公立病院の崩壊part4

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666卵の名無しさん
医学生の半数は卒業後に他地域へ 三重など16県40%以下

 医学部卒業生のうち出身大学がある都道府県に残って研修医となったのは49・1%と2人に1人は
他地域へ流出している実態が、文部科学省の2008年度の定着状況調査で分かった。今回の調査に
合わせて調べた03年度は57・8%で8・7ポイント低下していた。
 こうしたデータを同省が分析したのは初めて。33都道府県で定着率が03年度より低下したが、特に
北陸や山陰、九州などの12県は20−35%と地元確保が難しくなっている状況が判明、地方の医師不足
や地域偏在を示した。
 背景には豊富な臨床例が経験でき、条件の良い都市部などに地方の人材が集まっていることがあると
みられる。
 調査は昨年9月に実施。過去のデータがない東京や大阪の計3校と出身地に戻ることが条件の入学枠が
ある自治医大を除く、国公私立医科系75校について、卒業直後の動向を調べた。
 都道府県別で08年度の定着率が最も低かったのは島根と宮崎の20−25%。青森、富山、福井、鳥取、
大分、宮城、高知、長崎などの低さも目立った。
 高かったのは65−70%の北海道と大阪で、神奈川、愛知、奈良、熊本などが続いた。
 03年度との比較で低下幅が大きかったのは千葉、鳥取、島根、山口で25ポイント減だった。上昇したのは
秋田、栃木、長野、沖縄など7県で、うち和歌山は15ポイント上昇した。
 地域医療を担う人材確保のため大学側も約30校で地元高校生らを対象に地域入学枠を設けているが、文科省は
「このまま低下が続けば、医師不足に悩む地方はさらに深刻な事態となってしまう」としている。

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009020702000226.html