ロック好きの医者集まれ!

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150卵の名無しさん
ドン・ヘンリーに取材を重ねたライター、マーク・エリオットに、話を聞いた。

「イーグルスのメンバーは成功して、金や名声を充分に手に入れたけど、そんなものは結果としてたいしたことがなくて、
残るのは虚しさだけだと気付いたんだよ。
欲しかった金も、たくさんありすぎると無意味なものになってしまうし、
名声とひきかえに彼らを待っていたのは、朝から晩までスタジオにこもってレコーディングするだけの日々だったんだ。
彼らが夢見ていた成功は、所詮、彼らの自由を奪ってしまっただけだったんだよ。」

エリオット自身は、「ホテル・カリフォルニア」の歌詞をこう解釈している。
「この曲がヒットした理由のひとつは、ショービジネスや音楽業界、カリフォルニアに出て来て一旗あげようとしている連中だけじゃなく、
それ以外の、普通の人達にも人は人生の中で、本当に大切なものを失ってしまう危険があると訴えているからなんだ、と思います。
例えば、結婚しても様々なローン(車、家、子供の教育・・・等々)に追われるうちに夫婦の愛情が失われてしまったりとか、
あるいは、対人関係が上手くいかなくなってしまったりという、誰の日常にでもある危険性です。
人生はもっと豊かになる、そんな夢に嵌ってしまって逆に人生を台無しにしてしまうな、
そういうメッセージではないかと、私は思っています。」


「ホテル・カリフォルニア」。
誰もがある日、その入口に立つことになるのかもしれない。
そのときあなたは、チェック・インするだろうか。