産科医絶滅史52巻〜さあ一緒にDogetherしようぜ!〜
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卵の名無しさん:
福島民友1月17日より
陣痛促進剤被害の実情
患者の人権尊重訴える
福島 勝村さん、医学生に講演
「陣痛促進剤による被害を考える会」世話人で、医療事故撲滅のために活動している大阪府の高校教員、勝村久司さんが十五日、福島医大の臨床倫理の授業で講演し、産科医療における陣痛促進剤の被害の実情と事故防止、
情報開示と患者の人権尊重を訴えた。
勝村さんは一九九〇(平成二)年に陣痛促進剤被害で長女を、九八年に医療事故で二男を亡くし、妻も出産時に一時危篤の状態に陥った体験から、産科の医療過誤や事故をなくす活動を展開している。
「全国薬害被害者団体連絡協議会」副代表世話人、中央社会保険医療協議会委員。
勝村さんらは厚生労働省の資料などから、人件費削減や人材不足などで、本来は明け方に多いはずの分べんが、陣痛促進剤で平日の昼間に誘導された「いびつなお産」がある可能性を指摘。
さらに「陣痛促進剤は感受性(現れる効果の個人差)が二百倍以上ある薬なのに、危険性を実感していない医療者がいる。投与後の十分な経過観察など、添付文書の内容が守られていないケースもある」と警告。
詳細な内容の診療報酬明細書(レセプト)とカルテの開示で国民が医療の中身を知り、医療事故防止や適正な診療報酬が実現できると説明した。
産科医療の被害にあった人のほとんどが「医療者から薬の中身を知らされずに飲まされた」などと、当時の様子を語ることを説明した。
わが子をなくした体験も語り、「命を失うなど、取り返しのつかないことが起きるのが医療被害。何とかしてくれと患者が医師や看護師に訴えても、それを真剣に受け止めてもらえなかった」と語り、「患者の声に耳を傾ける医師になって」と期待を込めた。