つぶれかけのクリニック 80巻8号(No185)suppl.

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962卵の名無しさん
【アメリカの診療チーム】   (以下「チーム医療維新! 日本のNP、PA制度を考える」より引用)

アメリカには、医師以外にも高度の技術を持ち、独立して患者を診ることのできる医療職があり、
non-physician clinician(非医師高度診療師), 又はmid-level provider(中レベル診療師) などと呼ばれている。

この範疇には助産師、PA、麻酔看護師、及びNP(ナースプラクティショナー)などが含まれ、
大抵は医師の監視下で、もしくは医師と協力しあいながら、薬を処方したり、診療をしたりする。
(NPと助産師に限っては、州によっては医師から全く独立して診療行為を行うことも可能である。)

CNS(専門看護師)は「独立して」診療行為を行うというよりは、看護のエキスパートであるので、
この非医師高度診療師に含まれたり含まれなかったりする。

RN(看護師)は、これらの診療師の下に位置し、その下にLPN(準看護師)、そしてその下にメディカルアシスタント
(Medical assistant. Certified nursing assistant、patient care associateなどとも呼ぶ)。

メディカルアシスタントは、高校を出た人が、わずか数ヶ月のコースに通えばなれる。
採血や、バイタルサイン、尿測などを担当し、看護師をサポートする。

[診療チーム例]
ここから先は、個人的な体験などをもとにした情報なので、
一般化して言えるかどうかは分からないが、参考までに記述しておく。

1)私の働いていたスラム街にある診療所では、医師やNPが10人、メディカルアシスタントが12人くらい、
それに看護師が1人だった。(普通は、もうちょっと看護師の割合が多いと思う。)

ちなみにそこでは、メディカルアシスタントは年収250万円、看護師が550万円程度、
NPが 700万円、医師が1200万円以上だった。看護師はメディカルアシスタントの統括及び訓練や、
患者トラブルの解決、サンプル薬の管理、保険会社との交渉、電話トリアージなどなどが仕事だった。

http://www.teamiryou.com/アメリカの診療チーム/