「久しぶりですね。ユミです。元気ですか?私はせっかくの夏休みも彼氏がいなくて何処にも行けません。寂しい毎日です。たまには連絡下さいね」
スケベ心をくすぐってみた。
すると、Sからの返信がくる。
「あれ、ユミちゃんって〇〇君の友達の?」
知ってか知らずかまんまと引っかかる。
この際、ハッキリ言ってどちらでもよく、出会い系サイトと間違われても構わないのです。
Sとの何度かのメールのやり取りで人違いという結論に落ちついたが、Sの方から
「今度、時間が合えば会おうよ」と誘いのメールがあった。
「うん、いいよ」工作員ユミは返答する。
もちろんである。
Sとの待ち合わせの日、工作員ユミは一人の友達(女工作員マキ)を連れて行く。