丸山ワクチン     

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て、結局どんなものなんですか?
効くのですか?
今でも売ってるんですか?
私には医学的な知識等全く無いのですが
御存知の方教えて下さい。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/29(水) 16:41
3名無し:2000/11/29(水) 17:00
 丸山ワクチンとは丸山博士が開発した抗癌ワクチンで、接種
ことにより免疫を獲得するという夢のワクチンです。しかし、
開発した方々は、通常の治検を通して世にワクチンを出さず、
民間薬品的な手法でワクチンを世に出したので正規の薬剤として
は、入手できません。また、健康保険の適応ではありません。
ワクチンが開発された当時、癌に対して効果のあるワクチン
など前代未聞(現在もはかばかしい効果のあるものはない)で、
きちんとデータをとり効果があれば、ノーベル賞ものでした。
しかし、丸山博士らは、効果があると口で言うだけで、データ
をだすための正規の臨床検査にはどうしてもワクチンをださな
かったのです。薬は今でも東京の大学病院(たしか日本医大)
にいって、診断書を出し、同意書にサインすれば比較的低価格
で手に入ります。ただ、効果はありません。
 以前は癌の末期の方が使っておられるのを見ましたが、現在は
かなり少なくなっています。わたしが記憶する限りでは、末期癌
の方がワクチンで治癒したのを経験したことはありません。
 実は私の父もワクチンを使用していました。末期癌の患者や
その家族は、すがるものもなく非常に追い詰められています。
現状をそのまま受け入れられる方もたくさんおられますが、
宗教や、高額の民間薬品、民間療法に傾倒される方も多く、また
そういう追いつめられた方を狙い食い物にする団体、会社も多く
存在するのです。ですから、悪質な宗教、民間療法に傾倒する
ぐらいなら、比較的安価に手に入る丸山ワクチンを使用し、患者
や家族に心のよりどころを与えるのが良い使い方ではないで
しょうか。
 わたしは医療関係者ですのでワクチンに効果が無いことを
知りつつ、私の両親のワクチンの使用希望にはじめは反対しまし
たが、最終的に同意しました。その後母は、多少落ち着きを
取り戻し、1日七千円もするレイシの民間薬品(効果は全く
ありません)の導入の主張を納めました。結局、数年後に父は
癌で他界しました。
 わたしが思うに、丸山ワクチンは抗癌効果としての薬では無く、
末期患者や家族の心のよりどころとしての使用がベストなのでは
ないでしょうか。そう言う意味でなら、丸山ワクチンはこれ
からも存在する意義のある薬ではないでしょうか。
4>3:2000/11/29(水) 17:18
>また、健康保険の適応ではありません。
アンサー20という名前で「放射線療法の白血球減少症」いう灰色決着
されてます。効果が疑問なのは「ピシバニール」も似たようなもんですが、
こちらは最近だいぶ限局されましたとはいえ、適応がありますね。まあ日本医大、
癌専門医でなかったのが痛かったのでしょう。
5:2000/11/29(水) 18:29
>2,3,4
ありがとうございます。
支持する人、しない人といるようなことは分かりました。
結局のところ実際効いて治りつつある、あるいは
治ったためしってあるのでしょうか?
それとも、そういったものがあったとしても
3のおっしゃるように心理的な面でのよりどころになるなど
プラシーボ効果に近いようなものによる結果なのでしょうか?
64:2000/11/29(水) 18:57
>3
>丸山ワクチンとは丸山博士が開発した抗癌ワクチンで、接種
>ことにより免疫を獲得するという夢のワクチンです。
あれ本来は結核用に開発したのに、抗生物質で治るようになってしまって
結核患者はガンが少ないってことから、ガンに使ってみたら効いたかも
ってのが始まり。決して 抗ガンワクチンとして開発されたわけではありません。
またそもそも結核患者がガンにならないかというとそんなことはなく
結核で死亡する若年ではそもそもガン年齢ではないのです。
7名無しさん@お腹いっぱい。:2000/11/29(水) 19:04
うちの義父には効かなかったね。
84:2000/11/29(水) 19:12
実はうちの父はスキルスだったけど、あと2年言われて今年で23年。
ただし手術ももちろんしたので、これが効いたのかどうかはわかりません。
プラセボ効果ならあったと思います。まあどうせ死ぬんだったら
効かないものでもやってみる価値はあると思いますが。
9名無しさん@お腹いっぱい。
>6
>またそもそも結核患者がガンにならないかというとそんなことはなく
結核で死亡する若年ではそもそもガン年齢ではないのです。

そうじゃなくて、末期の癌患者で結核に感染した者の中で、腫瘤が小さくなるという現象が、昔から観察されており、このために結核菌の中に免疫賦活作用があるのではないかと長い間言われていた。

当時、阪大の総長であった山村雄一も結核菌の菌体から精製したMDPが抗癌作用があるのではないかと、丸山博士と同様な研究を行っていた。丸山ワクチンがこれまで継子扱いされた理由の一つは、当時厚生省の薬事審議会に対して強力な政治力を持っていた山村雄一が、同じアプローチで開発された薬を阻止しようと働き掛けたから。
もっとも丸山ワクチンの動物実験を用いたデータにも杜撰なものが多く、専門家が見ても問題があったことも理由の一つ。
この辺の事情は津村陽の「ピンクのセラチア」という小説に詳しく書かれている。