泰葉さんは躁病か？

香葉子「みんなそろったわね？それじゃ泰葉の件で話し合います。わたしもこのままでは
講演依頼が減ってどうにかしないと思ってたの。美どりの件、こぶ平の件…」

こぶ平「かあちゃん、オレこぶ平じゃねーよ。正蔵だよ、正蔵」

美どり「こぶ平あんた黙ーてらっしゃい！（バシッ！）何よ私の件って！？」

こぶ平「ねえーちゃん頭痛てーよ（泣）」

泰葉「ばりぼりべりばり（角砂糖食べる）」

香葉子「あなた昔、突然記者会見して『ミステリー作家』になりますってやったでしょ、あれよ」

美どり「ちょっとまってよかあちゃん、あれは竜太の稼ぎが悪いからそれで…」

竜太「美どりさん、ちょっとそれはないでしょう」

美どり「あんた何で海老名家の会議にいるのよ？半殺しにするわよ！」

竜太「うわ〜助けて、泰葉ちゃん介抱して〜！」

泰葉日本刀を取り出して、竜太の首を切る！

竜太「うぎゃ〜〜〜〜〜ぁ〜〜〜あ〜〜〜」

泰葉「海老名家では『介錯』のことを『介抱』って言うの。ばりぼりべりばり」

こぶ平「な、な、なにやってるんだよ！泰葉、ねーちゃん、こんなとこマスコミに
みつかったらもうオレ、高座に上がれないどころか、死刑台に上がっちゃうよ！」

美どり「こぶ平、三平ゆずりの下らないネタ言ってないで、この死体、あんたの家の
例の地下室に隠しておけ！」

泰葉「俯瞰してみると、竜太は海老名家を利用していました。ばりぼりべりばり」

一平「ぼ、ぼ、ぼくに何か、話させてほしいんだな。こ、こ、こんなことバレたら
楽太郎が笑点でネタにするんだな」

美どり「一平、あんた父親は三平じゃないから、黙ってらっしゃい！」

一平「や、や、やっぱり、末広亭の落語のまくらでネタにされていたの、ホ
ホ、ホントだったんだ。か〜ちゃ〜ん！（泣）」

香葉子「一平、あなたは家に出入りしてた酒屋さんとの間の子なのよ。
どーもすみません」

泰葉「ふらいで〜い、ちゃいなたう〜ん♪ばりぼりべりばり」

一平「ど、ど、どーもすみませんって、それぼくの唯一のネタじゃないか（泣）」