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卵の名無しさん:
『枯れ木に花が』 団鬼六
官能ロマンあふれる『花と蛇』などの小説で知られた作家も、76歳を迎えた。腎不全を患って、70キロあった体重は
10キロ落ちたという。かつて写真で見かけた恰幅いい姿は、全体的にほっそりしていた。「目もよく見えません。
来週は白内障の手術です」
我慢して長生きしたくないと人工透析を拒否していたが、心境が変わり1か月前に始めた。「腎臓以外どこも悪く
ないと言われ、死ぬのがもったいなくなった」。本の帯には「鬼六、今生最後の書き下ろし!?」とあるが、「とん
でもない。編集者を怒ったよ」。当然のようにたばこをふかす。
その新作は「老いと性」がテーマだ。(略)
読売新聞2007.08.26