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卵の名無しさん:
取材ノートから:農と生をまた考える /山形
魚の切り身がそのまま海で泳いでいると思っている小学生が近ごろ多いらしい。そんな私も、そばが「そばの実」からできていると、最近まで知らなかった。それだけ現代人は食の過程に無関心ということか
▲ 雄の鶏をさばいたことがある。雄鶏は小屋の番長。とても大きかった。まず背後から首の右半分を包丁で切断。すると頭が半分垂れ血がだらだら落ちる。2〜3分後、雄鶏は最期のけいれんを起こす。
「ブルブル!」。それを必死に手で押さえる。ものすごい震動で雄鶏の血が眼鏡に飛び散った
▲私の大好きな鶏の空揚げの裏にこんな現実があったなんて。尊い命を食していることを改めて知った。食の過程に関心を払うべきかもしれない、と深く感じた。【鈴木健太】