になっている。
ミスも隠蔽なんてしない(逆にわざわざ無関係な人に宣伝もしないが)。
かえって隠蔽しようとして火に油を注ぐ結果になることの方が多いので、
リスクマネジメント上は最悪の対応と考えるのが常識となっている。
むしろ医療以外の分野での隠蔽の方がエグイぞ、自動車のリコール隠しや
公共交通機関の整備ミスなど、人類の健康や生命に直結するようなミスの
隠蔽は時々ニュースネタになるし、自分がその被害にあったらどこに訴え
てよいのか私にもわからない。ましてや環境ホルモンや食品添加物の危険
など、公的機関そのものが隠蔽工作をしているとしか思えないような問題
も多々ある。原子力開発関連の安全管理が非常にお粗末で恣意的な議論に
満ちているのはむしろ常識の範疇に属するだろう。そんな猜疑心を抱かな
ければいけないようなこの日本社会において、医療界はむしろマトモな方
だと思っているが、どうだろうか?
ことさらに医師や病院に猜疑心を感じるのであれば納得できる医者にかか
れるまで医者を替え続けるのがよいと思う。猜疑心を抱かれている患者に
常に疑惑の目で見られるのは大変な苦痛だし、消極的な医療の結果、治療
の効果の少ない(副作用も少ない)治療法の選択をせざるおえないとした
ら、当の患者自身が不利益を被るだろう。
患者が「医療ミスではないか」と思う事の大半は知識の不足による勘違い
だが(個人的に経験したクレーム処理の実体験から断言する)それを避け
るための説明の時間を多くもうけることで外来の診療時間が延長してしま
う(説明に対して支払われる対価はきわめて安いかゼロ)、外来待ち時間
が長くなる、評判が悪くなり患者が減る、という悪循環に悩む医師も少な
くない。結果的に、猜疑心が強く、うたぐり深い患者は適当に理由をつけ
て他医へ紹介するなどして追いだす医師も少なくない。
この辺のスレでは開業医の儲けすぎを指弾するむきも多いがこと医療訴訟
に関しては地元に根付いた開業医の方が少なく、大病院の方が多いという
データがある。医療レベルはむしろ逆だと思うが、こと医療過誤という視
点からすると、気軽に疑問を尋ねられる良医の方が、黙ってオレについて
こいのプロフェッショナルな名医よりも上等のようだ。
医療過誤は決して技術だけで避けうるものではないし、このスレの表題の
ように、「訴えてやる」という気持ちに対して医師が真摯に対応すること
こそ重要だということをこの事実は示していると思うし、現実にその考え
を実践している医師は日本中にいる。
世の中にはピンキリということもあるので求めるレベルに適った医療機関
を探す努力の方が重要ではないだろうか?こういった事は手術件数や医者
の数、外来患者数の多寡などの比較では計ることができないことは前述の
データが証明している。カタログスペック好きなら医療機関の点数付けを
した名医本(実は編纂者の学閥によってかなり偏りがある)が多数出版さ
れているので、これらを参考にするのもいいかもしれないが...。
まあ、ここがどういう類の掲示板であるかはよくわかってはいるが、あえて無粋を
承知の上で、クソ真面目な発言をさせていただく。
>>63の発言を読んで、正直言って下手な煽りよりショックを受けた。
おそらく現役の医師であろう人間が、かのような認識を持っている、という事にだ。
ここで書かれているようなカミカゼ的な報復が、まともな社会的地位もそれなりに
あるような人間に、できるはずがなかろうが。
患者は患者であるというだけで、ドキュソばかりではないぞ。
とまあ、かなりクラクラ来ていた訳だが、
>>65の発言を読んで、やや安堵。
>>65で主張されている事がわからない訳でもない。だが、事実として、病院側が
話し合いのテーブルにすらつかない事例は多いよ。
友人に弁護士がいたら、一度尋ねてみるといい。
ゆすり、たかりの類にならば、病院側もそれなりの対応をするのかもしれないな。
だが、それは「うるさいので」口をふさいだ、という言い訳ができるからだろう。
ミスの度合いにもよるが、ほんとうに重大なミスの場合、病院側は極力責任を認め
ようとしない。弁護士側で、十分に争点として争えると判断した事例の場合でも、
結果が不可逆的なものでない場合(つまり、患者が十分な回復を遂げた場合)は、
良心的な弁護士ならば、係争を起こすリスク(費用、精神的な負担)を鑑み、
病院側への追求を避けるようなアドバイスをするものだ。
患者が十分な回復を遂げた場合でも、それに至るまでの患者本人や患者の家族の苦痛、
ともなう費用、後遺症が残らないかどうかの不安…、それらは消えない。
癒されることはあっても、なかったことにはならないのだよ。
そして、近年の訴訟の多さからも、病院側が素直にミスを認めないという事がわかる。
係争となる前段階で、和解による解決が一旦は提案される訳だからな。
まあ、ケースによるので、一概に病院側が和解に応じないという訳でもないのだろうが。
むろん、どんな業種にあっても、モラルは必要だと思う。
最近のY印の一連の事件など、好例だな。
だが、人命に直結しているという理由から、医療関係にとりわけ高いモラルが
求められるのは、仕方の無い事ではないか?
ドキュソな患者も、事実としているだろう。それにいらだつ気持ちもよくわかる。
だが、ドキュソな患者のおよぼす影響よりも、ドキュソな医者のおよぼす影響の方が、
はかりしれず深いし、また重大だ。ま、ヒューマンエラーによって起こる事故の場合は
ドキュソとも言えないのだがな。ほんとうに不幸なこと、としか言いようが無い。
その場合でも、責任も被害も、チャラにはならないんだよ。
もちろん、こういう事態に至らないように、真摯に努力を重ねている医師もいる、
という事はよくわかっている。むしろ、そのような医師の方が多いだろう。
だが、現実に、そういった心構えのない医師も存在するし、不幸になっている人間も
確実にいる。
ちなみに、昨年末の段階で、全国の医療過誤訴訟は1886件。10年前は350件だった。
不幸な結果を避けるための努力として、良い医療機関を探すのは重要だと思う。
それなりに私も努力はしているつもりだが、ある程度限られた中から選ばざるを
得ないだろう。特に地方などだと、病院の数自体も限られてくるからな。
医師の名誉のために言っておくが、私自身、そうそうひどい医師にあたったことは
滅多にないぞ。むしろ、尊敬すべき医師の方が圧倒的に多かった。
が、おいおい、と言いたくなるような医師も存在はした。
医師同士のかばい合いというのは、まあ、ついでに尋ねたのだが、何故かというと、
医療鑑定書を作っている医師が、不利な鑑定結果を書かれた本人から脅迫を受けた
などという記事を読んだからだな。そういうものなのか、と思ったんだよ。
まあ、長々とお付き合いいただいて、多謝。
いただいたレスのおかげで、勉強になることもかなりあった。
かなりお疲れのようだから、この発言は無視していただいても結構。
所詮は、2ちゃんでの発言と、自嘲しながらの行為でもあるしな。
真面目ついでに付け加えて意見を述べておこうか。
根拠のない、または間違った根拠による疑心に取り付かれた患者がやっかいなのも
わかる。しかし、医療過誤への認識が広がることにより、患者側に自衛の意識が
生まれるのも、あながち医療サイドにとって不利益ばかりは生まないのではないか。
盲目的な信頼を寄せられ、なにもかもおまかせにされるより、
自分の受けている治療の内容や意味に深い理解と関心を寄せる患者が増えるのは、
良い事のように思う。理解を得る過程で、医師にばかり頼らず、患者自身が努力
すれば、医師の負担も少ないと思う。
例えば、自分が今飲んでいる薬の量や名前を知っておく。
点滴を受ける前に、内容を自分の目で確認する。(または家族が確認する)
自分の病気について、ある程度の知識を得ておくことも大事だろう。
症状を訴える時も、医師が判断のつけやすいような詳細さを心がける。
などなど。
前のレスでも書いたが、敵は患者でも医者でもなく病気なのだから、
良い医療が受けられるよう、施せるよう、お互いに努力することは大切ではなかろうか。
少なくとも、私はこういう努力を続けていきたい。
これは医療関係者にとって無礼なことでもなんでもなかろう。
68 :
卵の名無しさん:2001/06/03(日) 22:36
>正直言って下手な煽りよりショックを受けた。
あまり賠償責任に偏った意見だったので皮肉のつもりだったのだが、シャレ
が通じそうにないので追加意見を書いた次第。実際には主治医個人の努力で
解決しないトラブルには病棟医長や診療グループ長がサポートするので、そ
こまでやらなくても充分な話しあいの機会はあるし、その過程で謝罪もある
はず....(別にウチの施設が進んでいるのではなく、ある程度以上の施設で
はこれぐらいの事はやっている。)
>病院側が 話し合いのテーブルにすらつかない事例は多いよ。
確かに、どう考えてもミスとしか思えないものについてそんな事をするのは
同業者から見て業界の評判を落とすばかりなので2chのようなメディアで
も、どんどん攻撃しているし、批判的鑑定書を書く医師も少なくない。
実際にリスクマネジメントの考え方が浸透したのはこの2〜3年のことなの
で、それ以前の訴訟には極めておそまつな対応も多い。
しかし、明らかな誤解や思い込みによる錯誤からくるクレームには断固とし
て対応するが、これは当然だろう。訴訟件数の増加はこれまで訴訟にならな
かった事象について訴訟を提起できるという啓蒙の結果という側面もある。
明らかな過誤についてはどんどん異議を唱えられて結構だし、我々も誠意を
示すだけの準備はしている(保険にも入っているし...)。
しかし、私の経験した事象の多くは単なるいいがかりに過ぎないもので担当
医師の経験の浅さからくる表現の稚拙さや態度の悪さからくる感情的行き違
いに端を発するものが多い。その最たるものは、主治医の夜昼を問わぬ献身
的な(医局員の中でも称賛されていた)診療にもかかわらず、死亡したケー
スで、それまでお見舞いにも来なかった家族が来院し、加湿器の霧が顔に結
露していたのがきっかけで肺炎になり死亡した、と訴えて来たことだ。
この一件はなんと証拠保全命令発令まで行き、カルテや体温表、看護記録等
の一式を裁判所に収めた。もちろんカルテも看護記録も実に詳細を極めてい
るばかりか治療内容も最高水準の医療であった(当然!)ため、裁判は避け
られた。
どの辺までいったら訴訟件数に含まれるのか知らないが、このような事例も
あることを知ってほしい。
それだけでなく、医療関連裁判の裁判官達も実は医療の事については全くの
門外漢であり、賠償額などの決定も事実関係の良否ではなく、訴えられたか
らには何らかの落ち度があるであろうということで、両者の中間的賠償額を
機械的にあてはめる例もあると聞く。薮医者が薮判事にかかる図で、第三者
の眼からは滑稽に見えるが、当事者にとってはつらい事だ。事実関係の認定
は日本国内の訴訟に限って言えば東大卒の学会の重鎮ならば良い鑑定、私大
を出たその辺の医者なら悪い鑑定という風にブランド重視の傾向もあるため
医師の立場からすると極めて不備だ。
>良心的な弁護士ならば、係争を起こすリスク(費用、精神的な負担)を鑑み、
>病院側への追求を避けるようなアドバイスをするものだ。
そのアドバイスも、どのような事例にそういったアドバイスがされている
のか?本当に医者に非がある事例だったのか?私は逆に問いたい。期待され
る品質が保たれていなければ製品やサービスの提供者に非はあるが、一般に
常識的な内容を保ったサービスを提供しているのに単にその被提供者の期待
に沿えなかったというだけの理由で訴訟を起こされても困惑するばかりだ。
例えば、新幹線のグリーン車に乗ったときに飛行機のファーストクラス並の
スチュワーデスのサービスや飲料の無料提供を得られなかったといって訴え
るのは無理があると思う。なぜなら、新幹線はそういったサービスを提供す
るようになっていないという常識的知識から誤りと認識できるからだ。
自衛も大事だが、患者さん達の思い違いや感情的暴発につきあわされる事の
方が多い...。処方ミスはおこらないようにする医者や薬剤師の努力によって
予防される。(処方関連のクレームの大半は医師の確認に患者さんがきちんと
反応しないことによって起こる。その時言わなくても薬局で思い出す人が思い
のほか多い...。)
>敵は患者でも医者でもなく病気なのだから、
全く同意である。医師と患者の猜疑心のサイクルをどこかで断ちきる必要が
ある。そして、医師はそのような努力をしている。しかし、マスコミに限ら
ず、患者さんの側はどうだろうか?
age
>あまり賠償責任に偏った意見だった
正直言って、自分ではどのあたりが偏っているかよくわからないのだが。
なにも、医療側の体制をすべて否定しているのではなく、
あくまでレアケースについて論じているのだという頭は、ちゃんとあるつもりなのだがな。
煽りではなく、私の発言の中で、賠償責任に偏った部分があれば、教えてほしい。
偏っているというよりも、責任が発生した場合の対処システムについてを話しているつもりなの
だが…。それを話題にするな、という意味ではないだろう?
偏っている、という意味では、この板での患者の扱いはかなり偏っていると思うが(笑)。
多くのスレで、患者側を叩く発言が見られるよな。
まあ、そのあたりは、こういう場所だからしようが無いと納得してはいるぞ。
馬鹿なクライアントに悩まされた経験というのは、私にもあるからな。
そういう意味で、気持ちがわかる、理解できる、という発言は随所でしているつもりだが。
ただ、患者の無知をなじるのはいくらやってもらってもかまわないのだが、
患者をひとからげにしてドキュソ扱いするのは、やめた方がいいと思う。
医師も、ひとからげにされると、気分が悪かろう?
良い医師も、悪い医師もいるように、良い患者も悪い患者もいるのだから。
まあ、皮肉にしても、公序良俗に反する行為を勧めるような類のものは、
あなたの品性を貶めるだけだ。消防、厨房、馬鹿、ドキュソ、貧乏人の類は、
祭囃子の笛のようにしか聞こえないから一向にかまわないのだが。
そのあたり、もうちょっと脇をしめてかかった方がいいように思う。
医者の社会的ステイタスの高さゆえ、足をひっぱって喜びたい人間は
いくらでもいるからな。老婆心ながら、ご忠告まで。
前置きが長くなってしまったので、続きは別発言に。
71 :
卵の名無しさん :2001/06/05(火) 06:07
>解決しないトラブルには病棟医長や診療グループ長がサポートするので、そ
>こまでやらなくても充分な話しあいの機会はあるし、その過程で謝罪もある
>はず....(別にウチの施設が進んでいるのではなく、ある程度以上の施設で
>はこれぐらいの事はやっている。)
これが十分にその機能を果たしていれば、患者サイドにとっては、福音だな。
患者側への周知の働きかけが、もう少しあってもいいと思うのだが。
ご意見箱的なものを設けている病院もあるが、もう少し積極的に告知しても
かまわないのではないか。ポスターにして張り出しておく、など。
マスコミは、報道被害に会った時の対処機関のCMもしているぞ(笑)。
>明らかな過誤についてはどんどん異議を唱えられて結構だし、我々も誠意を
>示すだけの準備はしている(保険にも入っているし...)。
賠償や訴訟に備えての保険があるとは知らなかった。
願わくば、患者サイドにも、医療ミスに遭った場合に備えての保険があれば、
と思う。 なにしろ、こっちは医療知識もなければ、資力も病院に比べると
吹けばとぶようなもので、言ってみれば丸腰だからな(笑)。
これは若干妄想入ってると笑われそうなのだが、交通事故に遭った時のように
処理がシステム化されたら双方にとって都合が良くは無いか。
要は、当事者同士が話し合うから揉めるのであって、
保険会社なりの公平な第三者が間に立つことによって、ずいぶんと感情的な
しこりは解消されるのではないかと思う。
まあ、無いものねだりをしてもしようがないが。
例にあげられたケースは、まったくもってお気の毒としか言いようが無い。
TVなどでレジオネラ菌の感染が話題になっていたが、それだと早合点
されたのだろうか。加湿器はたしかに発生源の一つだが、スチーム式だと
問題はないと認識しているが。
それで証拠保全の処置がなされたとは、驚きだ。
司法制度にしても万能ではないし、門外漢の判断で裁かれねばならない
医師の気持ちというのも、想像に難くない。
長くなったので、続く。
> そのアドバイスも、どのような事例にそういったアドバイスがされている
>のか?本当に医者に非がある事例だったのか?私は逆に問いたい。
すでにある程度、想像されているとは思うが、私自身が当事者だった。
正確には、当事者の家族だな。
友人の弁護士に相談した結果、そういうアドバイスに至った。
患者の容態しだい、という意味だな。
友人は医療にあまり明るくないとのことで、経験豊富な弁護士を紹介して
もらった。その先生も、同じような態度だったな。
最悪の事態に至った場合、もしくは後遺症が出た場合は、すぐに証拠保全
の手続きに入るから、連絡しろという意味のことを、言葉を選びつつ言われた。
幸いなことに、患者は回復して、後遺症もどうやら残らなさそうという結果になった。
その後、お辛いでしょうが、という前置きの上で、病院というものの体質のいやらしさ、
トラブルは起こさない方が、後々の生活のためにも良いということ、などを説明された。
私は、「撤収」という意味だな、と理解し、それに従った。
プロの言う事は、聞いておいた方がいいと思ったからだ。
私自身、トラブルを抱えるよりは、患者さえ元通りになるならば、平穏な生活の方を
選びたかったという理由もある。
私以外の事例は、友人、知人から話を聞いたり、マスコミなどを通じての情報だな。
結構悔しい思いをしている人間は多いのだな、というのが感想。
私自身が当事者だったからと言って「そらみろ! だから意見が偏っているんだ」
と言われるのは誠に不本意であるし、医者に喧嘩を売って鬱憤を晴らしていると思われるのも
耐えがたいものがある。(対話をしてみたい、という気持ちはあるが)
私としては、できるだけニュートラルな立場で物事を見ていきたいと思っているし、
現に私が遭遇した出来事に対してもそのように処してきたつもりだ。
具体的にどのような事例であったか、話した方がいいだろうか。
あまり、このような場所で自分語りをするのは趣味ではないが、他山の石として
いただけるのであれば、個人情報に触れない範囲でお話するが、どうだろう。
医師の目から見て、どういう判断がなされるかというのは、私にとっても、
興味深いし、事故を避けるためにどんな対応が出来たか、教えてもらえれば、
今後のまたとない参考になる。
ドキュソな患者にいらだつのもわかるが、だからと言って、ドキュソでない患者の
質問や疑問を、すべて非難と受け止めてしまわないで欲しい。
自分に責任のない悪徳医師の所業で、なんで自分まで悪く言われにゃならんの、
という情けない思いは、したことがないかな?
患者も、一緒だ。経験する機会が医師に比べて少ないだけだな。
投薬ミスについては、私は結構経験しているのだが…。
医療側も、十分に気をつけてはいるのだろう。
ただ、患者も気をつけておいた方が、いいと思う。
チェックする目は、多ければ多いほどいいからな。
まあ、医師も患者も、悪い出来事の方が記憶に残りやすいし、ひきずると
いうことなのだろうな。
私自身は、医師への感謝は忘れてはいないが。
良き患者となるような努力は、前述の通り。
患者一般については、どうだろう。
医師にとっては、もどかしく、不満を感じるものなのかもしれないな。
猜疑心を抱いてしまう患者の心理については、また日を改めて少し書きたい。
73 :
卵の名無しさん:2001/06/05(火) 20:30
74 :
卵の名無しさん:2001/06/05(火) 20:45
***みんな文章が長くて尊敬します***
75 :
でわ、:2001/06/05(火) 23:06
訴えられてやる
では
>>71に対して
>患者側への周知の働きかけが、もう少しあってもいいと思うのだが。
これは別に制度化されているわけではないから周知するというほどのものでは
ない(マクドナルドで蝿が入っていたと文句を言えば店長位は出てくるだろう
が、そんな掲示はない)。
>マスコミは、報道被害に会った時の対処機関のCMもしているぞ(笑)。
機能してるか?私にはポーズにしか見えないが...。
(アレについては色々言いたい事があるが本題から外れるのでもう言わない)
>賠償や訴訟に備えての保険があるとは知らなかった。
まあ、訴訟を受けて立つ目的というよりは、起こしてしまった過誤に対する保証
をするための、どちらかというと被害者救済の視点による保険だから、御安心を。
ケアレスミスだけはどんなマエストロでもありうるから...。
>願わくば、患者サイドにも、医療ミスに遭った場合に備えての保険があれば、
こんな保険があるんじゃ医者と結託してわざと訴訟を起こす奴が出てこないかな?
丸腰ねぇ...。だったらどうしてこんなに訴訟がおきるのだろうね。これだけ情報が
氾濫し、医療訴訟に興味を持つ弁護士も出ている昨今では患者側が一方的に弱者
と考えるのはもはや実態に即さないだろう。前出の証拠保全命令も家族は別に金
持ちではない(どちらかというと生活保護寸前)。
対策をきちんと立てて科学的に対処すれば、ケアレス・ミスの防止は100%は
無理でも、相当低い確率にすることができる。そのためのコストにまず金をかけ
る方が有意義だとは思う。
ただ、現実には社会的要請である医療コストを下げつついかにして「今」のレベル
を保つのか(高給と有利な労働条件を求めて経験ある看護婦が次々と職場をかえる
現状や安全用品の価格が高い事、等)が最大の問題だったりする。のみならず最近
の医療機関はどこもコスト要求が高く(院長だけならともかく最近は首相まで!)
医者や看護婦の目配りする対象がどんどん患者以外に拡散しつつあるのも事実。
この辺、どこかのマスゴミが取り上げないのかな?
んじゃこの辺で項目を分けよう。
>>72 >正確には、当事者の家族だな。
なるほど。私としては木鐸と称して叩くと金の音がする羽織ゴロどもや、自分で経験
したわけでもない新聞雑誌記事のうけうりでいい加減な煽りをする極めて不愉快極ま
る人物はお断りなので、実体験に根差す発言なら真剣に検討しよう。
>結構悔しい思いをしている人間は多いのだな、というのが感想。
難しい問題だね。悪い事をしたのなら償うというのは確かに異論はない。しかし一方
的な思い込みだとしたら?本当は過誤でもなんでもなかったら?事実は一つだけれど
も、裁判はかならずしも真実を明らかにする場ではない。あくまでも調停の場所とし
か、機能しない場合の方が多いとおもう。
賠償金を手に入れるとか、当事者を破滅させて責任をとらす方法というのはよく考え
つくことだが、どんな経緯でどんな錯誤があったのか?それをきちんと科学的に解明
し、つまらないヒューマンエラーを排除するよりよい業務のありかた、または治療法
の欠点を検証してよりよい治療法の在り方を検討する、そしてその情報を共有し全体
としての対策を推進することもまた償いの形ではある。
人間の身体は時に医者や家族の期待を裏切ってしまうし、命ほど保証が困難なものは
ない。実際のところ、医療はサービス業だとかいう考え方は命すらも人間の努力次第
でなんとかできるという神をおそれぬ錯覚を生む危うさがある。なにも手術に限らず
医療自体が裏目に出ることはありうる。薬の副作用が出たから過誤、手術後に後遺症
が残ったので過誤、病気を直せなかったから過誤、これを限りなく拡張していくと、
泥のなかから生命を生み出す事すらできる全能の神以外は医療ができなくなる。医療
訴訟の難しさはこの辺にある。実際のところ、全く批判の余地のない完ぺきな治療と
いうものはない...(だからこそ医学研究というものが巨額の費用をかけて行われてい
る)。ためにする議論をすればどんな医者でも不誠実な薮医者扱いすることは可能。
>あまり、このような場所で自分語りをするのは趣味ではないが、他山の石として
>いただけるのであれば、個人情報に触れない範囲でお話するが、どうだろう。
ならばぜひ傾聴させて頂きたい。
78 :
卵の名無しさん:2001/06/06(水) 18:28
●過誤発生時の対処システムについて。
>これは別に制度化されているわけではないから周知するというほどのものでは
>ない
そこをなんとか、制度化→周知という方向に持っていく訳にはいかないだろうか。
他の業種を例にあげれば、クレーム処理専門部署というのは制度化されている
企業が多い。(お客様相談室、など)PL法により、企業責任がより厳しく問われる
ようになった経緯と無関係ではないと思うが。
実際の機能について云々するのは次の段階で、まず、ポーズだけでも整えてあれば、
利用者は安心感を得られるのではないだろうか。
この安心感を与える、というのは、信頼を得るために結構重要なプロセスだと思う。
>まあ、訴訟を受けて立つ目的というよりは、起こしてしまった過誤に対する保証
>をするための、どちらかというと被害者救済の視点による保険だから、御安心を。
>こんな保険があるんじゃ医者と結託してわざと訴訟を起こす奴が出てこないかな?
おいおい、自分サイドの保険は悪用しないからご安心を、相手サイドは悪用される恐れがある
ので、どうだか、という言い方は、偏りがあるんじゃないか?
言ってしまえば、どんな保険でも、悪用する奴はする。フライパンでも、人を叩き殺す凶器
になるのと同じだな。毒カレーなどの例をあげるまでもなく、健康保険、雇用保険、自動車保険、
生命保険、悪用されていない保険を探す方が難しいんじゃないか?
で、訴訟費用をまかなうための保険だが、これが結構絵空事でもないらしい。
今日付けの新聞に出ていた記事に、司法制度改革審議会が、裁判所を利用しやすくする
手立てとして、民事訴訟の費用面での負担を軽くすることを提言している、という記述が
あった。(以下引用)
1)提訴にかかる手数料の低額化
2)法律トラブルに巻き込まれた場合に弁護士費用などが支払われる保険制度の充実
3)提訴を萎縮させるケースなどを除き、弁護士報酬の一部を敗訴者に負担させる制度の
導入(引用終わり)
などを打ち出すそうだ。司法制度改革審議会の議事録を、ちらっと見てみたら、ADRという
言葉が出てきた。Alternative Dispute Resolution−訴訟に替わる紛争解決手段、だな。
自動車保険会社は、ひとつのADRなんだそうだ。で、この民間のADRのおかげで、自動車
事故にまつわる訴訟というのは、激減したらしい。このADRをもっと有効に使っていこうじゃ
ないか…、というような意見も出されていた。(斜め読みしただけなので、正確でなかったら
申し訳ない)
お上、なかなかやるじゃん〜、というのは一面的な感想で、これが本格的に導入され、
円滑に機能し始めるまでには、どれくらいの時間がかかるのか、というのは、知らん。
>だったらどうしてこんなに訴訟がおきるのだろうね。
訴訟の実例というものを、ご覧になったことがあるだろうか?
私は、医療判例の本を読んだのと、ネットで事例をいくつか検索しただけだが、実に胸が
痛くなった。判例もそうだが、ネットでは、各種資料、原告と被告の生の声、弁護士や
鑑定した医師の意見も見ることが出来た。杏林の割り箸事件も、たしか訴訟になったと思うが。
あの被害者達に、あなただったら何と言葉をかけるか?
何年にも渡って続く訴訟を、一般の市民が好き好んでしたがるとお思いか。
生活保護寸前のドキュソならば、あとは野となれ、と特攻をかけることも
できよう。だが、少なくとも私は訴訟沙汰なんぞ、できるだけ巻き込まれたくない。
これは一般的な感覚だと思うが。そこをあえて、訴訟にまで踏み切るのは、
なぜか、ほんとうにあなたにはおわかりにならないか。
本文が長すぎると叱られたので、以下は別発言に。
承前
過誤防止のためのコスト、というのは、また別の問題の感があるな。
かかる費用というのは、打出の小槌から湧き出てくるものではないので、
上限が限られている以上、バランスを取る苦労というのは確かに存在する。
フールプルーフのシステムを導入する努力、というのは大事なことだと
思うので、どんどんやっていただきたい。ただ、そのために、起こってしま
った過誤の対策が後手になるよというのは…、ちょっと理屈に合わんね。
コストの問題は一旦おいて、理想のシステムを追求するという努力が、
まず必要だと思う。で、実現化を図る段階で、コスト云々の問題が出てくる訳で、
最初からコスト面の問題を前面に押し出してくると、システムの設計図
そのものが萎縮してしまうように思う。程度の問題だが。
(例えば、スタッフの数を今の三倍にしろ〜、というのは、最初から不可能だろう)
コスト面という問題を軽んじている訳ではないのだが。
この問題については、また別の項でやっていただけないだろうか。
事例については、また後ほど発言したい。
80 :
卵の名無しさん:2001/06/07(木) 04:50
●私の体験した事例について
私は何も、完璧な医療を求めている訳ではない。
結果が悪いものだったと、逆ギレしている訳でもない。
施された医療が適切なものでありさえすれば、過程で起こる不測の事態や、
不幸な結果については、受け入れるだけの度量は持っているつもりだ。
ついでに言っておくならば、マスコミを全面的に肯定も否定もしていない。
玉石混交なのは、どこの世界も同じだろう。
事例は、周産期医療である。
では、まず、舞台となった病院。
公立の総合病院。病床数は200〜300床の規模と想定されたい。救急医療体制も整っている
という触れ込み。産婦人科の医師は三人以上。
母体は、当時36歳。高年初産であった。流産を経験しており、結婚10年目にして、軽度の
不妊治療の結果、妊娠がかなった。妊娠の経過は順調。貧血のみみられ、鉄剤の投与で、
それも改善された。
以下の文章は、妊婦の日記をもとにした資料より、要約。
○月×日(妊娠40週2日)
午前4時、破水と思われる水気が出たため、病院に電話。来院指示。
まだ子宮口がかたく、判別できず。トミロン100一錠投与。
午前10時、A医師の診察。採血、X線撮影。内診。試薬を使用し、陰性であると確認。
骨盤の広さもあるので、通常分娩も問題はないだろうと判断。トミロン100三日分処方。
再度破水があれば、連絡するように指示。
○月×日(妊娠40週3日)
午後10時頃、胎動が非常に活発になる。その直後、かなりの水分が出たように感じられた。
病院に電話。来院の指示を受け、入院となる。
○月×日(妊娠40週4日)
朝より、うす赤い液体がおりているのを確認。B医師の診察を受ける。内診後、
「破水にほぼ間違いないでしょう」との診断を受ける。現時点では、胎児に異常はなく、
破水量も少ないので陣痛を待つことになる。だが、破水後24時間を経過すると、
人工的な処置を行い、早く分娩を行うことになると説明。本人の希望を聞かれた。
高年初産であり、体力に自信もないので、子供に負担のかからない方法を選んで
ほしいと伝える。帝王切開になっても構わない旨を伝えた。
検温、血液凝固検査、採血、アレルギーテストなど。
午後2時35分、抗生剤点滴。明日の朝までに陣痛がつかなければ、帝王切開などの
処置を行うと助産婦より説明。抗生剤の点滴は6時間ごとに行われることも説明。
午後5時半ごろ、B医師の診察。炎症は起きていないので大丈夫とのこと。
午後8時ごろ、抗生剤の点滴。
○月×日(妊娠40週5日)
手術になるかもしれないので、朝食をとらないよう助産婦から指示。
午前9時ごろ、抗生剤の点滴。体温36.8度。(平熱より少し高い)
午前9時半ごろ、C医師の診察(←これが問題の医師)
子宮口がこれだけ開いて、羊水がおりないならば、破水ではないと診断。
子宮口をやわらかくする座薬を使い、家に帰るように言われる。
妊婦は、2度も破水の疑いで来院しているし、不安なので入院を継続したいと要望。
入院は継続となったが、抗生剤は一切投与されなくなった。シャワーが許可された
ので、入浴も行う。
午後6時頃、陣痛が10分おきになる。
○月×日(妊娠40週6日)
朝より陣痛。分娩監視装置にて、胎児状態を監視。心拍数は正常。
昼過ぎ頃、胎動が激しくなり、あまりに痛むのでナースコール。その直後、心拍数が
0となる。酸素吸入の準備がとられたが、その後、心拍が正常に戻ったので問題
なしとされる。
夕方ごろ、C医師の内診。全開大まであと少しと言われる。
子宮口をやわらかくする座薬を投与したが、助産婦が誤って鎮痛剤(ボルタレン)
を投与したことに気付き、あわてて取り出す。すぐに取り出したので、影響はないと
説明。その後、座薬をあらためて投与。
全開大に近づいてきたので、「いきみの練習」をしろと言われ、何度か思い切り
いきまされる。
突然、陣痛が止む。妊婦がぐったりとなったので、助産婦は休息するように指示。
午後11時ごろ、妊婦が体調の変化を訴える。37.7度の発熱。
分娩監視装置をつけると、胎児心拍数が180前後になり、変動がなくなった。
(後にノーリアクティック段階と説明。危険な兆候らしい)
午前0時ごろ、帝王切開の承諾書にサイン。
次の発言に続く。
承前
○月×日(妊娠40週6日)
午前2時33分、帝王切開施行。午前2時55分、出産。羊水混濁が著明であった。
胎便吸引症候群(MAS)による呼吸障害が起こっていたため、処置を受ける。
午前9時ごろ、当病院ではこれ以上の処置ができないため、NICUのある病院に転院。
あまりにも重大な結果に至ったため、C医師に説明を求めた。C医師は判断ミスを認めた
ものの(←後で、これは取り消された)、妊娠の経過が順調であり、分娩監視装置による
監視の結果によっても、このような状態は予期できなかったと説明。帝王切開は、緊急で
あったにもかかわらず、なぜ2時間以上も待たされたのか、との質問に対しては、麻酔医
が病院に到着するのに2時間を要したから、と説明。麻酔医は「スタンバイ体制」であった
にもかかわらず、その時点では病院から2時間かかる場所にいたらしい。
次に、前日に破水の診断が下され、帝王切開直前まで行っておきながら、C医師の診察で
前日までの診断が覆されている。C医師の診断は、触診と視覚によるもののみで、試薬を
使ってのチェックは一切行われていない。また感染予防のための抗生剤も一切投与されな
かった。このため妊婦は感染発熱したのではないか、と質問をした。C医師は、試薬はあまり
あてにならないし、抗生剤をあまり使い続けると、赤ちゃんに影響がでるのでは、と気にする
人がいるし(妊婦は一言もそんなことは言っていないが)、また、100%感染を押さえられる
ものでもない、と説明。帝王切開は、C医師が施行したが、その際、卵膜に損傷は認められ
なかったし、最終の血液検査では、CRP値が感染を示す値まで上昇していなかったと説明。
(C医師は「破水ではなかった」と一貫して主張したが、後に小児科のカルテを閲覧したところ、
しっかり、「高位破水」と申し渡しが書かれていた。これは、後にわかった事で、この件に関する
追求はC医師にはしていない)
出産された子供は、一時は状態が悪く、人工心肺も使用が検討されたが、まぬがれる。
脳浮腫が見られたため、薬剤を使用して押さえる。MASの状態が重篤であったため、
薬剤、器機を使用し、肺を洗浄。そのため、肺の一部を損傷。
強心剤、抗生剤を使用し、胎児循環以残症に陥らないように、治療。
呼吸障害を起こしていたため、高濃度の酸素をパイプで供給。
この病院での子供の診断は、
1)仮死 2)MAS 3)遷延性肺高血圧症 4)気胸 5)感染症 6)気管支肺異型成
である。
長くなってしまったが、この事例を見ての感想をお聞きしたい。
これは、判断の誤りではないのか?
破水かどうか、どうしてもっと慎重に診断しなかったのか?
本人は、帝王切開を希望したのに、なぜそれを無視して自然分娩にまかせたのか?
陣痛が消えたのは、投薬ミスのせいではないのか?
何故、抗生剤の投与をやめたのか?
高位破水により、母体には炎症は起こっていなくとも、胎児が感染症になったのでは
ないのか? そのために、MASになったのではないのか?
漫然と陣痛を待つのではなく、もっと積極的に処置が行えなかったのか?
高年初産なのだから、遷延分娩は、当然予測できたのではないか?
当直のはずの麻酔医は、何故2時間もかかる場所にいたのか?
などなど、疑問はつきない。
当然、これらの疑問は、C医師にぶつけたのだが、
「試薬はあてにならない」「卵膜は、ちゃんと私が見たから破水はもともと起こっていない」
「36では、ハイリスク出産にはあてはまらない」「麻酔医はスタンバイ体制だった」
「抗生剤なんて、はっきり言ってあてにならない」「一旦、頭を下げたのは、感情的になった
家族を落ち着かせるため。私の判断にミスはない」(←感情的になったのは、妊婦の母一人
だけなのだが。私と妻は、冷静に振舞っていた自信がある)
などの納得の行かない答えしか返ってこなかった。
第三者である医師は、この事例をどう思われるか。
聞かせていただければ、幸甚である。
82 :
山下:2001/06/07(木) 13:35
すすす、すごく長い文章なんだけど、
そそそ、早朝って書いてることわけわかんなくなっちゃうんだな。
これだけの文章書かれても、おれにわわかんないんだな。
222、2ちゃんにこんなことかいてもしかたないんだな、、
ごごご、ごくろうさま
83 :
病弱名無しさん:2001/06/07(木) 13:41
84 :
卵の名無しさん:2001/06/07(木) 13:41
コピペウザイ
85 :
卵の名無しさん:2001/06/07(木) 14:00
訴えてやる!>>ダチョウ上島のギャグかと思った。
86 :
卵の名無しさん:2001/06/07(木) 14:37
昼間は駄スレしか浮上してこないな。
87 :
マジレスその1:2001/06/07(木) 17:04
はじめにことわっておきますが、私見が多く含まれますので、
まぁ、聞き流す程度にしてもらえるとアリガタイ。
自分は10年目の産婦人科医です。
まず帝王切開のことですが、
1)帝王切開を希望したのに、なぜそれを無視して自然分娩にまかせたのか?
2)帝王切開に2時間もかかったのはおかしいのでは?
ということですね。まず、苦言から言わせてもらいますと
1)は手術の適応になりません。手術は手術をしなければならない適応が
ないと手術しません。患者の希望で手術することはありません。
またC医師の帝王切開の適応の判断ですが、これはこのタイミングで
正しいと思います。
2)これは大病院であればあるほどしかたがないのが現状です。アメリカでは
帝王切開を決定してから30分以内に手術ができないと手術の遅れとして
訴訟で医療過誤なった事例が多くありますが日本では個人病院でなければ
30分以内で帝王切開で児を娩出するのは無理。個人病院は危険だと言う人が
多いのですが帝王切開が早くできることに対しては(これが産科ではホントは
一番大切なのではと思いますが)大病院より安全です。
まあ、麻酔科の先生が2時間かかったというのは手術が遅れた原因の一部で
ホントのところは、上の先生に上申したり、検査結果待ったりとか
で時間がかかることが多いと思うんですが、、、。
でも時間がかかりすぎかなぁ〜。
88 :
マジレスその2:2001/06/07(木) 17:17
>高位破水により、母体には炎症は起こっていなくとも、
>胎児が感染症になったのでは ないのか?
>そのために、MASになったのではないのか?
まず、MASですがこれは破水どうこう関係なく、胎児が
子宮内で低酸素状態になると胎便をして、呼吸運動を
起こして胎便を吸引してしまう状態です。
未破水の状態でも胎児仮死に附随して起こってきます。
子宮内感染ですがこれは実際は判断がむずかいいです。
発熱と白血球増加(12000以上)が目安になりますが
実際普通の妊婦さんでも37度台の発熱や白血球増加は
分娩時にあるからねぇ〜。
アドバイスとしては公式の場で争うつもりなら
MASと破水は結び付けないほうがいいですよ。
論点がぼやけるし、、、、。
89 :
マジレスその3:2001/06/07(木) 17:34
>陣痛が消えたのは、投薬ミスのせいではないのか?
これは違うかなあ〜おそらく疲労などによるものでは
ないでしょうか?陣痛が起こった時にボルタレンを投与しても
陣痛はなくなりませんよ。そんなやわなものじゃないです。
ただし、このボルタレン投与は完全なミスです。いくらすぐに
取り出したからといってもダメだねこりゃ。
>胎児循環以残症に陥らないように、治療。
もこのせいと言われてもしかたないかもね。
90 :
マジレスその4:2001/06/07(木) 17:37
>漫然と陣痛を待つのではなく、もっと積極的に処置が行えなかったのか?
前期破水が起こった場合、陣痛誘発剤を使用するかどうかは
現在2つの流れがあります。
1)24時間待って陣痛が起こらない時に陣痛誘発する流派
2)24時間待たずに陣痛誘発する流派
どっちが正しいのか、結論はでていません。元になるデータは
「破水から24時間過ぎると新生児の感染症が増える」という論文です。
1)の流派は24時間過ぎると感染症が増えるので24時間過ぎたら
陣痛誘発を使用する適応ができる。と考える人たちです。
2)の流派は24時間以内に分娩にもってく方がいいので、
早めに誘発する。という人たちです。
自分は2ですけど、きっと分娩誘発剤反対派の人たちはブーブー言うでしょうね。
>>
http://homepage1.nifty.com/hkr/higai/
91 :
マジレスその6:2001/06/07(木) 17:41
>高年初産なのだから、遷延分娩は、当然予測できたのではないか?
いや、、これは、、、予測してたからといって対処方法がない?
ちなみに36歳はそんなに高齢初産というほどではないと思いますが、、。
まあ、お産が長引くかなぁくらいにはスタッフは思っていたのでは?
92 :
マジレスその7:2001/06/07(木) 17:51
C医師の言葉について
>「試薬はあてにならない」
これはホントです。何回も診察したあとの試薬は偽陽性がでてしまいます。
>「卵膜は、ちゃんと私が見たから破水はもともと起こっていない」
これはウソです。、、、って、ちゃんとクスコかけて前羊水で胎胞でてるのを
確認したならホントでしょうけど、、。
>「36では、ハイリスク出産にはあてはまらない」
これは自分も同意します。
>「麻酔医はスタンバイ体制だった」
この様な病院はよくあります。 でもホントに連絡をしてから麻酔科が
到着するまでの時間が2時間かかったとしたら問題です。
(帝王切開を決めてからではなくて)
>「抗生剤なんて、はっきり言ってあてにならない」
これは意見が色々あるでしょうが自分は効果があると思っています。
>「一旦、頭を下げたのは、感情的になった 家族を落ち着かせるため。
> 私の判断にミスはない」(←感情的になったのは、妊婦の母一人
> だけなのだが。私と妻は、冷静に振舞っていた自信がある)
まあ、一人でも感情的な家族がいたら、いくら他の人が冷静にふるまっても
ダメですよ。反対の立場になって考えてください。
93 :
マジレスその8:2001/06/07(木) 18:11
>午後6時頃、陣痛が10分おきになる。
>○月×日(妊娠40週6日)
>朝より陣痛。分娩監視装置にて、胎児状態を監視。心拍数は正常。
ええっと、前の日の6時から陣痛が続いてたなら、分娩遷延と言えるけど
その日の朝からなら分娩遷延じゃないです。どっちですか?
微弱陣痛になったのは分娩遷延のせいかどうか微妙なところ
なんですけど、、。
94 :
マジレスその9:2001/06/07(木) 18:13
で、結論ですが(再度言いますが私見ですよ)
1)ボルタレン投薬は医療ミスである。分娩、胎児に影響を及ぼした
可能性は否定できない。(ただしちょっとだけね)
2)帝王切開の判断のタイミングは間違っていない。、、と思う。
ただし手術決定から児娩出に3時間近くかかっているのは
遅すぎです。これによって児の仮死状態が悪化したのは
間違いないでしょう。
3)一度、破水と診断したのにそれに基づいて交代した医師が
対処しなかったのは疑問が残る。(仲が悪かったんでしょうかねぇ
多人数で診療している病院は、最も気をつけないといけない
ことだと思うんですが、、、。)
4)気胸ということですが、娩出後の対処は?陽圧かけすぎて
気胸になったんじゃないの?
5)MASは予測できないです。判例がありますし、実際に産婦人科
やってる人なら経験したことがない人はいないでしょう。
6)破水にこだわらないでね。あと帝王切開と高齢初産。破水したことで
不幸が起こったとは思えないですよ。経過を読むと、、。
95 :
マジレスその10:2001/06/07(木) 18:34
で、最後に医療事故を患者さんが訴える場合、いつも思うのですが
なんで相手の土俵で闘おうとするんでしょうかねぇ。
今回の件についても、医療側のミスどうこうよりも
C医師の患者さんへの対応に問題があるような気がしました。
このドキュソ医者は(と自分は思った)「不幸な知らせを話す教育」
を受けてないですね。対応が悪かったことを中心に書いていただければ
もっと、この対応はおかしいというコメントができたと
思いますが、、、、。
ちなみにこのページも見てみてください。
>>
http://rumina.cside4.com/index.html
マジレスの方、感謝です。
>>87 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92 >>93 >>94 >>95 産科は専門外なので事実関係についてはちょっと自信なく、助かりました。
「不幸な知らせを話す教育」を受けていないという御意見は同感です。とは
いうものの、パニック状態でグラグラしていたC医師のうろたえる姿には多少
の同情も感じますね。自分のやった事が裏目にでたショックと感情的になって
騒ぐ家族といった状況は冷静な判断を困難にしてしまうでしょうから...。
上記の事実関係は別にして
>後に小児科のカルテを閲覧
とあるところを見るとカルテの開示があったようですが、カルテをそのまま患者
さんに見せる所はまだ大学病院レベルでも少ないですから(カルテは内部文書で
所有権は病院にあるため)病院全体としては患者さん寄りのわりとマトモな対応
を心掛けている所のようですね。訴訟を避けたのは弁護士さんのアドバイスだけ
ではなく、病院側のその後のフォローがよかった事もあったのではないですか?
(それともかなり強硬に抗議をしてカルテを出させたのかな?
>>81 )
97 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:21
>>87-95
丁寧なコメントをいただき、深くお礼申し上げます。
ありがとうございました。
まず、申し上げておきますが、この事例が公式の場で争われる事は
もうないと思います。2年以上前の事ですし、幸いに子供は主治医も
驚くほどに元気に育っています。
肺に若干の後遺症は残ったのですが、それによる重大な症状は今の
ところ起こっていません。むろん、今後、この件に端を発する重大な後遺症が
突然起これば話は別ですが、その可能性は極めて低いでしょう。
ですので、私としては、忌憚のないご意見をうかがえれば、ありがたいです。
>ええっと、前の日の6時から陣痛が続いてたなら、分娩遷延と言えるけど
>その日の朝からなら分娩遷延じゃないです。どっちですか?
これは、前の日の6時から、一晩中陣痛が続いていた、という意味です。
かなり短い間隔のものですね。メモが残っているのですが、一例をあげると、
23時23分8秒から 60秒間
23:25:49から 40秒間
23:29:06から 55秒間
23:31:24から 50秒間
こんな感じの陣痛が続いたようです。何故こんなに詳細な記録が残っているかと
いうと、妻は、時間を計ってメモすることで、陣痛の痛みをまぎらわせていたそうです。
>>94でいただいた結論は、私も同感です。弁護士の先生も、このような事が
争点となるとおっしゃっていました。
試薬については、あてにならない、というのも、実はネットで調べてほんとうだと
言うことは知っていました。(見たのは産婦人科医の意見書のようなものでした)
その産婦人科の先生は、「試薬で正確にみきわめることが難しいので、慎重に
対処するように」という主張をされていて、私としては、あてにならないから、
使わないのではなく、だからこそ、もっと慎重に検討してほしかった、と思うのです。
破水とMASは直接関係がないのかもしれませんが、破水後24時間を経過したら、
帝王切開の処置をほどこす適切な理由ができていた訳ですから。
結果論になりますが、B医師の所見に従って、早い段階で帝王切開をしていたら
こんな事態にはならなかったのに、という思いが強く残っています。
98 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:24
>で、最後に医療事故を患者さんが訴える場合、いつも思うのですが
>なんで相手の土俵で闘おうとするんでしょうかねぇ。
うーん…、事実関係が争点となるからではないでしょうか。
記録を渡す時も、感情の面についてよりも、事実を重視するようなアドバイスを
いただきました。被害感情というものも、当然視野には入れられるのでしょうが、
現在の司法のあり方を見ていると、事実に重点が置かれているように思います。
C医師の対応の悪さについては、もう、とても書ききれないほどです。
妊婦に影響をかなり与えた部分もあります。詳細は別発言にて。
99 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:27
まず、C医師は、妊婦の定期検診を行っていた主治医でした。
これは妻の方から積極的に選んだ訳ではなく、たまたま行った日にC医師が
担当だったということです。軽度の不妊治療は、C医師によって施されたもので、
基礎体温をチェックし、当帰芍薬散を処方されるものだったそうです。その結果
妊娠に至ったため、妻としては「無愛想なお医者さんだな」とは思ったそうですが、
特に不信の念をいだく事はなく、むしろ無事妊娠できたことで、C医師には感謝
していたそうです。妊娠中も、症状の訴えには、適切な治療をしてくれていると
感じていたそうです。(貧血への鉄剤の投与など)
ですから、出産時の乱暴とも言えるような対応には、とまどいを覚えました。
C医師は妻に、「寝てばっかりいると、陣痛つかないよ」と、言い放ったそうです。
妻が寝てばかりいた、という事実はなく、入院時も、病棟内を歩き回って陣痛を
つける努力はしていました。日記には、こういう記述が残っています。
11:00〜11:30 病棟うろうろ
15:00〜15:20 病棟うろうろ
15:40〜16:05 病棟うろうろ
19:00〜19:45 病棟うろうろ
22:30〜22:45 病棟うろうろ
この病棟うろうろ、というのは、病棟内を歩き回ったり、階段を上り下りしたり、
という意味です。階段の上り下りを主にしたようです。
もちろん、点滴や各種処置が施される合間を縫ってのことです。妻としては、
陣痛をつける努力は、怠っていなかったと思うのですが、C医師はその事に
ついてはなんら尋ねず、「入院していると寝てばかり」の先入観に基づいて
「家に帰れ」の発言をしたようです。
妻は、前日の医師の対応と全く違うので、不安を覚えて、「せめて入院させて
いてくださいませんか。家よりも病院の方が運動しやすいですので」と言った
らしいのですが、C医師は、自分の判断に文句をつけられた、という不満げな
様子を見せ、「いいけどね。寝てばかりじゃ陣痛つかないからね」と言って、
病室を後にしたそうです。
翌日も、当然、運動の努力はしたそうですが、12時くらいからお腹が痛くなり
始め、12:25〜12:40が最後の病棟うろうろ、です。(午前中は、シャワーや
病室のひっこしのことが書かれていて、運動の記述は日記にありません)
100 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:29
C医師が担当した日(妊娠40週5日以降)も、前日までとのあまりの対応の差にとま
どったそうです。前日は、「高齢でもあるし、気をつけましょうね」
「結婚10年目でやっとできられたのね。貴重児ですね」というねぎらいの
言葉とともに、分娩監視装置も、体力に負荷をかけないようにとの気遣いを
しながらつけてもらい、検温もまめにされたそうです。
しかし、妊娠40週6日は、分娩監視装置に、何時間もつなぎっぱなしにされ、
辛さと陣痛に耐えていたそうです。耐えられなくなってナースコールをして、
苦しさを訴えると、
「ああ、じゃ、ちょっと休みましょう。じゃ、これつけて」
と、また監視装置をつけられて、前日は、神経質なまでに、まめにはずして休憩を
とっていたのに、どうして…と思ったそうです。
悪意すら感じた、と妻は話しています。
この助産婦が、間違えてボルタレンを投与した助産婦なんですが。
間違えて投与した後、「すみませんでした」と謝罪したのは当然として、その後、
詰め所にあらためて正しい薬を取りに行ったのですが、
「間違えちゃったー。しゃべりながら仕事してたらだめねー」という大声と笑い声が
私にまで聞こえ、怒りを覚えました。本来なら抗議するところですが、妻と子供の
方が心配だったので、あえて無視したしだいです。
C医師から、その助産婦に、なんら諌める言葉はありませんでした。
この助産婦には、妻は入院中ずいぶん嫌な思いをさせられたそうです。
悪意があったのでは、と妻は今でも疑っています。(投薬ミスをとがめたのを
逆恨みしたのか? というのはうがった見方でしょうか)
101 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:30
帝王切開の間、妻の話によると、C医師に緊迫感はまったくなかったそうです。
病院内のスタッフのことや、他の患者のプライバシーをべらべらと雑談しながら
執刀したそうです。妻の「苦しい」という訴えには、何の言葉をかけてもらえなかったと。
雑談の内容については、日記にどういう事が話されたかしっかり記述されています。
スタッフの個人名、他の妊婦の夫の勤務先まで話してましたね。
普通、医師には、守秘義務があって、尋ねられても喋ってはいけないんじゃない
ですか? こういう事は。
子供は、出産後、しばらく泣き声をあげませんでした。ややあって、泣き声が聞こえて
きたので、妻は安堵したそうです。でも、顔を見せてもらえないので、なぜだろう、と
思っていたとのこと。
その間、私は外で待っていたのですが、子供が搬出されてきて、一目でただ事で
ないのがわかりました。「処置の必要があります」と言われ、ずっと待たされました。
若い小児科医が処置をしているのを処置室の外で、朝まで待っていました。
そして、9時頃になって、NICUの医師が到着し、詳細な説明を受けたしだいです。
ちなみに、C医師は、その後出てくる訳ですが、
いきなり、「私の判断ミスでした」と頭をさげました。
「子供が産声をあげたので、大丈夫だと思った。私は今まで当直室で寝ていたので
詳細な事情はわかりません」という意味のことを言われました。
つまり、こんな大変な事になっているのを知らなかったと自ら語っているわけです。
生んだら、あとは小児科医の担当、ということらしいのですが。
これは、産婦人科のお医者さんの、通常の認識なのでしょうか。
102 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:33
この時のC医師の言動は、私は子供に付き添ってNICUのある病院に向かっていた
ので、妻から聞いたものです。
「どうしてこのような事に」と、取り乱す妻の母に向かい、C医師は
「私には予測しようがなかった。出産時の医療というのは、超音波診断などの医療機器
の発達以外は、江戸時代からたいしてやってることは変わっていない。
胎便でどろどろの羊水から生まれた子でも、MASを起こさないこともあるし、
何の問題もなく生まれた子でも、遺伝子になんらかの異常があり、いきなり死亡した
例もある」などと説明しました。
その後の、妻の母とC医師とのやりとりは、麻酔も十分切れていない妻からの伝聞なの
で、前後関係ははっきりしないのですが、妻によると、
「どうしてこの医師は、自分の叔父も父も兄も医者だとか、産婦人科医は今、とても少なくて
手が足りない状態とか、そういうことを言うのだろう」と思っていたそうです。
妻は、その時、母をいさめる側に回っていたそうです。
「先生、今回の妊娠は先生の治療の結果恵まれたものですから、そのことに対する
感謝は忘れていません。でも、納得のいかない点が二つあります。
質問させてもらってもいいですか?」と、妻はいいました。
「どうぞ」とC医師が言ったので、
「どうして、破水かどうか、試薬を使ってきちんと調べてくださらなかったのですか。
どうして、感染予防のための抗生剤をくださらなかったのですか」
と、妻がたずねました。
で、前述の「試薬はあてにならない」「抗生剤は赤ちゃんに影響が出るかもしれないし、
あてにならない」発言に至った訳です。
横にいた助産婦(この人をA助産婦、とします)は、「信じられない」という顔つきでC医師
を見たそうです。C医師が退席した後、A助産婦は、
「今回のケースはひどすぎます。院長にお手紙を書きましょう。ひどすぎます」
と、妻に言ったそうです。
妻は、A助産婦にお礼を言うとともに、対処については、もう少し考えさせてほしい、と
答えたそうです。帝王切開直後で、麻酔も切れていないので、十分考えられないと
判断したようです。
103 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:34
あと、C医師のおいおいな発言、言動は、まだまだあります。
「うちの病院は、妊婦への心のケアも忘れていません。悪い結果となっても、妊婦には
すぐにはいいません。母乳への影響もありますからね」
と、妻の目の前でのたもうたそうです。
妻は、
「これって、うちの病院ではガンは当人に告知しません。ところで、あなたはガンじゃ
ないですよ、って言ってるようなものじゃないの」
と、半ばあきれていました。
子供の病状についても、
「○○病院(NICUのある病院)の○○小児科長と私は友人なので、病状については
逐一私からご報告します」と言っていたのに、
一度も、C医師からの報告はありませんでした。
NICUの主治医(←この医師は、ほんとうに尊敬すべき医師でした。結果が良かったから
言っている訳ではありません)は、直接自宅に電話をかけてきてくれて病状の好転を教えて
くれました。あとは、私が病院に出向き、経過は聞いています。
なによりも一番許せなかったのは、回診の時、妻の状態を十分に見なかったことです。
妻はできるだけC医師にプレッシャーを与えないように、何も言っていないのに、
ベッドを倒して妻を寝かせることもなく、ベッドに座らせたまま、ちらっと傷を見ただけで
「ん、大丈夫だいじょうぶ」と言って、逃げるように病室から出て行きました。
百歩譲って、気持ちはわからなくもない、と書いておきましょう。
しかし、プロとして恥じるべき行為であるということは間違いありません。
妻は私に不安を訴えたので、A助産婦を通じて、なるべくC医師が妻を診察せずにすむ
ように配慮してもらいました。それも、表面上はC医師の機嫌を損ねないように、納得できる
理由をつけて、です。なんでそこまでC医師の機嫌をとらにゃならんの、という気持ちもあり
ましたが、感情的になっていると思われたくないので、そのあたりは十分配慮したつもりです。
C医師のびくびくした態度も、子供の状態が好転するまででした。
子供が生命の危機を脱したとわかったとたん、今度は、不遜な態度で接してきました。
104 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:35
C医師には、何度か説明する機会を求めましたが、
「判断ミスはなかった。患者の希望というのは、医師の判断の前には無視されてもしようがない。
医師が結果に対してすべての責任をとる」
という態度を一貫してとられました。
手術中に雑談するのは、スタッフの緊張をほぐすため、やむを得ずやっているそうです。
じゃあ、あんた、子供の肺を元通りにできるのか? 責任とってないじゃないか、
と言いたい気持ちはぐっ、とこらえて
「しかし、インフォームド・コンセントというものが…」
と言いかけると、ふん、と鼻で笑われました。
今回の件をなんらかの形で残したいので、カルテなどコピーさせてほしいのだが、
という申し出には、
「訴訟を考えてるんですか!?」と逆上されました。
そういう類のことは、こちらから一切言っていなかったのですが、もう仕様がないので、
「こちらとしてもそういうことはしたくないですが、子供に重大な影響が出た場合は、
法定代理人を立てて、公正な判断を下してもらわざるを得ないでしょう」
と申し上げておきました。
「子供が無事であったなら、責任は問いません」ということも、言った上の話し合いだったの
ですがね…向こうが逆上してしまいました。
105 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:36
もちろん、この病院の対応が一切まずかった訳ではありません。
前述のA助産婦などは、ほんとに同情してくれて、まめに妻のメンタルなケアや、
母乳を出す努力をしてくれました。
小児科の医師の適切な処置のおかげで、低酸素状態をまぬかれたのもわかっています。
A医師やB医師は、実に紳士的な態度で接してくれました。
(B医師は、C医師を非難することこそ言いませんでしたが、一度、無言で深々と頭を下げて
くれました)
NICUのスタッフの努力には、一生感謝し続けるつもりです。
C医師は、どうやら、病院内のスタッフにもかなり不評をかっている人物だったようです。
(でも、科の部長でした)
A医師やB医師との関係もあまり良くなかったようです。
言い訳をするようですが、病院側への強硬な態度などは、私たちは、一切とっていません。
妻など、「他の妊婦さんに動揺を与えてはいけないから」と、事の経緯は、他の妊婦に
一切話さず、ずっとぽつんと一人で個室にいました。外国人の妊婦さんが一人いたようで、
同日に出産したという縁から、この人とだけは仲良くしていたそうです。詳しい事情を話さず
に済むから、と妻は笑っていました。
下司な話になりますが、病室は差額7500円/日の特別個室を予約していました。
だから特別待遇しろ、という訳ではなく、病院にとって私たちが悪い患者だった
という事実は、全然思い当たりません。
妻など、C医師に事前に何も渡さなかったからかしら、などと言っていました。
無論、本気ではありませんが。
106 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 12:37
感情的なことを言うのはなんですが、待ち望んで大切に大切にしてきた宝物を、
ろくでもない人間に傷つけられた無念、というのは、生半可なものではありません。
この出来事のせいで、私も妻も、いろいろな影響がその後にありました。
感情的になった妻の母を妻や私が諌めたのが原因で、妻の実家との関係にもひびが
入りました。NICU退院後の育児も、ずいぶんと神経質になりました。
ある出来事(やはり病院がらみなのですが…)が原因で、妻はとうとう身体の不調を
訴えるようになり、心療内科の診察を受けるに至っています。(PTSDとの診断)
このような苦痛を受けるだけの原因が、私たちにあったのでしょうか。
また、どのようにすれば、こんな結果を避けられたのでしょうか。
>>96 C医師に同情されているようですが、上の記述を読まれても、まだ同情されますか。
あなたは、真面目な方のようですが、もう少し患者の痛み、苦しみというものに
目を向けられてもいいのではないでしょうか。
どうして、詳細な事情を知る前に、私たちが強硬な態度をとったのではないか、
などと、なんら根拠のないことを言うのですか。
患者への強固な偏見を感じます。
濁った便水を肺いっぱいに吸って、仮死で生まれて、辛い処置をいっぱいされて、
母親の胸に抱かれることもなく保育器に入れられ、両腕、おへそ、足に点滴の針、
口には挿管されたチューブ、さまざまな計器にぐるぐる巻きにされ、泣いていた
私の子供には、何の感想もないのですか。
母親の日記から抜粋です。
生後10日目の日記より。
今日も○○ちゃんに会ってきた。口の酸素のパイプがはずれていた。
○○ちゃんは、自力で呼吸をはじめていた。
やった! えらいぞ! ○○ちゃん!
でも、やはり苦しいようで、胸がさかんに上下している。
見ていると、こちらまで苦しくなってくる…。
保育器の中の酸素は40%と空気中の倍に増やしてある。
徐々に、徐々に、だな。
ほんとうに、○○ちゃんは、よくがんばっている。
辛いだろう、苦しいだろうと考え始めると、切なくてやりきれない。
呼吸にエネルギーがいるので、おっぱいも一時ストップ。
でも、20CC今日、飲めていた。明日はもっと増えるかな…。
おやすみ、○○ちゃん。明日も、ママと一緒に生きよう!
108 :
卵の名無しさん:2001/06/08(金) 14:37
109 :
96:2001/06/10(日) 03:07
>>107 確かに、C医師の行状は少なくともここに書かれたものに関しては全く関心し
ないものです。やはり対応に問題ありと言わざるおえないと思います。
病院の内部の態勢についてもC医師の発言を「ひどい」という風な発言をする
助産婦さんや、A医師やB医師の診断になぜか逆行する行為をして患者さんを
混乱させたC医師の他の医師との人間関係のまずさ、不謹慎な発言をする看護
婦など、医療訴訟を呼ぶような内部的な亀裂を感じさせます。一見患者さんの
立場に立っているような風に見える人たちもあまりC医師の行為のフォローを
していない。内部で働いている人間の視点に立つとC医師をスケープゴートに
してしまっている印象もうけ、かなり嫌われているのだろうなという事を感じ
ます。それが逆に事態をさらに悪化させたという面もあるでしょう。
(C医師が医長という管理職の立場にいる事も影響したでしょうが)
ここまで悪い情報があるとどうしてもC医師の行為は許せないものだとは思い
ます。何よりもその行為が悪い結果を生んだ原因として結論できないものだと
しても、様々な精神的な苦痛や実家との人間関係の破壊などはまぎれもなく、
C医師の対応のまずさから来ていることは否定出来ないでしょう。
残念な結果に終わったお子さんや御家族の無念はいかばかりと思います。特に
誰の責任というわけではなく、純粋にお子さんの命の無事を祈る奥様の言葉に
は涙を誘われます。また、障害を残したとはいえ、命に別状なかった事は不幸
中の幸いだったと思います。
私がこれまでも言ってきたように、医事紛争は人間関係の破綻であって、行為
の直接の因果関係などはあまり重要ではない、ということがこの事例にも見る
事ができます。
110 :
96:2001/06/10(日) 03:29
ただ、これをもってして、医師がミスをかばいあう(上記の事例を見てもあまり
かばいあっているようには見えない)、責任の所在をあきらかにしない(実際に
はC医師に責任がある事を周囲が示唆している)などの発言をするのは逆に医師
に対しての「強固な偏見」ではないでしょうか?かなり上流に流れていってしま
ったので、少々論点が変わってきていますが、C医師の行状のまずさを擁護する
意味ではなく、C医師をとりまく他の医療関係者の事を評価しつつも彼らも共に
おとしめ、医療のシステム全体がC医師に代表されるような発言をされているの
はどういうことでしょうか?
確かにこれだけつらい体験をされたのであれば、「医療」に不安を感じずにはい
られないとは思います。しかし、A医師やB医師、小児科の担当医などは立派に
責務を果たしていたわけだし、C医師の行為をすべての医師や医療関係者に拡張
して発言するのはどうかと思います。
逆に訴訟を構えてC医師に莫大な慰謝料を請求するなどして溜飲を下げたとしま
しょう、それで奥様やお母様がどれほど癒されるのでしょうか?お子さんの障害
が直るのでしょうか?
私はたしかに少々辛辣な発言をしてきました、匿名でない現実社会では誰も口に
しないような言い方です。それはあなたの発言には医師に対する偏見が満ちてい
るからです。名前のついた社会ではあえて口にされない言葉や本音を用いて偏見
を取り除こうと試みていたのです。
私との議論を通じて、そして御自身の体験をこの場所に書き、文章としてあらわ
す事を通じて、決して少なからぬ医療従事者が真剣に患者さんのために働いて
いることや最悪の薮医者の方が良い医師よりも少ないという事もすでに気がつか
れているのではないでしょうか?
112 :
96:2001/06/10(日) 04:29
ただ、医者が一方的に正しいという考えを持っている訳ではありません。入院期間
短縮への異常ともいうべき圧力や、より低廉で定食的な医療(クリティカルパスと
いう言葉を御存知ですか?)への指向などの流れのなかで、本当に患者さんのため
になる医療という視点が失われつつあるのも事実です。
医療を数で「こなす」ようになってしまうと、C医師のような例が増えてくるのは
実は体験済みです。体力や精神力の限界に来ているような医師に休養を与えたり、
一時的に現場から外れて態勢を整えさせてあげるような取り組み、カウンセリング
やディスカッションを通じた精神的なフォローや気づきの機会を与えるなどができ
れば良いのですが、現実には物理的結果(診療患者数の多さ、平均在院日数の少な
さなど)が良ければその内容は問わないという商社の営業マンのようなノルマ主義
に毒されつつあります。C医師もその文脈で見ていくとその手の圧力の結果、病ん
だ心を抱えつつ、悪循環にとらわれている....という見方もできます。(別にその
行為が擁護されるわけではないですが)病院自体の経営のあり方や、医師や看護婦
などの管理方法、さらにはそういった歪んだ経営を許す医療行政のコスト圧縮圧力
等、さまざまな問題を現在の医療ははらんでいます。
「訴えてやる」と個に執着するのではなく、この状況をどうしたら良いのか?
その事へ眼をむけて欲しいと思います。
心を傷つけられた家族をこれからも生まないためにも...。
113 :
卵の名無しさん:2001/06/10(日) 07:03
>>108 リンク先の発言、見せていただきました。
これは、マスコミの報道に対する「医師の立場から」の意見、ですね。
おおむね同意なのですが、この意見を書いた方が故意になのか、
気付いていないのか、ひとつ重大な見落としがあることを指摘して
おきたいと思います。
患者側の、悪い結果に対する納得できない心理構造を説明しておられるのですが、
これは、患者側にのみ起きるものではない、という事をこの筆者は記述しておられない。
つまり、患者側の「悪い結果」は、医療側にとっても、「納得しづらい、悪い結果」
なのです。利害関係は、まったく逆ですが。
つまり、患者側が「医療になんらかの原因があるのでは」と因縁をつけるヤクザのような
心理になることは、人間である以上、医師にも起こっているはずです。
具体的にいうと、「悪い結果を招いたのは、不幸な出来事にすぎなかった」と権力をかさに
来てしらを切る悪代官のような心理、とでも例えておきましょうか。
医師とて、人間ですから、自分の将来に影響をおよぼすような悪い結果は認めたくないもの
であることに間違いはありません。つまり、患者側に起きる、
(以下
>>108のリンク先の発言より引用)
>原因が判らない時は、関係あろうと無かろうと、手近な事象を原因として、当てはめてしまいます、
>その事象にとっては濡れ衣なのですが。
(引用終わり)
は、医師側にも、十分に起こりえることなのです。
問題は、「事象が濡れ衣であるかどうか」にかかっていると思います。
ですので、私としては、このような感情的なしこりが少しでも早くほぐれ、お互いの心の
平安のための「納得」が双方に訪れるよう、「公正な第三者」が間を仲介できるような
システムを切に要望している訳です。
>>109発言には、また後ほどあらためてコメントさせていただきたいと思います。
お疲れのところ、コメントいただいてありがとうございました。
どうぞ、あまりご無理はなさいませんように。お互い、仕事のある身です。
急いでいただかなくても、お手すきの時でかまいませんから。
私、きつい事を書いてはいますが、縁もゆかりもない私の事情に真剣に耳を傾けてくださる
あなたの態度に、ずいぶん癒されている、という事、申し上げておきます>109のお医者さん
114 :
卵の名無しさん:2001/06/10(日) 08:38
>具体的にいうと、「悪い結果を招いたのは、不幸な出来事にすぎなかった」と権力をかさに
>来てしらを切る悪代官のような心理、とでも例えておきましょうか。
通常、医者はそういう場合は能動的にそういう理屈を組み立てるか
単に無能で自分が患者を殺していることに気が付かないかなので
患者さんor遺族の非合理的な心理とは違います。
>>109-112
あの、あの、こういう言い方をすると何なんですが、
かなりお疲れではないですか?
私、医師や医療すべてをおとしめるような発言って、いつしましたか…。
私の主張はですね、
>>66 >医師の名誉のために言っておくが、私自身、そうそうひどい医師にあたったことは
>滅多にないぞ。むしろ、尊敬すべき医師の方が圧倒的に多かった。
>が、おいおい、と言いたくなるような医師も存在はした。
>前のレスでも書いたが、敵は患者でも医者でもなく病気なのだから、
>良い医療が受けられるよう、施せるよう、お互いに努力することは大切ではなかろうか。
>少なくとも、私はこういう努力を続けていきたい。
>これは医療関係者にとって無礼なことでもなんでもなかろう。
>>70 >なにも、医療側の体制をすべて否定しているのではなく、
>あくまでレアケースについて論じているのだという頭は、ちゃんとあるつもりなのだがな。
>煽りではなく、私の発言の中で、賠償責任に偏った部分があれば、教えてほしい。
>偏っているというよりも、責任が発生した場合の対処システムについてを話しているつもりなの
>だが…。それを話題にするな、という意味ではないだろう?
>>113 >ですので、私としては、このような感情的なしこりが少しでも早くほぐれ、お互いの心の
>平安のための「納得」が双方に訪れるよう、「公正な第三者」が間を仲介できるような
>システムを切に要望している訳です。
あのね、私が、ここで病院や医師を実名で非難したり、病院で騒ぎ立てたり、C医師に罵倒を
浴びせなかったのは、何故だかおわかりですか?
私の実例にしても、最初からここで話すつもりなど、毛頭なかった。
あくまで、話の流れの中で、ではお話しましょう、という事になったはずです。
(誰かに聞いてもらえて、専門家のコメントもいただけて、結果としては良かったと思っていますが)
自分を貶めたくない、という気持ちと同時に、できるだけ不用意な迷惑は周りにかけたくなかったし、
C医師を魔女裁判のような形で弾劾することも、潔しとはしなかったからです。
傷つけられた身体や心を癒してくれたのも、また医療であること。
それは、私が一番よくわかっています。
その恩義を忘れた人間のような書き方やとらえ方は、どうぞしないでいただきたい。
訴訟にしても、それに替わるADRのような手段があれば、
「双方にとって」いい結果になるのでは、という意見を書いてきたつもりです。
あなたのおっしゃるような医療現場の矛盾、アンビバレンツなど、十分とは言えないまでも、
よく理解しているつもりです。私とて、無茶な要求をするつもりはない。
「価格に見合った適切な医療を」、私が要求しているのは、これだけです。
そして、もし、不幸な事態に陥った場合、真実を認識できる処理システムがあれば、
双方にとって幸せなことではないか、と意見を出していたわけですね。
「敵は病気である」という認識の上で、医療現場にいらっしゃる方と対話し、
患者としての経験や気持ちをわかっていただいて、これからの医療に少しでも役立てて
いただけたら…なんて事も考えていました。
多分、私の望んでいることと、あなたの望んでいることは一緒だと思います。
立場の違いが、誤解や認識の差をもたらしているだけではないでしょうか?
>>109-112
こういう書き方をすると、卑怯かもしれませんが、ひとつだけ、聞いておきたい
質問があります。
あなたが、医者ではなく、一患者として私の立場に立たれたら、あなたはどのように
行動されますか?
私はどのように行動すべきだったか、という書き方でもいいです。
急ぎませんし、ほんとうにお手すきの時で結構ですから、お聞かせ願えれば
ありがたいです。
しつこいようですが…。C医師の記述も、できるだけ事実だけを述べているつもりです。
「こいつ最低! ドキュソ医師! 医師免許剥奪しちゃれ! 逝ってよし!
つーか、逝けやゴルァ!」
…などという感想、どこかに書きましたか? 書いてないでしょ?
対応がまずかった、おいおいな言動、あきれた、(C医師が)逆上した、などなどは書きましたが、
ほんとうの事だからしようがない。
ろくでもない人間、とは書きましたが…、これくらいは許してください。
>>114 >通常、医者はそういう場合は能動的にそういう理屈を組み立てるか
>単に無能で自分が患者を殺していることに気が付かないかなので
>患者さんor遺族の非合理的な心理とは違います。
そうですね。ですので、その差を
理不尽な因縁をつけてくる=ヤクザ=患者
何もかもわかっていて、「うぬも悪よのう」と含み笑いする=悪代官=医者
という風に表現したつもりなのですが。
「悪代官」というあまり良くない表現は、元発言の筆者の「ヤクザ」という
表現に呼応してのものです。他意はありません。
119 :
卵の名無しさん:2001/06/10(日) 14:00
120 :
卵の名無しさん:2001/06/10(日) 14:32
ダイアップ挿肛しますね、むにゅ。
誤解があってはいけないので、これもお伝えしておこうと思います。
辛い体験はしましたが、まだ私たちは幸運な方だった、と思っています。
子供も元気になりましたし、当時も、相談できる友人に恵まれました。
C医師と一人の助産婦以外の人たちは、おおむね好意的に接してくれました。
(小児科のカルテ閲覧も、向こうが用意してきてくれました。「ちょっといいですか」
「はい、どうぞ」程度の気軽さだったと記憶しています)
強調しておきますが、他の人たちは全然恨んでいませんよ。
ほんとうに、感謝しています。
C医師にしても、許せないだけで、強烈な憎悪、というものは今はあまりありません。
風の噂で、あまり病院でも良い処遇を受けていないことも知りました。
私が鉄槌を下さなくても、人は、己のやったことの報いをいつかは受けるものだ、
と、私は信じています。
どちらかというと、私は、あまり人と争うことを好みません。
できれば、お医者さんには、
「お世話になりました。ありがとうございました」と、頭を下げたい。
ほんとうに、その方がずっといい。
でも、私たちは親です。子供を守らなくてはいけない。
同時に、私たちのささやかな生活を守っていかなくてはならないのです。
莫大な賠償金、と言われますが、私がネットで見た事例の賠償金は、
子供に重度の脳性まひが残った事例に対して、4000万円程度だったと思います。
このような障害を持って、子供が70歳まで生きたとしましょう。
一年間あたりの費用にすると、微々たるものではありませんか?
私は、医療に不信を抱いているのではなく、
より、慎重に接していかねば、と考えています。
盲目的な信頼は、もはや、持てない。これは、しようがないと思われませんか。
でも、理由のない不信感は、抱かないようにしているつもりです。
先入観を持たず、目の前の事実で、自己責任で、相手を信頼するか、
信頼できないか、決めようというだけです。
この姿勢は間違っているでしょうか。
そして、私たちのような幸運に恵まれず、苦しみ続けている人達も、ほんとうに
いるのです。
>>90や
>>95で紹介してくださったリンク先の親御さんたち。
(すみません、当時のことを思い出してしまい、全部丁寧には読めていません)
割り箸が突き刺さったまま、手当ても受けられずに死んでしまった子供と
その親御さん。他にも、たくさんいらっしゃるのでしょう。
医療訴訟の三割は、周産期医療なのだそうです。
人生で一番幸せな時間のかわりに、かつてない辛酸をなめさせられる、
その「気持ち」を、少しでもわかっていただけませんでしょうか。
真実はどうだったのか。
それを知りたい親の気持ちは、間違っているのでしょうか。
122 :
115-118:2001/06/10(日) 14:41
>>119-120
いや〜ん、堪忍して〜。
ひきつけは起こしてませーん(藁。
123 :
115-118:2001/06/10(日) 14:51
セレネースで検索かけたら、こんなの見つけちゃった。
薬局さんも、困ったものですね。
精神安定剤で男児5人入院
--------------------------------------------------------------------------------
代議
精神安定剤で男児5人入院−−−かゆみ止めと間違いミス
内容
川崎市の調剤薬局が10人の子供に近隣の皮膚科医が出した処方箋に基づき、
抗アレルギー治療剤「セルテクト・ドライシロップ」を出すべきところ、精神安定剤「セレネース」を処方。
異常の訴えにより行われた市の立ち入り検査で「セルテクトDS」を小分けしておく筈の瓶と同じ大きさの瓶に
「セレネース」を入れ、調剤の際に混合していたと判明した。
服用した10人中8人に手足の震えやしゃべれなくなる症状が出て5人が入院し、
現在も2人が治療を続けている。
関連事項
・処方された1日あたり0.5g−2.0gでの精神安定剤の量は大人が1日に飲む量より多い。
・小分けによる充填ミスは過誤要因の中でも頻度が高く、複数の患者に影響を及ぼす原因となってしまう。
・日本薬剤師会では再度調剤業務全般を見直し、調剤過誤防止に万全を期するよう通達を出すとの事。
〜2000年11月14日・・・ 朝日新聞夕刊 および 日薬ニュース より抜粋 〜
124 :
合掌:2001/06/10(日) 14:57
合掌
125 :
96:2001/06/10(日) 15:00
96ですけど...
>>62 の発言の辺りかな〜と思う。あと
>>18、
>>22 の
権力者うんぬんや訴訟しか手段がない、という辺りか。基本的に同じ
スタンスに立つのだが視点の違いでどうしてこうなるのかちょっと悲し
かったりする。
>>11なんて医者の立場から見ても良いこと言ってるんだ
けどね。(医学部卒は潰しがきかないから、ホントに首にするのなら
何らかの緩衝措置がないと可哀想だけれど、これは別の話。)
ともかく基本的に立場は違っても同じ事はめざしているようなのは了解。
単なる先入観だけで直感的批判を展開している他の厨房やマスゴミとは
一線を画する人である、というのもわかる。
しかし、こういった問題を真摯に受け止めて、様々な取り組みを実際に
やっているんだということは理解して欲しい。そしてそれはミスを糊塗
するのではなく、ミスの再発を防止する方向に向いていることも。
126 :
96:2001/06/10(日) 15:01
>>116についてはまあ、難しい問題だけれども、私は文句を言わないと
思う。(多少の皮肉は多分言うとは思うが)同業者として様々な困難の
中で苦しんでいることが見てとれるから...。主治医の責任にすべてを
帰することはできない。どこかで読んだが、健診医が毎年受けていた
健診で末期ガンを発見されたが、彼は何も言わずに死んでいった...。
解剖学者が自分の死後は遺体を標本として捧げるように、医師とはそ
ういうものだ。実際に訴える事はそれこそかなり稀なことだろう。
少々本筋から外れるけれども、こういう考え方も実は存在するのだが...
ちょっと意見を聞いてみたいのですが...。
基本的に医者は自分の知識と技量の限りを尽くして誠意ある医療を行な
おうとするけれど、中には控えめな技量や知識の奴もいる。 いわゆる
薮医者だけれど、心根のよい薮医者もいて、心やさしい薮医者は患者さ
んになんらかの障害が生じた時でも、家族の方々や患者さんを包み込む
ように慰め、家族の方々はそれに感謝します。でも、客観的事実として
彼は知識の不足や技量の未熟で後遺障害あるミスをしてしまった...しか
し、全く彼は気がついていない。
客観的名医と人間的薮医者とどちらを選ぶ?
127 :
96:2001/06/10(日) 15:10
なんか、書いているうちに駄レスがつきはじめた。
少々目立つようになったので、ここらで打ち止め?
10年後は今よりもより良い医療のありますように...。
そして多くの人のなかにある冷たい疑いが払拭されますように。
ただただ今は祈るばかり。
129 :
卵の名無しさん:2001/06/10(日) 15:41
>客観的名医と人間的薮医者とどちらを選ぶ?
これはかなり大きな問題点だと思います。医者に聞けば8割以上の医者が
客観的名医を撰ぶと思う、一般人に聞いても意見は分かれるのだが
実際に圧倒的に評判がいいのは人間的藪医者である。
患者も医者も結局医者が客商売である事を認めたがらないが
患者が喜ぶのは口のうまく、演技のうまい医者である
医者として、またおちゃらけた人間である私個人は看護婦と
馬鹿話しながら処置される方が、やけに真面目腐って処置されるより
安心なんだけどねぇ
>ともかく基本的に立場は違っても同じ事はめざしているようなのは了解。
はい、やっと結論に至りましたね。
長丁場、お疲れ様でした。でも、いい勉強になった。
実際、今の生活は比較的平穏なので、ある程度整理はついていたんだけどね。
でも、このスレタイトルに興味を持って、つい発言(笑)。まさか、こんな展開になるとは。
(スレ立てたのは、私ではないので。念のため)
お医者さんは激務だということはわかっているので、無理させたんじゃないかと、
心配しつつの応酬でした(笑)。
(お医者さんも、「とんでもねー奴に関わってしまった…」と後悔してるんじゃないか、と(笑))
あと、少し患者として解ってもらいたいことがあるんで、以下の発言は、読み流してください。
偏見…やっぱあるのかなあ。でも、権力云々は、C医師の「医師の診断の前には患者の希望
なんぞ、聞いちゃおれんのだ」発言の後遺症だと思ってください。
実際、質問したら、疑ってるのか? のような受け取り方をする医師は多いし。
C医師がなんだかヤバそうだ、と解った後も、今更でかい腹かかえて逃げられない状況だった
妻の気持ちを考えると、かわいそうでね。
まあ、お医者さんの方も、患者への偏見、かなりあると思いますよ。
そのあたり、もう少し歩み寄ってもらえないものか。
私が、少し患者よりの意見を言っただけで、「サヨマスコミに毒されている」とぼこぼこ
叩かれたのは、偏見じゃないですかねえ…。
実体験に基づくものだ、という事を、尋ねもしないで、問答無用は、まずいんじゃないかな。
2ちゃんだから、というんだったら、それはそれで構わないんです。
でも、日常的にそういうスタンスに慣れてしまうと、実生活にもその影響が出てしまうんでは
ないか。私は、それがちょっと怖かった。
世の中には情報が氾濫している。何が正しくて、何が間違っているか。
「マスゴミ」と、一括して蔑称を与えてしまうと、真実も虚偽と見まごうてしまわないか。
そういうメンタルセットになってしまわないか。
2ちゃんで遊んで暴言吐いて、ストレス解消して明日への活力にしてもらう分には
構わないけれど、それを日常にまで持ち込まないでほしい、と思った。
もちろん、そのあたりは気をつけているのだろうけど、無意識の部分で、ね。
私、2ちゃんで時々遊んでますが、ここは自分の人間性が試される試金石のような
ものだという意識で臨んでいます。理不尽な叩きや、人間性を貶めるような発言は、
しない事にしています。
>
>>116についてはまあ、難しい問題だけれども、私は文句を言わないと
>思う。
同業者、じゃなくて、医学的知識のない一患者になったと仮定として尋ねたかったのだが…。
でも、真面目な人なんだなー、と思った。戦時中、闇米を拒否して餓死した判事さんを
思い出してしまったな。
スクエアなのはわかったけど、もう少しタヌキになった方が、世の中渡っていきやすい
のにな…などということも考えてしまった。
「思いやりの人間関係技術」という本があるんだけど、この本では、思いやり、というのは
人間性の善良さを言うのではなく、 単なる技術だ、と喝破していてね。
俺って性格悪いんじゃないか、と悩んでいた自分にとっては、まさに目ウロコだった。
要するに、「ちょっとした物の言い方」「交渉の仕方」を、思いやりのあるものにするのは、
テクニックと経験なんだよね。
言質をとられないような、それでいて思いやりあふれた交渉戦術、マスターできますよ、この本。
昔読んだ本で、手元にないので、題名も正確ではないかもしれないけど。
ちなみに、翻訳本です。
>客観的名医と人間的薮医者とどちらを選ぶ?
うーん、やっぱり、お医者さんって、「患者は愛想や優しさを求めている」と思ってるのかな。
そんなことないですよ。優しいヤブ医者と、厳しい名医がいたら、私は迷わず、
厳しい名医を選びます。
名医の条件、というのも、定義するのは難しいよね。
私のイメージする名医は、まず、患者に先入観を持たないこと。
客観的に状況を把握し、過去の症例に照らし、個人の特性を理解して、
最善の医療を施してくれるお医者さん。
「じっくり話を聞いてくれるお医者さん」じゃなくて、
「患者の訴えたい事を、うまくポイントを突いて聞き取るお医者さん」が名医だと思う。
質問した時も、質問の意味をまず正確に掴んでほしい。
で、無駄口は叩かず、適切な説明をする。FAQなんかだと、書面を準備してくれてると、
ありがたい。
患者が不安を口にした時、感情的になったりせず、不安を解消する説明を上手くしてくれると、
なおいい。(優しくする、ってことじゃないですよ)
悪い状態を隠すのではなく、この悪い状態は何が原因か、いつまで続く見込みなのか、
どうなるとさらに悪くなって、どうなると快方に向かっているのか的確に説明してもらえると、
ずいぶん不安は薄らぐはず。
悪い可能性、というのも、誇大にならない程度に示唆してくれるとありがたい。
(心の準備ができるので)
口下手でも、いいんじゃないかと思う。患者を傷つけることさえ、言わなければ。
(だから、むしろ無口なお医者さんの方が、私は好ましい)
でも、すべての条件を満たすお医者さんなんて、そうそういない。
だから、私は、「自分の技量を正確に知っているお医者さん」ならば、いいんじゃないかと
思う。自分は、ここまではオッケー、という限界ね。
これを知らない、無理なものまで抱え込むヤブ医者は、もうどうしてもかかりたくない。
あと、自分が名医だと勘違いしているヤブ医者も嫌だね。
私の知っている「名医」は、愛想のない人が多かった。
でも、医療に取り組む真剣さは、いつも伝わってきた。
私は、表面的なことでごまかされるのではなく、その人の本当のところ、を見極めたい、
と、思う。
完璧な人なんていないから、欠点があったら、その欠点が医師として致命的なものかどうか
判断するように努力するだろうね。
痛い処置でも、しっかり意味がわかって、治療に必要であればためらわず受けるけどな。
でも、できるだけ苦痛を与えないように、という努力をしてくれるお医者さんも好ましい。
そのあたりは、「さじ加減」というものなんだと思うけど。
患者におもねる、というのではなく、リードするところはきちんとリードして、患者の不安を
解消しつつ、自分のペースに上手くのせてゆく、そんなお医者さんがいい。
なんかダラダラ理想のお医者さんを書いてしまったけど、そんなに無茶は言ってないと
思うんですけどね。
ま、適当に聞き流しておいてください。
レスくださった方、長い話を聞いてくださった方、ほんとうにありがとう。
どうぞ、皆さん、お元気で。
また、どこかでお話しましょう。
133 :
卵の名無しさん :2001/06/13(水) 09:08
司法改革審が最終意見書提出age
134 :
卵の名無しさん :2001/06/14(木) 11:41 ID:tmEljfts
司法制度改革審議会意見書より
http://www.kantei.go.jp/jp/sihouseido/report/ikensyo/iken-2.html 2. 専門的知見を要する事件への対応強化
専門的知見を要する事件の審理期間をおおむね半減することを目標とし、
民事裁判の充実・迅速化に関する方策に加え、以下の方策等を実施すべきである。
各種専門領域における非法曹の専門家が、専門委員として、
その分野の専門技術的見地から、裁判の全部又は一部に関与し、
裁判官をサポートする新たな訴訟手続への参加制度(専門委員制度)については、
裁判所の中立・公平性を確保することなどに十分配慮しつつ、
それぞれの専門性の種類に応じて個別に導入の在り方を検討すべきである。
鑑定制度を改善すべきである。
法曹の専門性を強化すべきである。
135 :
卵の名無しさん:2001/06/14(木) 11:48 ID:JBZzZ9k2
科学技術の革新、社会・経済関係の高度化・国際化に伴って、
民事紛争のうちでも、その解決のために専門的知見を要する事件
(知的財産権関係事件、医事関係事件、建築関係事件、金融関係事件等)が、
増加の一途をたどっている。
これらの紛争に関わる民事訴訟においては、専門家の適切な協力を得られなければ、
適正な判断を下すことができないばかりか、
往々にして手続の遅滞を生じる。
医事関係訴訟事件(民事通常第一審)について見ると、
平均審理期間は34.6か月(平成11年。概数)であり、
他の事件に比して極端に長くなっているのが実情である。
様々な形態による専門家の紛争解決手続への関与を確保し、
充実した審理と迅速な手続をもって、これらの事件に対処し、
国民が実効的な司法救済を得られるようにすることは、
現代の民事司法の重要かつ喫緊の課題である。
そこで、専門的知見を要する事件についても、審理期間
(医事関係訴訟事件については、平成11年で34.6か月)
をおおむね半減することを目標として、民事裁判の充実・迅速化に関して述べた、
計画審理の推進、証拠収集手続の拡充等に加え、以下の諸方策を実施すべきである。
これらの諸方策を円滑に実施に移すことに加え、医事・建築関係紛争の予防、
事件の適正・迅速な解決を実現していくためには、
関係機関(関係省庁、裁判所を含む。)の協力・連携が不可欠であり、
今後、これを一層強化することが望まれる。
紛争はおこすものでなく予防するもの age
予防はあって当然
訴訟≠紛争
訴訟=国民の実効的な司法救済
138 :
136:2001/06/14(木) 15:31 ID:???
なんにせよ早く結審するのは歓迎 age
医者も救済希望age
法曹の専門化=適正な判断=医師も救済
141 :
age:2001/06/15(金) 12:37 ID:???
なんか長文レスが続いたら短文レスが続くage
142 :
卵の名無しさん:2001/06/15(金) 19:54 ID:0HPX53qs
腱鞘炎にでもなったんじゃねぇか?
143 :
00:2001/06/15(金) 20:12 ID:???
一筆啓上、おせん泣かすな馬肥やせてか?
医者屋を纏めて批判するなと言うなら、免許更新制度が必要ですね。
人間性も含めて定期的に再試験すれば、2ch で戯言を言っている医師は落ちるね。
145 :
>144:2001/06/20(水) 08:10 ID:???
>人間性も含めて定期的に再試験
そうね、厚生労働省のいいなりになって必要な薬も出さない、
高齢者は前例安楽死みたいな医者しか受からないだろうからね。
前例→全例だね。
147 :
卵の名無しさん:2001/06/27(水) 11:19 ID:LUvMxocI
今年の9月から、医師賠償責任保険の支払い限度額が1億円から
2億円に引き上げられます。(1件当たり、年間6億まで)
かなり、ほっとします。
148 :
クーベルタン男爵さん:2001/06/27(水) 12:15 ID:9KaKo9wU
愛媛県の宇和島市立病院・外科の梶原Dr・は人殺し。
149 :
>147:2001/06/27(水) 12:25 ID:HfzSivmU
月あたりの掛け金はいかほど?(年あたりでも可)
151 :
某開業医:2001/06/27(水) 16:50 ID:???
>147
横浜市立医大や帝京の勤務医は掛け金を3倍くらいに上げたらどうだ?
でないと明らかに不公平だぞ。
国公立は保険に入ってませんよ
国公立病院は保険に入ってませんよ。勤務医は自分の身を守るため
個人で入ります。病院で事故があったからと言って個々人の保険料が
高くなる方が不公平です。
154 :
>153:2001/06/27(水) 17:17 ID:???
なるほど、だから病院と勤務医の両方を訴えるんだな。
取りっぱぐれがないように。
患者(と弁護士)もタチが悪いな。
155 :
卵の名無しさん:2001/06/27(水) 18:07 ID:o6TZkoNA
147です 掛け金は年間3万円強といった金額です。
156 :
卵の名無しさん:2001/06/27(水) 18:10 ID:o6TZkoNA
ただし、医師会会員のみが対象の保険料、国公立勤務なら
任意の単独加入なので安くはならないでしょう
157 :
卵の名無しさん :2001/06/27(水) 18:50 ID:ossTXu.M
年間3万円で、6億の保証してくれるの・・・。安いね。
地震保険なんざ、年間3万弱で、1000万円までしか保証してくれないよ。
よっぽど、請求率を低く見積もってるんだろうね。
支払条件って、厳しいのかなあ。
腐れマスコミやドキュソが騒ぐほどには
本当の医療ミスの比率は高くないって事だよ
10 名前:権威には勝てない? 投稿日:2001/06/15(金) 17:04
先日、新潟大学の大学病院にて散々な目に会いました
相手は助教授の「塩入俊樹」という人物です。
私は無気力状態を診てもらおうと、行ったのですが、どうやらその教授は私の態度が気に入らなかったらしく、私には悪意のかけらもなかったのに、私が無意識の内についた”ためいき”に対して「人が話してるのに! お前は社会不適合者だ!!」と、言いがかりを」つけてきました・・
だいたい自分は無気力状態だったから病院に行ってみたのに・・
他にも色々と「ワガママだ!」とか言われました。そして私が少し言い返したら、その医者は「あんたみたいな奴が何か事件を起こすと、私の責任になるから迷惑だ!他の医者へ行け」などという、とても精神科医のセリフとは思えない暴言を聞かされました。
それを聞いた瞬間「この医者は患者を治そう等という気は無く、自分の保身しか考えて居ない最低な人間だ」と思ってしまいました・・
そして最終的に「後がつかえてるから帰れ!」と言われました。 本当に悔しいけど、どうしようも無いですよね・・(悲)
160 :
卵の名無しさん:2001/06/27(水) 20:51 ID:Xu0ztzzA
NHKの番組で日本での医療ミスによる死亡人数は、年間2万人以上と
推定していたけど。(アメリカでの件数より計算)
一つの病院で起きるミスの数は年間130件。(三日に一度の計算)
交通事故による死亡数が年間8000件なので、それよりはるかに多い。
ただし、交通事故で死亡する確立が百万分の一らしくて、それは
宝くじで一等が当たる確立に等しいらしい。(不確実データでスマソ)
だから、医療事故で死に至る確立というのはさほど高くは無いが、
件数としては無視できないのではないか。
確立→確率(スマソ)
ま、保険屋は損になることは絶対にしない
医師会員全員が加入するんだからおいしい商売
>>162 医者やってればすぐわかること。そんなに多くない。
何を医療ミスとするかで大きく変わるだろう。アメリカも医療ミスではないか
という患者の疑惑が強く訴訟が続出するため、保険料が高騰し医療コストの上昇
を招いている....なんて患者さんには関係ないね。
165 :
160:2001/06/28(木) 08:13 ID:2iscwt4w
ちょっとお聞きしたいんですけどいいでしょうか。
NHKの番組(きょうの健康)で、三日間に渡って「医療ミスから身を守る」と
いうテーマがとりあげられていました。
そこで、
1)どんな時に起きるかを知る(入院当日と7日目にミスが起こる確率が多い)
2)セカンド・オピニオンを求める
3)おかしいと思ったらすぐに聞く
というポイントを説明していました。医療事故調査会所属の医師が解説していて、
「患者さんの疑問は、医療ミスを防ぐ最後の砦ですから、疑問に思ったことは、
気軽な調子で尋ねてみてください。よろしくお願いします」という主旨のことを
おっしゃっていました。
こういう姿勢は、ここのお医者さん方からご覧になってどうなんでしょうか。
166 :
ドキュソルビシン:2001/06/28(木) 08:18 ID:uc8s0shc
OK。ただし,「医療ミスじゃないか?医者はほっとくととんでもないことやりかねん」
とか疑心暗鬼になっておられる方の質問はちょっと鬱陶しいです。
ノンバーバルに態度が伝わってきちゃうからね。
基本的に信頼関係ができていて、忙しくないときに訊いてくれるならば
いくらでもご説明いたします。
>>160 医療ミスによる死亡が2万人?
医療事故によるものではないの?
でないと、医者数10人の内1人が1年に1回ミスで人を殺していることになってしまう。
医療ミスと医療事故の区別がついていない数字じゃないかな?
>NHKの番組で日本での医療ミスによる死亡人数は、年間2万人以上と
推定していたけど。(アメリカでの件数より計算)
>一つの病院で起きるミスの数は年間130件。(三日に一度の計算)
ミスとミスによる死亡がごっちゃになってんぞ?
普通の病院ならミスに無関係な死亡だって3日に一人もねえよ
>交通事故で死亡する確立が百万分の一らしくて、それは
>宝くじで一等が当たる確立に等しいらしい。(不確実データでスマソ)
なんか勘違いしてるようだが、
交通事故にあった人が死ぬ確率じゃなくて
道を歩いてる人が交通事故で死ぬ確率のことだろ?それは
患者が死ぬようなケースは今まで一回も無いけど医療ミスは多い。
そのほとんどが医者まで伝わってないだけだと思う。
171 :
160:2001/06/28(木) 23:15 ID:cHmeQO8Y
>>166 お答えありがとうございます。
疑心暗鬼になっていると感じられないように、というのもよくわかります。
ただ、どう受け取られるか、という点では患者にとって難しい点もありますね。
実は、妻が医療現場で起きた事が原因でPTSDを患っています。
ですので、
「疑問に思うことを質問しないと不安だ」
「でも、質問して疑っていると思われ、信頼関係を損なうのも不安だ」
とのダブルバインドに捉われて、辛がっているようです。
こんな場合は、心療内科の先生に、診断書なりを一筆書いてもらって、
それを提示することにより、はじめて受診する医師にある程度状況を
わかってもらう方がいいのでしょうか。
172 :
160:2001/06/28(木) 23:26 ID:zkw71dYI
>>167-168
医療ミスと医療事故の定義が私の中でも曖昧なのですが、
医療ミス=軽微なものも含む、医療事故=重大なものということで
よろしいでしょうか。
死亡数2万人以上というのは、私もちょっと疑わしいなと感じたのですが、
アメリカでの4万人以上という数から人口比で計算したものだそうです。
4万人という数字は、医療事故が原因で死亡したと思われる人数だそうです。
ひとつの病院で年間130件というのは、軽微なミスまで含めた数字です。
交通事故による死亡の確率は、まあ、医療事故での死亡がそんなに高い確率
じゃないよ、という意味で付け加えたのですが、そうですね、
>道を歩いてる人が交通事故で死ぬ確率のことだろ?それは
その通りです。だから、医療ミスをいたずらにこわがらずに、交通事故より
ちょっと慎重に気をつける程度でいいんじゃないか、と言いたかった訳です。
(まあ、泥酔トラックにつっこんでこられた日には、いくら気をつけてても
ダメですが)
>>172 (=
>>160)
>アメリカでの4万人以上という数から人口比で計算したものだそうです。
>4万人という数字は、医療事故が原因で死亡したと思われる人数だそうです。
アメリカは医療事故として問題化したケースの事を言っているのかな?
医療事故にかかわらず訴訟社会アメリカのデータは日本にダイレクトにあて
はめるのはちょっと問題がある。なぜなら非常に医療費の個人負担が大きい
ために、日本では入院して対応する処置も外来で行なう、あるいはコストを
優先して最低限の投薬に限るため時に診療上の制約が大きく日本よりも
セーフティーネットになるような策をとりづらい等が考えられるからだ。
また、訴訟が起こりやすく、ちょっとした行き違いでも訴訟化してしまい
公刊資料に載ってしまうなどの側面も見逃せない。
医療ミス=人為的なミス(誤り)があるもの。原理的には防げるもの
医療事故=医療ミスに加え、薬の副作用や特異体質などによる(論理的に防げないもの)トラブルを含む
だろ?普通
ミスでない物をミスと呼んでカウントするかどうかも
報道の言うところの「不正」請求問題と同様おかしな所がある
177 :
やっぱ:2001/06/29(金) 10:29 ID:???
一人前の医師になるまでには4,5人は殺さんといかんだろう。
患者がモルモットだった昔は自由にできたが、最近はうるさいこと。
若い医者はかわいそうだね。
また、教授も体を張って若い医局員を守ろうという姿勢がないね。
つーか医局講座制度自体が形骸化してるな。
>171
PTSDという診断は心療内科または精神科でつけられたんですか?
いずれにせよ僕だったらそんな診断書なしできてもらったほうがいいです。
179 :
つまり:2001/06/29(金) 15:30 ID:???
>177
患者は人柱ってことね。 煽り?
180 :
160:2001/06/30(土) 04:35 ID:undsRt9Y
>>174 >アメリカは医療事故として問題化したケースの事を言っているのかな?
多分そうだと思う。当該番組を見てもらうのが一番早いと思うが、再放送の
予定はどうやらないようだ。(NHKHPでチェックしてみた)
アメリカの実情をそのまま日本にあてはめるのがまずい、というのは私にも
わかるが、何故あえてこんな数字が使われているかというと、日本では何ら
統計がとられていないからだそうだ。番組に登場した医療事故調査会の医師が
嘆いていたが、医療ミスの科学的調査という点では、日本はこの50年、何の
対策もとられてこなかったと言っていた。(表現正確ではないかも。おおむねこんな感じ)
最近の事情はまた違うのかもしれんが。
181 :
160:2001/06/30(土) 04:41 ID:5/wC9MOE
>>177,179
煽りなのかね。
まあ、医師にとってはワンノブゼムなのだろうが、当方にとっては
オンリーワンなのでね。
身体を張って守っていただくのは大変結構なのだが、守り方の問題ね。
「人としての責任」をきちんととっていただけるのならば、将来に傷が
つかない配慮なんてのはあってもいいと思うな。
医師一人養成するには、結構な時間と費用がかかってるんで、あたら
むざむざ無駄にしなくてもいいだろう。
>>160 上でも指摘あったけど、PTSDってあなたが勝手に言ってるだけ?だったらあなたの自覚がどうであれ、あなたは医者うちではクレーマーに分類される人間です。
183 :
160:2001/06/30(土) 04:55 ID:???
>>178 >PTSDという診断は心療内科または精神科でつけられたんですか?
そうです。正確には、妻は直接診断名を告げられてないとのことですが、
カルテに医師が書いたのを見たと言っていました。(本人は産後うつを
疑って受診したので、意外だったと話していました)
心療内科での受診です。現在もドグマチールを服用していますが、もう
調子の悪い時のみ飲む、程度になっています。
>いずれにせよ僕だったらそんな診断書なしできてもらったほうがいいです。
そうですか。私も妻に常々
「相手も仕事なんだから、そんなに気にしなくても大丈夫」
みたいなアドバイスをしているんですが、まあ、病気でもありますしね、
気にかかっていた訳です。今のところは、それなりに上手くやっている
ようなので、最初から診断書を携えて、などということはしないように
します。状況が悪くなった場合に、私も間に立つなりして、相手の医師に
妻の現状を理解してもらうようにします。
お答え、どうもありがとうございました。
184 :
160:2001/06/30(土) 05:04 ID:???
>>182 上記の通りです。・・・しかし、182を医師の方が書いたとすると、
どうしてこう、先入観を持って見られるんでしょうね。
こういう反応を恐れて、診断書を最初から持っていけばいいかな、
と思っているんですがね。
185 :
160:2001/06/30(土) 05:37 ID:???
182の発言で、いささかの危惧を覚えたので書いておきます。
このスレの過去ログ読んでいただければ、妻のPTSDの発症の
原因がわかっていただけると思うんですが。
かいつまんで言えば、子供が出産時に医師の判断ミスと疑われる
原因で、肺に障害を持つようになったからです。
でね、妻が受診するに至ったのは、子供の呼吸に音が混じるという
症状が出た時、電話で相談したんですよ。最初の医師は、子供の状況
をよく知っている医師で、すぐに病院に来い、と言われたんですね。
その時は、診断がつかなかったので、明日も来るように、と言われた
んですね。当時、冬場だったので、待合室での感染を恐れて、妻は
大丈夫なようなら明日の受診は避けたい、というような事を言ったのですが、
お医者さんは、気持ちはわからなくもないが、来た方がいい、と言われた
ので、次の日受診に行ったんです。(←この判断自体は正しいと思っています)
私も会社を休んで同行しました。
別の医師が診察して、いきなり叱られました。
「子供の様子みたら、大丈夫だってわかるでしょう。そんな神経質なことだと
子供がかえって病気になっちゃうよ。母原病って知っていますか。いい大人
なんだから、それくらい判断しなさい!」
妻が「すみません」と謝ってあとは何も言えないようだったので、私が、
生まれた時のことを説明しました。医師は
「わかりますけどね。大げさすぎます」
と言いました。前の日に医師に来なさいと言われた事も説明すれば良かった
のでしょうが、まさか申し送りがされていないとは思わなかったので、
そのまま、帰途につきました。帰りの車の中で、妻がいきなり、わーっと
子供のように泣き出したので、私は驚きました。
「私のせいじゃない! 私だって子供を神経質に育てたいわけじゃない!
お医者さんのせいでこの子がこんな風になったのに、なんでこんなこと
言われないといけないの! 今日だって、来いって言われたから来たのに!」
その次の日も、妻の様子がおかしかったので、私が主治医に電話をして
事情を説明すると、連絡が不行き届きだったこと、お詫びされました。
電話の内容を妻に説明すると、一旦は落ち着いたのですが、どうも身体の
調子が悪いと言う。そこで心療内科に行ったわけです。
医師ってね、人を癒す仕事でしょう。どうして先入観に基づく不用意な
発言をして、患者を追い込んだりするんですかね。
この場所でならともかく、実際の現場では絶対に避けてほしいものです。
186 :
160:2001/06/30(土) 06:10 ID:???
>>182 しつこいけど、書いておくよ。私は、怒っている。
あんたが、煽りのつもりで書いたのなら、大成功だ。
患者の言う事を信用せずに、どうやって診断つけるのだ。
そういえば、血液型間違えて輸血して死亡した事例があったな。
患者が、血液型が違うと訴えたのに、無視して輸血を続けたらしい。
詳細は知らないが。
こういうのが現状と認識して、慎重に行動した方がよさそうだ。
(疑ってかかる、と言っているのではない。読解力のない諸君、
間違えないでいただきたい)
>160
おはようございます。どうもお話を聞いていると
「疑問に思ったことを気軽な調子で尋ねる」といった類のことではなさそうですね。
僕は,ある処置なり薬なりがこの状態の患者に適切であるかどうかといった
質問を念頭においてました。
で,どのような質問にいかれるおつもりなんでしょうか?
>どうして先入観に基づく不用意な 発言をして、患者を追い込んだりするんですかね。
えーと,誤認があるのでは?
今回の場合,患者とは子供さんで,奥さんは患者さんの家族です。
188 :
160:2001/06/30(土) 07:24 ID:???
>>187 早速のレス、恐縮です。
>ある処置なり薬なりがこの状態の患者に適切であるかどうかといった質問
いや、まさにその通りなんですよ。たとえば、ステロイドを含む塗り薬を出されたが
どうしても必要なのか、といった類のことです。(まあ、細々とした事です)
私は、気軽に聞けばいいじゃないか、と言っているんですが、どうも妻には前に書いた
ような恐怖心があるようで、「気軽に」が上手くできないようなんです。
表情こわばらせて質問したら、疑われてると相手にとられますよね。
ですので、診断書なり持参して、すいませんけど、これこれこういう事情で…、
のような説明をしておいた方が、医師の方も不快な思いをせずにすむかと思った
んですよ。ま、こういうような事、妻に言って、心療内科の主治医にもアドバイス
もらうように勧めてみようと思います。(診断書の話も含めて)
>今回の場合,患者とは子供さんで,奥さんは患者さんの家族です。
その通りですね。患者の部分を「患者の家族」と訂正いたします。
あなたのような人はここで書き込んでもらちが
あかないから訴訟を前提に弁護士と相談して下さい
>医師ってね、人を癒す仕事でしょう。どうして先入観に基づく不用意な
>発言をして、患者を追い込んだりするんですかね。
そうだね。
事情のわかった医者以外はかかっちゃいけないよ、あなたの場合。しかし
あまりにももろいクリスタルガラスのような精神状態の場合、それが傷つい
たからといってすべて医者のせいにしたら、かかれる医者は多分いなくなるよ。
俺も結構傷つきやすい。この間マ○ドナルドで金をだしたら「レジの横にある
お皿に入れて下さい!」と一方的に怒られた。俺は鞄を小わきにはさんでいたの
で手が上がらなかったんだ、マ○ドナルドの店員にはサービス精神というものが
ないのかと頭に来て夜も眠れなかった。
電気屋で携帯CDプレーヤーを買ったら一年でうんともすんとも言わなくなった。
修理に出したら見積りを出すだけで1万かかると冷たく言われた。たった3日保証
期間がすぎたのにどうしてこんなに冷たくあしらわれなければならないのか。
メーカーに電話をかけたらさんざんたらいまわしされたあげくにやっぱりダメだ
ということだった。俺はとっても傷ついた。
だから俺もよくわかる。世の中冷たくて最低な奴ばっかりだ。南の島で暮らしたいよ。
気持ちはわからないでもないですがね、
子供を取り上げた医者、電話で来いと言った医者、最後の医者、
みんな別人でしょ?
それをみんないっしょくたにして「だから医者は」とかそういう
奥さんの発言は、あなたがたしなめるのが筋というものですよ。
一緒になって興奮してちゃ駄目です。
192 :
卵の名無しさん:2001/06/30(土) 11:10 ID:r3iLVPac
> 191
別人とは言っても、同じ病院の人たちですよね。
前の方で出ていたかも知れないけど、申し送りってすごく大事だと思う。
一貫した対応をしないのなら、疑いを持つのも当然なのでは?
企業がクレームを受けたときに個々がそれぞれ勝手な対応をしたら
その企業の信用が落ちるのと一緒なのではないでしょうか?
もし、場違いなレスになってしまっているならすみません。
でも、医療関係者として逆にそうあってはいけないと思ったので
レスさせていただきました。
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? ォモュ・kclub
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サナック, ュオシヨ, ケqシv, ゥャPキモ、・/a>...
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ーキアdサPツ蠹ト
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コsシス, ツx, ウネ, ケqオ・/a>...
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ナ鬨|ケBーハ, ・ヘャ。ク・T, ケCタク, ョネケC...
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ケマョムタ], ヲrィ蟒Pテ罟・/a>, ケqクワクケスX...
ーマー・/a>
、、ー熙jウー, ・xニW, ュサエ・/a>, ャ・・/a>...
ャ・ヌ
・ヘェォセヌ, 、uオ{セヌ, ・tテ�ャ・ヌ...
ェタキ|ャ・ヌ
、Hテ�セヌ, ェタキ|セヌ, クgタルセヌ...
ェタキ|サP、螟ニ
ュモ、Hコカ, カシュケ, ゥvアミォH・・/a>...
>160
ふむ。それでしたらやはり紹介状なしで来てもらった方が僕ならいいなあ。
なんならご主人同伴でご主人が質問されてもいいかも。
だから冷静に対応すればいいんですよ
医者個人を責めても得することは無い
上のほうに直接クレームするとかね
んでもって全く無関係なここのお医者さんたちを責めなすんなって
訴えろ 訴えろ
197 :
160:2001/07/01(日) 04:56 ID:y99Mkydg
>>189 激しくガイシュツですので、過去ログを読んでください。
>>190 まあ…、シャレで言っているのはわかるのだが、これが医師の
発言だとすると、あまりにもPTSDに対しての知識がなさすぎる。
http://www.angelfire.com/in/ptsdinfo/frame.html 心配しなくても、あなたのようにすぐに傷つく人は、PTSDという
病気にならない。どちらかというと、普段は強い、自分で様々な事を
抱え込んでしまうようなタイプが患うそうだ。
妻もまさしくそうで、子供と自分が入院している時もあまり取り乱したりせずに、
食べないと母乳が出ないから、と言って、涙流しながらも食事を全部平らげて
いたのが印象に残っている。涙もろい妻ではあるが、この時みたいに
子供じみた泣き方をしたのは初めてで、明らかに異常を感じた。
あなたは南の島で暮らすがいいよ。
私たちは、この現実で生きていくために試行錯誤してるんだからね。
>>191-192
>「だから医者は」とかそういう
>奥さんの発言は、あなたがたしなめるのが筋というものですよ
こういう発言は、妻はしていませんよ。
私も妻も、「あの先生(叱責した先生)は、悪い先生じゃないけど、
不用意だよね」という事で一致しています。
妻がひどく泣いたのは、この経験がトリガーの一つになってフラッシュ
バックが起きたせいだと私は思っています。
申し送りができていなかった点については、私が、子供の主治医に問い合わせて、
お詫びをいただいてますし、以後同じような事はありません。それで満足しています。
まあ、PTSDを思い込みのように書かれたり、クレーマー呼ばわり
されたので書いてしまいましたが、この病院との関係は、上手くいって
いると、私は思っています。
>>194 そうですね。ここを読んでいても、お医者さんにもやっぱりいろいろな
人がいると分かりますので、フレキシブルに対応していきたいと思います。
状況によって、私も同行するようにします。
まあ、妻も自分の病気のことで医師に質問するのは全然平気らしいんですが、
子供が病気になった時がどうもアキレスの踵のようで…。
思った事はできるだけ私や心療内科の先生に話すように言ってあるので、
辛そうだと感じた時は、すぐサポートするようにします。
すいません、長々とひっぱってしまって。
ドキュソルビシンさん、ありがとうございました。
201 :
160:2001/07/01(日) 07:50 ID:???
すいません、198-200は、160の発言です。
それから、大事な事を書き漏らしていました。
叱責した先生は、叱責しただけではなく、子供の喉も診察して、
薬を出してくれました。呼吸に音が混じったのは、痰がからんだ
せいだろう、という事も言われました。
つい、自分達にショックだった出来事のみを書いてしまい、反省
しています。不用意な発言は不用意だったと思いますし、申し送り
の不十分さも指摘したいとは思いますが、すべての対応が悪かった
訳ではありません。そういう意味で、悪い先生ではない、と私たちは
考えています。
発言に偏りがあったこと、お詫びします。
問題は奥さんの心ではないことが良くわかりますね。
===== ついに荒らしの犯人捕まる! =====
=== 荒らしのホストは rungw013.ritsumei.ac.jp - - - - Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt) ===
1 名前: 関西学院大学生 投稿日: 2001/06/28(木) 00:38
場違いですが発言させて頂きます。失礼。
最近、同志社・立命の掲示板に関学ちゃんねるへの直リンを貼り、
自らも関学ちゃんねるを荒らすという行動に出ている方が
いらっしゃいます。
その荒らしは、同志社生を語り、或いは関学生と偽って
無差別に荒らしておりました。
そして業を煮やした私が、荒らしのIPを抜かせて頂いた結果、
以下のIPが出ました。
[06/27/101 20:09:16] - rungw013.ritsumei.ac.jp - - - - Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
関学生の交流の場を壊滅的なまでに荒らした犯人のIPです。
これは厳然たる事実です。では。
なお、このスレに関学生がレスする事はもうありません。
もし関学生と称する者のレスがあれば、それは上記のIPから発言されたものと
見なして頂いて結構です。
場違いの非礼を再度お詫び致します。どうぞ、楽しい大学生活を。
2 名前: 名無しの立命生 投稿日: 2001/06/28(木) 00:54
うちのものが失礼しました。
もうしわけありません。