ttp://josei7.com/topics.html ttp://www.excite.co.jp/News/magazine/MAG96/20080417/174/ 新われらの時代に/医師の自由が壊したもの
女性セブン [ 2008年05月01日号]
麻酔科医不足で手術ができない、「5時に帰る」と宣言する医師…
「人気は、皮膚科」「大学病院はNo!」
全国で医師は、約26万人。安定している、定年がない職業ゆえ年々その数は増えているのに、「産婦人科医がいなくて子供が産めない」
「医師がいなくて患者たらい回し」そんなニュースが後を絶たない。数は足りているとしたら、”足りなくなったもの”は、なんなのか−−
医療の現場から見えてきた”聖職者”の本音とは・・・・。
6ページ強にわたって、ある方向へ誘導しようとする記事。全文はさすがにきついので、部分引用で勘弁orz
>東京・国立がんセンター中央病院で昨年末から3月末までに6人の麻酔科医が相次いで退職。今月から一人補充したものの、かつての
10人体制から半減した。
待遇のよい民間病院への転籍が主な理由という声を、同病院の土屋了介院長も認める。
「私たちのような国立病院だと、30代で約700万〜900万円の年収。これが民間だと30代で少なくとも1000万円、通常は1200万〜1500万円と
聞いています。
国立だと残業代も一定のラインで一律支給されるため、1週間の残業が40時間を越える月でもおよそ10万円しか支払われません。苛酷さと
給料面を理由のひとつとして退職する医師がいるのも確かです」
>厚生労働省の統計によると、'06年の日本の医師数は約26万人。国家試験合格者がこれに加わる。医師に定年制はないため、総数としては毎年増えている。
ところが多くの関係者は、「日本はそもそも医師の絶対数が足りない」と口をそろえる。事実、OECD(経済協力開発機構)の調べでは、'04年の人口
1000人あたりの平均医師数で日本はメキシコや韓国に次いで加盟国30か国中ビリから4番目。またWHO(世界保健機関)の統計では、日本の人口
あたりの医師数は192国中63位とされる。
『貧乏人は医者にかかるな!医師不足が招く医療崩壊』の著者で鈴鹿医療科学大学の永田宏教授は、数字以上に事態は深刻と断言する。
「国は医師免許さえ持っていれば、90才を超えても死なない限り医師数としてカウントする。行政の数字は実態とかけ離れています (以下続けます)
>>850 >国立だと残業代も一定のラインで一律支給されるため、1週間の残業が40時間を越える月でもおよそ10万円しか支払われません
これは「医師の自由が壊したもの」ではない。労基法蹂躪腐れ病院が壊したものである。
>医師に定年制はないため、総数としては毎年増えている。
90の爺にも手術をさせる気か?これのどこが「医師の自由が壊したもの」なのか?
見出しで内容を歪曲する汚いマスゴミの手法そのまんま。
>「新制度以降に研修医だった私の給料は、約30万円。昔は月5万円程度だったところもあると聞いてます。アルバイトをせずとも食べていけるようになり、
研修医にとっては助かります」(28才・元医師)
2年間の研修を終了した研修医は、勤務したい病院と診療科を自分で選んで進むことができる。教授の一声で人事が動いた医局制度とは
大きく異なる自由を手にした。研修医の評判も上々だ。
「トップに教授がいて封建的な医局にはいるより、都会の有名病院に行きたい医学生が多いのは事実です。時代にあった制度だと思いますよ」(都内の医学部5年生)
>東京でITベンチャー企業を経営しながら、週末は北海道のある病院でバイトをする元勤務医のAさんがいう。
「外科医として3年働いてから、大学院に進みましたが、コンピュータへの興味が増して、その後ベンチャー企業を立ち上げました。いまは週末のみ
飛行機で北海道にいきバイトの当直医師をしています。24時間救急のある病院で土日勤務1回23万円です。
都会にいるとわからないけど地方の医師不足は本当に厳しい。バイト先の2名の週末当直医はともに東京在住で、飛行機が止まると
医療も止まってしまうことになります」
医局システムの崩壊は地方の医師不足だけではなく、選別による診療科の偏在をも引き起こした。勤務医を経て2年前に開業した
岩野医院の岩野正宏医師がいう。
「医局が担っていた医師の分配機能がきかなくなった。好きなところを選べるという自由が研修医に与えられて、医師が足りない病院にいくという
義務が発生しなくなった。
これにより、大学病院のようなしんどい病院・地方病院にいく研修医が大幅に減りました。皮膚科や眼科には何十人とはいっているのに、
外科・産婦人科・小児科のようなリスクのある診療科は選ばれなくなった」
>大阪府在住の産婦人科医(33才)が嘆く。
「ぼくらのころは、”患者のために時間を割け”と医局で繰り返し教えられました。でもいまの若い医師の中には平気で「5時なのでぼく帰ります」とか
「これ、勤務規定にないでしょう」と当然の権利として主張する人たちがいます」
かつて持っていた教育機能を失ったという点では、日本における学校や家庭の問題と合わせ鏡のような話だ。
>>852 当然の権利を主張してどこが悪いのかわからんな。
裏を返せば、労働者としての権利が蹂躙されまくってたということで、そんな体制が間違っていただけだ。
854 :
卵の名無しさん:2008/04/18(金) 23:56:55 ID:+tRsgakf0
日テレ系ZERO 始まりました。
855 :
newよよっ:2008/04/18(金) 23:56:58 ID:LFgmozBl0
まーね
>佐藤勝さん(仮名・33才)は都内の大学病院の心臓外科で働く。土日も含め週7日のすべて病院で仕事をしているが、雇用形態は非常勤。
届け出上は週に4日しか働いていないことになっている。
毎朝6時に起床し、7時には病棟で回診を始める。終われば8時半まで症例検討会。その後は夜の9時過ぎまで手術のための時間だ。
1日2件の手術がある日も多く、術後には状態をこまめにみてすぐに指示を出さなければならないため集中治療室を離れられない。
折を見ては、日中できなかった検査結果の確認や手術予定の検討、膨大な事務書類の作成をこなす。当直がなくても、ようやく帰宅できるのは
早くて夜11時。日付を越えることもしばしばある。
ある週末の当直日には、深夜までICUを見届けてから仮眠を始めたが、午前4時に急患が運ばれ、緊急手術を行うことに。一刻を争う事態では、
複数の作業を一手にこなさなくてはならない。
すぐに心臓外科医、麻酔科医、臨床工学技師に連絡しつつ患者家族に病状をテキパキと説明し、患者を手術室に搬送した。
7時から始まった手術が終わったのは17時間後の深夜0時過ぎ。
落ち着かない患者の容体をベッドの脇で椅子に座ったまま見守るが、さすがに時おり居眠りしてしまう。朝が来たら、また通常勤務だ・・・・。
857 :
856続き:2008/04/18(金) 23:57:44 ID:TlyshxDQ0
これだけの激務をこなしても、大学病院からの収入は月6〜8回の当直料合わせて25万円ほど。他の病院で当直のアルバイトをして
生計を成り立たせている。非常勤という雇用形態のため、ボーナスはない。大学病院や他の病院での当直あるいは深夜に及ぶ手術のため
月の半分くらい帰宅できないことも珍しくなく、早朝から深夜まで仕事が及び、緊急手術で呼び出されることもあるため、都内の家賃が高い
地域であっても病院の近くに住まざるを得ない。
(中略)
それでも世間からは”聖職”として扱われるドクターの仕事。佐藤医師が強く訴える。
「医療従事者は仙人でも聖人君子でもありません。生活の糧を得るための手段としての側面も大事ですし、経済的には他の職業と同じであるべき。
医師も普通の人なんです。どんなに仕事が大変でもこれまで医師は仕事にやりがいを感じて頑張ってきました。
しかし、ここ数年、医療をとりまく状況の変化に、がんばっていた医師たちが燃え尽きてしまったり、やりがいを失って”病院”を立ち去ってしまう
事態が起きています」
取材日も当直で救急車が4台来て忙しかったという佐藤医師。一息ついたほんの数分の間で取材に応じてくれた。
858 :
卵の名無しさん:2008/04/18(金) 23:59:49 ID:+tRsgakf0
>>856 >都内の大学病院の心臓外科で働く。土日も含め週7日のすべて病院で仕事をしているが、雇用形態は非常勤。
>届け出上は週に4日しか働いていないことになっている。
何?この便所キャノン偽装請負よりも悪質な雇用形態。
こんな違法な職場を避けることのどこが「医者の自由が壊した」ことになるのだ?
860 :
卵の名無しさん:2008/04/19(土) 00:04:47 ID:8kmcGlI9O
大学なんて辞めればいいよ!
>関西地方の大学で病理学の研究をする清水雅之さん(仮名・40才)は民間の総合病院で内科医として勤務していたが、4年前に大学に戻った。
「医学部卒業から医師を12年続けました。病院は朝8時半から午後2時過ぎ、夜は5時から9時過ぎまで患者一人当たり5分程度でひっきりなしに
診察が続く。終わるころは疲労困憊です。
週に一度の当直後はそのまま外来診察。自分の時間が全くなく、大事な医学の研究もできない。次から次へと患者さんが送り込まれて、
自分がベルトコンベアにいる気がしていました」(清水さん)
患者がストレスのもととなることも。検診時は異常のなかった女性がのちに乳がんになると『誤診ではないか!』と夫という男が現れ、
病院だけではなく清水さんの自宅まで訪れた。
「そんなことも重なってノイローゼ状態になった。家族も怖がったので、思い切って臨床医をやめることにしました。医師という職業に
夢を持っていましたが、現場では自分のすべてを犠牲にしないとやっていけない。Dr.コトーのようにはいかないんです」(清水さん)
1600万円あった年収は半分になったが、家族と過ごす時間が増えた。充実した毎日を送っていると清水さんは微笑む。医師をやめたことを後悔していない。
>前出・永田教授は、重なる疲労や自己犠牲から逃れるため常勤をやめ、”フリーター”となる医師が増加しているという。
「私の知り合いの30代半ばの勤務小児科医は、あまりの激務に燃え尽きてしまった。最近ようやく立ち直って、地方の病院で週末の
当直バイトを開始。土日の勤務で1回40万円、月2回で年収960万円になります。同い年で都立病院にフルタイム勤務すると、当直、休日勤務に
追われてようやく同じくらいの収入に達する。『やってられない』となりますよね。
いまは医師不足のため、ネットで各病院の求人情報がすぐに見つかりますから”やめ得”になる」
>国はどう対処するか。厚生労働省に施策を聞こうとしたが、医政局総務課−総務課長補佐−医政局指導課−医師確保等地域医療対策室−
医政局医事課−健康局総務課と6か所をたらい回しにされた揚げ句、振り出しの医政局総務課に戻されてしまった。
>医師と患者の間の信頼関係、医師と医師の信頼関係、病院と医師との間の信頼関係、そして、医療そのものへの信頼−「医師の自由」が壊したものは大きい。