二人きりで会う事をためらう純情な女をアピールする事と、ユミを気に入らなかった時の保険であるがどちらに(二人ともかなりの美人)転んでもいいように、二重の作戦で行く事になった。
気に入られない方は後々、微妙なエッセンスとなる。待ち合わせ場所は居酒屋である。
やはり、お酒の力を借りた方が男女の話は早い。Sはユミをえらく気に入った様子だ。
ここまでくればこっちのもの、ユミもSを気に入った振りをして、少しずつ態度に出して行く。
酔った勢いで会ったその日に...というのは遊んでる女と思われるのを避ける為に初日はこれ位にしておき少しジラす位が効果的だ。
後にSと工作員ユミの交際がスタートしたのは言うまでもありません。
Sが恋人Eとデートをするという情報を依頼人O氏から聞きつけ、作戦開始。
ここで工作員マキが再び登場です。Sと恋人Eがデートしているところをマキが目撃する。
慌てるS。マキに近づき
「友達だよ」
マキ、「信じられな〜い。付き合ってるってきいたけど、ユミの事どう思ってんの?サイテ〜!」
Sは肩をがっくり落とし恋人Eとその場を立ち去りました。