日本の産婦人科を震撼させた大野病院事件。 - 金杉文夫のリョーガン・マーケット(竜頷市場) - Yahoo!ブログ
http://blogs.yaho●.co.jp/yuushi2011/56315314.html
実は原告側の父親は取材に対し、逮捕に至るまで何度も病院側の説明を求め、
加藤医師の説明を求めたと語っています。
ところが病院側は誠実な対応を取らず、加藤医師も「口べた」という利用で
患者家族への説明責任を果たして来なかったというのです。
患者側はごくごく普通の市民です。
一方の被告側は病院という組織です。
しかも日本の産婦人科学会という大組織も支持に回っているのです。
そんな状況では説明に納得できない家族が警察に頼るのも無理ないことでしょう。
また、日本産婦人科学会やマスコミの取り上げるポイントの中に、
「萎縮医療」という言葉が頻繁に出てくるのですが、この言葉も私は気になります。
そもそも医療過誤の事件であれば、「過誤」のあるなしを法的に争えばいいことであり、
且つ病院側や医師が訴訟保険に入り、自分の信念に基づく医療行為をすればいいわけです。
それなのに、今回の裁判で有罪になったら「日本の医療が萎縮する」というような言い回しは、
患者を人質に取ったある種の脅しととれなくもありません。
医師のプライドも疑いたくなります。