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卵の名無しさん:
「経済が大きく減速する場合、財政健全化のペースを抑える」「(1.1兆円削減は)機械的に5年間均等に歳出
削減を行うことを想定したものではない」とする当時の文書を示し、2200億円削減撤回論の追及をかわそうと
した。
しかし、「骨太06等を踏まえ」との表記を残したことに納得のいかない厚生労働関係議員らは、あらためて
2200億円削減の撤回を求めて執行部に詰め寄った。
尾辻氏は骨太06について「社会保障関係の人は、恨み骨髄に徹し、親の敵のようなもの。骨太06という
文言は消さないといけない」と主張。
2200億円の削減が続く中で診療報酬のマイナス改定も継続されてきたとし「診療報酬を上げるといいなが
ら、2200億円削減を残すのは矛盾もいいところ。日本中の医師は誰1人として信用しない」と強く撤回を求
めた。
後藤茂之厚生労働部会長や田村憲久介護委員長ら、ほかの厚労関係議員も「2200億円削減は限界」と訴え
た。
尾身幸次元財務相も、骨太06について「これは諸悪の根源だ」と批判。
「5年前と状況が違う。この文書を取るか取らないか、党の姿勢を示すもので、われわれの選挙の1番の根幹
となる」と強調した。
園田博之政調会長代理は「財政論がしっかりしているかどうかが民主党との最大の違いであり、骨太06を外
すことはできない」と説明。
ただ「診療報酬は上げるべきで、そうしないと国民の健康は守れない」とも述べた。
尾辻氏は「原案には『10年度予算の方向』と書いてある。そういう(削減の)方針を書いて、これから違うこと
(診療報酬引き上げ)をやるという。こんなごまかしはない。骨太06を書いたら、社会保障関係者は誰も信用
しなくなり選挙は必ず負ける。責任を取れるのか」と詰め寄った。
保利政調会長は「骨太06の文言を消すつもりはない。責任は私が取る」と言明した。